最終更新日: 2025年01月19日

ファスナーは修理可能!いざというときに役立つ基礎知識

ファスナー 修理

「ファスナーが閉まらない」「ファスナーが外れた、壊れた」という経験はありませんか?
パーカーやジャンパーなど、アウター類で使われることの多いファスナー。
ジッパーやチャックと呼ぶ人もいますよね。

お気に入りのファスナーが壊れたり外れたりしてしまうと、気分も落ち込むでしょう。
せっかく作ったパーカーなどのオリジナルアイテムのファスナーが壊れてしまうのもショックですよね。

そのファスナー、もう直せないと諦めてはいませんか?
実は、自分で修理することができるのです!

今回は、いざというときのために覚えておきたい、ファスナーの基礎知識や修理方法をご紹介します。
もう着られないと諦めていたアイテムをもう一度復活させましょう!

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ファスナー?ジッパー?チャック?全部同じアイテムです!

  • ファスナー
  • ジッパー
  • チャック

おおよその人が、これらの3つの呼び方でファスナーを呼ぶでしょう。
ファスナーは、もともと靴紐を結ぶ大変さを解消するために、アメリカで生み出されました。

しっかり閉めるという意味の「fasten」が語源となり、ファスナーという名前が付けられたと言われています。
その後、閉めるときの音が英語で「Zip」と聞こえることから「ジッパー」と名付けられアメリカで浸透したのです。

日本では、「巾着」をもじって「チャック印」という名前で販売されたため、チャックという呼び名が定着しています。

ジッパーとチャックは、土地ごとのファスナーの呼び名といえるでしょう。
ほかにも、土地によってさまざまな名前で呼ばれていますよ。

 

ファスナーのエレメントはどの部分?

エレメントは、歯がかみ合うことで開閉する部分のことです。
それぞれの歯が交互に取り付けられていることで、スライダーによって自由に開閉します。

ファスナーが外れた、というときにはエレメントがうまく噛み合っていないことが原因としてあげられます。
エレメントが欠けたり潰れたりしてしまうと、ファスナー自体を取り替えなければなりません。

ただし、エレメントが壊れた部分によっては直せることも。
端から1〜2cmあたりで壊れたときには、留め金を付け替えることで修理できる場合もあります。

 

知っておくと修理がしやすい!ファスナーのその他のパーツ

ファスナーには、かみ合わせ部分や、ファスナーの開閉時に持つパーツなどがあります。
それぞれのパーツをひとくくりにしてファスナーと呼ばれます。

パーツの名前や構造、開閉する仕組みについて知っておくと修理をするときに便利になりますよ。
何が原因で外れた、壊れたということまで自分でわかるようになるでしょう。

ファスナーの種類

ファスナーは、かみ合わせ部分の素材も様々です。
よく見かける機会の多いファスナーは3種類。

金属ファスナー:かみ合わせ部分が金属。デニムやジャンパーといった厚めの生地で使われる。大人っぽいアイテムと相性が良い。

ビスロン(デルリン)ファスナー:かみ合わせ部分が樹脂。金属ファスナーと比べて軽いため、さまざまなアイテムに使われる。

樹脂(コイル)ファスナー:かみ合わせ部分が樹脂製でコイル状。柔軟性と軽さがあるため、ワンピースやスカートで使われる。

どのファスナーも構造や開閉の仕組みは同じです。
ではファスナーのパーツをそれぞれ見ていきましょう。

スライダー

スライダーは、ファスナーを開閉するときに持つ部分のことです。
ダイヤモンドのような形のなかにはY字の空洞があり、エレメントとテープが通っています。

歯車の原理を利用して、スライダーを上に引っ張るとファスナーは閉まり、下におろすとファスナーが開きます。
スライダーの種類は3つ。

  • オートロックスライダー:スライダーから手を離すとロックされる。
  • セミオートスライダー:スライダーを倒すとロックされ、起こすとロックが外れる
  • リバーシブルスライダー:表と裏にスライダーがあり、どちらからも開閉できる

アパレルアイテムの多くは、オートロックスライダーかセミオートスライダーが選ばれているでしょう。
リバーシブルタイプのジャケットなどでは、リバーシブルスライダーが使われています。

テープ

テープは、ファスナーを生地に接続する部分のことです。
破れや裂けを防止するために、頑丈な生地を使っています。
テープに使われる生地は、ファスナー専用です。

ファスナーをつけたいアイテムと色を合わせるために、さまざまな色のテープがあります。
ファスナーをアクセントにするために、アイテムによってはわざと生地とテープの色を変えていることも。

 

ファスナーが壊れた!自分でできるファスナーの修理方法

ファスナーのトラブルとして多く見かけるパターンにあわせて、それぞれの修理方法を紹介します。
壊れた、外れたと思っても紹介するパターンに当てはまっていれば、自分で修理することができますよ。

修理の方法を覚えることは難しくても、パターンを頭に入れておくことでいざというときにも安心です。
もう直らない…と思っていたアイテムも、実は簡単に修理できるかもしれません。

諦めたり処分したりする前に、修理を試してみてくださいね。

ファスナーを閉めても開いてしまう場合

スライダーを上に引っ張ると閉まるけれど、閉まった部分が次々に開いてしまう…というときには自分で修理が可能です。

正面から見ると、ファスナーがXのような見た目になっています。
X型に壊れたときには、修理に挑戦しましょう。
これは、スライダーのゆるみによって、エレメントのかみ合わせがズレてしまったことが原因です。
ラジオペンチを使って、スライダーの下部分を左右それぞれ締めましょう。

このとき、強い力をかけると壊れてしまいます。
少しずつ、スライダーを動かして様子を見ながら締めてくださいね。

また、エレメントが欠けている可能性もあります。
上下左右がすべて揃っているのか確認しましょう。

少し歪んでいる、というときには同じくラジオペンチで軽く歪みを正すと直ります。
欠けているときには、ファスナーそのものを取り替えなければなりません。

エレメントやスライダーに布が挟まった場合

ファスナーが縫い付けられている生地にたるみがあると、スライダーに布地が挟まりやすくなります。
パーティードレスや柔らかなブラウスなど、誰しも一度は経験があるでしょう。
この場合にも、自分で修理することができます。

無理に引っ張ってしまうと、洋服に穴が空いたり伸びたりしてしまうので注意が必要です。

まず、生地をファスナーに対して水平に引っ張りましょう。
力を入れずに優しく行ってください。
上下に引っ張ってしまうと、さらに生地が食い込んでしまうので水平を意識してくださいね。

デニムなど生地が硬いとき、引っ張っても直らないときには、ドライヤーを使いましょう。
ドライヤーの熱でファスナーを温めることで取れやすくなりますよ。

ただし、金属ファスナーは熱くなりやすいです。
火傷をしてしまうこともあるので、温めすぎには注意してください。

それでも取れないときには、硬さと薄さがあり平べったいものを生地とスライダーの間に挟みましょう。
隙間ができることで生地がすんなり取れます。
マイナスドライバーがおすすめです。

スライダーが外れた場合

長く愛用している洋服のスライダーが、外れてしまったことはありませんか?
この場合も自分で修理することができますよ。

長い間に渡ってファスナーを使っていると、劣化してしまいます。
劣化が原因で、スライダーがエレメントから外れてしまうのです。

修理するときには、外れたスライダーをドライヤーで温めます。
曲げやすくなったスライダーの左右をラジオペンチで少し広げましょう。
広げたら、スライダーにエレメントとテープを差し込んであげます。
曲げた部分を元に戻して修理完了です。

ファスナーを何度か開け締めして、直ったことを確認しましょう。
スライダーは、無理に力を加えたり曲げすぎたりすると壊れてしまいます。
慎重に行ってくださいね。

スライダーの滑りが悪い場合

新しく買った服のはずがスライダーの滑りが悪い、最近スライダーが動きづらくなったというときにも自分で修理が可能です。

この場合には、スライダーの錆やゴミ溜まりが原因になっているでしょう。
そのため、スライダーの滑りを良くしてあげれば、問題ありません。

ワセリンやリップクリームなどを綿棒に取り、エレメントに塗り込みましょう。
量は少しずつ、エレメントの中に入り込むように塗ってくださいね。

油分のあるものを加えてあげることで、滑りが良くなります。
ベタつきが気になるときには、余計な油分を拭き取りましょう。

 

こんな時はファスナーの交換が必要!

ファスナーのトラブルに応じた、自分でできる修理方法を紹介しましたが、下記のようなトラブルの場合は、買い替えがおすすめです。

  • エレメントが欠けてしまった場合
  • ファスナーのテープが破れてしまった場合

2つのトラブルでなぜ買い替えがおすすめなのかを解説します。

エレメントが欠けてしまった場合

ファスナーは消耗品のため、経年劣化で長く使えば使うほど各パーツが破損してしまいます。
ファスナーの開閉で大事な部分のエレメントが欠けたり変形したりすると、開閉がしっかりとできずに、服本体にキズをつけてしまう原因になります。

また、エレメントが破損した状態で使用するとスライダーが機能しなくなり、ファスナー全体が使い物にならないことも。
エレメントの歯部分を一個ずつ取り換えることはできません。
お直し専門店へ持ち込んだとしても、エレメント部分のみの修理はお金も時間もかかるため、ファスナーのエレメントが壊れてしまった時は、買い替えのタイミングです。

ファスナーのテープが破れてしまった場合

ファスナーは金具部分が直に土台となる衣服やバッグに縫い付けられているわけではありません。
ファスナーの金具部分とテープ部分があり、テープ部分が土台の生地に縫い付いています。

エレメントやスライダーの嚙み合わせが悪く、テープ部分を巻き込んで破れてしまった場合は、ファスナーの総取り換えが必要になります。
テープ部分が破れたまま使用すると、本体(土台)も破れてしまうことがあるため、ファスナーのテープが破れた時はファスナー全体の交換、または買い替え時となります。

ファスナーの総取り換えは、洋裁の知識がないと難しい部分もあり、洋裁に不慣れな人は、買い替えがおすすめです。

 

ファスナーが壊れた時は買い替え時!

ファスナーの構造や修理方法について知っていると、いざファスナーのエレメントやスライダーが壊れた時に自分で修理できて便利ですが、自分で直す時間と労力を考えると、思いきって買い替えた方が良い場合もあります。

UP-Tでは、ファスナーがしっかりとした作りのジップパーカーが種類豊富に揃っています。

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初めての人には「定番ジップパーカー」

定番ジップパーカー|00189-NNZ |Printstar

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オリジナルで初めてファスナーのついたアイテムに挑戦するときには、「定番ジップパーカー」がおすすめです。

9.7オンスの厚みでアウターのように羽織ることができます。
デイリー使いからちょっとした外出まで、幅広い場面で活躍してくれるでしょう。

とくに、フードの作りがしっかりとしています。
カジュアルながらきちんと感も出る、絶妙な仕上がりです。
カラーバリエーションは15色、サイズはXS〜4XLまでご用意しています。

裏起毛のアイテムなら「ヘビーウェイトジップパーカー」

ヘビーウェイトジップパーカー|HSZ-137 |TRUSS

ヘビーウェイトジップパーカー|HSZ-137 |TRUSS

肌寒い時期にも活躍するファスナー付きアイテムなら、「ヘビーウェイトジップパーカー」がおすすめです。
しっかりとした厚みと、内側の裏起毛で暖かく着ることができます。
薄手のアイテムは寒い、というときに便利ですよ。

カラーバリエーションは3色ご用意しています。
アウターとして使いやすい色を展開しているので、気に入るものが見つかるはずです。

サイズはS〜XXLまでご用意しています。
ぴったり〜1サイズ大きいものを選ぶと、ちょうど良いでしょう。


オリジナルパーカーの作り方やコーディネート例を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
ファスナーの修理方法が分かっていれば、世界で一つだけのオリジナルパーカーを長く愛用できますね♪
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流行のオリジナルパーカーを作成しよう!コーディネート例も紹介します


 

まとめ:ファスナーのエレメントが欠けた時は買い替えがおすすめ

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ファスナーについて、知っておきたい基礎知識をご紹介しました。
ファスナーの修理の仕方を知っておくと、ちょっとしたファスナーのトラブルにも迅速に対応できます。

ファスナーは、エレメントが欠けたりファスナーのテープ部分が破れてしまったりした時は、買い替えするのがおすすめです。

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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。
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