最終更新日: 2024年07月04日
【豆知識】縮んだTシャツを伸ばす方法4選！予防策も解説
「お気に入りのTシャツが縮んでしまった」
こんなショックなことはありませんよね。
あの絶望感は二度と味わいたくはありません。
バスクTシャツのように「縮みやすい」と表記されていれば、サイズを決める段階で大きめを選ぶことができます。
ところが、いつも着ているTシャツが急に縮んでしまった場合、驚くしかありませんね。
実はこれ「縮んでしまった」のではなく「縮ませてしまった」と言ってもいいかもしれません。
縮んでしまったTシャツは、元のように戻せるのでしょうか？
本記事では、Tシャツが縮む原因と、縮ませないようにするにはどうすればいいか、縮んでしまったTシャツを伸ばす方法について紹介しています。
縮んだTシャツは伸ばせば元通りになることが多い！
一度縮んでしまったTシャツはもう諦めるしかないのでしょうか。
大体の場合が、日に当てすぎたか乾燥機でTシャツを乾燥させて縮んでいるケースが多いです。
何回も繰り返し、縮んでしまった場合には復元は難しくなりますが、「洗濯したら縮んでしまった！」という時は、ある程度までは伸ばすことはできるのでぜひ試してみましょう。
そして、アフターケアとして、シャツが縮まないような洗濯方法を今後心がけていくと長持ちしますよ。
縮んだTシャツを伸ばす方法
繊維が縮んでしまったTシャツは、水分のぬけた肌と同じ状態です。
潤いがなくパサパサしていますので、肌触りにも変化が起こっています。
これを無理やり引っ張ったり、何もせずに着用して伸ばしたりするのは、マッサージクリームも塗らずに顔をマッサージするのと同じこと。
Tシャツを伸ばすなら、水分を与え内側からふっくらさせることが重要なのです。
ここからは縮んでしまうことが多いコットンのTシャツを元通りにするさまざまな方法を伝授していきます。
Tシャツを着たまま温水を浴びる
コットン生地のTシャツにおすすめの伸ばし方は、Tシャツを着て温水を浴びる方法。
綿は濡れている時に比較的伸びやすくなるため、自分で着て自分の体に合わせて伸ばしてみましょう。
縮みすぎて着られない！という場合には、物を入れて伸ばしてもOK！
腕周りにはペットボトルなどの筒状のものを使えば綺麗に伸ばすことができますよ。
リンスを溶かしたぬるま湯につける
次は、リンスを溶かしたぬるま湯につけてみましょう。
必要なものは、Tシャツをつける容器とぬるま湯、リンス、タオル、必要に応じてアイロンの5点です。
まず、Tシャツを常温〜ぬるいお湯につけます。
この時、冷水や熱すぎるお湯に入れると伸びないので温度管理は要注意です。
Tシャツを一度取り出し、1Lの水に対して大さじ1杯程度のリンスまたはコンディショナーを溶かしていきます。
よく溶けたら、Tシャツがなるべく平らになるようにお湯に入れましょう。
10〜15分ほどつけたら、Tシャツを取り出して丁寧にすすぎましょう。
リンスが残らないくらいTシャツが綺麗にすすげたら、しっかり絞り、平な場所にタオルを敷いて、その上にTシャツを広げて置きます。
伸ばしたくないプリントがあればそこだけアイロンをかけて乾かしておくと安心です。
最後に、Tシャツに腕をいれ、好みの大きさになるまで均等に引っ張るように伸ばして、広げたまま乾かせば完成です！
この方法にぴったりのリンスはシリコン入りのものです。
シリコン入りのものを使っていない場合は、柔軟剤や酢、重曹などでも代用できるのでやってみてくださいね。
水でぬれたTシャツをアイロンで伸ばす
こちらは、水にしっかりとつけたTシャツをアイロンで伸ばしていく方法です。
十分に濡らして水が繊維全体に行き渡ったTシャツを絞って、アイロン台の上に置きます。
この時、アイロン台にタオルを敷いておくと乾きやすくなります。
そして、アイロンを中〜低温に設定し、伸ばしながらアイロン掛けをしていきます。
綺麗に伸びたら、広げた状態のまま乾かします。
乾かす時に、縮み防止で重しを置くのも効果的です。
力で物理的に伸ばす
伸びやすいコットンは、力技でも伸ばすことができます。
何度か引っ張って、全体的に伸びるようにアプローチしてみましょう。
ただ、この方法だと力加減が難しく、形が崩れてしまうことも。
「伸びてしまった」という感じを避けたい場合は、他の方法がおすすめです。
Tシャツが縮む主な原因
そもそもどうしてTシャツは縮んでしまうのか、知っておきたいですよね。
Tシャツが縮んでしまう主な原因として、素材や乾燥の仕方が挙げられます。
原因を知ってTシャツが縮んでしまうのをあらかじめ防ぎましょう！
そもそも縮みやすい素材を使っている
一口にTシャツと言ってもさまざまな素材があります。
中でも縮みやすいのが綿・麻・シルク・レーヨンなどの素材。
これらは、もともと繊維が完全にまっすぐな状態ではなく、ゆるみやねじれが存在します。
製造の段階でノリなどを使い、ゆるみが出にくい状態にしているのですが、購入後の洗濯でそのノリは取れてしまい、繊維は元の状態に戻ってしまいます。
これにより、繊維に歪みが生じて縮んでしまうのです。
ちなみに、ポリエステルなどの化学繊維でできているTシャツはもともと繊維がまっすぐなので縮みが起きにくいですよ。
短時間で乾燥している
乾燥させる時に乾燥機を使っている方も多いと思います。
しかし、縮みやすい繊維は急速な乾燥が原因で縮んでしまうんです。
水分を含んで膨張し、ゆるみやねじれが生じてしまった繊維を急激に乾かすと、ゆるみやねじれが取れないまま乾燥します。
これにより、縮んでしまう可能性が高くなるので、縮みやすい素材のものは自然乾燥がおすすめです。
また、おしゃれ着の洗濯タグをよく見ると「弱洗い」や「陰干し」のマークがついているものが多いのがわかります。
そういったマークのついたものを、太陽光で乾かすと、乾燥機を使わなくても乾燥が早くなり繊維が傷みやすく縮みやすくなるのです。
意外に知らない方が多く、気づかないうちに炎天下にTシャツを干して縮んでしまうということがあります。
自然乾燥の仕方にも注意が必要です。
Tシャツが縮むのを予防する方法
大事なTシャツは絶対に縮んで欲しくありませんよね。
縮んでしまうのを防ぐ方法はあるのでしょうか。
ひと工夫で大惨事を回避することができますよ♪
洗濯ネットに入れて洗濯する
普段使っている洗濯機、実は水圧がとても強く、繊維を傷めてしまうこともあります。
「そんなこと言っても洗濯は洗濯機でしょ」と思いますよね。
ここで一手間、洗濯ネットに入れて洗濯機にかけることで、繊維をダメージから守ることができます。
ネットに入れるって意外と面倒に感じる作業ですが、この一手間が大事なTシャツを守ってくれます。
乾燥器を使わない
家でドラム式洗濯機などを使って乾燥している方は、縮みやすい素材のものは避けた方がベスト！
ちょっと面倒ですが、縮みやすい素材のものだけ自然乾燥で乾かしましょう。
その際、特に夏場など太陽光が強い時には天日干しではなくて、陰干しがおすすめです。
繊維は意外とデリケート。
一手間かけて大切に洗濯してみてくださいね。
ドライTシャツに代表されるポリエステルは縮みにくい素材ですが「本当に大丈夫かな」「少しでも長持ちさせたい」という方はこちらの記事がおすすめ！
ポリエステル素材のTシャツの取り扱い方法を詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね♪
ポリエステル素材の衣類は洗濯で縮むのか？正しい洗濯方法を解説！
Tシャツが伸びる原因も知っておこう！
Tシャツが縮んでしまったという人と同じくらいに「伸びてしまって困った」と悩む人も多いでしょう。
「Tシャツは多少、乱暴に扱っても丈夫」こんな風に思っていませんか？
価格が高い・安いは関係なく、伸びてしまう原因としては、
- 伸びやすい素材であること
- 着脱の仕方が雑であること
- 洗濯の仕方や干し方悪い
などが挙げられます。
Tシャツは気軽に着用できることからも、扱いが雑になったり手入れの方法が間違っている人が非常に多いです。
たかがTシャツ、と思わずに、大切に扱ってくださいね。
さらに伸びてしまう原因やその対策について知りたい方はこちらの記事をチェック！
大事な服を伸縮から守り、着心地の良さを維持しましょう。
Tシャツはなぜ伸びる？Tシャツが伸びる原因とその対策について徹底解説！
また、襟がよれよれになったTシャツのケア方法についてはこちらを参考にしてみてくださいね♪
捨てる前に試す価値ありです！
襟がよれよれになったTシャツを復活させる！誰でも簡単に直せる方法を紹介！
まとめ：Tシャツを正しく扱って、縮みを予防しよう！
今回は、縮んでしまったTシャツを伸ばす方法をご紹介しました。
自宅にあるものや、気軽に購入できるもので、伸ばすことができるのでチャレンジしてみてください。
無理やり引っ張ったり伸ばしたりしてしまうと、だらしなく伸びてしまうので注意が必要です。
ただ、縮み具合によっては完璧に元には戻りません。
どうしても戻らないTシャツは、エコバックにリメイクするなどして再利用しましょう。
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