最終更新日: 2024年05月09日
オリジナルアパレルブランドを立ち上げるには？段取りからよくある失敗例まで
「オリジナルブランドを立ち上げてみたい」「洋服をデザインして売ってみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
いざ立ち上げてみようとすると、何から手をつけていいか分からないという声も多くあります。
まずは副業ではじめてみたい方や、一念発起してビジネスとしてはじめたい方、主婦の傍らやってみたい方など、境遇もそれぞれ異なります。
境遇が異なっても、はじめにやらなければいけない段取りは同じです。
今回は、オリジナルブランドを立ち上げるまでの段取りから、よくある失敗まで解説します。
また、どんな方法で販売しようか悩んでいる方に向け、販売方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
オリジナルブランドを立ち上げるまでの段取り
まずは、オリジナルブランドを立ち上げる際の段取りを1つずつ解説します。
- コンセプトなどを決める
- 資金を準備する
- 商品のデザインをする
- 商品を製造する
- プロモーション
- 開業・販売開始
オリジナルブランドを立ち上げるときは、以上の手順に沿って準備を進めてみましょう。
それぞれ詳しく解説します。
コンセプトなどを決める
ブランドを立ち上げてみたいと思ったら、まずコンセプトを決めてみましょう。
「どのような服を販売していきたいのか」「どんな人をターゲットにするのか」「どのようなシチュエーションできてほしいか」などを総合的に考えながら決めます。
例えば、
このように定義してみると分かりやすいと思います。
どんな雰囲気のショップが想像できるか、それがコンセプトです。
コンセプトが決まったら、次はブランド名を決めましょう。
ブランド名は、コンセプトに合わせて、ターゲットにしている客層にささるようなブランド名を考えます。
ブランド名と同時に、ブランドのロゴもあると便利です。
ここで気をつけたいのは、商標登録されていないものでなければいけないということ。
せっかく考えたブランド名やロゴが商標登録してある場合、法的な問題にも発展してしまいます。
まだ商標登録がされていないものを考えましょう。
ものをデザインして販売する場合、必ず知っておかなければならないのは著作権についてです。
以下のコラムでは商標登録されているデザインなど、著作権について詳しくまとめているので、事前にチェックしてトラブルを避けましょう。
オリジナルTシャツを販売するときは著作権に注意しよう！覚えておきたい「著作権」について！
資金を準備する
オリジナルブランドを立ち上げるときは、商品企画や製造にかかるコスト、実店舗の場合は土地の購入など、様々な面で資金が必要になります。
できるだけ予算を抑えたとしても、オリジナルブランドの立ち上げには約100万円かかるといわれています。
そのため、資金調達はオリジナルブランドの立ち上げに欠かせません。
自分で貯金することはもちろん、銀行の融資を受けたり、助成金や補助金を活用したりすることも可能です。
最近では、クラウドファンディングで資金を集める方も増えています。
どうしても初期費用は安く抑えたい！という人のために、初期費用0円からできちゃうショップの開設について、のちほど解説します♪
商品のデザインをする
資金調達のめどが立ったら、商品のデザインをはじめましょう。
はじめに決めたコンセプトに沿った、商品デザインを作ります。
ブランドのロゴがある場合は、ロゴをおしゃれにあしらったアイテムもおすすめです。
デザインは自分ですることはもちろん、得意な方に依頼することも可能です。
その場合は別途費用がかかるので、慎重に決めましょう。
商品を製造する
決めたデザインをもとに、商品を製造します。
はじめは在庫リスクを抱えないためにも少量から製造し、人気商品を見極めていきましょう。
商品を製造する際は、洗濯表示が必須。
「家庭用品品質表示法」に沿った表示をしなければいけません。
また、ブランドのタグも忘れずにつけましょう。
問い合わせ先としてはもちろんですが、気に入ってもらえた場合にブランドタグがあった方がどこのブランドかを確認しやすく、リピーターにもつながります。
はじめての商品製造は、UP-Tなどのオリジナル商品製造業者を利用してみると便利です。
UP-Tでは、小ロットから安価で注文することができます。
自分で1から製造したり、業者を探したりするのは手間も時間もかかります。はじめての商品製造は、UP-Tなどの業者を使うのがおすすめです。
プロモーション
商品を製造したら、開店前にできるだけたくさんの人にブランドを知ってもらう必要があります。
販売量を増やして売り上げを拡大していくためにも、しっかりとプロモーションを行いましょう。
プロモーションにには様々な方法がありますが、最近の主流はSNSを活用したプロモーションです。
また、マスメディア広告やWeb広告などを打ち出してみるのも良いでしょう。
ここで大切なのは、ターゲットを考えたうえでプロモーション方法を選ぶこと。
ターゲットにしっかりと見てほしいので、ターゲットが目にしやすそうな媒体を選びましょう。
開業・販売開始
ここまで終えたら、いよいよ開業です。
開業するためには、販売方法を決める必要がありますが、この販売方法の決め方は、次の章でご紹介します。
どの方法であっても、ユーザーを受け入れる体制を万全に整え、販売開始しましょう。
オリジナルブランドの販売方法
オリジナルブランドの販売方法として、主流なものは3つあります。
- 実店舗で開業する
- フリーマーケットやポップアップショップに出店する
- ネットショップで販売する
以上の方法をひとつずつ詳しく見ていきましょう。
実店舗で開業する
自分だけのお店を構えてみたい方や、対面で接客をして売りたい方は、実店舗で開業するのが良いでしょう。
オリジナルブランドを立ち上げたいと考えたときに、まず思い浮かぶのはこの方法だと思います。
実店舗なら、立地・内装・ディスプレイなどすべてにこだわることができ、自分の思い描いた通りのお店にすることができます。
また、どんどん全国展開していったり、並行してネットショップで販売したりすると、オリジナルブランドの幅も広がるでしょう。
デメリットとしては、お金がかかるということ。
光熱費や家賃などの維持費がかかってしまうため、他の販売方法よりもお金がかかってしまいます。
ビジネスの初心者には敷居が高いかもしれませんが、資金や時間に余裕のある方におすすめです。
フリーマーケットやポップアップショップに出店する
「対面で接客をしながら販売したいけど、実店舗の維持費が払えない」という方は、フリーマーケットやポップアップショップへの出店がおすすめです。
また、ネットショップをしながらときどきフリーマーケットなどに出店する、という方法もあります。
特に大きな都市では、フリーマーケットがよく開催されます。
調べてみると、出店料1,000円ほどで1日出店することも可能です。
フリーマーケットなどは一時的な出店となるので、「自分の商品が本当に売れるのか試してみたい」と考えている方にもおすすめ。
オリジナルブランドを、多くの人に知ってもらう機会にもなります。
ネットショップで販売する
最もリスクが少なく、現在メジャーな方法といえば、ネットショップで販売すること。
最近では、ネットショップの立ち上げをサポートしてくれるサービスもあります。
また、固定費のかからないサービスを利用すれば、初期費用やランニングコストも安く抑えることが可能です。
ネットショップの大きな特徴は、全国の人に届けられること。
しっかりとしたプロモーションをすれば、全国の人にオリジナルブランドの存在を知ってもらうことができます。
デメリットとして挙げられるのは、ネットを利用する層にしか届かないことです。
50代以上など、ネットショッピングが身近ではない層に届けることは難しいといえます。
ターゲットがネットショッピングを利用する年代であれば、コストを安く抑えることができ、気軽にはじめられるネットショッピングがおすすめ。
ビジネス初心者も、ネットショップが開設できるサービスを利用すれば、戸惑うことは少ないでしょう。
リスクが少ない状態でネットショップの開設したい人には、UP-Tで在庫を抱えずに初期費用0円でショップ開設する方法もありますよ♪
オリジナルブランド立ち上げでよくある失敗例
オリジナルブランドの立ち上げで、失敗することは誰もが恐れていることです。
ここでは、オリジナルブランドの立ち上げでよくある失敗例をご紹介します。
- 集客ができなかった
- 他社と商品のデザインが似ていた
- 商品の種類が多すぎた（少なすぎた）
同じ失敗をしないためにも、参考にしてみてください。
集客ができなかった
集客ができなかったら、オリジナルブランドを立ち上げても売り上げにつながりません。
商品作りに時間をかけることはもちろん大切ですが、それと同じくらい集客も大切です。
いくら良い商品ができたとしても、集客に失敗し、購入者がゼロの場合は売り上げもゼロになってしまいます。
まずはSNSを活用するなどして、多くの人にオリジナルブランドの存在を知ってもらうことから始めましょう。
オリジナルブランドを挫折する理由として、集客ができないことは大きな問題です。
販売を開始する前から、しっかりとしたプロモーション活動を行い、集客できるようにしましょう。
他社と商品のデザインが似ていた
オリジナルブランドを立ち上げるということは、自分でデザインした商品を販売するということ。
デザインを決定する前には必ず、似たような商品がすでに世の中にないか、リサーチしておきましょう。
他社と似た商品を販売してしまった場合、販売中止に追い込まれたり、相手のブランドから訴えられたりすることもあります。
他社と商品のデザインが似ていることで、オリジナルブランドを台無しにしたくないですよね。
そのために、同じデザインがないかリサーチをし、完全オリジナルなデザインの商品を販売しましょう。
商品の種類が多すぎた（少なすぎた）
商品の種類展開も、よくある失敗のポイントです。
商品の種類が多すぎるというのは、はじめからTシャツ・パーカー・スウェット・アウター・マグカップ・アクセサリーなど、様々な種類の商品に手を出してしまうこと。
オリジナルブランドを立ち上げたはじめの頃は、在庫コストを抱えないために、どうしても大量生産することができません。
そんな中で、たくさんの種類の商品を出すということは、コストがかかってしまいます。
反対に商品の種類が少なすぎると、お客様のニーズに答えることができず、売り上げにつながりません。
例えば、「パーカーはMサイズのみの取り扱い」としてしまうと、デザインは気に入っているのにサイズがなくて買えないということが起きてしまいます。
以上を踏まえて、商品の種類は適切な数を販売するようにしましょう。
はじめは少ないくらいがちょうどいいのかもしれません。
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- オリジナルショップで独自のブランドを運営！
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ぜひ、ショップ開設の参考にしてみてくださいね。
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初期費用として少し出費はありますが、ショップ作成から商品の発送まで完全に全部自分で手配するよりは遥かに出費が抑えられます。
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ただし、集客は自分で行う必要があるので、ある程度集客が見込める人におすすめのサービスです。
まとめ：地道な努力で夢のマイショップを立ち上げよう！
今回は、オリジナルブランドを立ち上げるまでの段取りからよくある失敗まで解説しました。
オリジナルブランドをこれから立ち上げたいと思っている方は、道のりが長く諦めそうになることもあるかもしれません。
しかし、地道に努力し、段取りを踏んでいけば、きっと成功できると思います。
UP-Tでは、オリジナルショップ機能を使うことで、簡単にオリジナルブランドを立ち上げることができます。
オリジナルブランドを立ち上げたい方はぜひ検討してみてください。
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