最終更新日: 2025年02月05日
エコバッグの効果を探る!環境への影響と使い方のコツを紹介
現在、エコバッグはレジ袋の代替品だけでなく、機能性やデザイン性などを考慮したアイテムとして人気があります。
もとは環境に配慮した取り組みから始まったエコバッグ活用。
しかし、販促などでもらったエコバッグが自宅にあふれている状態では「実際のところ環境に優しいの?」と疑問を抱くかもしれません。
この記事では、エコバッグの効果について再チェックし、さらに効果的な使い方を紹介します。
本当のエコ生活を実現するために必要な情報をお伝えしますので、ぜひ確認してみてください。
エコバッグとは?その特徴と効果
エコバッグは環境保護の一環として誕生した再利用可能なバッグです。
「エコロジー」(生態学)に由来する名前は、1970年代にドイツで始まったとされ、レジ袋が有料であるドイツではエコバッグが日常的な必需品となりました。
日本でもレジ袋有料化の影響で注目が高まり、簡単に折りたためるものやトートバッグ、レジかごにすっぽり入るタイプまで、さまざまな種類のエコバッグが提供されています。
以下に、エコバッグの効果について詳しく解説します。
レジ袋いらずで環境に優しい
エコバッグはレジ袋の過剰使用を抑え、地球温暖化や海洋プラスチックごみ問題への対応策として利用されています。
日本では2020年7月からのレジ袋有料化に合わせて、エコバッグの活用が増加しました。
エコバッグは現在、その実用性だけでなく、環境に配慮したスタイルをアピールする手段となっています。
日常のなかでエコバッグの普及が進み、消費者の意識が高まることで、環境への良い影響が期待されています。
コンパクトにたためて便利
エコバッグの効果は何といっても、利便性です!
その多くは簡単にたためてコンパクトに持ち運べます。
ナイロンやポリエステル製のエコバッグは軽量で、シワになりにくい特徴があります。
洗濯してもすぐに乾くため、汚れたり濡れたりしても毎日清潔に使えるでしょう。
一方、綿や麻素材のエコバッグは化繊エコバッグよりも濡れると乾きにくいのが難点……。
しかし、折りたたみが可能で丈夫、長持ちする点がメリットです。
重い物を入れたり、サブバッグとして使ったりするなど多くのユーザーに人気があります。
中身が見えなくてスマートな感じ
エコバッグは透けないため、プライバシーにも配慮しながらスマートな買い物をする際に効果的です。
肉や魚、野菜、レトルト食品など買ったものが透けてしまうレジ袋は、ちょっと恥ずかしいかもしれませんね。
買い物内容を露骨にさらす印象が「カッコ悪い」と感じることもあるでしょう。
エコバッグを利用すれば、複数の店舗を回る際もスマートに買い物を楽しめます。
以上のように、エコバッグは環境に優しく、コンパクトかつスマートな買い物や荷物運びを可能にしてくれるアイテムです。
しかし、読者の皆さんのなかには「環境に良いというけど実際のところどうなの?」「エコバッグは化繊だからレジ袋と同じじゃない?」と疑問に思う方がいるかもしれません。
こうした疑問にお答えする形で、次にエコバッグが環境に与える実際の影響について解説します。
エコバッグは本当にエコ効果があるの?
ここでは、エコバッグとレジ袋の環境負荷とエコバッグの適切な使い方について詳しく説明します。
エコバッグの環境への配慮は本当なのかを確認することで、エコバッグ活用の効果をさらに高めていけます。
データを紹介しながら解説しますので、効果的なエコ生活について一緒に考えていきましょう。
CO₂排出量比較:エコバッグVSレジ袋
環境に与える負担を評価する手法として「ライフサイクルアセスメント(LCA)」があります。
LCAとは、資源採取から原料生産、流通、消費、廃棄、リサイクルといったプロセスで発生するCO₂などの環境負荷を査定する取り組みです。
日本LCA学会は研究発表会講演要旨集(2009年3月)『環境配慮行動支援のためのレジ袋とマイバッグのLCA』において、以下のような結果を紹介しています。
- ポリエチレン製レジ袋(3g):CO₂排出量15.4g
- ポリエステル製エコバッグ(32.2g):CO₂排出量781.7g
CO₂排出量はエコバッグがレジ袋の約50倍となり、環境負荷が大きいことが明らかにされました。
この理由は、エコバッグが1枚当たり約10倍も重いことと、原料段階でのポリエステル生地の製造にかかる負荷が大きいことが要因に挙げられます。
なお、布製エコバッグやオーガニックコットンバッグの環境負荷については、情報によって数値がまちまちです。
レジ袋1回使用するよりも環境負荷を低くするには、オーガニックコットンバッグの場合、2400回以上あるいは20000回以上とする調査結果があります。
CO₂排出量など負荷については環境条件に基づいている点を含め、慎重に判断する必要があるでしょう。
いずれにしても、エコバッグを使う場合は、単純な素材のイメージだけにとらわれず、実際の環境負荷を考慮してエコバッグを選択することが重要です。
エコバッグの使い方による環境への影響
エコバッグとレジ袋の環境負荷を考慮してエコバッグを活用する際は、その選び方や活用方法を吟味しなければなりません。
エコバッグを頻繁に替えたり、使わないエコバッグをたくさん保管したりする状態は、環境負荷を大きくしている可能性があります。
前述の第4回日本LCA(ライフサイクルアセスメント)学会の調査では、以下の内容が紹介されていました。なお()内の数値は「繰り返し使用回数の上限値」です。
- エコバッグ(25)=レジ袋を使うよりCO2排出量が増加
- エコバッグ(50)=レジ袋と同等のCO2排出量
- エコバッグ(100)=レジ袋を使うよりCO2排出量が小さい
つまり、繰り返し使っても丈夫なエコバッグを使ったほうが、環境負荷が小さくなるのです。
ここから、エコバッグの効果的な活用法は「できる限り、耐久性の高いエコバッグをくり返し使う」ことだとわかりますね。
エコバッグの選び方や使い方を念頭におくことで、便利でありながら環境にも優しいエコ生活が可能になります。
エコバッグの効果を高める3つの方法
環境に優しく快適な生活を実現するためのエコバッグ。
以下に、エコバッグの効果を高めるためのポイントについてまとめてみました。
便利で環境に優しい使い方を知る
エコバッグを使う際は、環境負荷の小さい使い方を心がけましょう。
そのポイントは「耐久性の高いバッグをくり返し使う」ことです。
では、耐久性の高いバッグの素材はどのようなものでしょうか。
実際にエコバッグに使われる生地には以下のようなものがあります。
それぞれの特徴を確認しましょう。
- ポリエステル:薄くて軽く、水に濡れても乾きやすい
- コットン(再生コットンを含む):通気性や吸水性に優れ、長く使える
- 麻:通気性と吸水性が高く、張りがある
- ナイロン:摩擦に強く軽量で伸縮性があり、乾きやすい
- デニム:厚手で丈夫、長く使えてファッション性が高い
- キャンバス:厚手で丈夫、重い荷物にも対応できる
このほかに、折りたたみのしやすさやスマートさといった効果も考慮したいですね。
また、肌触りやデザイン性、オリジナルエコバッグを作る場合はプリントのしやすさなど、個人によって判断材料は変わってきます。
エコバッグを使う効果や好みなどを考慮しながら、「頻繁に使いたくなる」「長く愛用できる」エコバッグを選んでいきましょう。
自分でエコバッグを制作する
ここまでの内容を確認したうえで「自分でエコバッグを作ってみよう」と考える方もいることでしょう。
たとえば、古着や着物を再利用して制作することも考えられます。
エコバッグを自分で制作する場合、型紙を使わず直接生地に線を書き込む方法で作れます。
この方法は形が直線的なので、生地を裁断したり縫い合わせたりする際もスムーズです。
制作の手順としては、ポケットや持ち手などの部分を作り、それらを本体に縫い付けていきます。
また、袋縫いと呼ばれる縫い方(縫いしろの端を内側に入れ込む処理)で、生地を裏返して2回直線を縫うことで、より丈夫な仕上がりになります。
自分でエコバッグを制作することで、環境に優しいライフスタイルに一歩近づけるでしょう。
自分だけのオリジナルデザインでエコバッグを作ってみたい方は、こちらのコラム記事をぜひチェックしてみてください。生地の選定から刺繍、ステンシルなどのデザインについても詳しく解説しています。
また、こちらの記事では裏地付きのA4サイズバッグの作成方法がわかります!材料の準備からミシンで作る工程を詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
【超簡単】A4サイズが入る裏地付きトートバッグの作り方を徹底解解説!
オリジナルバッグ制作会社に依頼する
裁縫が苦手でなんとなく面倒、しかも時間がない人は、オリジナルバッグ制作会社に依頼してみましょう。
用途や好みに応じて、生地やデザインプリント、カラー、サイズなど自由に選べるため、完全オリジナルのエコバッグが簡単に作れます。
インターネットの公式サイトなどから、実績やポートフォリオなどを確認しましょう。
依頼のしやすさも重要なポイントです。
エコバッグの種類や選定の仕方、納期、価格など事前にチェックすることをおすすめします。
UP-Tならオリジナルエコバッグが簡単に作れる!
環境に優しいエコバッグは、活用する機会が多く、長く使えるものです。
コンパクトに持ち運べて、持っているだけで気持ちがワクワク、軽やかになるようなエコバッグが欲しいですよね!
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さまざまなタイプのエコバッグを用意しており、デザインのバリエーションが豊富で耐久性があります。
なかでも人気の「たためるマルシェ」は、しっかりした6オンスコットン生地でありながら折りたたみ可能なエコバッグ!
フルカラー転写が可能な「クルリトマルシェバッグ パステル」は、くるりと丸めてゴムバンドでとめるタイプで、手のひらサイズに収まります。
さらに、風合いが自然な再生コットンのデイリーバッグも人気!
UP-Tのエコバッグは、簡単デザインツールを使えば時間を気にせず、気軽にデザインを楽しめます!
まとめ:エコバッグ効果を高めて環境に優しいエコ生活を!
エコバッグは環境への配慮が期待される代替アイテムで、使い捨てのレジ袋を減少させる効果があります。
しかし。本当のエコ生活を実現するには、エコバッグの選び方や使い方に注意が必要です。丈夫なエコバッグをできるだけ長期間使うことを心がけたいですね。
あれもこれも頂いたり買ったりするのではなく、お気に入りの「マイバッグ」を使うことが環境に優しいアクションです。
エコバッグの効果を高めるために、長く愛用できるエコバッグを用意しましょう。
そのなかでUP-Tのエコバッグは、機能性や耐久性を保ちながら、オリジナルデザインを楽しめます!
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