最終更新日: 2024年05月08日

Tシャツプリントには種類がある!“安く仕上がる”インクジェット印刷とは?


自分で考えた色・デザインをTシャツとして仕上げてくれる「オリジナルTシャツ」。
最近ではさまざまなショップでTシャツ作りができるので、「やってみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?

そんなTシャツプリントですが、気になるのが印刷の種類。
「シルクスクリーン?」「インクジェット?」と普段聞きなれない言葉に疑問が残る方もいますよね。

今回はそんなTシャツプリントの「印刷」についてご紹介します。
印刷の種類やそれぞれの特徴、安く仕上がると人気のインクジェット印刷を詳しく解説していきましょう。

オリジナルTシャツをデザインする

 

Tシャツプリントの種類

Tシャツプリント インクジェット

そもそもTシャツプリントの種類はどういったものがあるのでしょうか?
ショップによって印刷方法は微妙に異なり、中には珍しい印刷方法を採用しているところもあります。

ただ、基本的には

・シルクスクリーン印刷
・昇華転写印刷
・インクジェット印刷

の3つが主流と言われています。

いずれかの言葉を「Tシャツプリントショップで見た」という方もいるかもしれませんね。
この3つの印刷方法と特徴をそれぞれご紹介します。

シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷とは、孔版印刷(こうはんいんさつ)の一種。
孔版印刷を知っている方はおそらく少ないと思います。

孔版印刷は例えるなら「版画」で、版と呼ばれる「Tシャツプリントの土台」を作成し、そこにインクを落としTシャツに転写するのがシルクスクリーン印刷です。

シルクスクリーン印刷はTシャツの生地によくなじみ、しっかり細部までプリントされるのが特徴。

市販品やブランドTシャツの多くはシルクスクリーン印刷でできており、インクの種類にこだわれば特殊な蛍光塗料やゴールドなどの特色もプリント可能です。

ただ、版を作るためその分価格が嵩んでしまうことも。
また、1色につき1つ版を作ることが基本であるため、デザインに使用できる色数も限られてきます。

カラフルなデザインを再現できないことはありませんが、その分料金が高くなってしまうため注意が必要です。

昇華転写印刷

昇華転写印刷とは、デザインを転写紙などに「昇華型インク」で印刷し、熱によってTシャツプリントをする方法。
このときの昇華型インクが昇華転写の名前の元になっているのです。

紙を使って転写するため、Tシャツに限らずさまざまなアイテムにプリントすることができます。

例えば陶器、ポリエステル素材のアイテムには昇華転写印刷が使われていることが多いです。
昇華転写印刷はシルクスクリーン印刷と違って、版を作らずプリンターで印刷を行います。

そのため料金を安く抑えることができ、小ロット(少ない数のプリント)にも適しています。
少人数のクラブなどのオリジナルTシャツ製作に向いているといえるでしょう。

インクジェット印刷

では、インクジェット印刷について詳しく見ていきましょう。
インクジェット印刷とは、インクジェットプリンターで直接製品に印刷する方法。

昇華転写と同じように、版を使わず作成できるので先ほどご紹介した3種類の印刷の中でも安く仕上げることができる、と言われています。

インクジェット印刷のプリンターは、家庭用でも見かけられますよね。
CMYKという4種類の色を使って、インクを霧状に噴射して定着させます。

特徴としては、グラデーションや写真など、「色と色が組み合わさった絶妙なカラー」も再現できるところにあり、Tシャツプリントだとデザインに制限がないためよく使われています。

オリジナルTシャツを手掛けるUP-Tでもこのインクジェット印刷を採用。
版がいらず、安価に作れることから「1枚だけ作成可能」といったTシャツプリントにも活用されているんです。

 

インクジェット印刷のTシャツ、細部まで見てみた!


インクジェット印刷は安く作れるために、「印刷の質が気になる…」という方も多いかもしれません。

そこで今回は実際に「インクジェット印刷で作ったTシャツプリント」を詳しくチェックしていきましょう。

Tシャツプリント インクジェット

まずは、こちらがデザインデータです。
作成したのは「adobeIllustrator」で、解像度に依存しない「AIデータ」で作成しました。

<AIデータとは?>
デザイン編集・加工ソフトである「Illustrator」で使用する拡張子のことです。
通常、画像には解像度があり、あまりにも拡大するとモザイクがかかったように画質が落ちてしまい、縮小すると潰れてしまいます。

AIは拡大・縮小してもデザインの見た目が変わらず、高画質を保ったまま編集作業ができる拡張子。
データ容量が軽いのも特徴です。

つまり、Tシャツプリントとしてはできる限りの解像度を保ったまま入稿したという点を覚えておきましょう。
Tシャツとしてプリントされると、このような仕上がりになりました。

見た目は画面で見たデータとまったく変わりません。
色の再現度も高く、「思ったよりも暗い」「明るい」ということもありませんでした。

ただ、どのような仕上がりになるのか不安な方は、家庭用インクジェットプリンターで出力してみるとよいでしょう。

また、Tシャツプリントは業務用のプリンターを使用しているため、家庭用のものよりも細かい部分がしっかりと印刷されている印象です。

Tシャツプリント インクジェット

よく見てみると、インクが吹き付けられてできたような「輪郭のにじみ」が確認できます。
シルクスクリーン印刷だとはっきりとプリントできると思いますが、インクジェットだとこうした仕上がりになるのは覚えておくと良さそうですね。

Tシャツプリント インクジェット

フォントを小さく設定した(4pt)ものだと、ちょっと潰れてしまいました。
とはいえ、あまり目立たないようなデザインを目指したので結果として満足しています。

あまりにも小さなデザインをするときは、潰れる可能性もあるため大きめがおすすめです。
一般的に文字だと「5pt以上」が推奨されているので、参考にしてみてくださいね。

全体で見るとかなり再現度も高く、値段もお手頃です。
特に自分用にTシャツを作りたい方は、1枚だけ安価に作成したいですよね。
そんなシーンに、インクジェット印刷のTシャツプリントはおすすめです。

 

【1枚から作成可能】おすすめTシャツをご紹介

UP-TでオリジナルTシャツを作成しよう
インクジェット印刷でできるTシャツプリント。
ひとくちにTシャツといっても、さまざまな種類があります。
それぞれ特徴が異なるので、ここではおすすめのTシャツをご紹介しましょう。

■定番Tシャツ|00085-CVT |PrintStar

Tシャツプリント インクジェット

まずは定番の半袖Tシャツ。
リーズナブルな価格と丈夫な作り、袖や胴回りがゆったりとしているアメリカンスタイルのTシャツは、多くのオリジナルTシャツプリントユーザーから選ばれています。

先ほど作成したTシャツも、UP-Tのこちらのアイテムを使用して作ったもの。
52色という豊富なカラーから自分に合ったものを選べるので、Tシャツデザインの幅がさらに広がります。

■リブ付 ロングスリーブTシャツ|5011-01 |UnitedAthle

Tシャツプリント インクジェット

秋冬にTシャツプリントを叶えるなら、長袖アイテムも外せません。
こちらは高品質な素材だけを選んで作られたユナイテッドアスレの長袖Tシャツ。

袖口を見てみると分厚いリブが付いていて、裾はダブルステッチで縫われています。
着崩れしにくく、洗濯しても形崩れが目立たないのが特徴です。

カラーはユースフルなものばかり11色で展開。
これからのオリジナルTシャツプリントに、ぜひチェックしておきたいアイテムです。

■ドライTシャツ|00300-ACT |glimmer

Tシャツプリント インクジェット

ドライTシャツは、通気性・吸汗性の高いポリエステルメッシュ素材でできたアイテム。
よく汗をかく夏のTシャツとして、スポーツ時のTシャツとして多くの方に選ばれています。

ドライTシャツの特徴は、生地がやや薄く柔らかいこと。
軽い着心地でTシャツを楽しみたい方や、スポーツするときに着用することが多い方は、通常TシャツよりもドライTシャツがおすすめです。

■NUBLENDスウェットシャツ|562M |TRUSS

Tシャツプリント インクジェット 

分厚い生地で、スウェットのように着こなせる長袖Tシャツ。
生地の厚みがしっかりあるため、防寒性に優れているのが嬉しいポイントです。

屋外でもこれ1枚で着こなせるので、トレーナーのように使用するのもOK!
写真を見てみると分かるように、リブが長めになっているのでシルエットがスマートに見えるのも特徴です。

オリジナルTシャツプリントアイテムはこちらもチェック▼
Up-TのオリジナルTシャツ人気ランキング

Tシャツプリントのデザインは簡単ツールにおまかせ

Tシャツプリント インクジェット

Tシャツプリントをやってみたい…けれど、イラストレーターのような専用ツールを持っていないという方も多いですよね。
そこでUP-Tでは、「簡単デザインツール」を公開しています。

このツールはアクセスするだけで使用できる「Tシャツプリントデザイン作成」のためのもの。

上の写真のように自由にカスタマイズできるテンプレートスタンプも用意されているので、デザインに自信がない方でも簡単にTシャツデザインが楽しめます。

実際のTシャツの上からデザインできるのも、このツールの特徴。
仕上がりイメージが掴みやすいので、仕上がってからの失敗を防ぐこともできますよ。


UP-Tのデザインツールについてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
オリジナルTシャツ業者を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

【無料】オリジナルTシャツは3分で作れる!デザインツールで簡単作成|オリジナルTシャツのUP-T


 

まとめ

オリジナルTシャツをデザインする
Tシャツプリントでよく聞く「インクジェット印刷」。
この印刷方法だと、1枚だけプリントしたり安い価格でプリントしたりといったことが可能です。
Tシャツショップ選びや、目的にあわせて印刷方法にもこだわってみてくださいね。

オリジナルTシャツUP-Tでは、インクジェット印刷で行うTシャツプリントが、1枚から作成可能。
ご紹介した以外にもたくさんのオリジナルアイテムを揃えているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

インクジェット印刷で。Up-TのオリジナルTシャツプリントを始めるならこちら
オリジナルTシャツを格安で1枚から作成

Tシャツプリント インクジェット

監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。
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