最終更新日: 2025年02月12日
帆布とはどんな生地?キャンバスとの違い、おすすめバッグまで徹底解説
トートバッグをはじめ、さまざまなアイテムに使用されている帆布(はんぷ)ですが、「帆布とはどんな生地?」「キャンバスとは違うの」「8号や11号ってよく聞くけど、どういう意味?」などと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は帆布生地の特徴やキャンバスとの違い、号数の意味などを詳しく解説します。
おすすめの帆布トートバッグもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
帆布(はんぷ)とは?
帆布とは、綿や麻などの天然素材を平織りで織った厚手の生地のことです。
昔、風の力で船を走らせる帆船(はんせん)の帆に使われていたことから帆布という名前がつきました。
帆布は撚糸を使うことで強度があり通気性が良く、耐久性に優れているため、バッグやエプロン、靴など様々な製品に使われています。使うほどに柔らかくなり風合いが変化していくのが特徴です。
帆布の歴史は古く、エジプトで亜麻帆布が作られたのが始まりとされており、日本では江戸時代に松右衛門が新型帆布を発明し、全国に普及しました。
現在では綿100%の帆布にパラフィン(ロウ)を染み込ませ撥水効果を持たせた「パラフィン帆布」や、ポリエステル100%の化学繊維で防水性や防カビ性に優れた「ポリエステル帆布(エステル帆布)」なども登場し、バッグや帽子、トラックシート、軍隊のテント、工芸品など、様々な用途で活用されています。
キャンバスと帆布の違い
「キャンバス」という呼び方を聞いたことのある方も多いでしょう。
キャンバス(canvas)は、ギリシャ語由来の言葉で「麻で作られたもの」という意味です。
帆布は「キャンバス」と呼ばれることもあり、基本的には呼び名が違うだけでどちらも同じ生地を指します。
アパレルやテキスタイル業界では日本製を「帆布」、海外製を「キャンバス」と呼んで区別していますが、これは日本製と海外製とで厚みや重さを表す単位が異なるためです。
帆布は「号」、キャンバスは「オンス(oz)」という単位で表されます。
厚み・重さの基準が違うため、別のものとして取り扱っているのです。
帆布とはどんな生地?特徴と魅力をチェック
天然素材の帆布には他にはない魅力がたくさん!
ここでは、帆布の特徴や魅力をたっぷりご紹介します。
耐久性に優れている
帆布の一番の特徴は丈夫であることです。
船の帆に使われるほど丈夫です。
平織は摩擦に強い生地であることに加え、帆布は撚り合わせた綿糸を平織にするので耐久性抜群。
お気に入りを長く使うことができるのは嬉しいですよね。
水を弾く
帆布は耐水性に優れている点も特徴です。
高密度に平織された生地なので織り目が非常に細かく、また、濡れると目が詰まっていき水が浸透しにくいので、テントやバケツなどアウトドア用品にも使われています。
帆布のバッグなら、突然の雨でも安心ですね。
通気性がある
帆布は高密度に織られた生地ですが、通気性に優れていることも特徴です。
撚り合わせた糸の間に細かな隙間があり、空気を通すためです。
耐久性と通気性のバランスが良いのは天然素材ならではの強みですね。
独特の風合いがある
使い込むほどに生地が柔らかくなり色合いも馴染んでいく帆布は、風合いの変化を楽しむことができるのも魅力です。
同じように経年変化を楽しめる革と合わせて使われることも多いですよね。
一緒に歳を重ねることで愛着を持ちながら永く使い続けることができる素材です。
帆布(キャンバス)生地には魅力がたくさん!
トートバッグを使うならぜひ帆布製品を使いたいですよね。
こちらの記事ではキャンバストートバッグの魅力をたっぷりご紹介しています!
キャンバストートバッグの選び方やお手入れ方法も詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
「キャンバス地トートバッグの魅力とは?選び方からお手入れ方法までを紹介」
8号?11号?帆布の厚み「号数」とは
帆布の厚みは、日本の製品である帆布は「号」で、海外の製品であるキャンバスは「オンス(oz)」で表示されるのが一般的です。
帆布の号数は1~11号まであり、号数が小さいほど糸の数が多くなっていくため、厚く重い生地になります。
一方、「オンス(oz)」は数字が大きいほど厚み・重みのある生地となります。
バッグや衣類などによく使われているのは8~11号の帆布です。
8号帆布は厚みのあるしっかりとした生地で、家庭用ミシンで縫える中では最も厚手の帆布と言えるでしょう。
ハリのある生地なのでバッグやリュックにおすすめです。
11号帆布は最も薄く軽い帆布で、ハンドメイド初心者の方にもおすすめ。
軽やかな印象でカラーバリエーションやプリント柄が豊富なことから、バッグ、エプロン、カーテンなど様々なアイテムに使われています。
帆布を使って自分でトートバッグを作ってみたい!という方はこちらの記事がおすすめ!
号数をチェックして、自分好みの厚みのバッグを作ってみましょう♪
ミシンを使って自作する方法のほか、業者に依頼する方法も合わせてご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「【意外と簡単!】帆布を使ったトートバックの手作り方法」
帆布の製造方法は4種類
帆布の製造方法は全部で4種類。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
シャトル織機
手機織りの作業を機械化した原始的な織機で、緯糸がセットされた「杼(ひ)=シャトル」を往復させて織り上げます。
シャトル織機は力があり帆布を織るのに適していますが、職人の手作業が必要な部分が多く生産効率に欠けることから現在は生産されておらず、現存するものは機械の老朽化から年々台数が減少し続けています。
シャトル織機を使用すると、ほつれ止めの「耳(セルビッチ)」付きの生地に仕上がり、ボリューム感のある自然な風合いの生地に仕上がるのが特徴です。
レピア織機
「レピア」と呼ばれる剣のような形の部品を両端から差し込み、片側のレピアが緯糸を中央まで通し、反対側のレピアがそれを受け取って端まで運ぶことで生地を織っていく製織方法です。
糸が往復することがなく、糸が飛ぶ方向は一方通行であることから、シャトル織機よりも生産スピードが早いという特徴があります。
また、左右の端が切り揃えられた仕上がりとなります。
かつては「シャトル織機」と「レピア織機」が主流でしたが、高速運転が難しく生産性が低いため今ではほとんど使われていません。
ウォータージェット織機
緯糸を飛ばす道具を使わず、超高圧水を生成し水の力で緯糸を飛ばす製織方法です。
シャトル織機やレピア織機のように緯糸を飛ばす道具が必要ないため、高速で生地を織ることができるのが特徴です。
水を使って生地を織るため、合成繊維を織る際に静電気が発生しないのが利点ですが、吸水性のある天然繊維には不向きです。
エアジェット織機
圧縮した空気を噴射し、その勢いを利用して緯糸を飛ばす製織方法です。
ウォータージェット織機同様、緯糸を飛ばす道具が必要ないことから高速で織ることができます。
主に綿や麻などの天然繊維で生地を織る際に使われており、帆布の製造にはエアジェット織機が使用されることがほとんどです。
UP-Tで作れる!おすすめ帆布トートバッグ3選
帆布のトートバッグが欲しい方はUP-Tを覗いてみましょう!
UP-Tのトートバッグは種類が豊富。
ここではおすすめの帆布トートバッグを3種類ご紹介します。
キャンバストート M
肉厚な生地に豊富なカラー&サイズが魅力!
S~Ⅼサイズまで5種類の豊富なバリエーションを取り揃えている定番トートバッグです。
MサイズはA4がしっかり入るサイズで、学校や習い事、お出かけにもおすすめ!
たっぷり入るからお買い物にもいいですね。
シンプルなキャンバス地で様々なシーンで大活躍間違いなしです!
キャンバストート S
キャンバストートバッグの新定番!
Sサイズは持ち運びやすいサイズ感で、ちょっとしたお出かけにおすすめ。
ランチバッグにもぴったりですね。
カラーが豊富なのでお気に入りを見つけてみましょう!
しっかりとした肉厚生地で耐久性抜群なのも嬉しいポイント。
記念品やイベント行事、ノベルティグッズ、エコバッグなどにも使用できます。
キャンバスデイリートート(M)【白プリント有】
カジュアルな印象のあるコットン生地を使った、キャンバスデイリートートです。
持ち運びしやすいMサイズは、A4サイズがすっぽり入る大きさです。
マチ付きのトートなのでたっぷりの荷物が収容でき、柔らかい素材でスマートな見た目を保てるのもポイント!
シンプルなロゴデザインからカラフルなプリントまで、さまざまな印刷を施してオリジナルトートバッグを作成できます。
企業用ノベルティや記念・特典品として、写真など思い出をプリントすれば世界で一つだけのプレゼントを作成できます。
帆布生地のお手入れ方法
帆布は使うほどに馴染んで味が出てくるのが魅力です。
正しいお手入れできれいを保ちながら大切に使い、経年変化を楽しみましょう。
小さな汚れは消しゴムで優しくこすって落とします。
大きな汚れは水で薄めた中性洗剤を布につけ、汚れを浮かすように優しく叩いて落とします。
汚れが落ちたら水で濡らした布で洗剤を拭き取り、陰干しで乾かします。
丸洗いしたい場合には、30度程度のお湯に中性洗剤を溶かし、帆布を入れて優しく押し洗いします。
その後しっかりすすぎをして水気を拭き取り、形を整えて陰干ししましょう。
洗濯機での丸洗いは型崩れや色落ちの可能性があるため避けた方が無難です。
まとめ:丈夫で多用途!帆布バッグを使ってみよう
今回は、帆布(はんぷ)とはどんな生地なのか、特徴や魅力、キャンバスとの違い、号数、製造方法、お手入れ方法、おすすめのトートバッグ等についてお伝えしました。
丈夫で長持ち、経年変化を楽しむことができる帆布は、さまざまな製品に使われているんですね。
号数やキャンバスの違い、製造方法を知れば、帆布製品選びがもっと楽しくなりそうです♪
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