最終更新日: 2026年07月15日
オリジナルTシャツのデザインは著作権に配慮しよう!肖像権についても解説

「好きなキャラクターを使って、オリジナルTシャツを作りたい」
「企業ロゴを真似してデザインした、パロディTシャツを作ったら楽しそう」
自由なデザインをプリントできるオリジナルTシャツは、こんなアイデアが浮かぶかもしれません。
しかし、アニメや漫画のイラスト、CDのジャケットといった作品には著作権があり、無断でTシャツデザインに使うと著作権を侵害するおそれがあります。
この記事では、オリジナルTシャツを業者へ注文して制作する際の著作権について詳しく解説します。
オリジナルTシャツ制作における著作権とは?

オリジナルTシャツにはプリントするデザインが必要です。
デザインの経験が豊富でない限り何も参考にせずデザインを作り上げることは難しいでしょう。
素敵なデザインのTシャツを見つけた際、そのまま真似したくなるかもしれませんが、デザインには著作権があります。
侵害せずデザインを作成するために以下の4つを知っておきましょう。
- 著作権とは
- 著作物と著作者とは
- 二次著作物とは
- 著作権侵害のデザインを業者が受注して印刷した場合
それぞれについて詳しく解説します。
著作権とは
著作権とは、簡単にいえば自身の著作物(写真 / 作品など)を無断で複製・公衆送信・譲渡などをされない権利のことです。
たとえば、自分で作成してインターネット上に公開したイラスト作品は著作権によって保護され、他者の無断転載や商品化などを制限できます。
著作物と著作者とは
著作権にまつわる言葉の定義を確認しましょう。
| 著作物 | 著作者 |
| 論文・絵画・音楽・映画・ダンス・芸術的な建築物・地図・写真・コンピュータープログラムなど 創作物の上手下手や著作者がプロか素人かは関係なく、本人の思想や感情を表現していること |
作品を思想や感情を表現して創作した人 |
著作物は著作者に無断で使用することはできません。
たとえばInstagramで、学生が作ったクラスTシャツのデザインが素敵だと思い、そのまま真似すると著作権侵害となるおそれがあります。
二次的著作物とは
著作物に対して、翻訳し編曲や変形、脚色などを加えたものを二次的著作物といいます。
二次的著作物の一例は以下のとおりです。
- 日本語の小説を海外向けに翻訳したもの
- オーケストラの曲をピアノ曲にアレンジ
- 小説を原作とした漫画化、映画化
- 元の内容がわかる範囲での要約
- ファンアートや同人誌など
著作権侵害のデザインを業者が受注して印刷した場合
オリジナルTシャツ作成会社の多くは、著作権侵害のおそれがあるデザインの印刷を断る傾向があります。
印刷会社が権利侵害のおそれがあるデザインを印刷すると、著作権者とのトラブルや法的責任が生じる可能性があるためです。
著作者から印刷業者側に何らかの請求があるおそれがある場合、注文者へ請求できる内容を契約に含んでいる場合があります。
著作権侵害の可能性がある代表的な3つのケース

著作権に配慮してオリジナルTシャツを作るために、侵害の可能性がある代表的なケースを紹介します。
作ろうと考えているTシャツに当てはまっていないか、チェックしましょう。
- もとのキャラクターを連想させるデザインを作る
- 企業やブランドなどのロゴのパロディTシャツを作る
- 歌詞や小説の一説をTシャツデザインに入れる
それぞれのケースを具体的に紹介します。
もとのキャラクターを連想させるデザインを作る
イラストの上手下手にかかわらずTシャツを自分以外の人が見たとき、もとのキャラクターの表現上の特徴が残っていると、著作権侵害となる可能性があります。
たとえば、人気キャラクターを真似て手描きし、オリジナルTシャツにプリントした場合、著作権侵害のおそれがあります。
著作権や権利者のガイドラインに配慮し、元の表現をそのまま利用しないよう注意しましょう。
企業やブランドなどのロゴのパロディTシャツを作る
企業やブランドのロゴをもとにしてクラス名などをデザインしたTシャツを注文すると、著作権や商標権などの権利を侵害する可能性があります。
パロディTシャツは、ユニークさからクラスTシャツのデザインでも人気です。
しかし、元のロゴやデザインをそのまま使用したり、特徴を取り入れて制作したりすると、著作権や商標権のトラブルになる恐れがあります。
歌詞や小説の一説をTシャツデザインに入れる
小説の一文や楽曲の歌詞を一節でもTシャツデザインに取り入れた場合、著作権侵害となる可能性があります。
国語辞典に載っているような四字熟語やことわざであれば、Tシャツデザインに使っても通常は問題ありません。
著作権侵害の可能性が低い代表的な4つのケース

著作権への配慮が難しいと感じる場合、以下の4つのケースを参考にオリジナルTシャツを作ると安心です。
- ユニフォームなど公式の店舗で購入する
- 自分でイチからデザインを作る
- 私的利用で使用する
- 著作権フリーのイラストやスタンプを使う
各方法について詳しく紹介します。
ユニフォームなど公式の店舗で購入する
公式から販売されているレプリカユニフォームに名入れなどをしてもらい、権利者から許諾を受けた正規のスポーツ専門店などで購入した場合、著作権侵害の心配はほぼありません。
販売用にデザインを使用する目的で制作元が許可を取り、制作・販売しているためです。
Instagramなどの投稿で、まるで本物のようなデザインのウェアを見ることがあるかもしれません。
もし、ユニフォームデザインやエンブレムなどを無断で使用したウェアを制作すると、著作権や商標権などの権利を侵害する可能性があります。
自分でイチからデザインを作る

一から自分でデザインしたオリジナルTシャツであれば、著作権侵害のリスクは低いでしょう。
デザイン作成の参考として、あらゆるイラストやデザイン、写真などを見ることも問題ないでしょう。
ただし、参考にする際は、既存作品を模写・複製するのではなく、自分なりの表現で新たなデザインを制作することが大切です。
私的利用で使用する
他者の著作物であっても、完全に私的利用しかしない場合は、「私的使用のための複製」として認められる場合があります。
ただし、業者の利用規約によっては制作を断られる可能性があります。
その場合は、権利者のガイドラインを確認したうえで、私的利用の範囲内でアイロンプリントなどを用いて自作することも選択肢のひとつです。
著作権フリーのイラストやスタンプを使う

著作権フリーのイラスト・スタンプ・写真などを使ってオリジナルTシャツをデザインした場合、著作権侵害の可能性は低いです。
無料で著作権フリーの素材を配布しているサイトもあり、クラスTシャツなどのデザインに活用できます。
ただし、著作権フリーの素材を提供するサイトや書籍などは使用にあたっての規約を設けており、その範囲内で使用可能です。
商用利用の場合は、許可申請や使用料が必要になる場合があります。
オリジナルTシャツの使用目的によっては、自分で判断しきれないケースもあるでしょう。
その場合は、素材提供サイトの問い合わせ窓口から問い合わせることをおすすめします。
Tシャツをデザインするコツについては、こちらのコラムで紹介しています。
Tシャツデザインのコツを教えます!デザイン例や方法をチェック
人物の写真をデザインに使う場合は肖像権に配慮が必要

オリジナルTシャツ作成で、著作権とあわせて知っておきたいのが「肖像権」です。
- 肖像権とは
- 肖像権侵害のおそれがあるケース
- 肖像権侵害の可能性が低いケース
それぞれについて、詳しく解説します。
肖像権とは
肖像権とは自身の顔や容姿を無断で撮影や公表、利用などをされない権利を指します。
一例を挙げると、他人から勝手に写真を撮られたり、その画像をSNSなどへ投稿されたりすることは、肖像権によって問題となる場合があります。
肖像権には、人格的利益を守る側面があり、顧客吸引力を持つ著名人については別途、肖像の経済的価値を保護するパブリシティ権が問題になる場合があります。
肖像権侵害のおそれがあるケース
肖像権侵害のおそれがあるケースを、2つ紹介します。
【友人に無断で写真を撮られTシャツにプリントされた】
友人があなたの写真を勝手に撮影し、断りなくその写真を使ってオリジナルTシャツを作ると肖像権侵害となる可能性があります。
肖像権は一般人も持つ権利のため、友人同士やクラス全体で撮った写真などをTシャツのデザインに使う場合は、写っている人から許可を取りましょう。
【有名人の似顔絵を許可なくデザインに使った】
誰の似顔絵かわかるような有名人のイラストを、本人や権利者の許可なくTシャツのデザインに使用すると、肖像権やパブリシティ権などの問題につながる可能性があります。
特に有名人は氏名や肖像に顧客吸引力を持つ場合があるため、グッズ制作や販売などで利用する際は注意が必要です。
肖像権侵害の可能性が低いケース
肖像権侵害の心配がごく少ないケースを2つ紹介します。
【本人の許可を取ってTシャツに写真をプリントした】
デザインに使いたい写真がある場合、そのなかに写っている本人の許可があればTシャツにプリントできます。
クラスTシャツにクラス全員の似顔絵をプリントしたい場合も同様です。
ただし、許可を取れない場合は、本人を特定できないようモザイク処理などが必要です。
【許可を取って有名人の写真をTシャツに印刷した】
芸能人や有名人も、本人や所属事務所の許可があれば肖像権上のトラブルには発展しない可能性が高いです。
「似顔絵Tシャツを作ってライブへ行きたい」「本人の写真を応援グッズに使いたい」という場合は、所属事務所などから注意や禁止事項が発表されていないかを調べましょう。
情報収集してもわからない場合は、有名人が所属する事務所や肖像権を管理する機関に問い合わせることをおすすめします。
肖像権についてはこちらのコラムで解説しています。
オリジナルTシャツを作るなら知っておきたい著作権と肖像権|オリジナルTシャツのUP-T
オリジナルTシャツ制作に関するよくある質問

オリジナルTシャツ制作をするなかで、よくある質問を2つ紹介します。
- 二次創作は著作権侵害にあたる?
- オリジナルTシャツ制作では商標権にも注意が必要?
各内容を詳しく説明します。
二次創作は著作権侵害にあたる?
アニメや漫画などの二次創作は、権利者の許可なく作成・利用すると著作権侵害となる可能性があります。
ただし、ガイドラインにより二次創作の作成・投稿が認められているケースも多いです。
二次創作のイラストなどでオリジナルTシャツを制作したい場合は、事前に権利者のガイドラインを確認しましょう。
オリジナルTシャツ制作では商標権にも注意が必要?
オリジナルTシャツの制作では、商標権にも注意が必要です。
商標権とは、商品やサービスについて、誰が提供しているものかを識別するためのマークやネーミング(商標)を独占的に使用できる権利です。
具体的には、ブランドのロゴやメーカー名を表すマークなどが該当します。
商標権で保護されるマークやネーミングを無断で使用すると、商標権を侵害してしまう可能性があるため注意が必要です。
UPはオリジナルTシャツに使える著作権フリーの絵やスタンプが多数!

通販プリントサービス「UP-T」に設置された簡単デザインツールには、著作権フリーのスタンプやテンプレートデザインを多数用意しています。
作りたいTシャツを選ぶとツール画面に表示され、印刷可能範囲内へ自由にスタンプなどを入れることが可能です。
無料素材から有料のキャラクタースタンプまで幅広くそろっており、さまざまなデザインを作って楽しめます。
著作権や肖像権の侵害を気にせず、気軽にオリジナルTシャツを作りましょう。
ただし、アップロード機能を使って人物の写真を入れる場合は、写っている人の許可が必要です。
まとめ:オリジナルTシャツ制作は著作権に配慮して楽しもう
オリジナルTシャツをデザインし、業者へ印刷してもらう際は、著作権への配慮が必要です。
学祭や職場のイベントなどで気持ちよくTシャツを着るためにも、必要に応じて著作権者の許可を取りましょう。
素敵なTシャツのデザインをいくつもチェックして参考にし、自分だけの一枚を仕上げましょう。
著作権フリーの素材を使って気軽にTシャツを作るなら、UP-Tがおすすめです。
簡単デザインツールに用意された種類豊富なスタンプやフォントを利用して、自由なデザインを楽しみましょう。
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