最終更新日: 2024年08月29日
綿100とコットン100の違いとは?生地は何が違うの?特徴や注意点
綿100、コットン100と耳にしても、具体的にどのような違いがあるか理解していない人が多いでしょう。
綿もコットンも同じなのでしょうか?
今回は、綿とコットンの違いについて解説します。
コットン100と綿100の違い
コットンも綿もアオイ目アオイ科ワタ属の多年草「ワタ(綿)」の「種子毛」からとれる繊維です。
日本語表記か英語表記かだけで、違いはありません。
消費者庁の家庭用品品質表示法「繊維製品品質表示規程」により、「綿」「コットン」「COTTON」どれかで表示することが定められています。
メーカーやブランドによって表示が異なるだけで、じつは同じものであることがわかります。
農薬や化学肥料の基準を厳格に守った中で育てられた綿花は「オーガニックコットン」と呼ばれます。
環境に優しく、人にも優しいオーガニックコットンは、残留農薬が少ないため、敏感肌の方や赤ちゃんも安心して使用することができます。
綿100・コットン100の原料
コットン・綿の原料はワタの種子ですが、私たちが手にする繊維は長繊維のみを糸にしたものが織られた生地です。
糸を強く撚った「強撚糸」はシャリ感の強いしっかりした生地で、やわらかく弱く撚るとふんわりやわらかい生地になります。
コットン・綿は吸水性と吸湿性があり、通気性にも優れ、肌にやさしい特徴があります。
特にオーガニックコットンは、化学薬品を使わず自然に葉が落ちてから、手摘みで収穫します。
環境だけでなく、労働者にも優しく安全にも配慮したことから、SDGsの観点からも注目されています。
コットン・綿100の種類
コットン・綿の原料であるワタの種子は、「短繊維種」「中繊維種」「長繊維種」の3種類に分かれています。
それぞれに使い道が異なり、私たちの生活の中になじんでいます。
短繊維種
毛足の短い綿は、しなやかさに欠けていますが、繊維が太く丈夫でリーズナブルです。
紡績向きではないため、主にクッションや布団の中綿などに使用されています。
中繊維種
Tシャツやタオルなど、生活に使われている綿やコットンに使われています。
「アップランドコットン」は、アメリカなどで栽培されている代表格です。
国産の綿は自給率がほぼ0に近い状況ですが、国内で綿花を育てるプロジェクトも行われており、今後は国産綿・コットンも製品を手にすることもあるかもしれません。
長繊維種
長繊維種のコットン・綿は希少性が高く、シルクのような上品な光沢感肌触りを持っています。
「スーピマ綿」や「ギザ綿」「新疆綿」が世界三大綿として有名です。
コットン・綿100繊維の代表的なアイテムと言えばタオルです。スポーツはもちろんですが、入浴やアウトドアでもタオルは大活躍です。
汗や水をしっかり吸うだけでなく、肌触りのもこだわりたいですね、
コットン・綿100のタオルでも洗濯方法が異なると、ゴワゴワしたり吸水性が悪くなります。
こちらの記事では、コットン・綿100のタオルをふわふわに洗濯する方法等を紹介しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
綿100、コットン100生地の特徴とメリット
コットン・綿100の繊維にはどのような特徴やメリットがあるのかを解説します。
夏は涼しく冬は暖かい
通気性や吸水性に保温性があるコットン・綿は、肌触りもよく四季を問わず快適に使用できます。
コットン(綿)の中心部分が空洞になっているため、汗を吸収して放出すると涼しく感じ、ジャケットやコートを羽織ることで熱がこもりあたたかいのです。
空気の層が綿の中にできることで、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせます。
耐久性がある
適度な強度があり、毎日洗濯しても生地が傷みにくい特徴があります。
下着や普段着はもちろんですが、シャツやブラウスなどにもピッタリの素材です。
天然繊維の中でも虫に食われにくい特徴があり、衛生的に長く愛用できます。
熱を加えても溶けたりすることはありませんが、乾燥機などを多用すると繊維が硬くなり縮むので注意しましょう。
通気性や吸水性が高い
コットン・綿100は、中心部分が空洞になっていて風の通り道があるため、通気性に優れています。
水分がこの空洞に入り込み発散しますが、スポーツなどで大量に汗をかいた場合には発散力は弱ります。
蒸れにくく、着心地がいい・肌にやさしいことからインナー素材によく使用されています。
肌触りが良い
繊維がなめらかなため、肌に触れてもチクチクしたりかゆみが出たりすることがありません。
敏感肌やアトピー性皮膚炎の方でも刺激がなく安心して利用できます。
静電気が起きにくい
天然素材は吸水性や吸湿性、保湿性が高い特徴があります。
生地がすり合わさっても、静電気が起きにくいという特徴があります。
ところが、乾燥機にかけたり綿100やコットン100と化学繊維を重ねると静電気はおきてしまいます。
綿100やコットン100でも、何かしらの加工がされていると静電気が起きやすいのです。
染色しやすい
綿100やコットン100以外でもカラフルな衣類やアイテムはありますが、綿が多くなるほど
様々な染め方で色や柄を楽しめるのも大きな魅力です。
製品化してから染める「製品染め」は、綿100やコットン100で楽しめません。
オリジナルTシャツは、速乾性のある素材だけでなく、綿100やコットン100の定番が好きな人も多いですね。
お子さんや赤ちゃんとペアで着用するなら、肌にやさしい綿100やコットン100がおすすめです。
こちらの記事ではUP-Tで人気のオリジナルTシャツをランキングで紹介しています。
オリジナルTシャツで迷った際の参考にしてみてください。
人気順から選ぶ!UP-Tで人気のオリジナルTシャツランキング
綿100、コットン100の注意点
身近な繊維であり、丈夫なイメージがありますが取り扱いを間違えると生地を傷める可能性があるので注意してください。
縮みやすくシワになりやすい
水に強く吸水性がありますが、洗濯するとシワになりやすいというデメリットがあります。
シワがよった状態で乾燥機にかけ、一気に熱を加えてしまうと水分で膨張してしまった糸が、元の状態に戻ろうとして縮みます。
洗濯後、繊維を元の状態になるように、引っ張ってよく伸ばすようにすると縮みやシワを最小限に抑えられます。
乾きにくい
水分を蒸発するのに時間がかかるため、天気が悪く風が入らないような日には乾きにくく生乾き臭がします。
自然乾燥する場合は、生地が重ならないようにし、除湿機や扇風機を使って風通しをよくしましょう。
色落ちや変色
特に白の綿100やコットン100は変色すると、黄色や茶色が目立ってしまいます。
これは汗や皮脂汚れで、漂白剤を使えば落とせますが繊維が傷んでいたり頑固な変色には効果は得られません。
先染めやインディゴ染めなど、綿100やコットン100に染料を多く使用したものは色落ちしやすくなります。
色物はわけて洗うなど、洗濯に注意しましょう。
綿・コットン100のアイテムはUP-Tがオススメ
綿やコットン素材のアイテムはたくさんありますし、肌の弱い人は化学繊維が入ったものはかゆくなったりかぶれてしまうために使いたくない人もいるでしょう。
品質がよい商品でオリジナルアイテムを作りたいならUP-Tがおすすめです。
自分のデザインのTシャツやタオル、トートバッグなど綿100%アイテムがたくさんそろっています。
オリジナルアイテムを作成するだけでなく、販売もできるUP-Tのお任せください。
アイテムは1つから送料無料
UP-Tでは、注文した商品は1個・1枚から送料無料で提供しています。
小口や大口注文も受けており、まとめ割りで単価も安くなるため、クラスTシャツやノベルティ・販促品にもおすすめです。
送料込みでローコストに、オリジナルアイテムを作ることが出来るので安心です。
1枚からでも注文できる
業者によっては、10枚(個)以上からの注文しか受けていないところもあり、個人発注には制約がついてくる会社もあります。
UP-Tでは1枚(個)から注文可能で、個人で作りたい人やマーケットショップに出店したい人も気軽に注文できます。
デザインサポートで初心者にも優しい
UP-Tのオリジナルテンプレートを使えば、写真やイラストをアップロードするだけで簡単にオリジナルアイテムが完成します。
イラストが苦手な人にはスタンプやテンプレートも用意されていますので、自由な発想で自分らしいオリジナルデザインを考えましょう。
イメージはあるけれど、イラストが描けない人はデザインサポートを利用してはいかがでしょうか。
専属デザイナーがあなたのイラストを完全再現!おしゃれなオリジナルデザインで、アイテム作りを始めてください。
カスタマーサービスが充実
UP-Tは、24時間対応してくれる電話サービスがあります。
ラインやメールでも不安なことや不明なことを気軽に問い合わせできるなど、カスタマーサービスが充実しています。
まとめ:コットン100も綿100も生地は同じ
Tシャツやトートバッグ、タオルなど、私たちの生活に密着しているのが綿100やコットン100素材です。
一年中快適でストレスなく、丈夫で手に入れやすいアイテムに使われています。
表示がどうであれ繊維は同じものであり、生地の織り方によってやわらかさや生地の厚みが異なります。
手持ちのアイテムには、綿100と書いてあるのかコットン100なのかをチェックしてみると新しい発見があるかもしれませんね。
身近な素材であり、年間通して愛用できる生地です。オリジナルアイテムでも肌触りを重視した、綿100やコットン100素材選んでみてはいかがでしょうか。