最終更新日: 2024年10月24日
レーヨンは暑い夏にぴったりの素材?涼しい理由と洗濯方法を解説
「レーヨンを使った服が多いけど、暑い夏になぜぴったりなの?」
「デリケートなレーヨンの服を洗う方法が知りたい」
しなやかなドレープ性が魅力のレーヨンは、とろみのある服にぴったりの生地です。
夏向けのブラウスやシャツによく使われていますが、なぜでしょうか?
この記事では、レーヨンが暑い夏の服に使われる理由・生地の特徴・お手入れ方法・他の生地との比較などを解説します。
レーヨンが暑い夏に最適な理由
夏に着るシャツ・ブラウス・スカートなどは、レーヨン製のアイテムが多くあります。
レーヨンが暑い夏の衣服に向いている理由を6つ紹介します。
触るとひんやりしている
レーヨンは熱伝導率が高く、触るとひんやりと感じる素材です。
熱伝導率の数値が大きいほど、その物質への熱の伝わりが速くなります。
レーヨンはポリエステルや絹など天然繊維よりも熱伝導率が高いので、肌の熱が生地に伝わって発散することから、冷たい感触があります。
汗をよく吸う
木材パルプから作る再生繊維のレーヨンは、吸水性・吸湿性の高い生地です。
汗をよく吸うため、たくさん汗をかく夏の衣服に最適です。
汗のにおいを抑える
レーヨンは高い消臭効果が期待できる素材です。
汗をしっかりと吸収しつつ、におい成分を中和するので、夏の暑い時期も快適に着られます。
鮮やかな色も染めやすい
レーヨンは染色性が高く、あらゆる色によく染まります。
夏場に人気の鮮やかなカラーも、他の生地とは違って発色しやすく、思ったとおりの色が出やすい素材です。
はっきりした色合いのアイテムを楽しみたいときは、レーヨン製のものを取り入れることもおすすめです。
静電気が発生しにくい
人の肌に近い弱酸性の性質を持つレーヨンは、肌に触れても静電気が起きにくい素材です。
人の肌はプラス電気を帯びやすいので、ポリエステルなどマイナス電気を帯びやすい素材に触れると、静電気が起きてしまいます。
静電気が起きやすいと感じる人は、レーヨン製の衣服を取り入れると対策に役立つでしょう。
絹のような風合いがある
高価な絹の代わりになることを目指して作られたレーヨンは、絹のようなしなやかな風合いがあります。
つやがあり軽い着心地なので、夏場の衣料にぴったりの生地です。
レーヨンはとてもデリケート
暑い夏に最適なレーヨンですが、デリケートな面のある素材のため、扱い方には注意が必要です。
お気に入りのレーヨンアイテムを、何度も楽しむために次の3点に気をつけましょう。
縮みやすい
吸水性の高いレーヨンは、大量の水を使った洗濯をすると、水分を吸収して繊維が大きくふくらみます。
すると衣服全体が縮んでしまい、干して乾燥させたあとも縮んだままになります。
酸性の液体に弱い
レーヨンは酸性の液体に弱く、例えばサラダにかかっているドレッシングに含まれるお酢や、餃子の酢醤油がはねた程度であっても、傷んでしまいます。
そのまま放置すると、酸性の調味料のついた部分に穴があくこともあります。
さらに熱が加わると、レーヨンの生地はひどく傷むので、汚れたときはすぐに洗いましょう。
濡れるともろい
水分を吸ったレーヨンは非常に弱いので、乾燥機の使用は厳禁です。
原料が木材パルプのため、濡れた状態で強い刺激を与えると、紙製品と同じく傷んでしまいます。
レーヨンを暑い夏に着るためのお手入れ方法
汗をかきやすい夏にレーヨン製の服を着るには、こまめな手入れが必要です。
頻繁に着たいときに家庭でできる洗濯方法・干し方・保管方法・注意点を説明します。
家庭の洗濯機で洗う方法
水洗い不可の洗濯表示がないことを確認し、洗いたい衣服を目の細かい洗濯ネットへ入れます。
洗濯コースは弱水流やおしゃれ着洗いなどを選び、洗剤はおしゃれ着用を使います。
脱水は30秒~1分と短めにします。
家庭で手洗いする方法
バケツやおけを用意し、おしゃれ着洗剤と水を入れてよく混ぜます。
手洗いの場合も洗濯ネットへ入れて洗いましょう。
洗剤水へ入れて優しく押し洗いし、その後泡が出なくなるまで、すすぎます。
ブラウスなど薄手の素材でなければ、脱水を30秒~1分間行います。
レーヨン衣類を洗ったあとの干し方
洗濯表示に従って、吊るす、または平置きで陰干しをしましょう。
水につけてから干し終えるまでの時間を短縮するほど、レーヨンの服が縮みにくくなります。
形が崩れない程度に軽く生地を引っ張って整えると、縮みの解消に役立ちます。
レーヨンの服を保管する方法
しっかり乾かしてから、クローゼットへ片付けます。
高い吸湿性があるレーヨンは、保管している間も湿気を吸うため、防虫剤とあわせて除湿剤も置きましょう。
すぐに着ない場合は、密封できる袋へ入れて保管すると湿気対策になります。
乾燥機は使わない
乾くまでに時間がかかるレーヨンですが、乾燥機の使用は避けましょう。
生地が縮むだけでなく、摩擦などの強い刺激が与えられ、毛羽立ちや生地の傷みにつながるからです。
スチームアイロンを避ける
レーヨンはシワができやすいため、洗濯後にアイロンをかけることもおすすめです。
スチームアイロンは水分を使うため、レーヨンの服のアイロンかけには不向きです。
あて布をし、ドライを選んでアイロンがけをしましょう。
レーヨン以外にもある夏におすすめの素材
しなやかな風合いや涼感から、レーヨンは夏の衣服におすすめの素材です。
その他の夏向けの素材をまとめました。
- 肌ざわりがよく通気性の高い綿
- 通気性が抜群のリネン
- シワになりにくく速乾性に優れたポリエステル
- つやがあって柔らかく上品なリヨセル
それぞれの素材100%の生地のほか、特長を生かした混紡生地も使われています。
例えば、レーヨンと綿とポリエステルなどがあります。
レーヨンと他の生地の涼しさを比較
夏向け衣料に多く使われるレーヨンですが、同じく人気の綿とポリエステルと比べると、どちらが涼しいかを紹介します。
レーヨンと綿どちらが涼しい?
吸水性はレーヨンと綿のどちらも高く、汗をかきやすい夏に合う生地です。
触感を比べると、綿は肌ざわりがよいものの、レーヨンのようなひんやりとした感じはありません。
触れたときの涼しさはレーヨンの方が優れますが、デリケートで水洗いすると縮むなどの難点もあります。
レーヨンとポリエステルどちらが涼しい?
レーヨンとポリエステルは両方とも化学繊維です。
レーヨンは通気性が高いため涼しさを感じやすく、ポリエステルは通気性が悪いため「暑い」と感じやすいです。
速乾性と耐久性で比べるとポリエステルの方が優れており、夏のこまめな洗濯にも耐えられる点ではポリエステルが優秀です。
レーヨンとポリエステルの比較は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
レーヨンとポリエステルに向いている季節は?特徴の違いについても解説
暑い夏におすすめの素材を使って作るオリジナルTシャツ
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定番Tシャツ|00085-CVT |PrintStar
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ほとんどのカラーが綿100%で肌ざわりと吸水性がよく、暑い夏にぴったりです。
カラーバリエーションが豊富なレギュラースタイルなので、男女年齢を問わず、人気があります。
ドライTシャツ|00300-ACT |glimmer
ポリエステル100%で吸汗性と速乾性に優れているので、汗をかいたり水がかかったりするイベントにも、使いやすいTシャツです。
カラーバリエーションが豊富なので、イメージにぴったりのアイテムに仕上がります。
定番ドライライトTシャツ|P330 |WUNDOU
スポーツする上で欠かせない、速乾性に優れた快適さをキープするTシャツです。
ポリエステル100%で、特に汗をかきやすい夏場にぴったりの素材です。
サイズ展開が幅広いので、子供から大人まであらゆるサイズのTシャツを用意できます。
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まとめ:レーヨンは暑い時期にぴったりのひんやりした素材
レーヨンはひんやりした触感が特徴で、暑い夏にぴったりの素材です。
暑い時期にくり返し着るにはレーヨンの特徴を理解して、正しい洗い方や干し方でお手入れしましょう。
レーヨンだけでなく、綿やポリエステルなども夏向けの特徴があり、Tシャツの素材としておすすめです。
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