最終更新日: 2024年06月14日
【防止策も必見】Tシャツのプリントが剥がれた!原因や対処法を解説!
Tシャツのプリント部分は、長く着ていると劣化してしまい剥がれることがよくあります。
特にプリント方法によっては剥がれやすかったり、デザインによっては簡単に剥がれてしまったりしますよね。
この記事ではTシャツのプリント部分が剥がれてしまった時の対処法を紹介!
また、よく剥がれるのが気になる人は、耐久性のあるTシャツを発注してみるのもおすすめです。
Tシャツプリントが剥がれてしまうことに関して、気になることをまとめました!
Tシャツのプリント部分が剥がれる原因4選
そもそもプリント部分が剥がれてしまうのには原因があります。
もちろん長く着れば着るほどTシャツも劣化してしまうのですが、それだけではありません。
- 洗濯機の使用による劣化
- 経年劣化によるひび割れ
- 元々プリントが剝がれやすいデザイン
- Tシャツの管理方法が悪い
原因が分かれば、今後Tシャツを購入した場合もプリントが剥がれずに長持ちさせられるはずです!
洗濯機の使用による劣化
一番の原因は、何度も洗濯機でTシャツを洗っているうちにプリント部分が剥がれてしまうことです。
洗濯中に他の衣類との摩擦が起こったり、水に濡れた状態で脱水することで生地そのものが傷んだりして、プリントは次第に剥がれやすくなっていきます。
洗濯ネットに入れずに洗濯している場合は、他の衣類と絡まり、引っ張られることでプリント部分にも負荷がかかります。
また、洗濯機の乾燥モードや乾燥機を使用している場合はさらに劣化が早くなります。
乾燥機は高温で回転させるため、洗濯機と同様に摩擦でプリント部分が剥がれやすくなるのです。
洗濯機で脱水して自然乾燥させるよりも、毎回Tシャツを乾燥機にかけていると劣化が早まってしまいます。
特に、熱転写シートで圧着させているプリント方法は剥がれやすいでしょう。
熱転写シートは直接インクが布に染みている訳ではなく、熱でプリントのシート部分を貼り付けている状態。
そのため、水に何度も浸かっていればどうしても接着部分が弱くなって来ます。
シールのようにペロンと剥がれて来た場合は、接着する部分が弱くなってしまったことが原因です。
経年劣化によるひび割れ
Tシャツを長く着用していると、襟元が伸びてきたり、ほつれや毛玉が目立ったりしますよね。
洗濯機の摩擦に加え、経年劣化の影響でプリント部分が割れてくることもあります。
ひび割れた部分から、徐々にプリントが剥がれてきてしまうのです。
ひび割れを起こしやすいのは、インクを乗せるタイプのプリント。
特にインクが厚いと、時間の経過により乾燥や摩擦が増え、ひび割れてきます。
元々プリントが剝がれやすいデザイン
デザインによっては剥がれやすいもの・剥がれにくいものがあります。
例えば、太いゴシック体でプリントした文字よりも、細い筆記体の文字の方が剥がれやすくなります。
細くて繊細なプリントは耐久性が弱いので、どうしてもプリント部分が剥がれやすくなってしまうのです。
プリント部分が細い線で表現されているデザインかどうかも注目してみてください。
他にもキャラクターなら手の部分や足の部分など、大きくプリントしたところよりも、小さく細くプリントしたデザインは剥がれやすくなります。
Tシャツの管理方法が悪い
特に意識せずTシャツを脱いだり、干したりしていませんか?
実はTシャツを脱ぐときに生地が引っ張られ、伸ばされた部分からひび割れてしまうこともあります。
また、シワができないよう伸ばしてから干している場合も、生地に負担がかかっています。
プリント部分が引っ張られるとひび割れが起こりやすくなるので気をつけましょう。
プリント部分が剥がれた時の対処法5選
次に、今着ているTシャツが剥がれて来てしまった時の対処法を紹介していきます。
ただし、あくまで応急措置!
新品のように戻ることは少ないです。
また、失敗した場合はやり直しもあまり効かないので注意してくださいね。
布用ボンドで接着する
部分的に剥がれかけている場合、布用ボンドで貼り付ければOK!
布用のボンド・接着剤は手芸店やホームセンターで購入できます。
水に強いものや、アイロンの使用で強度が増すものなど、様々な商品があるので、比較しながら選んでみるといいでしょう。
ちなみに、木工用ボンドや強力接着剤は向いていません。
どうしても水に弱かったり、布の接着がうまくできなかったりするためです。
必ず布用のものを選びましょう。
1本500円~1,000円程度で購入でき、ズボンの裾上げや子どものネームタグの接着などにも使えます。
万能なので一つ持っていると便利ですよ!
絵の具で補修する
ほんの一部だけ、プリントしたところが完全に剥がれてしまった場合、アイロンの熱や布用ボンドで再度貼り付けるのは難しいです。
特に、剥がれた部分がどこかへ行ってしまった時には戻せないですよね。
この場合は、アクリル絵の具で剥がれた部分を描き加えてみましょう。
アクリル絵の具は耐水性に優れており、Tシャツのカラーリングにも適しています。
洗濯しても落ちにくく、お値段もお手頃なため、補修にはぴったりのアイテムです!
ただし、色を完全に合わせないと違和感が出てきます。
また、発泡加工やラメ加工など、特殊なプリントの表面はカバーしにくいです。
一部分だけ応急処置としてカバーする場合におすすめ。
ひび割れた部分や細く小さいプリント部分が剥がれた場合に補修してみましょう。
布用ペンやクレヨンで補修する
細かく補修をしたい方には、布用ペンやクレヨンがおすすめです。
布用ペンとは、布地にも使用でき、洗濯してもにじみにくいペンのこと。
水性・油性の2種類があり、どちらもペン先が細いので、細かく描き足せるのが特徴です。
Tシャツに使用する場合は油性タイプか、アイロンをかけて色味を定着させられるタイプが良いでしょう。
また、手書きの風合いをプラスしたい方は布用クレヨンもあります。
油分が多く、濃い色合いになるのが特徴で、アイロンをかけると色が落ちにくくなります。
どちらも使いやすく、お子様がいる家庭などでは長く使用できるものです。
ただし、発色はプリントに劣るので、必ず布地でカラーを確認してから使いましょう。
アイロンと仕上げシートで接着する
プリント部分がシールのような剥がれ方なら、アイロンで圧着させられる可能性もあります。
熱転写シートと呼ばれるプリント方法は、シールをTシャツに熱で貼り付けたようなもの。
そのため、上からアイロンの熱を当てれば復活する可能性があるんです。
特におすすめなのは「仕上げシート」を使う方法です。
仕上げシートとは、プリントが生地に定着しやすくする役割と、シートがアイロンにくっつかないようにする役割を併せ持つ用紙のこと。
家庭でも使えるアイロンプリントに同封されていることがよくあります。
プリント部分が生地にしっかり圧着できるよう、表面に凸凹のエンボス加工がされているので、アイロンをかけるなら仕上げシートを使うのがおすすめです。
もし無ければ、当て布やクッキングシートで代用しましょう。
剥がれた部分のみアイロンをあてると、その部分のみ色濃く変色することがあります。
アイロンにしっかりと体重をかけ、全体に当てるようにすればムラがなくなります。
高温過ぎると焦げてしまい、低温では接着が弱くなるので、中温度(150~180度くらい)で貼り付けるのが良いでしょう。
市販のラバーインクを塗る
Tシャツのプリント方法として一般的なのが、「シルクスクリーンプリント」です。
穴の空いた版の上からインクを乗せる方法で、耐久性にも優れています。
シルクスクリーンプリントにも使われる「ラバーインク」はネットでも1,000円ほどで簡単に購入可能で、補修にも使いやすいです。
絵の具と同様に塗り、長時間乾燥させたり、ドライヤーをあてたりすると定着します。
インクやTシャツ生地の種類によって塗り方が異なるので、事前に確認しておきましょう。
Tシャツのプリント剥がれを予防する方法
そもそもTシャツのプリント剥がれを抑えるためには、普段どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
プリント剥がれを予防する方法を解説します。
- 洗濯方法を見直す
- プリント部分が痛まない収納を心掛ける
- 乾燥機を極力使わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
洗濯方法を見直す
Tシャツをそのまま洗濯機に入れている場合は、裏返しにして、洗濯ネットに入れるのがおすすめです。
表のまま洗ってしまうと、プリント部分が傷みやすくなります。
特に丁寧に洗いたいTシャツなら、おしゃれ着用洗剤を使ったり、洗濯モードを弱に設定したりするのも良いでしょう。
プリントが剥がれかかっている場合は、洗濯機に入れず手洗いすると安心です。
強くこすらず、洗ったあとは伸ばさないように気をつけて、陰干ししましょう。
プリントの色落ちが気になるなら、漂白剤の使用も避けると良いですね。
また、洗濯が終わった後は放置せず、早めに干すのも大切です。
濡れたままの状態では他のプリントとくっついてしまい、引き剝がす際に傷んでしまうことがあるからです。
プリント部分が痛まない収納を心掛ける
Tシャツを折りたたんで収納している方も多いのではないでしょうか。
しかし、折れている部分からプリントのひび割れが起こりやすくなってしまいます。
丸めて収納している場合も、生地に負荷がかかった状態が続くためおすすめできません。
プリント部分が気になるTシャツは、ハンガーにかけて収納しましょう!
衣装ケースなどに入れなければいけないときは、なるべく折り目がプリント部分に当たらないように気をつけてください。
乾燥機を極力使わない
ドラム型洗濯機での乾燥モードや、乾燥機の使用も極力避けましょう。
プリント部分は熱に弱く、乾燥機の高温や熱風によってプリントが剝がれやすくなるためです。
また、プリントそのものの色落ちにもつながります。
なるべく乾燥機は使わず、洗濯後は「Tシャツを裏返しにした状態で陰干し」を徹底しましょう。
お気に入りのTシャツはきれいな状態で長持ちさせたいですよね。
洗濯方法や収納方法を見直して、プリント剥がれを予防しましょう!
プリントTシャツの正しい洗濯方法についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
アイロンプリントTシャツは特にプリント剥がれに注意!
自分の好きなデザインでTシャツを作りたいときに、一番に思い浮かぶのはアイロンプリントでしょう。
アイロンプリントは、熱転写シートとも呼ばれ、デザインが印刷されたシートを転写するプリント方法です。
アイロンの熱と圧をかけることで、Tシャツにデザインを転写します。
すでにデザインが印刷されているタイプの他、自分で好きなデザインを印刷できるタイプもあります。
ご自宅で簡単にTシャツプリントが施せるので人気の方法ですが、他の方法よりもプリントが剝がれやすいのが難点。
前述した通り、Tシャツに貼り付けている状態のため、劣化や熱による剥がれが起きやすくなります。
また、貼り付けの際の圧が弱かったり、普段の扱いが雑だったりすると、より剝がれやすくなるでしょう。
近年のアイロンプリント技術は上がっていて以前よりも剝がれにくくなっていますが、プリントを貼り付けている以上、他の方法には劣ります。
アイロンプリントの詳しいやり方や、メリット・デメリットをじっくり比較するなら!
▼アイロンを使ってTシャツにプリントを施す方法とメリット・デメリット
剥がれにくいプリント方法3選
プリント部分が剥がれてしまった場合の対処法がわかったところで、今度は剥がれにくいTシャツをオリジナルで作成する方法を3つ紹介します。
- インクジェットプリント
- シルクスクリーンプリント
- DTFプリント
プリント部分が剥がれた場合には、修正するための道具や材料も案外お金がかかるので、長く着られるプリント方法やTシャツをチェックしてみましょう。
そのほか多彩なプリント方法については、こちらのコラムで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
▼プリント方法で変わる!オリジナルTシャツ作り|オリジナルTシャツのUP-T
インクジェットプリント
最も安く作りたいなら「インクジェットプリント」がおすすめです!
インクジェットプリントとは、布にインクを直接吹き付けるプリント方法。
熱で貼り付けたり、インクを乗せたりしないのでひび割れもありません。
どちらかというと薄くインクが乗るので、柔らかい雰囲気になります。
色の濃いTシャツだと色が滲んだ感じになってしまいますが、白やパステルカラーのTシャツなら綺麗にプリントすることが可能です。
版の作成やインクの調合が不要なため、格安で1枚から作れるのが特徴!
さらに即日発送やスマホからデザインすることも可能なんです。
また、ワンポイントだけではなく、Tシャツ全体に印刷できる「フルカラーインクジェットプリント」という方法もあります。
フルカラーにすると襟元や袖の部分までプリントできるため、よりオリジナリティを出したい方におすすめです!
UP-Tならアプリでの作成もでき、簡単な操作ですぐにオリジナルTシャツが作れます。
手軽さ、安さ、耐久性のバランスのよいTシャツをお探しなら、インクジェットプリントがぴったりです!
インクジェットプリントの仕組みや詳しいデメリットを確認したい方は下記をチェック!
▼オリジナルTシャツの印刷方法!インクジェットプリントのメリットやデメリットを紹介
シルクスクリーンプリント
耐久性の高いTシャツをたくさん作りたい方に最適なのが「シルクスクリーンプリント」です。
シルクスクリーンプリントでは、メッシュ状の版にデザインに合わせた穴をつくります。
Tシャツの上に版を置いて、穴の部分にだけインクを乗せることで、濃く頑丈なプリントになるのです。
洗濯にも強いので、多くのアパレルメーカーやイベントグッズでも用いられています。
一度版を作ってしまえば何度でもプリントができるため、大量発注するクラスTシャツや企業Tシャツなどに向いています。
また、色ごとにインクを乗せていくので、色数が少ないほど価格を抑えられるでしょう。
UP-Tでは30枚以上からシルクスクリーンプリントの発注が可能です!
長く使えるクラスTシャツやイベントTシャツを探している方はぜひお気軽にご相談くださいね。
>>大口注文窓口に相談してみる!
シルクスクリーンプリントの製作工程やデメリットを比較したい方はこちらのコラムもおすすめ!
▼シルクスクリーンプリントって何?Tシャツの作り方や特徴を紹介
DTFプリント
耐久性を重視するなら「DTFプリント」もおすすめ。
DTFプリントとは「Direct To Film プリント」の略称で、特殊なフィルムにデザインを印刷し、そのフィルムを熱でプレスすることでTシャツに印刷する方法です。
ポリエステルだけではなく、ナイロン生地の製品にも印刷が可能で、版を作る必要がないため、1枚から注文できます。
さらに、フルカラーでプリントでき、インクジェットプリントよりもくっきりとした風合いになりますよ。
スポーツのユニフォームなどにもぴったりで、耐久性も抜群なのでプリント部分が剥がれる心配もほとんどありません。
DTFプリントについては下記コラムで詳しく解説しています!
▼DTFプリントのメリット・デメリットは?他のプリントとの違いも一緒に紹介!
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■最安値の「定番Tシャツ」は、全52色・13サイズの展開。
- 片面プリント:税込 2,200円~
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▼UP-Tの簡単デザインツールを使ってみる!
まとめ:Tシャツを長持ちさせるような日常の管理を大切に!
Tシャツのプリント部分は、ある程度長く着ていればどうしても剥がれてきてしまいます。
繊細なデザインを避ければプリント部分が剥がれにくく、インクが厚すぎないものならひび割れも防げます。
普段のお手入れも影響するため、洗濯や収納方法などを見直してみましょう。
最初から耐久性のあるTシャツを日常的に着たい人は、「インクジェットプリント」や「シルクスクリーンプリント」でオリジナルTシャツも作ってみましょう。
手軽に作れて自分だけのデザインを楽しめます。
おすすめはUP-Tのインクジェットプリント。
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1枚から格安で作れるので、ぜひチェックしてみてくださいね。