最終更新日: 2025年03月06日

ジュートバックは洗濯できる?洗い方やお手入れ方法を紹介


ジュートとは、黄麻(こうま)という植物から作られる繊維のことです。原産地によって呼び方が異なり、バングラデシュではジュート、中国では黄麻と呼ばれていますね。
天然素材でありながら強度が高く、通気性や吸湿性に優れていることから今ではバックやカーペットなど様々な生活必需品に利用されています。
そんなジュート素材で作られたバックは、洗濯ができるのかみなさんのお悩みを解決していきましょう。
洗い方や手入れ方法について紹介していくので、是非参考にしてください。

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ジュートバックは洗濯はできるが注意して洗おう


そもそも、ジュート素材は汚れやニオイが付きにくい素材ですが、長く使っているとどうしても汚れてしまうこともありますよね。
汚れたからといって気を落とす必要はありません。
ジュートバックは洗濯することが可能ですが、いくつか注意点があるので紹介します。

摩擦によって毛羽立ちがおきやすい

洗濯によって摩擦がおきてしまい、ジュート素材の毛羽立ちがおきやすくなってしまいます。
毛羽立つと見た目が綺麗ではなくなり、ジュート素材の魅力が半減する恐れがありますね。

型崩れしてしまう

ジュートは水を吸収しやすいので、長時間浸すと型崩れの原因になります。
特に洗濯機で洗った場合、洗う力が強く、形が崩れたり繊維の劣化などがおこりやすくなるでしょう。

 

ジュートバックを洗うなら手洗いがオススメ!


洗濯機で洗うと型崩れや劣化を早めるため、ジュートバックを洗うなら手洗いを推奨します。
適切なケアをすることで、長持ちさせることができるので、以下の注意点を参考にしてください。

ホコリが残っていないか確認する

繊維を傷めないよう手洗いを始める前に中にホコリや小さいゴミが残っていないか確認しましょう。

ジュートバックが入る大きさの容器にぬるま湯を用意する

大きな容器に冷水またはぬるま湯(30℃以下)を用意します。
熱いお湯は繊維を傷めてしまうので使わないようにしましょう。

中性洗剤を入れる

中性洗剤を少量だけ使います。
強力な洗剤や中性洗剤も使いすぎると繊維を傷つけてしまうので、注意してくださいね。

漬け置きをし、優しくかき回す

5分程度漬け置きし、型崩れしないよう優しく押し洗いします。
その後、優しくかき回して全体を洗いましょう
漬け置きは長時間(20分以上)しないようにしてください。

風通しの良い日陰で干す

乾燥するときは風通しの良い日陰で干しましょう
直射日光に当てると色あせや劣化につながります。

 

ジュートのメリット


ジュートは、環境に優しく多用途で使える天然繊維として注目されている素材の1つですね。
メリットも多くあり、機能性が高い・環境に優しい・経済効果が良く安価があげられます。
具体的なメリットについて1つずつ紹介していきましょう。

機能性が高い

ジュートの機能性は、特性によって多岐にわたる用途に対応できることにあります。
ジュート繊維は非常に強靭で、重量物を運ぶことができるため麻袋やロープとして使用されることが多く、長時間使用しても耐えられる耐久性を持っています。
他にも湿気を吸収・調節し、カビや腐敗を防ぐため食品や農産物の保存に最適なアイテムですね。
多様な形状や製品に加工できることから、数多くのアイテムとして私たちの日常に溢れています。

環境に優しい

自然素材のジュートは、燃やしても石油を使用するポリエステル、農薬が必要なコットンなどと違い有害物質を出すことなく、土に埋めて処理してもバクテリアによって分解され自然に還ることから環境に優しいのが特徴です。
育つ過程の光合成も盛んで、二酸化炭素の吸収量が他の樹木と比べて5〜6倍も多いことから地球温暖化対策の取り組みとしても貢献してくれますね。

経済効果が良く安価

ジュートは光合成の効率が良いため、肥料や農薬などを使用する必要があまりありません
手間がかからず、乾燥地域でも栽培できることから栽培コストを低く抑えられる作物のため市場で販売される製品も比較的安価に購入ができます。
インドやバングラデシュが主な産地であり、生産量は9割を占めているそうですね。

 

ジュートのデメリット


メリットが多いジュート素材ですが、デメリットもあります。
天然素材だからこその肌触りやニオイ保管方法の難しさがあり、具体的に説明していきましょう。

ザラザラした手触り

植物から作り出した素材ならではの、独特な風合いで毛羽だちがあり、麻特有のザラザラやチクチクした肌触りとなり不快に感じる人もいるかもしれません。
特に肌が敏感な方や小さなお子様向けグッズの素材には向かないでしょう。
また、麻の独特の草や大地のような自然なニオイがするため好みが分かれやすい素材です。
製品によってニオイの差はありますが、気になる場合はしばらく陰干しすると軽減しますよ。

保管に注意が必要

天然素材のため害虫がわきやすく、保管の状態によっては虫食いやカビが生じる場合があります。
そのため、高温多湿を避け風通しの良い日陰で保管するように注意しましょう。

丸洗いしにくい

水に濡らすと色落ちや縮み、毛羽立ちが起きてしまうため丸洗いしにくいです。
濡れた状態は雑菌も増えやすく、すばやく乾かす必要があるため物によっては丸洗いできないアイテムも出てくるでしょう。
ジュート素材は洗うとシワができやすく、ついたシワは取ることが難しいです。
このようなことから丸洗いはあまり適さず、洗濯できないと思われる理由かもしれません。

 

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お手入れが簡単だと、汚れてもすぐに洗えたり日頃のお手入れケアもスムーズにできますね。


自作でオリジナルバッグを作成する方法が分からない方のために、詳しく解説してくれているため是非参考にしてください。
トートバッグを手作りしたい!おすすめの生地や作り方を紹介


 

洗濯機洗いをオススメしない理由


ジュートバックを洗濯機洗いをオススメしない理由は、ジュート素材の特性が関係しています。
ジュート素材は、耐久性や吸湿性に優れている反面、植物繊維ならではの欠点もあり洗濯機で洗うのは控えましょう
具体的な理由を説明していきます。

素材の劣化

植物繊維のジュートは、水に長時間さらすと繊維が弱くなったり形状が崩れやすくなります。
洗濯機の回転や他の衣類との摩擦によって繊維がほつれ、毛羽立つことがあり見た目が損なわれることがあるでしょう。
逆にジュートバックを他の衣類と洗濯することで、粗いジュート繊維が他の衣類を傷つけてしまったり糸くずが残る場合もあります。

裏地やコーティングの劣化

ジュートバックには、裏地に布や防水加工、コーティングが施されている場合があります。
洗濯機で洗うと接着剤が溶けたり、弱くなる可能性があり、それによって裏地が剥がれたりバックの形が崩れてしまうでしょう。
コーティングが劣化すると、繊維の表面が硬化したりひび割れすることがあり、見た目や使用感が悪くなるだけでなく、耐久性も低下します。

乾燥の難しさ

ジュートは、水分を非常に吸いやすい性質があります。
一度濡れてしまうと繊維内部に水分が深く浸透し、乾燥に時間がかかりますね。
湿った状態が長いとカビが発生しやすく、湿気を吸収したままだと素材特有のニオイが残るので注意しましょう。
乾かすなら直射日光で乾かせばいいと考えますが、ジュート繊維は直射日光に当てると色褪せや繊維の劣化、硬化、破れやすくなるため直射日光で乾燥させることができません。

 

ジュートバッグを長く使い続けるお手入れ方法3選


洗濯するのにかなり注意が必要なジュートバッグであり、頻繁に洗濯することは困難でしょう。
しかし、お手入れしなければ劣化も早いため、少しでも長く使い続けるには日頃からのお手入れが重要です。
お手入れ方法のポイントを3つ紹介しますね。

防水スプレーをかける

ジュートバックを長く使い続けるためには、使用前に防水スプレーをかけましょう
防水スプレーによって、汚れが繊維に浸透しにくくし、汚れがついても取れやすくなります。
防水スプレーをかける際には、バックの埃や汚れを軽く払い、乾いた状態でスプレーすることをオススメします!
頻繁にかけると逆に傷めてしまう原因になるため、雨の日や月1回程度にしましょう。

使用後は軽くブラッシングして汚れを落とす

ジュートバックを使った後は、外でついた埃や汚れをブラッシングで落としましょう
なるべく毛足が長く、柔らかなブラシでするとジュートバッグを傷つけることなく、優しくお手入れができます。
ブラシがない場合は、手で軽くはたく程度で大丈夫です。

濡れたらしっかり乾燥させる

もし雨で濡れてしまった場合や水などがこぼれジュートバッグが濡れた場合には、帰宅後そのまま放置せずしっかり乾燥させましょう
天然素材の麻のため湿気は得意ではなく、濡れたままにしておくとカビが発生することもあります。
バッグの中に乾燥したタオルを入れ、風通しの良い場所に置いておきましょう。

 

まとめ:ジュートは手洗いできるが日頃のケアを心がけよう!


ジュートバックの洗い方やお手入れ方法について紹介しました。
強靭で耐久性に優れたジュート素材ですが、メリット・デメリットもありますね。
綺麗に長く使い続けるためには、日頃からのケアが必要であり、汚れてしまっても洗い方さえ分かればいつでも綺麗なジュートバックでおでかけできます!

UP-Tではいろんなオリジナルバックを作成することが可能で、豊富なデザインや素材の種類を選ぶことができますよ。
こだわりたっぷりのバックを使うと気分も上がりますよね。
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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。
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