最終更新日: 2024年08月21日
綿100%にもデメリットはある?生地の特徴と正しい洗濯法を解説
衣類を選ぶとき、素材の違いをどこまで気にしていますか?
「なんとなく良い気がして綿を選んでいる」という人もいれば、そもそも素材など確認せずに買っているという人も多いはず。
そこでコチラの記事では、綿100%素材について紹介。
魅力や特徴はもちろん、意外と知らない綿素材のデメリットから正しい洗濯方法まで詳しく解説していきます。
そもそも綿とは?
そもそも綿とは、ワタという植物を加工して作られた天然の素材です。
別のものと勘違いしている人もいますが、「コットン」は綿を違う言い方にしているだけで同じもの。
Tシャツや肌着のような衣類だけでなく、タオルや寝具類などにも多く使われており、とても馴染み深い素材の1つです。
綿100%の魅力
衣類やタオルには洗濯表示が付けられており、その中には製品に使用されている繊維が記載されています。
その質量割合は百分率で表示しているため、綿のみを使っている場合は「綿100%」という表記に。
では、綿100%にはどのような魅力があるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
綿100%は肌触りが良い
綿100%の魅力としてまず挙げられるのは、肌触りが良いところです。
植物由来の繊維である綿は、繊細で毛先に丸みを帯びているのが特徴。
チクチク感やザラザラ感がほとんどなく、肌への引っかかりがありません。
綿100%はその良さが特に表れており、なめらかでふんわりとした優しい肌触りは、肌疾患を抱える人や赤ちゃんのような敏感肌でも安心。
そのため、プレゼント品としても選ばれます。
ふんわり包み込んでくれるようなその肌触りは、ポリエステルのような化学繊維よりも不快感を感じにくく、アレルギーを起こしにくいという点も魅力です。
綿100%は通気性・吸水性が良い
通気性と吸水性の良さも兼ね備えているのが綿100%の特徴。
水を含みやすくすばやく発散する性質を持ち、蒸れにくくサラっとした状態を保つため、綿は下着に用いられることも多い素材です。
そんな綿の通気性と吸水性の良さが特に発揮されるのは、夏の時期やスポーツのシーン。
綿100%のTシャツを着用していれば、汗をかいてもすぐに吸い取ってくれ、通気性の良さと相まって、暑くても長時間涼しく着ることができますよ。
綿100%は保湿性がある
通気性・吸水性が良いという特徴を持つ一方で、綿100%は保湿性にも優れています。
保湿性の高さが特に発揮されるのは、冬の時期。
繊維の中心部分が空洞になっている綿は空気を含みやすく、熱伝導率が低いという特徴があります。
そのため、衣類にこもっている熱が放出されにくく、体温を逃さず温かく過ごすことができるのです。
また既述のように通気性に加え吸湿性も兼ね備えているため、湿度を溜め込まず、体・肌が冷えにくいというメリットがあります。
さまざまな性質が合わさることにより、夏は涼しく、冬は暖かいというやや矛盾したメリットが生まれるのが綿100%の魅力とも言えます。
綿100%は耐久性がある
天然素材の中では比較的耐久性があるのも綿100%の特徴。
水にも高温にも強いため、洗濯・アイロンがしやすく、素材が傷みにくい、変形しにくいという点から、長く使えるのも嬉しいポイントです。
綿100%は火にも耐久性があります。
すぐに燃えず、またもし燃えてしまった場合でも有毒なガスが発生しないので安心です。
綿100%は静電気が起こりにくい
綿100%の素材は、化学繊維に比べると静電気が起こりにくいというメリットもあります。
その理由は、綿は導電性が低くく、摩擦による電気を帯びにくいから。
乾燥しがちな時期に、衣類やマフラーのバチバチでストレスを感じていた人は、綿素材を100%使用したアイテムを選ぶのがおすすめです。
綿100%にもデメリットはある?
さまざまな特徴があり実用的にも嬉しいメリットをたくさん持っている綿。
「綿100%は良いもの」というイメージが強いのも納得できます。
ですが、どんなものにもデメリットがあることを忘れてはいけません。
綿を100%使用したものには、一体どんなデメリットがあるのでしょうか。
綿100%は乾きにくい
吸水性が良いという特徴を持った綿100%の衣類やタオルは、その分乾きにくいというデメリットがあります。
例えば、綿100%のTシャツを着ている時にびっしょりと汗をかいてしまったり雨に濡れてしまうと、残念ですが通気性ではカバーしきれません。
ジメジメとした梅雨のような高温多湿になりやすい時期は、洗濯物が乾きにくく、雑菌の繁殖により匂いや黄ばみの原因にもなりますので注意しましょう。
綿100%はシワになりやすい
綿を100%使用した衣類には、シワになりやすい、縮みやすいというデメリットもあります。
実はこれも吸水性の良さが原因。
洗濯時に水分を吸うと糸が膨張し、その後乾いて元に戻ろうとする際に縮んでしまいます。
また、長時間圧力がかかることでも同じ現象が起こりますので、ハンガーにかけた時の重みで伸びてしまったり、シワがついてしまう場合もあります。
綿100%は色落ちしやすい
綿素材には染色しやすいという特徴もあるのですが、その定着力は低く、洗濯すると色落ちしてしまう場合があります。
中でも、色が鮮やかだったり淡色のアイテムは特に注意が必要。
直射日光に長時間当たってしまうと、黄色く変色してしまうこともあります。
綿100%のデメリットをカバーするには?
せっかく綿100%素材のアイテムを使うなら、その良いところ取りをして、できるだけデメリットは少ない方が嬉しいですよね。
ここからは綿100%のデメリットをカバーする方法を2つ紹介します。
正しい洗濯方法を守る
綿100%のデメリットをカバーする1つ目の方法は、正しい洗濯方法を守ることです。
衣類やタオルには洗濯表示のラベルがきちんとついていますので、まずはそれを確認することが大切。
一口に綿100%と言っても、衣類やタオルの作り方は製品ごとに違います。
手洗いマークがついているなら、洗濯機の使用は避け、洗面器やバケツで洗いましょう。
さらに洗濯機の使用がOKでも、摩擦で毛羽立ちをしないようにネットに入れたり、ドライコースや手洗いコースなどのできるだけ弱めの水流で洗うと、縮みを防ぐことに繋がります。
シワの定着を避けるためには、脱水も軽めがおすすめです。
色物アイテムと白いアイテムと分けて洗えば色移りも避けられますよ。
綿100%素材の洗濯方法についてはコチラの記事でも詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください!
▶︎綿100%素材の洗濯方法とは?その基本と注意点を知って長持ちさせよう
干し方にも注意
既述のように、綿を100%した素材のデメリットの1つはシワのつきやすさ。
洗濯表示を守って正しく洗ったら、干し方にも注意しましょう。
<シワがつきにくいおすすめの干し方>
- 脱水後は放置せずすぐに干す
- 軽く引っ張りたて・よこ方向の形を整える
- 平干しや物干し竿に直接かける
- 外なら直射日光を避けた風通しの良い日陰で干す
- 室内なら扇風機やエアコンの除湿機能を使う
もう1つのデメリットである乾きにくさをカバーするなら、乾燥機をどんどん使用したいところですが、使い方にはやや注意が必要。
急激な乾燥は繊維を縮めてしまうことに繋がるため、適切な温度・時間を守るようにしましょう。
また、アイロンの使用がOKなアイテムならあらかじめ生地を全体的に引っ張り形を整え、洗濯表示の適温を守って軽くすべらせます。
畳みジワを避けるなら、冷ましてからタンスに保管、または隙間を作った上でハンガーにかけておくのがおすすめです。
綿100%のTシャツはUP-Tで作れる
メリットだらけの綿素材を100%を使用したアイテムは、UP-Tで作ってみませんか?
UP-Tとは、創業85年を誇る丸井織物株式会社が運営するオリジナルグッズが作成できる専門サイト。
Tシャツを始め、パーカーやタオル、ふんどしまで、綿を100%使用したさまざまなオリジナルのアイテムを作ることができます。
例:「定番Tシャツ|00085-CVT |PrintStar」
また、UP-Tには初心者でもスマホでできる専用デザインツールがWeb上にあり、PhotoshopやIllustratorなどの有料デザインソフトや技術も不要なので、パソコンを持っていない人でも安心。
その他にもUP-Tには選ばれる理由がたくさんありますよ。
<まだまだあるUP-Tの魅力>
- 日本随一のプリンター保有台数
- 自社工場で国内生産なので安心
- 注文から最短3営業日で発送
- 即日で発送可能なアイテム有り
- 送料無料
- スマホでできる専用デザインツールがある
- 早朝6時〜深夜12時までの手厚い電話サポート等
まとめ:デメリットも理解して綿100%を生かそう
綿素材を100%使用したアイテムの魅力とデメリットについて紹介してきましたがいかがでしたか?
素材にはそれぞれ向き不向きがあり、その特徴を理解しておくことで、その良さを活かしながらデメリットもカバーすることができますよ。
UP-Tでは、Tシャツをはじめとする綿素材を100%使用したオリジナルのアイテムが1枚から製作可能です。
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