最終更新日: 2024年08月25日
綿100%の服は乾燥機にかけても大丈夫?縮み対策や対処法も徹底解説!
肌に優しく、着心地の良い綿100%の衣類。
肌着やTシャツ、子どもの衣類など、幅広く使われる素材だからこそ乾燥機で手早く乾かして家事の時短を図りたい方も多いでしょう。
しかし、綿100%素材の特徴を把握せずに乾燥機にかけると、縮みや繊維の劣化といった思わぬトラブルを招いてしまうことも。
この記事では、綿100%の衣類の乾燥機での縮みやすさや縮み対策について詳しく解説します。
綿100%の衣類は乾燥機で縮みやすい!
結論からお伝えすると、残念ながら綿100%はとても縮みやすい素材です。
肌ざわりのよい綿は肌着や子ども用の衣類、タオル類など幅広く使われる素材ですが、むやみに乾燥機で乾かすと繊維が傷つき、縮みや劣化を引き起こしやすくなります。
乾燥機で綿100%の衣類が縮む理由
乾燥機で綿100%の衣類が縮む理由は、緩和収縮と呼ばれる作用です。
綿や麻、シルクなど天然素材は、繊維の中に水分を取り込みやすいという性質があります。
洗濯が済んで水分をたっぷり含んで緩和した繊維は、ゆっくりと乾燥していくに従って収縮し、元の状態に戻ろうとします。
この一連の働きが「緩和収縮」です。
緩和した状態の衣類をハンガーにかけて自然乾燥する場合はゆっくりと緩和収縮が進むため、衣類の縮みは発生しにくくなっています。
しかし、乾燥機で衣類を乾かすことで急激に繊維が収縮し、元の状態に戻るのを通り越して縮んでしまう場合があります。
これが、乾燥機による衣類の縮みの原因です。
特に、綿素材には「ルーメン」と呼ばれる空洞があり、吸水性が高くなっています。
そのため他の天然素材よりも緩和収縮の作用が大きく、縮みなどのトラブルを引き起こしやすいと言われています。
綿100%以外の縮みやすい素材
綿と同じ植物性の素材である麻も、吸水性が高いため乾燥機で縮みやすい素材です。
また、シルクやウール素材は濡れた状態で摩擦が発生すると繊維同士が絡み合って収縮し、縮んでしまいます。
ナイロンやポリウレタンなどの化学繊維も熱に弱く、乾燥機には向かない素材です。
綿素材とポリエステル素材の比較記事もぜひご覧ください。
ポリエステルのTシャツの特徴は?綿との違いを徹底比較!
乾燥機NGの衣類の見分け方
乾燥機NGの衣類を見分けるには、衣類についているタグに記載されている洗濯表示を確認するのがもっとも確実です。
丸と四角を組み合わせたマークが乾燥機の使用の可否を表すマークです。
このマークにバツ印がついている衣類は、乾燥機の使用を控えましょう。
また、洗濯表示に記載がなくても、「タンブラー乾燥はお避け下さい」と文章で記載されている場合もあります。
注意書きもしっかりチェックしておきましょう。
綿100%の衣類を乾燥機で乾かす方法
綿100%素材の衣類は緩和収縮が起こりやすく、乾燥機にかけると縮んでしまいます。
しかし、日頃大量に使うタオルやすぐに汚れて繰り返し洗濯する子どもの服などを、乾燥機でサッと乾かせたら便利なのに…と考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、綿100%の衣類を、極力縮ませずに乾燥機で乾かす方法をご紹介します。
低温で乾燥させる
綿100%の衣類を縮ませずに乾燥機で乾かすには、温度を低めに設定するのがおすすめです。
綿素材の過度な収縮を引き起こすのは、急激な乾燥です。
低温でゆっくり乾かすことで、ある程度縮みを防ぎながら衣類を乾かすことができます。
乾燥機を使う時間を短くする
乾燥機で衣類を乾かす時間を短くするのも、繊維へのダメージを抑える方法の一つです。
タンブラー乾燥では衣類に強い熱風を当て続ける上、回転によって他の衣類との摩擦が生じ、衣類を傷めます。
乾燥機を使う時間を短く設定し、完全に衣類が乾く前に取り出してから天日干しや部屋干しに切り替えれば、乾燥機を全く使わずに乾かした場合よりも早く乾き、ダメージも抑えられます。
ヒートポンプ式の乾燥機を使う
これから乾燥機を購入する場合や乾燥機の買い替えを検討している場合は、ヒートポンプ式のものを選ぶのもおすすめです。
従来型の乾燥機は「ヒーター式」と呼ばれており、100℃近い温風を当てることで衣類を素早く乾かします。
一方、ヒートポンプ式の乾燥機は除湿しながら低温の温風を当てて衣類を乾燥させるため、ヒーター式のものと比較すると衣類へのダメージが抑えられます。
初期費用の高さや外気温に能力が左右されるなどのデメリットはありますが、衣類にやさしい乾燥機を使いたい方は購入を検討するとよいでしょう。
縮んでしまった綿100%の衣類を元に戻す方法
洗濯表示をしっかりチェックしたつもりでも、うっかりしてしまうことは誰にでも起こり得るもの。
綿100%の衣類を縮ませてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、縮んでしまった綿100%の衣類を元に戻す方法をご紹介します。
完全に元に戻すのは難しい場合が多いですが、諦めず下記の方法を試してみましょう。
柔軟剤やコンディショナーを混ぜた水につけて伸ばす
柔軟剤やヘアケア用のコンディショナーやトリートメント剤には、綿の繊維を柔らかくする性質があるため、縮んでしまった綿100%の衣類を元に戻すのに活用できます。
まず、洗面器にぬるま湯を張り、柔軟剤やコンディショナーを投入します。
柔軟剤は説明書きにある分量、ポンプ式のコンディショナーの場合は1プッシュ程度が適量です。
軽く混ぜたら、縮んだ衣類を30分ほどつけ置きしましょう。
その後はタオルで水を切り、軽く伸ばして形を整えながらハンガーに干せばOKです。
スチームアイロンをかける
スチームアイロンをかけるのも縮んだ衣類を復活させるのに効果的な方法です。
アイロンをかける前に、霧吹きなどを使って服をある程度湿らせておきましょう。
アイロン台に衣類を乗せ、スチーム機能を最大にして布地を軽く引っ張りながら少しずつ生地を伸ばしていきます。
強く引っ張ると想定よりも服が伸びてしまうので、状態を見極めながら慎重に形を整えることが大切です。
水を含んだ状態で重力を利用して干す
衣類を濡らして干すだけでも、ある程度元の状態に近づけることはできます。
蒸気が残っている状態のお風呂場で縮んだ衣類を干せば、熱と湿気、衣類自体の重さを利用して縮んだ服を伸ばすことが可能です。
この方法はアイロンの高温を使わないため、デリケートな衣類にも試せるというメリットがあります。
乾燥機以外の方法で綿100%の衣類を早く乾かす方法
低温で乾燥させたり、乾燥の時間を短くするなど、乾燥機で綿100%の衣類を乾かす方法はあるものの、ダメージを与えたくない大切な衣類は乾燥機の使用を避けるのが無難です。
しかし、綿100%素材は吸水性・保水性の高い素材であるため、工夫をせずに自然乾燥で乾かそうとすると非常に時間がかかります。
ここでは、乾きにくい綿100%の衣類をできるだけ早く乾かす方法をみていきましょう。
浴室乾燥機を使う
お風呂場に浴室乾燥機能がついている場合はぜひ利用しましょう。
ヒーター式の乾燥機は強い熱風を使うため衣類を傷めやすいですが、浴室乾燥機であれば、衣類をハンガーにかけた状態でゆっくりと乾燥させられるため、縮みなどのトラブルを防ぐことができます。
除湿機を使う
部屋干しで綿100%の衣類を乾かす際は、除湿機を使うのもよいでしょう。
浴室乾燥機を使う場合と同様にハンガーにかけた状態で乾燥できるので、縮みを起こさずに衣類を乾かせます。
除湿機を使う場合は、部屋のドアを閉め、風がよく当たるように洗濯物を配置するなどの工夫をするとより早く洗濯物が乾きます。
干し場所・干し方を工夫する
浴室乾燥機や除湿機を使わない場合でも、干し場所や干し方を工夫することで洗濯物を素早く乾かせます。
干し方の工夫をして洗濯物を早く乾かすことで、雑菌の繁殖や嫌なニオイを防ぐなどの効果も期待できます。
できるだけ風通しのよいところを干し場所に選ぶ、衣類と衣類の間隔をある程度離す、厚手の衣類と薄手の衣類を交互になるように干すなどの工夫をしましょう。
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まとめ:綿100%の衣類は乾燥機で縮みやすい!取り扱いには要注意
この記事では、綿100%の衣類を乾燥機で扱う際の注意点や縮み対策などについて詳しく解説しました。
綿100%素材は縮みやすく、基本的には乾燥機で乾燥させるのは避けたほうがよいでしょう。
どうしても綿100%素材の衣類を乾燥機で乾かしたい場合は、設定温度や使用時間を調整するなどの工夫が必要です。
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