最終更新日: 2024年05月28日
著作権に注意!スマホケースを自作するときに注意するべきポイントを徹底解説
著作権という言葉を聞いたことがあるものの、詳しい内容までは知らないという方は多いのではないでしょうか。
著作権は著作物を守るための権利で、有名なロゴやキャラクターをデザインに使用する際に重要なポイントとなります。
そこで今回は、著作権について詳しく解説します。
スマホケースを自作する時の注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
著作権とは?
スマホケースを自作する際に、まずは著作権について知識を身につけましょう。
著作権とは著作物を守るための権利!
著作権とは著作物を保護するための権利です。
著作権は創作と同時に発生する権利のため、アマチュアやプロ関係なく誰でも持つことができます。
権利の発生のために行政機関に手続きをする必要はありません。
著作権を有すると、自身の著作物の利用を独占できると共に、第三者が無断でその著作物を利用した場合、状況によって処罰することも可能です。
著作物の具体例
先ほど著作権とは、著作物を保護するための権利であるとお伝えしました。
では、そもそも著作物にはどんなものがあるのでしょうか。
著作権法によると、著作物とは「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」であるとされています。
具体的に著作物には以下のものがあります。
①小説・脚本・論文・講演その他言語の著作物
②音楽の著作物
③舞踊または無言劇の著作物
④絵画・版画・彫刻その他美術の著作物
⑤建築の著作物
⑥地図または学術的な図面・図表・模型その他図形の著作物
⑦写真の著作物
⑧映画の著作物
⑨プログラムの著作物
著作権侵害に該当しないもの
思想または感情を表現したものではない場合、著作物に該当しません。
また、創作的であることが要求されるので、他人が創作したものを模倣したものや、ありふれたものも著作物に該当しません。
下記では、著作物に該当しないものの具体例を紹介します。
①歴史的事実・データ
②ありふれた表現・題名
③アイデア
④応用美術
⑤工業製品
著作権を侵害するとどうなる?
著作権侵害は列記とした犯罪です。
被害者である著作権者が告訴することで、侵害者を処罰することができます。
著作権、出版権、著作隣接権の侵害は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演か人格権の侵害などは、5年以下の懲役または500万円以下の罰金などが定められています。
また、法人が著作権(著作者人格権を除く)などを侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。
ちなみに、懲役刑と罰金刑は併科されることもあります。
著作権を侵害せずスマホケースを自作するためには
著作権は列記とした犯罪であるため、知らない間に著作権法を侵害してしまっても処罰される可能性があります。
では、著作権を侵害せずスマホケースを自作する方法はあるのでしょうか。
ここでは、その方法について詳しく解説します。
私的利用の範囲で自作する
オリジナルスマホケースを自作する目的が私的利用であれば、著作権侵害になりません。
販売して利益を得る営利を目的とした制作物でなければ、問題なく著作物を利用することができます。
著作権法においても認められているので、安心してスマホケースを自作できるでしょう。
著作権者から許可をもらう
著作権者から許可をもらうことができれば、利益が発生する営利目的の場合でも著作物を利用できます。
著作権者の許可を得るためには、利用者と著作権者で契約を結ばなければいけない場合や、著作権利用のために費用を払わなければいけない場合があります。
そのため、個人で著作権者に許可を取るのは難しいですが、どうしてもデザインに使用したい場合は一度コンタクトを取ってみると良いでしょう。
ただし、著作者が第三者に著作権を譲渡している場合、著作者から許可をもらえても意味がありません。
著作者と著作権者が異なるケースもあるので、しっかりと確認するようにしましょう。
著作権が放棄されたものを使用する
著作権を放棄し、無料で提供しているものもあります。
同じキャラクターでも有料と無料のものが存在するので、費用を抑えたい場合は無料の素材を使うと良いでしょう。
ただし、無料でも規約が設けられていることがあるので、使用する前に確認することが大切です。
著作権の時効がきたものを使用する
著作権の時効は著作者の死後70年となっています。
そのため、著作権の時効がきたものを使用するのも一つの方法です。
著作物を使用するときの手順
他人の著作物を使う場合は、以下の手順で進めるようにしましょう。
①日本で保護されているものか調べる
②保護期間内であるか調べる
③無断使用可能か調べる
④著作権者を調べて許可をもらう
手順は4ステップに分けることができます。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
①日本で保護されているものか調べる
使いたい著作物が以下の3種類に該当する場合は、日本で保護されている著作物です。
・日本国民の著作物
・日本国内で最初に発行された著作物
・条約によって日本が保護する義務を持つ著作物
いずれにも当てはまらない場合は、日本では許可を取らずに利用することができます。
②保護期間内であるか調べる
①で当てはまった場合は、保護期間内であるか調べましょう。
著作権は永久に保護されるものではありません。
一定の期間が過ぎれば消滅するものです。
著作権が消滅した著作物は、誰でも自由に使えるようになります。
著作権が保護される期間については、著作権法で細かく定められているので確認するようにしましょう。
③無断使用可能か調べる
著作物の著作権が保護期間内であっても、例外的に著作権者の許可を取らずに使用することができます。
④著作権者を調べて許可をもらう
著作権者から許可を取る必要がある場合、まず著作権が誰なのかを調べて許可を取りましょう。
著作権者を探すには、さまざまな方法があります。
本やCDなどであれば、その出版社や発行元に問い合わせると良いでしょう。
スマホケースを自作する時の注意点
スマホケースを自作する際は、いくつか注意点があります。
注意点をしっかりとおさえて自作することで、失敗するリスクを最小限におさえられるでしょう。
持っているスマホの機種を確認する
スマホケースを自作する際、土台となるスマホケースが必要です。
一口にiPhoneやAndroidと言っても機種によってサイズは異なります。
せっかくこだわって自作しても、自分が持っている機種に対応していなければ使うことはできません。
自作にかけた時間や労力が無駄になってしまうので、しっかりと購入する際は機種を確認するようにしましょう。
素材の特徴を把握する
取り扱う素材は水気に強いか、熱のこもり具合はどうかなど、特性を把握した上でスマホケースを自作することが大切です。例えば、毛糸やレザー素材は熱を遮断させるという特徴があるため、取り付ける場所を考えなければいけません。
スマホの熱を逃がせるようにする
市販のスマホケースは、スマホ本体から発生する熱を逃がせるための穴や隙間が開けてあります。
オリジナルスマホケースを作成する際、熱放射に必要なスペースを塞がないように注意しましょう。
塞いでしまうと、スマホが故障する原因になる可能性があります。
カメラレンズの位置を考慮する
オリジナルスマホケースを自作する際に、カメラレンズの位置を考慮する必要があります。
特に凹凸のある素材やふわふわした素材はレンズに写り込む可能性が高いです。
また、キラキラ反射する素材をフラッシュの周りにつけると、ハレーションを起こす恐れがあります。
スマホケースを一から作るとなるとハードルは高いですが、市販のクリアケースをアレンジする方法であれば比較的挑戦しやすいです。
以下のコラムでは百均のアイテムでスマホケースを自作する方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【百均DIY】スマホケースを自作する方法や失敗しないコツを紹介!
業者に依頼する場合はUP-Tがおすすめ
スマホケースを自作するのではなく、業者に依頼して作成したいと考える方も中にはいるでしょう。
自作にかかる時間や労力を節約したい方やハイクオリティな仕上がりを求める方は、自作するよりも業者に依頼する方が良いです。
しかし、オリジナルスマホケースを作成している業者は数多くあるので、どこに依頼しようか迷ってしまいますね。
そのような時におすすめなのが、UP-Tです。
UP-TはオリジナルTシャツを作成している会社ですが、スマホケースや文房具など幅広いアイテムを扱っています。
どのアイテムも1つから注文を受け付けているため、個人でオリジナルアイテムを作成したい時に重宝するでしょう。
下記では、UP-Tでオリジナルスマホケースを作成するときの流れを簡単に解説します。
①スマホケースを選ぶ
②カラー展開がある場合は、カラーを選ぶ
③デザインをアップロードする
④テキストを入力する
⑤カートに進み、注文個数を入力する
⑥商品のお届けと支払いに必要な個人情報を入力する
⑦内容を確認し、注文を確定する
UP-Tには即日アイテムと通常アイテムがあり、即日アイテムは午前9時までの注文完了(決算完了)でその日うちに出荷、通常アイテムは午後14時までの注文完了(決算完了)で3営業日出荷となっています。
ただし、メーカーの在庫状況や注文個数によって出荷日は異なるので、正確な日にちを知りたい方は注文画面を確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、スマホケースを自作するときに注意するべきポイントを詳しく解説しました。
特に自作する際は著作権に注意する必要があります。
知らない間に著作権を侵害していることもあるので、事前に基礎知識を身につけておくことをおすすめします。
本記事を参考にして、著作権に気を付けながらスマホケースを自作してみてくださいね。
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