最終更新日: 2024年03月15日
プリントTシャツのネームタグとは?知っているようで知らない世界
Tシャツのネームタグをまじまじと眺めた経験はありますか?
実は、プリントTシャツ作りではネームタグにこだわっている人も。
「ネームタグって何?」「あまりきちんと見たことないかも...」と思った人は、ぜひ本記事をチェックしてみてください!
ネームタグの奥深い世界にふれて、Tシャツ作りをさらにワンランクアップさせましょう。
ネームタグとは?
ネームタグとは、Tシャツの首やわき部分にある、ブランドロゴや製品概要の書かれた部分のこと。
「ネーム」や「タグ」と呼ばれることもあります。
ネームタグがあることで、製品のブランド感が高まります。
着ていると目立ちませんが、着ていない状態(店頭に並んでいる時や、洗濯して畳んでいる時)に自然と目に入ってくる場所です。
冬場の高級レストランでは、コートのネームタグでお客さんの通っているブランドを判断することもあるほど、実は人知れずチェックされているポイントでもあります。
ネームタグは、さり気なくセンスが光る場所です。
これから詳細をチェックして、Tシャツ作りの楽しみ方を増やしていきましょう。
ネームタグの種類1:加工方法
ネームタグの加工方法には、主に3つがあります。
- タグにプリントする(プリントネーム)
- タグに刺しゅうする(織ネーム)
- 背中に直接プリントする(背裏ネーム、シールネーム)
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
【プリントネーム】
タグ部分にインクでプリントしていく方法です。
シルクスクリーンプリント(版を作ってインクを流していく方法)で、機械的に量産することができます。
比較的に安価でオーダーでき、カラフルな色を使うことも可能です。
【織ネーム】
ネームタグのデザインを糸で織り込んでいく方法です。
にじみがなく、プリントネームよりも手間がかかるので、高級感を演出できます。
予算に余裕のある方は、こちらを選択する傾向にあります。
【シールネーム】
Tシャツの背裏部分に、直接ネームデザインをプリントする方法です。
着用時の首後ろのゴワつきがなく、手軽な方法ですが、Tシャツのカラーによっては表面にネームタグのプリントが透けてしまうこともあります。
大きめにデザインしてネームデザインをアピールしたり、着心地を重視したいという場合におすすめです。
ユニクロのUTは、ネームタグを直接プリントしているものが多いです。
ネームタグの種類2:生地
ネームタグの生地には、主に4種類あります。
- 綿(コットン)
- 麻(リネン)
- ポリエステル
- アセテート
生地によって、質感や印象が大きく異なります。
ひとつずつ見ていきましょう。
素材によって印象が変わるので、服のイメージに合った素材を選ぶのがおすすめです。
【綿】
綿は、白・黒・茶・生成など、カラーバリエーションが豊富なことが多いです。
プリントTシャツの雰囲気に合わせることができるので、タグ加工の初心者にもおすすめ。
柔らかい素材で、首裏の違和感も感じにくいです。
【麻】
綿よりもカラッとした独特の風合いに仕上がります。
和風のTシャツやオーガニック素材の服との相性がいいです。
麻のタグがあるだけで和風モダンな雰囲気になるでしょう。
【ポリエステル】
しわになりにくい素材で、少し光沢があります。
プリントがきれいにのり、丈夫で汚れにくいのもポイント。
アイロンなどによる熱にはやや弱いです。
【アセテート】
シルクのような柔らかさと光沢があり、安く手に入る素材です。
ポリエステルと同じで、化学繊維のひとつ。
摩擦や熱には弱いです。
ネームタグの種類3:形
ネームタグの形には、非常にさまざまな種類があります。
- エンドホールド
- センターホールド
- マンハッタンホールド
- ブックエンドホールド
- マイターホールド
- ストレートカット
それぞれ簡単に紹介していきます。
【エンドホールド】
上下や左右の端を折ったものです。
Tシャツでよく見かける形。
折り込み部分を衣服に縫い合わせます。
【センターホールド】
縦または横に半分に折った形です。
Tシャツの表の腰部分についていることがあります。
主に、ブランド名を主張したい時に使われます。
【マンハッタンホールド】
片方の端を残すように折り、最後に切り口を隠すために三つ折りにしたものです。
Tシャツの首元によく使われています。
端がきれいに仕上がります。
【ブックエンドホールド】
ブックカバーのように、両端を折り曲げて、それを隠すように縫い合わせます。
裏表のあるネームタグができ、プリント部分を多くすることができます。
【マイターホールド】
両端を90度に折り、船のような形をしたものです。
シンプルデザインで、細めのリボンのようなタグで使われています。
【ストレートカット】
上下左右を熱でカットしたものです。
織り目がないので、シンプルな出来上がりになります。
ネームタグの種類4:縫いつけ方
ネームタグを糸で縫いつけるパターンは、以下の4種類です。
- 上だけ
- 上下
- 左右
- 四方
正直なところ、縫い方の好みは人によって異なってきます。
ネームタグの形との相性もあるので、注意が必要です。
まずは手元にあるお気に入りTシャツが、どんな縫い方をしているのかチェックしてみましょう!
ネームタグは発注できる?
(↑Up-T公式サイト)
結論からいうと、ネームタグはオリジナルTシャツ製作業者に発注することも可能です!
ネームタグは小さいので、自分で作って付け替えることも可能です。
しかし、大量生産の場合はかなりの工数がかかって面倒な作業になってしまいます。
そのため、少量ではないという場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
オリジナルTシャツ作成サイト「Up-T(アップティー)」の場合は、1,000枚単位でネームタグの発注ができます。
まずはサイトから担当者に問い合わせてみましょう。
業者に発注すれば本格的なオリジナルタグを作ることができますね。
オリジナルTシャツの仕上がりもランクアップすること間違いなしです♪
オリジナルTシャツをタグ付きで作りたい!という方はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
オリジナルTシャツは「タグ」入りで高級感UP!タグ入りTの作り方
オリジナルネームの価格は?
ネームタグにはたくさんの種類があるので、単価も幅広いです。
タグの縫い方や形だけでなく、枚数によって料金が変動する場合もあります。
複数の業者の価格を参考に、ネームタグの料金相場を確認していきましょう。
今回は、6つの業者の料金を紹介していきます。
【WEDIA(ウェディア)の場合】
・パターンA エンドホールド仕様
30枚単位、1枚300円(税抜)
・パターンB センターホールド仕様
30枚単位、1枚300円(税抜)
・左右2点縫い
縫付工賃:50円
・天1点縫い
縫付工賃:50円
・四方縫い
縫付工賃:100円
【peche(ペシェ)の場合】
・プリントネームタグ(オリジナルデザイン)
100枚:初回27,000円(税抜)、2回目以降21,000円(税抜)
300枚:初回28,200円(税抜)、2回目以降22,200円(税抜)
1,000枚:初回30,000円(税抜)、2回目以降24,000円(税抜)
・織ネームタグ(オリジナルデザイン)
100枚:初回33,000円(税抜)、2回目以降26,000円(税抜)
300枚:初回34,500円(税抜)、2回目以降27,000円(税抜)
1,000枚:初回46,000円(税抜)、2回目以降40,000円(税抜)
【RUB-LAB.(ラブラボ)の場合】
・プリントネーム 約3×3cm
約120,000円~(1色加工、1,000枚)
・織ネーム 約3×3cm
約200,000円~(1色加工、1,000枚)
【HOSHIMI PRINT WIRKS(ホシミプリントワークス)】
・見積り例
Tシャツ+プリント(30枚):1枚あたり950円、合計28,500円
ネーム版作成(1版):1枚あたり(1版÷30人)288円、合計8,640円
元ネーム全カット:1枚あたり15円、合計450円
左右2点縫い:1枚あたり50円、合計1,500円
ネーム生地+印刷(48枚):1枚あたり54円、合計2,592円
→1枚あたり1,389円、合計41,682円
【プリント工場の丸昇の場合】
・「ネームはお客様でご用意ください」
・ネームカット
30~49枚20円、50枚以上10円
・洗濯ネーム付け
30~49枚50円、50枚以上40円
・ネーム付け(横1本)
30~49枚40円、50枚以上40円
・ネーム付け(両サイドつけ)
30~49枚50円、50枚以上40円
・ネーム付け(四方縫い)
30~49枚90円、50枚以上80円
・ネームほつき
30~49枚110円、50枚以上100円
・ネームほつき&ネーム付け
30~49枚130円、50枚以上120円
【SHOPヤナギサワの場合】
・プリントネーム(巾16mm、全長30~64mm)
100枚:1色17,550円~、2色32,200円~
300枚:1色18,070円~、2色38,850円~
500枚:1色18,590円~、2色34,400円~
1,000枚:1色20,020円~、2色36,600円~
・織ネーム(巾25mm、全長30~64mm)
100枚:1色23,900円~
300枚:1色25,700円~
500枚:1色27,300円~
1,000枚:1色29,800円~
【ネームタグの料金相場】
複数の業者を比較したところ、ネームタグを発注すると1枚あたり300~400円かかるようです。
上質なオリジナルTシャツは、細部までこだわりがあります!
少し金額は高くなりますが、それだけ思いの込もったアイテムになるでしょう。
まとめ:プリントTシャツを作る時はネームタグにも注目!
ネームタグの「概要」「種類(加工法・生地・形・縫い方)」などについて解説してきました。
ネームタグなどの細部にまでこだわって、満足度の高いTシャツを作りましょう!
Tシャツの製作業者を選ぶ際は、相談しやすい会社が断然おすすめです。
Up-Tなら、ネームタグ以外の疑問についてもメールや電話、LINEで気軽に問い合わせできます。
気になったらぜひ一度サイトをのぞいてみてください!
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