最終更新日: 2024年05月01日
【ファスナー】修理は最小限に。大切に長く愛用する方法とは
「ファスナー付きのアイテムを大切に使いたい」「修理は自信がないから壊れた・外れたは絶対にイヤ」など、ファスナー付きのアイテムの扱い方に困ってはいませんか?
ファスナーを自分で修理することもできますが、できるだけ大切に使い続けたいものです。
今回は、ファスナーの修理を最小限に、大切に使い続ける方法をご紹介します。
ファッション好きの人は参考にしてみてくださいね。
ここに気をつけて!ファスナーの修理を防ぐ使い方とは
ジッパーやチャックと呼ぶ人もいますが、正式にはファスナーと呼びます。
ファスナーは、突然壊れてしまうもの。
ですが、普段の使い方を変えることで長持ちさせることができるのです!
それぞれの正しい使い方をご紹介します。
自分の使い方は合っているのか、直すべきなのかチェックしてみましょう!
ファスナーを開閉するとき
ファスナーを開閉するとき、とくに考えていない人が大半でしょう。
つまみを持たずに、スライダーそのものを下におろして開けてはいませんか?
ファスナーには、種類によってつまみの上下でロックがかかるものがあります。
つまみを持たずに下げてしまうとロックがかかった状態で無理に開くことになってしまいます。
繰り返し行うと、ファスナーが壊れてしまうので気をつけましょう。
また、ファスナーを閉めるときには、ファスナーの下を軽く引っ張ってたるみを無くすことをおすすめします。
たるみが無くなることで、生地がかんでしまうことを防げますよ。
ファスナーの上にボタンやホックがあるとき
ボトムスの多くは、ボタンやホックの下にファスナーがついています。
ファスナーを閉じてから、ボタンやホックを止めるという人も多いのではないでしょうか。
ファスナーを閉じるときには、先にボタンやホックをとめましょう。
閉じるときにファスナーに負担がかからないよう、ボタンやホックが手伝ってくれます。
開けるときには、ファスナーを先に開けてからボタンやホックを外してくださいね。
順番を意識することで、ファスナーに優しく使い続けることができますよ。
ファスナー付きのアイテムを着脱するとき
面倒だから、急いでいるからとファスナーを完全に開閉せずに着脱する人がいます。
これもファスナーにとってはNG。
無理な力が加わるので、ファスナーそのものが壊れる原因となります。
ファスナー付きのアイテムを着脱するときには、必ずファスナーを完全に開けましょう。
かばんにファスナーが付いているとき
中身が見えない、ものを落としにくいことからファスナー付きのかばんが定番ですよね。
ものをぎゅうぎゅうに詰め込み、ファスナーがなかなか閉まらないという経験をしたことがある人も多いでしょう。
ものの詰め込み過ぎは、ファスナーにとって大きな負担です。
両方からファスナーのテープが引っ張られることにより、エレメント(ファスナーのギザギザしたところ)がテープからちぎれてしまいます。
ちぎれてしまうと、自分で修理することはできません。
ファスナーそのものを付け替えることになります。
ものを多く入れたいときには、左右のエレメントを近づけてからファスナーを閉めましょう。
財布やポーチなども同様です。
ものを入れる時は、あまり詰め込み過ぎず、ゆとりができるようにしましょう。
洗濯するとき
ファスナー付きの服を洗濯する機会があるでしょう。
脱いでファスナーが開いたまま、洗濯をしていませんか?
エレメントは、触ってわかるほどジグザグしています。
そのまま洗濯をすることで、ジグザグが生地やほかの衣類、洗濯機に引っかかってしまいます。
ファスナーへのダメージはもちろんのこと、まわりにまでダメージを与えてしまうのです。
ファスナー付きの服を洗濯するときには、必ずファスナーを閉めましょう。
ボタンやホックが付いているときには、同じようにとめておくとファスナーへのダメージを抑えられます。
洗濯ネットに入れておくと、さらに安心ですね。
また、アルカリ性の強い洗濯洗剤や塩素系漂白剤は、ファスナーの潤滑剤と相性が良くありません。
開閉の動きを悪くしてしまう可能性があるので、気になる人は乾いたあとにエレメント部分に油分のあるものを塗ると安心です。
アイロンをするとき
フレアのスカートやチノパンなど、ファスナー付きのアイテムにアイロンをしたいときもあるでしょう。
素材によってアイロンの温度を調節することは多くの人に知られています。
実は、ファスナーにも適温があるのです。
一般的な適温は下記のとおりです。
・コンシール:160℃
・樹脂(コイル):150℃
・ビスロン(デルリン):130℃
ファスナーのメーカーや細かい材質によっても変わるので、できるだけ低温にすると安心です。
また、ファスナーにアイロンを当てるときには、必ずファスナーを閉じてスライダーを正しい位置に戻しましょう。
あて布も忘れずにかけてくださいね。
大切にしていたのに外れた・壊れたときには修理しよう!
どんなに大切に使っていても、ファスナーの経年劣化は避けられません。
もしも劣化で外れた・壊れたというときには、自分で修理してみませんか?
ファスナーの修理はとても簡単です。
パターン別に修理方法をご紹介します。
ファスナーが勝手に開く
ファスナーを閉じても下から開いてしまうというとき、ファスナーのつまみからアルファベットのX型に両方が開いているときには、自分で修理が可能です。
開閉の繰り返しによる劣化で、スライダーの根本が開いているのかもしれません。
ラジオペンチを使って、スライダーを閉めましょう。
スライダーの下部分の左右それぞれを、少しずつ閉めてください。
スライダーとエレメントの隙間が少なくなることで、かみ合わせがもとに戻ります。
スライダーが壊れないよう、少しずつ優しく修理してくださいね。
ただし、エレメントが外れたり欠けたりしているときには自分で修理はできません。
ファスナーそのものを付け替えましょう。
形が歪んでいる程度の場合には、ラジオペンチで修理することもできます。
生地が挟まった
ファスナーのあるあるともいえる、生地の挟まり。
一番見かけることの多いパターンかもしれません。
生地の挟まりも自分で修理することができます。
無理に引っ張って生地を抜き出そうとしてしまいますが、穴が空いたり伸びたりしてしまうのでおすすめできません。
ファスナーに対して生地を水平に引っ張りましょう。
ファスナーの横から生地を抜き出すイメージです。
このときも優しく、少しずつ行ってくださいね。
生地が硬いときやなかなか直らないときには、ドライヤーで温めましょう。
ドライヤーの熱でスライダーが柔らかくなることにより、生地を引っ張り出しやすくなります。
マイナスドライバーを使って、隙間を広げてもよいでしょう。
生地がかたまりで出てきたときや隙間を広げたときにはラジオペンチで隙間をもとに戻してくださいね。
ファスナーからスライダーが外れた
長年愛用していると、スライダーがファスナーからそのまま外れてしまうことも。
諦めなければいけない、ファスナーを取り替えなければいけないと考えてしまうかもしれませんが、自分で修理が可能です。
まずは、外れてしまったスライダーをドライヤーで温めます。
柔らかくなったスライダーの下部分を、ラジオペンチで左右それぞれ広げてください。
広げた隙間にエレメントとテープを差し込みます。
挟み込むように広げた部分をもとに戻して完成です。
ファスナーを開閉してスムーズに動くか確認しましょう。
動きが悪いときには隙間を閉めすぎたのかもしれません。
動きを確認しながら広げてあげましょう。
スライダーの動きが悪い
スライダーの動きが悪く、スムーズに開閉できないということもあるあるでしょう。
これは、金属ファスナーで多く見られます。
動きの悪さも自分で修理することができますよ。
スライダーにサビが発生していたりゴミが挟まっていたりするのかもしれません。
ワセリンやリップクリームなど油分を多く含んでいるものをエレメントに塗り込みましょう。
綿棒を使って、まわりにつかないよう少しずつ行ってくださいね。
動きがスムーズになったら、修理完了です。
ベタつきが気になるときには、動きを確認してから余計な油分を拭き取ってください。
ほかにも鉛筆を使って同じように修理することができますよ。
修理しても直らない…ファスナーを取り替えてみて◎
自分で修理してみたけれど直らないというときには、ファスナーの付け替えに挑戦しましょう!
ミシンを使うとすばやく付け替えることができますよ。
もちろん、手縫いで修理することも可能です。
ファスナーは手芸店や、100円均一でも販売されています。
アイテム別におすすめのファスナーをご紹介します。
アウター類
ジャケットやパーカーなどのアウター類は、左右が分かれるオープンタイプのファスナーを選びましょう。
生地そのものが厚手のことが多いので、ファスナーもしっかりしたものがおすすめです。
パーカーやジャージなどはビスロンファスナー、ジャケットやコートは金属ファスナーが適しています。
生地の厚みに合わせてファスナーを選びましょう。
バッグなどの小物類
バッグやポーチといった小物類は、ファスナーの種類を問わずに付け替えることができます。
おしゃれに仕上げたいときには、生地の硬さや風合いに合わせて選んでくださいね。
もともと付いていたファスナーの種類を参考にするとよいでしょう。
ただし、柔らかい生地に重みのあるファスナーを合わせてしまうと、アイテムの形が変わってしまいます。
気をつけてくださいね。
ボトムス類
パンツやスカートといったボトムス類は、金属ファスナーやエフロンファスナーが選ばれることが多いです。
デニムを代表とする硬い生地は金属ファスナーを選びましょう。
ファスナーによってアイテムの雰囲気も大きく変わります。
生地の硬さやデザイン、重さに合わせてファスナーを選んでくださいね。
また、ワンピースの場合には、目立たないようにコンシールファスナーが選ばれることがほとんどです。
UP-Tで自分だけのファスナーアイテムを作ろう!
■定番ジップパーカー|00189-NNZ |Printstar
「気に入っていたデザインのアイテムのファスナーが壊れてしまったけど、同じものが販売されていない」という場合は、自分で作ってみてはいかがでしょうか?
Tシャツプリント業者のUP-Tでは、ファスナーをつけたアイテムをご用意しています。
人気の高いアイテムは「定番ジップパーカー」です。
オーソドックスなパーカーなので、誰でも似合いますよ◎
作りがしっかりしているので、耐久性があるところもポイントです。
15色の豊富なカラーのなかから、自分だけの色を見つけてみてくださいね。
オリジナルデザインのパーカーを作成する方法についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ!
パーカーを自作する方法や、業者に発注して作る方法を詳しく解説しています。
ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
オリジナルパーカーを激安で作りたい方必見!簡単な作り方を紹介します
まとめ:大切に使ってファスナーの修理を最小限に
ファスナーの正しい使い方は、意外と簡単。
少しの心がけで長持ちするのです。
いざというときには自分で修理もできます。
付け替えもできるので、大切なアイテムを長く楽しんでくださいね。
ファスナーについて知り、UP-Tで自分だけのアイテムを作ってみましょう!
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