最終更新日: 2024年03月08日
オリジナルTシャツのプリントってどうすればいい?
オリジナルTシャツでは、おしゃれなプリントを載せたいですよね。
しかし「Tシャツへのプリントをどのようにやっているのかわからない」「自分でTシャツにプリントをできるか知りたい」という方もいますよね。
そこでこの記事では、オリジナルTシャツへのプリント方法をお伝えします。
具体的には
・オリジナルTシャツへのプリント方法
・オリジナルTシャツにプリントできる部位やアイテム
・自分でオリジナルTシャツにプリントをするには?
といった順に解説します。
Tシャツへのプリントを予定している方は、ぜひ読んでみてくださいね。
加工にこだわりたい!オリジナルTシャツのプリント方法!
オリジナルTシャツのプリント方法は、主に下記の2種類が定番です。
①インクジェットプリント
②シルクスクリーンプリント
それぞれどんなプリント方法なのかお伝えしますね。
インクジェットプリント
インクジェットプリントは、生地に顔料インクを吹き付けて印刷する方法のことです。
プリンターと同じ原理で、紙や生地に直接インクを付けてプリントするのが特徴!
色数には制限がなく、何色でもプリントができます。
・写真
・グラデーション
・色数の多いプリント
に適しています。
CMYKと呼ばれている4色分解の原理でインクを吹き付けて柄を表現する仕組みです。
生地に直接インクを吹き付けているため、商品のカラーによって発色がまったく違います。
例えば、色の薄い生地にプリントすると生地にインクが染み込んだ柔らかい風合いが出ます。
濃い色の生地に印刷するときは、直接色を吹き付けると発色が悪くなってしまうことも。
そのため、最初に下地としての白インクを載せてから、各色を吹き付けて発色を良くしています。
綿素材のTシャツにはもちろん、ポリエステル素材のTシャツでもオリジナルプリントが可能です。
キレイなフルカラープリントを実現でき、版を作る必要がないため、Tシャツ1枚からでも低コストで作成できる点はメリットといえます。
ポリエステル素材の生地であっても、綿素材と同様にインクジェットプリンターによって印刷を行います。
ただし、ポリエステル素材やメッシュ素材の生地では、綿素材のアイテムに比べるとプリントが薄く感じることがあるため注意が必要です。
シルクスクリーンプリント
シルクスクリーンプリントは、1色ごとに版を作成して、生地に直接インクで印刷するプリント方法です。
色数が少なくて、Tシャツの量が多いときに適しています。
版を作るため、枚数が多くなればなるほど一枚あたりの単価が安くなります。
・金や銀
・ラメ
・立体的な仕上がり
といった特殊プリントも対応可能です。
シルクスクリーンプリントの由来は、以前までシルク(絹)の幕を枠に張ってプリントをしていたためといわれています。
現在はシルクを使わないで、ナイロンやテトロンなどの素材を使用しています。
チームや学園祭、店舗、販促イベントなどの同じデザインで大量にTシャツが必要な場合には、おすすめのプリント方法です。
特殊プリントでの加工でオリジナル感が増すため、とても魅力的ですよね。
オリジナルTシャツにプリントできる部位やアイテム!
オリジナルTシャツではプリントできる部位が決まっていることが多いです。
プリントできる定番の位置は
・Tシャツの表
・Tシャツの裏
・左右の袖
となります。
プリントできる部位をはみ出てしまうと、印刷ができなくなってしまうため気をつけましょう。
また、オリジナルTシャツには
・イラスト
・ロゴ
・テキスト
・写真
・図形
など、様々なものがプリント可能です。
どんなものをプリントするかによって、オススメの加工技術が違います。
それぞれに合わせた加工技術を使いたいですね。
デザインも大切ですが、プリントするTシャツのカラー選びも印象を大きく左右します。
こちらのコラムでは、Tシャツの色選びや配色について詳しくご紹介しているので、合わせてご参考ください。
オリジナルTシャツは何色で作る?色選びや配色のコツを紹介します|オリジナルTシャツのUP-T
オリジナルTシャツのプリントは自分でできる?
オリジナルTシャツのプリントを自宅でする事は可能です。
自作でのプリント方法は、2種類あります。
①ステンシルプリント
②アイロンプリント
それぞれ解説していきますね。
ステンシルプリント
ステンシルプリントとは、印刷するデザインの型を作ってTシャツに柄を移す方法です。
先ほど紹介した「シルクスクリーンプリント」と仕組みは一緒です。
ステンシルプリントの手順は簡単。
(1) プリントしたいデザインを完成させる
(2) デザインを硬めの紙にうつし、切り抜いて型にする
(3) デザインの型をTシャツに合わせて、マスキングテープなどで固定する
(4) 布用スタンプやインクをTシャツに載せる
(5) インクを乾かす
ステンシルプリントでは、インクの匂いが充満してしまう可能性があるため十分に換気をしましょう。
また、インクを載せたくないところはマスキングテープなどで保護をするのがおすすめです。
インクはちゃんと布に使えるものにすれば、洗濯をしても落ちにくいですよ。
ステンシルプリントは、手軽にTシャツへのプリントが出来る方法の一つです。
アイロンプリント
オリジナルTシャツへの自作プリントには、アイロンプリントという方法もあります。
アイロンプリントとは、「アイロンプリントシート(熱転写シート)」に印刷したデザインをアイロンで生地に転写する方法です。
自作で出来るアイロンプリントの方法はこちらです。
(1) Tシャツのデザインを決めてアイロンプリントシートに印刷をする
(2) Tシャツにプリントする部分を切り抜く
(3) Tシャツにアイロンプリントシートをのせて、アイロンをかける
(4) プリントシートが冷めたら、Tシャツからゆっくりと剥がす
色数が多いときや、決まった写真をTシャツにプリントしたいときにはアイロンプリントがおすすめです。
パソコンで作ったデータも、アイロンプリントシートに印刷ができればTシャツにプリントができます。
ただし、業者にお願いするプリントTシャツに比べると耐久性やクオリティが下がってしまうため、頭に入れておきましょう。
まとめ
オリジナルTシャツのプリント方法や部位、アイテム、自作でのやり方をそれぞれご紹介しました。
プロにTシャツのプリントをお願いすると2通りの方法が主流です。
・色数が多く少ない枚数でも対応可能なインクジェットプリント
・大量生産に向いており、特殊加工も出来るシルクスクリーンプリント
また、自力でプリントをやってみたいという方もいますよね。
お家でもできるTシャツプリントにはこんな方法がありました。
・Tシャツにインクを染み込ませるステンシルプリント
・パソコンのデータをTシャツに印刷できるアイロンプリント
プリントといっても、やり方が違えば見え方や耐久性、コストなどがまったく違います。
これからオリジナルTシャツを作ろうと思っている人は、是非参考にしてみてくださいね。
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