最終更新日: 2026年03月16日
作業服の油汚れの正しい落とし方を解説|自宅で簡単&確実に落とす方法

油汚れがついた作業服、洗っても洗っても落ちなくて困りますよね。
機械油やグリス、食用油など、職種によって汚れの種類もさまざまです。
「普通に洗濯しただけでは全然キレイにならない…」と感じている方も多いはず。
実は、作業服の油汚れはやり方を間違えると、さらに落ちにくくなる厄介な汚れです。
ただし、ポイントを押さえれば、自宅でもしっかり対処できます。
この記事では、作業服の油汚れが落ちにくい理由から、自宅でできる正しい落とし方、注意点やコツまで解説します。
「もう諦めるしかないのかな…」と感じている方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
作業服の油汚れが落ちにくい理由

作業着に付いてしまった油汚れがなかなか落ちない理由は、大きく分けて2つあります。
油汚れは水になじみにくいため
1つ目の理由は、油汚れが水になじみにくい性質を持っているからです。
衣類につく汚れは、大きく分けると水に溶ける汚れと、油に溶ける汚れの2種類があります。
水に溶ける汚れであれば、水洗いだけでもある程度落ちるため、家庭用の洗濯機で洗うだけできれいに仕上がります。
一方、油汚れは水に溶けない性質を持っています。
そのため、家庭用洗濯機で水洗いしただけでは汚れが浮かびにくく、落とすのが難しいとされています。
油汚れを長期間放置してしまったため
2つ目の理由は、油汚れを長期間放置してしまっているためです。
油汚れに限ったことではありませんが、汚れは時間が経つほど繊維の奥に染み込み、落ちにくくなっていきます。
中でも油汚れは、洗濯機で洗うだけでは落としにくいため、「どうせ落ちないから」と後回しにしてしまいがちですよね。
さらに、古い油汚れの上に新しい汚れが重なると、汚れが何層にも積み重なり、落とすのが一層難しくなります。
正しい落とし方が分からないまま時間が経ち、気づいたときには頑固な汚れになっていた、という方も多いはずです。
自宅でできる!作業着の油汚れの落とし方

作業着についた油汚れをきれいに落とすには、
洗濯の基本とコツを押さえることが大切です。
ここからは、作業着の油汚れを落とすために意識したい4つのポイントを含め、落とし方について解説していきます。
下洗いする
油汚れがついた作業着は、いきなり洗剤で洗っても、なかなか汚れが落ちません。
これは、フライパンに残った油を水だけで洗うようなものです。
まずは、作業着についた表面の油汚れを落とす下準備から始めましょう。
先述した通り、油汚れは水との相性が悪いです。
そのため、下洗いでは洗剤を使わず、40〜60度ほどのお湯を使うのが基本です。
洗濯機は使わず、バケツなどにお湯を張って行います。
汚れた部分をお湯の中でもみ洗いすると、油が浮いてきます。
そのままにせず、お湯を入れ替えながら洗うのがポイントです。
油が浮かばなくなるまで下洗いを繰り返すことで、このあと使う洗剤がしっかり効く状態になりますよ。
浸け置き洗いする

下洗いが終わったら、次は浸け置き洗いです。
ここでしっかり油を分解できるかどうかで、仕上がりが変わります。
まず、バケツなどの容器に40〜60度ほどのお湯を張り、洗剤を適量溶かして洗剤液を作ります。
できれば、油汚れに強い作業着専用の洗剤を使うのがおすすめです。
作業着用洗剤には、粉末タイプと液体タイプがあります。
粉末洗剤は洗浄力が高く、コスパも良いのが特徴です。
油汚れがひどい場合は、粉末洗剤のほうが効果が期待できます。
ただ、水に溶けにくいため、汚れがひどい部分をピンポイントで擦り洗いするときにはは少し扱いづらい面もあります。
液体洗剤は、お湯にサッと溶けて扱いやすいのがメリットです。
部分洗いするときは、汚れた部分に直接つけて擦り洗いできるので、手間をかけたくない方には向いています。
ただし、粉末洗剤に比べると、洗浄力はやや控えめです。
どちらが正解というより、「とにかく汚れを落としたいのか」「手軽さを重視したいのか」で選ぶと失敗しにくいですよ。
次に、洗剤液ができたら下洗いした作業着を静かに沈め、半日から1日ほど浸け置きします。
お湯の温度は下洗いのときと同様で40~60度以上にするのが目安です。
イメージとしては、焦げついた鍋を一晩お湯に浸しておくような感覚です。
浸け置き後は、洗剤液の色を確認しましょう。
真っ黒や濃い茶色になっている場合は、まだ油が落ちきっていないサインです。
その場合は洗剤液を新しく作り直し、もう一度浸け置きします。
2回目以降は、洗剤の量を少し減らしても問題ありません。
洗剤液の色が薄くなってきたら、浸け置き洗いは完了です。
汚れがひどい部分を擦り洗いする
浸け置き洗いが終わったら、汚れが特にひどい部分を中心に擦り洗いします。
ブラシを使うことで、繊維の奥に残った油汚れを落としやすくなりますよ。
ただし、力任せにゴシゴシ擦るのは逆効果です。
これは、汚れを落とそうとして紙を削ってしまうようなもの。
生地を傷める原因になってしまいます。
ブラシを使うときは、洗剤を先に泡立ててから使うのがポイントです。
泡をクッション代わりにすることで、余計な摩擦を抑えながら、汚れだけを浮かせられます。
洗濯機で洗う

ここまでの下処理が終わったら、洗濯機で仕上げ洗いをします。
この段階まできていれば、油汚れはかなり落ちているはずです。
汚れがしっかり取れていれば、他の衣類と一緒に洗っても問題ありません。
それでも気になる場合は、作業着だけで洗うと安心です。
洗濯時は、40度以上のお湯を使うのがポイントです。
油は温度が高いほどゆるみやすく、ここで最後の汚れを押し出すイメージですね。
下処理で道を整えてから洗濯機に任せることで、しっかり綺麗に落とせますよ。
洗濯後は油汚れが落ちたか確認してから陰干しする
洗濯が終わったら、油汚れがしっかり落ちているかをまず確認しましょう。
汚れが残ったまま乾かしてしまうと、熱や乾燥によって汚れが定着しやすくなってしまいます。
汚れが落ちていることを確認できたら、作業着全体を軽く振って大きなシワを伸ばし、襟や袖、縫い目の形を整えます。
その後は、生地へのダメージや色あせを防ぐため、直射日光を避けた風通しの良い日陰で陰干ししましょう。
油汚れがついた作業服を洗うときの注意点

油汚れがついた作業服を洗うときは、落とし方だけでなく洗濯時の注意点も大切です。
やり方を間違えると、汚れが落ちにくくなるだけでなく、洗濯機やほかの衣類に影響が出ることもあります。
ここでは、作業服を洗う前に知っておきたい注意点を、分かりやすく解説していきます。
洗濯表示をチェックする

油汚れはお湯で洗ったほうが落としやすいですが、どんな作業服でも高温で洗っていいわけではありません。
ここで大切になるのが、洗濯表示の確認です。
洗濯表示は、作業服のタグにある洗い桶マークを見ます。
マークの中に書かれている「30」や「50」といった数字は、洗濯に使ってよい水温の上限を示しています。
例えば、30と書かれていれば「ぬるま湯まで」、50なら「少し熱めのお湯まで」という感じです。
IH専用のフライパンをガスコンロで使うと傷むのと同じで、表示より高い温度で洗うと、生地を傷めてしまいます。
油汚れは60度以上のお湯で落としやすくなりますが、洗濯表示が60未満の場合は無理に高温で洗わないようにしてください。
「汚れを落としたい気持ち」と「服を長持ちさせること」のバランスが重要です。
洗濯表示の液温は30〜95度まで幅があります。
油汚れ対策を重視するなら、購入時に高温洗いに対応した作業服を選ぶのも、後々の手間を減らす賢い方法です。
柔軟剤は使用しない
柔軟剤は、衣類をふんわり仕上げたり、良い香りをつけたりできるため、普段の洗濯で使っている方も多いですよね。
ただし、油汚れがついた作業服には注意が必要です。
柔軟剤には、衣類の表面をコーティングする働きがあります。
油汚れが残った状態で柔軟剤を使うと、汚れの上にラップをかけたような状態になり、洗剤が繊維の奥まで届きにくくなってしまいます。
その結果、油汚れが落ちにくくなる原因に。
作業服の油汚れを落とすまでは、柔軟剤の使用は控えるようにしましょう。
ゴム手袋を着用して洗う

油汚れは酸性の性質を持っているため、作業服専用の洗剤は強アルカリ性になっています。
たんぱく質や皮脂を分解する力が強く、頑固な油汚れにしっかり作用します。
ただし、その分、肌への刺激も強めです。
素手で触ると、手のうるおいまで一緒に落としてしまい、乾燥やヒリつきにつながることがあります。
手の汚れを落とすつもりで、洗浄力の強い食器用洗剤を使っているようなものです。
一度きりなら問題なくても、繰り返すと手荒れしやすくなりますよね。
作業服専用洗剤で手洗いする場合は、ゴム手袋を着用して、手肌を守りながら洗うようにしましょう。
作業着を洗った後は洗濯槽を清掃する

下処理をしっかり行ったとしても、作業着に多少の油汚れがついているかもしれません。
僅かでも汚れがついた作業着を洗濯機で洗うと、洗濯槽に油汚れが残ってしまう可能性が高いです。
油汚れが残ったままの洗濯機を使うと、洗浄力が落ちたり、ほかの衣類に油のニオイが移ったりすることがあります。
一度気になると、地味にストレスですよね。
また、油汚れは粘度が高いため、フィルターが目詰まりしやすく、エラーや故障の原因になることもあります。
油汚れのひどい作業着を洗ったあとは、洗濯槽を清掃する習慣をつけておくと安心です。
洗濯槽の清掃手順は、次のとおりです。
【洗濯槽を清掃する手順】
- 洗濯槽いっぱいに40度くらいのお湯をためる
- 洗濯槽に酸素系漂白剤を適量入れる
- 5~10分ほどすすぎ運転し、そのまま2時間ほど放置する
- 浮いてきた汚れをすくい取り、再度すすぎ運転する
- すすぎ洗いと脱水で仕上げる
ドラム式洗濯機の場合は洗濯槽いっぱいにお湯を入れると4の工程ができなくなるので、標準コースで水をためて行いましょう。
洗濯機に槽洗浄コースがある場合は、これらの工程をほぼ自動で行えます。
取扱説明書を確認しながら、上手に活用してくださいね。
他の洗濯物とは分けて洗う
作業着の油汚れを洗濯機で洗うときは、他の洗濯物と分けて洗うのがおすすめです。
一緒に洗ってしまうと、作業着についた油汚れが別の衣類に移ってしまうことがあります。
お気に入りの服に油のニオイが付いたら、がっかりしますよね。
少し手間に感じても、油汚れがついた作業服は単体で洗うのが1番です。
あわせて、洗濯後に洗濯槽の中を軽く確認し、汚れが残っているようなら掃除してから、通常の洗濯物を洗うようにしましょう。
必要以上に洗濯時間やすすぎ時間を長くしない
油汚れを落としたいからといって、洗濯時間やすすぎ時間を必要以上に長くするのは避けましょう。
作業着に負担がかかり、生地を傷める原因になります。
大切なのは、洗濯機の時間を延ばすことではありません。
専用洗剤を汚れ部分になじませ、つけ置きなどの下処理を行ったうえで、洗濯機では普段どおり洗うことです。
余計な負荷をかけずに洗うことで、作業着を長持ちさせながら油汚れを落とせますよ。
作業服を長持ちさせる洗濯のコツ

前述のとおり、作業服の油汚れは、時間が経つほど落ちにくくなります。
そのため、油汚れが付いたら、できれば当日から翌日中に洗濯したいところです。
そのためには、作業服を1〜3着ほど用意し、ローテーションで着回すのがおすすめです。
洗う余裕が生まれることで、汚れを溜め込まず、結果的に作業服も長持ちします。
ここからは、作業服をこまめに洗濯するためのポイントを見ていきましょう。
しっかり脱水する
短時間で作業着を乾かすには、洗濯の時点でどれだけ水分を減らせるかが重要です。
脱水をしっかり行っておくと、その後の乾燥がぐっと楽になりますよ。
水をたくさん含んだ雑巾をそのまま干すより、一度ギュッと絞ってから干すほうが、早く乾くのと同じです。
作業着の脱水は、通常の衣類より少し長めに設定し、水分をしっかり飛ばしておきましょう。
ただし、長時間まとめて脱水すると、シワができやすくなります。
そこでおすすめなのが、脱水を2回に分ける方法です。
1回目の脱水が終わったら、作業着を一度取り出し、バサバサと振ってざっとシワを伸ばします。
その後、軽く畳んでから2回目の脱水にかけると、シワを抑えつつ、乾燥時間も短縮できます。
油汚れがつきにくい素材を選ぶ

作業着に使われる素材によって、油汚れの付きやすさや落としやすさには違いがあります。
そのため、素材選びも意外と大切なポイントです。
中でも綿素材は、油汚れが比較的落ちやすく、洗濯の手間を減らしやすいのが特徴です。
汚れをしっかり洗い流せる点では、扱いやすい素材といえます。
ただし、綿は水を吸いやすいため、洗濯後に乾きにくいというデメリットもあります。
スポンジが水をたっぷり吸うと、乾くまで時間がかかるのと同じイメージですね。
油汚れを防ぎつつ、乾きやすさも重視したい場合は、ポリエステルとの混紡素材がおすすめです。
速乾性が高く、日々の洗濯や乾燥が驚くほど楽になりますよ。
扇風機やサーキュレーターを使用する
作業着を部屋干しするときは、扇風機やサーキュレーターを使って風を当てるのが効果的です。
風が動くだけで、洗濯物のまわりにたまった湿気が外へ逃げやすくなります。
例えば、風のない日に洗濯物を干すと乾きにくく、少し風が吹くだけで一気に乾きやすくなりますよね。
それと同じ感覚です。
エアコンの除湿機能を併用すると、室内の湿気も下がり、さらに乾燥が早くなります。
扇風機やサーキュレーターは、エアコンの風が当たる方向と向かい合う位置に置くと、空気が循環しやすくなり、作業着全体に風が行き渡ります。
干し方を工夫する

作業着を早く乾かすには、生地が重ならないように干すようにしましょう。
重なっている部分は風が通らず、どうしても乾きにくくなってしまいます。
上着は、裾を上にしてバンザイ干しにすると、内側まで風が通りやすくなります。
ズボンは角ハンガーを使った筒干しにすると、空気の通り道ができ、乾燥が早まります。
他の衣類と一緒に干す場合も、間隔をしっかり空けて干しましょう。
洗濯物同士が密集していると、風が抜けず、乾くまで時間がかかります。
「風が通るスペースを作る」この意識だけで、乾燥効率は大きく変わりますよ。
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Tシャツに刺繍を入れて、自分たちだけのオリジナルウェアを作りたい方は、こちらのコラムをチェックしてみてくださいね。
1枚からでもOK!刺繍入りのオリジナルTシャツを作るならここ!オススメプリント業者4選!|オリジナルTシャツのUP-T
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こちらのコラムではオリジナル作業着のメリットや注意点について詳しく解説しています。
作業着の種類別の特長についてもわかりますので、ぜひ見てみてください!
オリジナルユニフォームは作業着におすすめ!メリットや注意点も詳しく解説!
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作業服としてはもちろん、通勤時やちょっとした外出でも着られる、「着替えなくていい」デザインが魅力です。
まとめ:正しい油汚れの落とし方で落ちなかったらUP-Tで新しい作業着に買い替えよう

作業服の油汚れは、下洗いやつけ置き、洗剤選びなど、正しい落とし方をすれば自宅でも十分落とせます。
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