最終更新日: 2025年02月19日

ポリエステルは通気性が悪いって本当?どんな素材か徹底解明!

衣類の素材として頻繁に見かけるポリエステルは、夏やスポーツをする時にぴったりの素材という印象が強いですよね。
しかし、実は通気性が悪いことで知られている素材でもあります。

「暑い季節に着たいのに通気性が悪いの?」「そもそもポリエステルがどんな素材なのか知らない」と、知っているようであまり知らないポリエステル。
一体どんな素材なのか、通気性が悪いのは本当なのか、ポリエステルを徹底的に解説します!

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知っておきたいポリエステルこと

まずは、ポリエステルとは何かを見ていきましょう。

  • なにからできている素材なの?
  • 通気性が悪いって本当?

以上の2つについて解説していきます。

なにからできている素材なの?

ポリエステルは、いわゆるプラスチックの仲間で、一口にポリエステルと言ってもさまざまな種類があります。

  • PET(ポリエチレンテレフタレート)
  • PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)
  • PEN(ポリエチレンナフタレート)
  • PBT(ポリブチレンテレフタレート)

このように大きく4つの種類に分けられ、主に衣類の素材として使われているのはPETです。
PETは文字通り、ペットボトルの原料としても使われています。
ペットボトルを再利用した衣類が話題にあがることがありますが、ポリエステルの中でも同じ種類なので再生が可能なのです。

また、PBTは、スポーツウェアや水着などに使われています。

通気性が悪いって本当?

ポリエステルに限らず、合成繊維は通気性の悪い素材が多い傾向にあります。
特に、ポリエステルはプラスチックですから、素材自体に通気性はありません。

では、スポーツウェアや夏の衣類としては不向きなのでは?と思いますよね。
そういった衣類の場合、今紹介したようなベーシックなポリエステルではなく、構造や編み方などを天然素材に近い形で加工した機能性ポリエステルや、他素材と混紡することで、弱点である通気性の悪さを補っています。

そのため、スポーツウェアや夏用の衣類として売られているポリエステル素材の衣類は、暑い日でも快適に着こなすことができますよ。

 

ポリエステルのメリット

ポリエステルのメリットを見てみましょう。

  • 抜群の速乾性
  • 耐久性に優れている
  • 型崩れしにくくシワになりにくい
  • 軽量
  • 繊維が安いので衣類も低価格
  • 虫がつきにくい
  • 紫外線に強い

以上のような点がメリットとして挙げられます。

スポーツや夏の暑い時期に使用する衣類としては、頻回な洗濯に耐えられる素材が使いやすいですが、ポリエステルは耐久性に優れていてシワになりにくいのでおすすめです。
また、化学物質でできた合成繊維なので、天然の素材のように虫食いに怯える心配もほとんどありません。

丈夫で扱いやすく、お手軽な素材という部分が、ポリエステルの最大のメリットだと考えられます。

 

ポリエステルのデメリット

では今度は、ポリエステルのデメリットについて見ていきます。

  • 火に弱い
  • においが吸着しやすい
  • 蒸れやすい
  • 静電気が起こりやすい

夏はキャンプやBBQなど、火を使うイベントが多いですが、ポリエステルは可燃性の高い素材のため、そういった場面での着用が不向きです。
特に、焚き火など火の粉が飛ぶような場面での着用は危険なのでやめましょう。

また、皮脂などを吸着させやすい素材のため、汗のにおいなどが残りやすい傾向にあります。
洗濯でも落としきれない場合は、つけ置き洗いなどのケアを欠かさずに行うと清潔に保てます。

 

着心地の良さを追求した進化系ポリエステル

一長一短のある素材のように見えるポリエステルですが、今から紹介するようないわば「進化系」と言っても過言ではないポリエステル素材を使うことで、短所をカバーすることができます。

  • 機能性ポリエステル
  • 混紡素材

それぞれがどういった素材なのか、解説していきます。

伸縮性や通気性のある機能性ポリエステル

伸びにくく、通気性が悪いというプラスチックならでは、ポリエステルの短所を補うように開発されたのが機能性ポリエステルです。
技術が進歩して、さまざまな種類の機能性ポリエステルが登場していますが、天然の繊維の構造を参考に、柔軟性に富んだものや吸湿性のあるもの、特殊な編み方で通気性を良くしたものなどがあります。

また、染色段階で機能加工を施すことで、ポリエステル素材のもつ特徴に機能をプラスすることもできます。
技術の発展、おそるべしです。

機能性ポリエステルは、主に、スポーツウェアとして開発されることが多く、新しい技術としてアスリートやスポーツを楽しむ人たちを支えています。

混紡素材にも注目

別の素材とポリエステルを掛け合わせた混紡素材は、ポリエステルの短所となる部分を他の素材が補うので、快適に着ることができます。
掛け合わせる素材は、合成繊維よりも天然繊維の方がポリエステルにない特徴をプラスできるので、より優秀な素材が生み出せます。

中でも人気が高いのは綿とポリエステルを組み合わせた混紡素材。
ポリエステルの速乾性と綿の通気性、肌触りの良さがバランス良く組み合わさった素材です。
まさに、夏にぴったりの素材で、ブラウスやスカート、パンツに至るまで、さまざまな衣類に使用されています。

 

ポリエステル素材はいつ着るのがベスト?

では、ポリエステル素材の衣類を着るのにベストなタイミングは、本当に夏やスポーツの時だけなのでしょうか。

  • 年中使える便利な素材
  • スポーツウェアに最適

実は、ポリエステルは一年を通して使うことができる画期的な素材なんです。

それぞれ詳しく説明していきます。

年中使える便利な素材

ポリエステルと言えば、スポーツウェアの影響か、Tシャツのイメージが強いですが、実は冬にも大活躍している素材なんです。

例えば、お手頃な価格のセーター。
天然繊維を使ったセーターはお値段が張りますが、リーズナブルな価格帯のブランドで売られているお手頃なセーターは、ポリエステルなどの合成繊維を毛糸状に紡いだものがほとんどです。

ポリエステル100%のものもあれば、合成繊維との混紡素材もあり、どちらの場合も虫がつきにくいので、セーターによくある虫食いの心配をしなくて済むのが嬉しいポイント。

厚手の衣類に使用しても繊維が軽いため、衣類が重くなってしまうことがありません。
洗濯物が乾きにくい冬場でも、持ち前の速乾性で他の洗濯物よりも短時間で乾く点も使い勝手が良いですね。

このような理由から、夏はもちろん、冬にもどんどん着ていきたい素材と言えます。

スポーツウェアに最適

こちらはイメージ通りという人も多いのではないでしょうか。
ポリエステルは、スポーツウェアの素材として良く使われています。

その理由はなんと言っても速乾性にあります。
スポーツ中は汗をかきやすく、いつまでも汗が乾かないと不快感が続くだけでなく、体調にも影響してきます。
速乾性を重視されるスポーツウェアには、ポリエステルはうってつけの素材なんです。

また、安価で替えのものを揃えやすいのも人気の秘密。
何枚も持っていれば、頻回な洗濯も安心です。

 

UP-TならドライTシャツもオリジナルで作れる!

UP-Tでポリエステル素材のドライTシャツをデザインしよう!

オリジナルTシャツが作れることで大人気のUP-Tにも、もちろんポリエステルを使ったTシャツが多数取り揃えられています。

  • ドライTシャツ
  • 即日ドライTシャツ
  • ドライシルキータッチTシャツ

数あるドライ系のTシャツの中から、3つ紹介していきます。

ドライTシャツ

ドライTシャツ

ポリエステル・メッシュ素材を使用することで、速乾性はもちろん、吸汗性も実現した高性能なドライTシャツ。
カラーは驚きの50色から選べるので、「作りたい色がない!」なんてことはまず起こりません。

原色に近いカラフルなカラーをはじめ、くすみ系カラーもあるので、流行を取り入れたい人にも作りやすいラインナップとなっています。
とっておきのデザインを施して、夏を乗り切りましょう♪

即日ドライTシャツ

即日ドライTシャツ

なんと、業界初!ドライTシャツも即日で発注できちゃいます!
平日の午前9時までに発注すれば、その日のうちに印刷して発送します。
あっという間に届くので、急な用事やイベントにもってこいです。

カラーはホワイト、ブラック、ネイビー、ロイヤルブルー、ターコイズ、ホットピンクの6種類です。
Tシャツの土台はドライTシャツと同じものですが、即日なので色数は限られてしまいます。

たくさんのカラーから選びたい人は、普通のドライTシャツ、色はベーシックなものでとにかく早く欲しいという人は即日ドライTシャツを選んでみてくださいね。

ドライシルキータッチTシャツ

ドライシルキータッチTシャツ

ポリエステルの速乾性は保持したまま、柔らかい肌触りを実現して着心地の良さを追求したドライシルキータッチTシャツは、スポーツシーンではもちろん、普段着にもぴったりの一枚。

頻回に着るものだからこそ、機能性も着心地も妥協せずにこだわりたいものです。
ポリエステル素材のTシャツでおろそかにされがちな、厚さとやわらかさに重点を置いたTシャツは、まさに持っておきたい一枚。

カラーも全17色と豊富で、スポーツやアウトドアにぴったりの鮮やかな色を多く取り揃えています。
夏山登山のインナーなどにも爽やかに使えそうですね。


オリジナルTシャツを作ってみたいけど、デザインなんてしたことない!とお困りの人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪
プロのデザイナーが実践しているデザインのコツを大公開しています。
この記事さえ読めば、プロ顔負けのデザインが作れちゃうこと間違いなしです!

プロに学ぶオリジナルTシャツデザインのコツ!デザイン例もご紹介


 

まとめ:通気性は良くないけど万能なポリエステル

UP-TでドライTシャツをオリジナルでデザインしよう!

ポリエステルは通気性が良くない!という噂は本当でしたが、技術の進歩で機能性ポリエステルなども登場していて、万能な素材になってきていることがわかりました。
夏だけでなく、一年中使えるのも便利さを物語っていますね。

そんなポリエステルを使ったTシャツを、オリジナルデザインで作ってみませんか?
UP-Tなら、ポリエステル素材のTシャツを多数取り揃えています!
自分のお気に入りのデザインをたくさん作って、楽しく着回しちゃいましょう♪

ドライ素材のTシャツもUP-Tで簡単に作れる!

速乾性が嬉しいUP-TのドライTシャツはオリジナルデザインで楽しもう!

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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。
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