最終更新日: 2024年04月16日
Tシャツにオリジナルをプラス!シルクスクリーンプリントとは
Tシャツをオリジナルで作るとき、シルクスクリーンプリントという言葉を聞いたことがありませんか?
Tシャツプリント業者では、さまざまな種類のプリント方法を取り扱っています。
ですが、Tシャツ作りに慣れていない人にとってはわからないことだらけ。
プリント方法について知ることで、オリジナルのTシャツ作りがより楽しくなりますよ。
今回は、定番のプリント方法であるシルクスクリーンプリントについてご紹介します。
プリント方法を選ぶときの参考にしてみてくださいね。
シルクスクリーンプリントとは
シルクスクリーンプリントとは、長い歴史のあるプリント方法です。
プリントを施すためには、版と呼ばれる枠にメッシュ生地を貼り付けた道具が必要になります。
その上からインクを流し、伸ばすことでプリントが施されます。
この版は、一度作ると繰り返し同じデザインに使い回すことが可能です。
ただし、デザインに使われる色の数に合わせて版の数も必要になります。
版画やステンシルをイメージするとわかりやすいかもしれません。
そのため、少ない枚数のプリントの場合には金額が高くついてしまうことも。
イベントやノベルティグッズといった大量のプリントの場合には、版を使い回すことで費用を抑えられます。
一枚ずつ手作業でプリントを仕上げていく独特の風合いと、特殊加工が可能なことから人気の高いプリント方法です。
シルクスクリーンプリントでは、3つの技法を使ってプリントを施します。
- 間接法…露光を使い、メッシュに柄を移す
- カッティング法…シートを切り抜いて柄を作る
- ブロッキング法…特殊な液体を使って柄を描く
また、シルクスクリーンではラバーインクと染み込みインクの2種類のインクが使われます。
ラバーインク
ラバーインクは、生地の上にインクをのせて固定させることで、特有の質感を持ったプリントを実現する方法です。
このインクは、土台となるTシャツの色に関係なく発色するため、入稿したデザインに近い色味で仕上がります。
そのため、色の再現性が高く、意図したデザインが鮮明に表現される特長があります。
一般的に、アパレルショップで販売されている多くのTシャツには、ラバーインクを使用したプリントが施されています。
そのため、ラバーインクで仕上げられたプリントには、見慣れた仕上がりがあります。
ただし、個人の好みや感じ方によっては、ラバーインクのプリントが固い印象を与えると感じる場合もあります。
ラバーインクは、一般的にはやや厚みがあり、表面が固い質感を持っているため、そのような印象を受けることがあるかもしれません。
ラバーインクの特徴である質感や発色の良さは、デザインや使用するTシャツのコンセプトに合わせて選択することが重要です。
柔らかな質感を求める場合には、他のインクタイプを選ぶか、インクの厚みを調整するなどの工夫が必要です。
個々の好みやデザインのニーズに応じて、ラバーインクを選択することで、目立つプリントや独特な質感を実現することができます。
その一方で、プリントの仕上がりには固さを感じることもあるため、選択する際には慎重に検討することが大切です。
染み込みインク
染み込みインクは、インクを生地に染み込ませることで、ビンテージのような質感を実現するプリント方法です。
このインクの特長は、にじみや透け感が出ることによるおしゃれな仕上がりです。
染み込みインクのプリントは、独特の風合いや経年変化を感じさせるため、着用や洗濯を繰り返すことで印象がどんどん変化していく面白さもあります。
古着好きの人々にとって、染み込みインクは特に人気があります。
古着に見られるような風合いや味わいを再現することができるため、個性的なプリントを作り出すことができます。
ただし、染み込みインクの発色は、土台となるTシャツの色によって影響を受けます。
特に土台の色が濃い場合には、インクの発色が上手く映えないことがあります。
そのため、デザインと土台のTシャツの相性やインクの特性を考慮する必要があります。
染み込みインクは、風合いや質感を重視したい場合に選ばれることが多いです。
特に古着の雰囲気を再現したい場合や、個性的なプリントを作り出したい場合に適しています。
デザインやTシャツのカラー、染み込みインクの特性を考えながら、お好みや目的に合ったプリント方法を選択してください。
特殊加工をご紹介
シルクスクリーンといえば特殊加工、という人もいるほど、特殊加工は人気があります。
さまざまな加工の種類がありますが、とくに人気の4種類をご紹介します。
アパレルショップで売られているTシャツでも使われることが多いので、触れたことがある人も多いかもしれません。
ラメ(グリッター)
ラバーインクの上に、ラメ(グリッター)の粒子を混ぜたものをプリントして仕上げます。
ラメの色はゴールドもしくはシルバーですが、先に施すラバーインクの色によって色合いが変わります。
光に当たるとキラキラ反射し、華やかになる加工です。
ただし、ラメの粒子は細かいので、繊細な柄との相性が良くありません。
強くこすることでラメが剥がれてしまうこともあります。
発泡
発泡インクと呼ばれる、熱で膨らむ特殊なインクでプリントを施します。
もこもことした、立体的な仕上がりが特長です。
可愛らしい印象を与えるので、子ども服に多く使われています。
ただし、膨らむインクを使うため細かいデザインは潰れてしまう可能性が高いです。
また、強くこすると発泡が取れてしまいます。
金箔・銀箔
土台となるTシャツの上にホットメルトと呼ばれる糊をプリントし、金箔や銀箔を熱を使って圧着することでプリントされます。
仕上がりには光沢ができ、高級感を感じることができるでしょう。
ラメよりも控えめにTシャツを華やかにしてくれます。
ただし、伸縮性がないためひび割れやシワができてしまうことがあります。
洗濯や着脱には気をつけなければなりません。
クラックプリント(ひび割れ)
プリントが完成したあとに、伸ばしたり洗ったりすることで劣化を進めて仕上げます。
実際にインクが割れることで、古着のように見せるプリントです。
長く着続けることで劣化が進み、より味わいが出ます。
ただし、ひび割れが増えるほどプリントが剥がれやすくなってしまいます。
自分でTシャツを伸ばすとプリントが歪むこともあるのでプロに任せましょう。
オリジナルTシャツのプリントが剥がれてしまった…!そんな時にはこちらの記事がおすすめです!
剥がれたプリントを直す方法やプリント剥がれの防止法方などを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください♪
【防止策も必見】Tシャツのプリントが剥がれた!原因や対処法を解説!
シルクスクリーンプリントのメリット
シルクスクリーンプリントのメリットは、大量の注文の場合に費用を安く抑えられるという点です。
注文する枚数が多くなるほど、費用が安くなります。
また、豊富な特殊加工も魅力です。
インクジェットプリントの場合には、インクを生地に吹きかけてプリントを施すため特殊加工はできません。
シルクスクリーンプリントならではの特長といえます。
さらに、シルクスクリーンプリントで使われるインクは耐久性が高いといわれています。
長く着続けたいTシャツはシルクスクリーンプリントを選ぶと良いでしょう。
シルクスクリーンプリントのデメリット
シルクスクリーンプリントのデメリットは、個人の注文の場合に費用が高くなるという点です。
さらに、デザインがカラフルであるほど版の制作代が加算されます。
多くの業者では、シルクスクリーンプリントがお得になるボーダーラインを30枚に設定しています。
30枚以下の注文の場合には、インクジェットプリントを選んだほうが安く仕上がるかもしれません。
複数枚のTシャツを注文するときには、入念に比較をしましょう。
また、オリジナルのデザインは繊細なものに仕上がっていることが多いですよね。
シルクスクリーンプリントは、細かいデザインや写真といった繊細な色使いのプリントを苦手とします。
このような人はシルクスクリーンプリントを選ぼう!
- 注文の枚数が30枚以上になる
- オリジナルのデザインに使う色数が少ない
- 耐久性にこだわりたい
- 特殊加工を施したい
このような人には、シルクスクリーンプリントがおすすめです。
自分用の一枚をシルクスクリーンプリントで仕上げたいときには、できる限り色数を減らすことをおすすめします。
シルクスクリーンプリントを選ぶなら、土台はこちら
オリジナルのTシャツを作るのなら、土台のTシャツにもこだわりましょう!
プリント方法との相性を考えることで、よりお気に入りのTシャツができあがりますよ。
シルクスクリーンプリントとの相性が良い土台となるTシャツをご紹介します。
すべてUP-Tで取り扱っているので、詳しく見てみてくださいね。
他にもたくさんの商品をラインナップしています。
きっと好みの商品が見つかるはずですよ。
定番Tシャツ
「定番Tシャツ」は、UP-Tが取り扱う商品のなかでも一番の人気があります。
素材には綿を100%使用しているので、シルクスクリーンプリントとの相性も抜群です。
また、生地には天竺(平編み)を使うことで、インクのノリも良いですよ。
天竺は生地の表面に凹凸ができない特長があります。
生地の表面がなめらかなほど、インクの仕上がりも綺麗になるのです。
綿は、天然の素材であり、Tシャツの定番でもあります。
オーソドックスなTシャツでオリジナルのデザインを施したい人は、定番Tシャツを選びましょう。
カラーバリエーションは全部で52色。
サイズはジュニアサイズからメンズサイズまでの15サイズを展開しています。
首のリブや襟ぐりの広さにこだわったレディースサイズもご用意しているので、体型や性別に関係なくおしゃれに着こなすことができますよ。
ビッグシルエットTシャツ
■ビッグシルエットTシャツ(ポケット付)|5008-01 |UnitedAthle
「ビッグシルエットTシャツ」は、トレンドを取り入れておしゃれなTシャツを作りたい人に選ばれている商品です。
一般的なTシャツをオーバーに着ると、全体的にサイズが大きくなってしまいますよね。
ビッグシルエットTシャツは、袖や丈の長さを計算することで絶妙なバランスの良さを実現します。
オーバーなサイズをスタイル良く着こなせることから、人気も高いです。
さらに、胸元にはポケットを施しているので、アクセントになってくれるでしょう。
着るだけでコーディネートが完成するTシャツは、着回しの良さでも活躍してくれますよ。
カラーバリエーションは全部で6色です。
ラグランTシャツ
■ラグランTシャツ|00137-RSS |PrintStar
「ラグランTシャツ」は、オリジナルのTシャツをカジュアルに仕上げたい人に選ばれている商品です。
袖に色が入っているので、アパレルショップで売っているような本格的なTシャツが完成します。
また、シルクスクリーンプリントの特殊加工である、クラックプリントとの相性も抜群です。
クラックプリントをデザインにプラスすることで、簡単にアメカジ風のTシャツを作ることができます。
アメカジが好きな人は、ラグランTシャツを選ぶことで大満足の一枚になるでしょう。
アパレルメーカーにも選ばれている質の高い商品です。
カラーバリエーションは全部で4色ご用意しています。
ロングスリーブTシャツ
■ロングスリーブTシャツ|5010-01 |UnitedAthle
「ロングスリーブTシャツ」は、季節を問わずTシャツを長く着続けたい人に選ばれている商品です。
袖の長いTシャツは、着回しのしやすさに定評があります。
暑い時期だけでなく肌寒い時期にも活躍してくれるので、一枚持っておくと便利でしょう。
誰にでも似合うよう、形はオーソドックスに仕上げています。
厚みのある生地を使っているので、薄い色も透けずに着ることができますよ。
カラーバリエーションは全部で14色です。
Tシャツというと半袖のイメージが強いですが、長袖もデザインを楽しみましょう!
シルクスクリーンプリントの特殊加工とも相性が良い商品です。
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