最終更新日: 2026年03月14日

撥水加工とは?防水との違いやお手入れ方法を分かりやすく解説

撥水加工は、雨の日でも快適に過ごせる服やバッグなどでよく見かけますよね。
ですが、「仕組みが分からない」「防水加工と何が違うの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、撥水加工の基礎知識や防水加工との違いを分かりやすく解説していきます。
生地選びのポイントやお手入れ方法などもまとめているので、撥水加工アイテムを上手に選びたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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撥水加工の基礎知識

撥水加工に「水をはじく加工」というイメージはあっても、どのような仕組みで効果が生まれているのか、どこまで水に強いのかは分かりにくいですよね。

まずは撥水加工の基本から押さえ、メリットやデメリットも把握しておきましょう。

撥水加工の基本的な意味

撥水加工とは、生地の表面に撥水剤をコーティングして水をはじくようにする加工のことです。
雨に濡れた際に生地の表面を水滴がコロコロと転がっていく状態ですね。

ただし、生地の表面はコーティングしていても織り目や編み目まではふさがれません。
水を完全に遮断するわけではなく、あくまで「表面で水をはじく」ことを目的としているのです。

そのため、軽い雨や短時間の使用に向いており、日常生活での使いやすさを重視した機能といえるでしょう。

撥水加工のメリット

撥水加工の大きなメリットは、水だけでなく汚れも付きにくくなることです。
雨の日を快適に過ごせる上に飲み物や泥汚れなどにも強いため、衣類やバッグをきれいな状態に保ちやすくなります。

さらに、生地が比較的軽く、通気性を保ちやすいため蒸れにくいというメリットもありますよ。
実用性が高いため、スポーツシーンや子供向けの服などさまざまなシーンで活躍してくれます。

撥水加工のデメリット

メリットが多い一方、撥水加工にはデメリットもあります。
まず、生地の表面のみがコーティングされているため、長時間濡れたり強い雨の中では水が浸透してしまう場合があります。

また、撥水効果はずっと続くわけではありません
紫外線の影響や長期間の使用で撥水効果は少しずつ弱くなってしまうため、定期的なお手入れが必要になります。

 

撥水と防水は何が違う?

撥水加工のアイテムを選ぶ際に、「防水加工」という言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。
どちらも水に強いイメージがありますが、実際には役割や向いているシーンが異なります。

では、それぞれの意味の違いと使い分けの考え方を詳しく見ていきましょう。

撥水と防水の意味の違い

撥水は、生地の表面で水をはじくことを目的とした加工です。
水滴が生地の表面を転がり落ちるため、軽い雨や短時間の水濡れに向いています。

一方で、防水は水そのものを通さない加工のことを指します。
水を完全に通さないため、強い雨や長時間の使用でも安心して使えるのが特徴です。

このように、撥水は「水をはじく」、防水は「水を通さない」という点が大きな違いになります。

どちらにするべき?シーン別の使い分け方

撥水と防水の使い分けは、シーンによって判断するのがおすすめです。

普段のお出かけや通勤など、短時間の雨対策であれば撥水加工で十分に対応できます。
軽くて動きやすく、着心地を重視したい場合にも向いていますよ。

対して、アウトドアなど雨が強かったり長時間さらされたりという可能性がある場面では、防水加工のアイテムを選ぶと安心です。
撥水加工のアイテムに比べると重く感じることはありますが、水の侵入をしっかり防ぐことができますよ。

撥水と防水の違いを一目で比較

それぞれの特徴を比較しやすいように、撥水加工と防水加工の違いを表にまとめました。
ぜひ使い分けの参考にしてみてくださいね。
 

 

仕組み

水への強さ

着心地

向いているシーン

撥水加工

水を表面ではじく

軽い雨や水濡れ

軽く蒸れにくい

普段使い

短時間の外出

防水加工

水を通さない

強い雨

長時間の水濡れ

蒸れやすい場合も

アウトドア

レインコートや長靴

撥水と防水の特徴を参考に、シーンに合わせて使い分けてみましょう。

 

撥水加工の生地を選ぶポイント

撥水加工とひと口にいっても、生地の素材や用途によって使い心地は大きく変わります。
「撥水加工がされているから」とよく比較せずに選んでしまうと、「期待していたのと違った…」という結果になってしまうかもしれません。

では、素材ごとの特徴や用途別の選び方、購入前に知っておきたい注意点をおさえておきましょう。

素材ごとの撥水加工の違い

撥水加工は、どの素材に施されているかによって特徴が異なります。

たとえば、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は水になじみにくい性質を持っているため、撥水加工との相性が良い素材です。
さらに軽くて乾きやすいので、レイングッズやアウトドアグッズによく使われています。

反対に、綿などの天然素材はもともと水を吸いやすいため、撥水加工を施しても効果があまり長続きしません。
ただし、肌触りが良く普段着として取り入れやすいというメリットもありますよ。


生地は素材によって、肌触りや特徴も異なります。
以下のコラムでは素材別の特徴などを詳しくまとめているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
Tシャツの素材や生地にはどんな違いがある?選び方も解説!


用途別の選び方

撥水加工の生地は使うシーンに適したものを選ぶのがおすすめです。

通勤や普段のお出かけ用であれば、軽さや着心地を重視した撥水加工の衣類で十分対応できますよ。
多少の雨や水濡れであれば快適に過ごせるでしょう。

一方、アウトドアやスポーツ用など、雨に当たる時間が長くなりやすいシーンでは、撥水加工に加えて防水性のあるアイテムを選ぶと安心です。

購入前に知っておきたい注意点

撥水加工の生地を選ぶときは、「撥水=完全に水を防ぐ」のではないということを頭に入れておきましょう。
商品説明に記載されている撥水の種類や、どの程度の水濡れに対応しているのかを確認しておくと安心です。

また、撥水加工は使い続けるうちに効果が弱くなっていくため、お手入れ方法もチェックしておくことが大切です。
洗濯表示や再加工の可否を確認しておくことで、長く使い続けることができますよ。

 

長持ちさせるためのお手入れ方法

撥水加工は何もせずに使い続けると効果は少しずつ弱くなってしまいます。

ですが、正しい洗濯方法や定期的な撥水ケアを取り入れれば、長く使い続けることができますよ。

洗濯や乾燥のやり方

撥水加工のアイテムは、洗濯前に必ず洗濯表示のタグを確認してください。

一般的には洗濯ネットに入れてから洗濯するようにしましょう。
コーティングが取れるおそれがあるため、柔軟剤の使用は避けておくと安心です。

また、洗濯後はしっかり乾かすようにしましょう。
タグの確認は必須ですが、低温のアイロンで軽くアイロンがけをすると撥水加工が整いますよ。

市販のケア用品で効果を補う方法

「撥水効果が弱くなってきたかも…」という場合は、撥水スプレーなどのケア用品を活用するのもひとつの方法です。
ただし、製品によって使い方や対応素材が異なるため、使用前に説明書を確認しておくと安心でしょう。

スプレーを使用する際は、汚れを落としてから風通しの良い場所で均一に吹きかけましょう。
ムラなく仕上げることで、撥水効果を感じやすくなりますよ。

効果が落ちたときは?

撥水スプレーを使っても水をはじきにくい場合は、撥水加工そのものが弱くなっている可能性があります。
このような状態になったら、専門のクリーニング店に相談するか、再加工サービスを検討してみましょう。

使用頻度が高いアイテムの場合は、買い替えも選択肢のひとつとして考えておくと、快適に使い続けやすくなりますよ。

 

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以下のコラムではデザインツールの使い方を詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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まとめ:撥水加工を正しく知って上手に使おう

今回は撥水加工の基礎知識や防水加工との違い、お手入れ方法などを解説しました。
撥水加工と防水加工は別物であり、特性を理解した上でのお手入れをすることで長く活用できます。

「自分好みの撥水加工アイテムを使いたい!」と思ったら、ぜひUP-Tをチェックしてみてください。
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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。
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