最終更新日: 2024年03月15日
Tシャツプリント位置の違いとは?料金や発注方法について
オリジナルTシャツを作成する際、プリントできる位置によって料金が変わってきます。
「どこからどこまでプリントしたらいくらかかるんだろう?」
「どの位置だったらオリジナルのプリントができるの?」
など、プリント可能な範囲やどのように発注すればいいのか分からないですよね。
この記事ではTシャツプリントを発注する前に、予備知識としてプリント可能な位置や平均価格について解説しています。
自分のデザインがどこまでTシャツに再現できるのか?と、不安な人はぜひ参考にしてみてくださいね。
Tシャツプリント可能な位置|業者やプリント方法によって違う発注の仕方
基本的にはTシャツプリントを行う業者さんによって、料金・プリント位置・発注の仕方などバラバラです。
これによってプリント代金も変わってくるので注意してください。
プリント位置の発注の仕方ひとつで安く・お得にTシャツプリントをすることができます!
ちなみに、大きく分けて3パターンほどプリント位置の指定の仕方があります。
ほとんどの業者さんがこのどれかを取り入れているので、自分のプリントしたいデザインに合わせて料金パターンを選んでいきましょう。
「シルクスクリーンプリント」と呼ばれるプリント方法でよく用いられる料金パターンです。
サイズが小さいほど安く、大きいほど高くなる仕組み。
シルクスクリーンとは製版をしてインクを流す手法です。
そのため、版を作る際の大きさによって料金が変わります。
【製版代の料金例】
- Sサイズ(10×10cm)=5,000円
- Mサイズ(25×25cm)=7,000円
- Lサイズ(40×40cm)=12,000円
ちなみに、例えば「胸元と裾にプリントしたい!」という場合。
この場合はプリントする箇所が離れていますよね。
つまり、Lサイズの枠に収まらないことがあります。
その場合は「Sサイズのプリント×2」という計算になるので注意してください。
このサイズの大きさでプリント位置や料金が決まるパターンは、シンプルなロゴTシャツなどに向いています。
プリント箇所が多いデザインだと高くなります。
ただし、シルクスクリーンの場合は一度製版しておけば「製版代」という最初の費用がかかりません。
そのため大量注文に向いています。
プリント位置が多くても、発注する枚数が100枚を超える場合は元を取れる場合も多いです。
この料金パターンの場合は、まずは見積もりしてみるのをおすすめします。
2、細かくプリント位置が指定できるパターン
様々なプリント方法で用いられる料金パターン。
プリント位置が細かく分けられており、番号などで指定する事ができる発注方法です。
デザインは自分で決めた枠の中に収まればOK!
一つひとつの料金が、1個の枠でそれぞれ決まっています。
【プリント位置別の料金例】
- (左胸/10×10cm)=600円
- (右胸/10×10cm)=600円
- (中央上/20×35cm)=900円
- (裾/10×35cm)=700円
- (右肩/10×10cm)=600円
- (左肩/10×10cm)=600円
これはあくまで例ですが、1箇所500円~1,200円程度が相場です。
これにプリントしたいベースとなるTシャツ代金がプラスされます。
また、中には細かく10パターン以上に区切られているようなケースも!
プリントする位置が点在している場合におすすめです。
このようにプリント位置が細かく区切られているケースの場合。
他ではあまり取り扱いのない「裾プリント・首回りプリント」など指定できる事も多いです。
胸・袖・裾など、少しずつ色んなデザインを楽しみたい場合に向いています。
3、大きな枠の中に収まれば料金は一律のパターン
「インクジェットプリント」でよく用いられる料金パターン。
大きな枠組みだけ決まっていて、その中の範囲内であればいくらでも自由にプリントできます。
また、インクジェットプリントは色もフルカラーでプリントが可能。
シルクスクリーンのように一色ずつ色が増えるごとに料金の追加もありません。
【プリントの料金例】
- 前面=800円
- 背面=800円
- 両面=1,600円
プリント枠が大きいものの、他の料金設定とそこまで大きな差はありません。
むしろ安く済ませられる事もあります。
そのため、大きなフォトTシャツやカラフルなキャラクタープリントに最適。
反対に、ロゴのみ・ワンポイントで単色のみ、などシンプルなデザインだと少しもったいないです。
プリント面をいっぱい使った方がお得。
料金システムやデザインの指定がシンプルなため、オリジナルTシャツを初めて作る人にもおすすめです。
料金の増減を気にせず自由にプリントできます。
プリント位置別でみるオリジナルTシャツのデザイン
それではおしゃれなオリジナルTシャツのデザイン例を見ていきましょう!
プリントの位置別にご紹介していきます。
前面プリント
一番シンプルで定番のTシャツプリントをするなら前面プリントがおすすめ。フロントプリントとも言います。
前面プリントはどこの業者でも必ず対応可能なプリント位置です。
人気のデザインはお腹から上の胸元のプリント。
真ん中より上あたりにプリントするデザインが多いですね。
プリント範囲が大きくなる場合はインクジェットプリントが安く済ませられます。
背面プリント
背面プリントも人気のプリント位置です。
前面プリント+背面プリントを加えることで、「両面プリント」としても発注できます。
また、今年はアパレル業界でも背面プリントが人気!
「バックプリントTシャツ」として、写真やロゴを入れたデザインが人気です。
背面プリントはスポーツのユニフォームでも活躍します。
背面のみそれぞれ背番号を変えたデザインにしたり、チームの名前を大きく入れたり。
他にもクラスTシャツなら、クラス全員分の名前を入れるデザインも人気です。
背面プリントも基本的にどのプリント方法、どの業者さんでも取り扱い可能。
定番のプリント箇所となっています。
ちなみに前面よりも背面の方が料金が高い!というような事もありません。
袖プリント
袖プリントも近年人気のプリント箇所です。
小さい範囲のみのプリントが可能で、ポロシャツや企業のユニフォーム、イベントTシャツなどでよく使われています。
また、子ども用Tシャツなら子どもの名前をプリントするのも人気!
位置的にお腹や背中よりも見やすいため、保育園や幼稚園の園服としても活用できます。
もし、袖プリントのTシャツをおしゃれに着こなすならビッグサイズがおすすめ。
フレンチスリーブなどのピタッとした袖だと、あまりプリントが目立ちません。
そもそも、プリント対象外である事もあります。
レディースTシャツなどは注意してください。
女性が着用する場合でも、袖プリントはビッグシルエットとしてLサイズを今っぽく着こなしてみましょう。
首回りのプリント
首回りは取り扱う業者さんが少なめ。
しかし、ハイブランドなどが襟周りにプリントしたTシャツデザインは人気です。
機械によっては首回りはプリントできない事が多いですが、刺繍ならOKというところも!
また、相談すればカッティングシートプリントを手作業で貼ってくれたり、アイロンができる範囲で転写プリントなら対応してくれるところもあります。
ポケットのプリント
胸にポケット付きのTシャツのみ対応できるプリント位置。
こんな風にポケット上にもデザインを入れれば楽しいデザインになります!
普通のTシャツよりも、ポロシャツにワンポイントのデザインが人気です。
また、定番シャツやポロシャツだけでなく、Yシャツを取り扱う業者さんもあります。
Yシャツのポケットにプリントできれば企業の制服としても活用が可能。作業着として活用している会社も多いです。
こんな風におしゃれなデザインのオリジナルTシャツを作ることができたら楽しいですよね!
でもデザインが難しい…という方にはこちらの記事がおすすめ!
デザインをセンスアップさせるコツも学ぶことができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
プロに学ぶオリジナルTシャツデザインのコツ!デザイン例もご紹介
Tシャツにプリントできない位置はあるの?
<軽量プルパーカー|00216-MLH |Printstar>
Tシャツではプリント可能な位置でも、パーカーやブルゾンではプリントができないこともあります。
ジッパータイプなど、厚手のものへのプリントは位置が限られてきます。
同じTシャツでも、脇部分にプリントする場合は、縫い目のない部分であれば可能です。
しかし、脇部分でも生地の縫い合わせがある箇所はプリントできません。
裾の部分に関しても、同じく縫い目が無い部分のみプリントできるようになっています。
中にはギリギリのラインまでプリントできます!
というのを売りにしている業者さんもあります。
どうしてもこだわった位置にプリントしたい場合は、そういった業者さんを探してみるのもおすすめです。
さらに、インクジェットは綿の素材のみ、昇華転写プリントはポリエステルのみなど...。
プリント位置に関係なく、プリント方法がTシャツ生地に対応していないパターンもあります。
これらは業者さんの公式HPで記載があるのでチェックしてみてください。
昇華転写プリントなら自由な位置にプリントが可能
「昇華転写プリント」というプリント方法は、縫い目に関係なく全面プリントができます。
全面プリントとは「フルグラフィックTシャツ」とも呼ばれ、柄の入ったTシャツを作りたい人に最適です。
また、「脇にプリントしたい」「裾ギリギリまでプリントしたい」など、他のプリント方法では対応していないプリント位置でもデザインできます。
さらに、昇華転写プリントはスポーツTシャツとしても人気!
耐久性があり、色抜けやプリント部分のひび割れがほとんどありません。
プリント位置を気にせずプリントしたい人や、フルグラフィックTシャツを作ってみたい人は昇華転写プリントを取り扱う業者さんを選んでみましょう。
【まとめ】自分の希望するデザインに合ったプリント位置・プリント方法を決めてみよう!
それぞれプリント方法や業者さんによって、様々な料金やプリント位置の指定があります。
オリジナルTシャツを作るならどこも同じ!という訳ではありません。
ぜひ、自分のデザインに合ったプリントができる方法を選んでいきましょう。
ちなみに、初めてオリジナルTシャツを作る人には「プリント位置の枠が広く、フルカラーで色の追加料金が無い」という自由度が高いところがおすすめ。
インクジェットプリントなら自由にプリントできます。
Up-Tならプリント範囲が広く、1枚から格安で発注が可能!
送料無料で1枚1,000~2,000円程度でオリジナルTシャツが作成できます。
無料のデザインツールでプリントしたい位置をシュミレーションできるので、ぜひ試しにデザインしてみてくださいね。
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