最終更新日: 2024年07月29日
ポリエステルと綿の違いはなに?メリット・デメリットや選び方を紹介!
服の組成表示でよく見かけるポリエステルや綿。
これらの違いについて「詳しくは知らない」「どういう場面でどっちを選べばいいかわからない」など、実はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
そんなポリエステルと綿の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
ポリエステルとは
化学繊維の代表的な素材として挙げられるポリエステルは、ペットボトルなどと同様のプラスチックから作られる繊維です。
PET(ポリエチレンテレフタレート)やPTT(ポリトリメチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの細かな分類があり、服の繊維としてよく用いられるのはPETというポリエステルです。
この化学物質を細くつなげて、紡ぎ合わせたものを編み上げて一枚の生地にしていきます。
綿とは
コットンとも呼ばれる素材で、アオイ科ワタ属の植物の実を守る際にできるワタを細く紡いだ繊維を編み上げて布にしたものを綿と呼びます。
ふわふわとした肌触りが特徴の天然の素材でできているので、通気性や吸水性がよく、生地にした時の肌触りも抜群です。
赤ちゃんからお年寄りまで安心して使える素材として人気があります。
ポリエステルと綿の違い
では、ポリエステルと綿にはどのような違いがあるのでしょうか。
- 天然繊維と化学繊維
- 肌触り
- 見た目
- 耐久性
このように4つの大きな違いがあります。
順番に見ていきましょう。
天然繊維と化学繊維
まず、大きな違いとして、綿は天然繊維でポリエステルは化学繊維という違いがあります。
天然繊維は、植物を原料とする素材で、化学繊維は化学物質を原料とする素材です。
この違いが、使い心地や機能にも大きく影響しています。
化学繊維は丈夫で摩耗に強いですが、天然繊維は摩耗には弱い性質があります。
しかし、使うにつれて自然の風合いや味が出るのは天然繊維のいいところでもあるので、摩耗に弱い点は使い方次第でカバーできることもあります。
肌触り
ポリエステル100%と綿100%を比べた場合、ポリエステルがツルツルとして若干ひんやりとした肌触り、綿が柔らかくなめらかな肌触りです。
綿はワタ自体が柔らかいので、たとえ毛羽立ったとしてもチクチクした不快感がなく、肌の弱い人でも安心して着用できます。
反対に、化学繊維の素材は、肌が弱い場合には肌荒れやたゆみなどのトラブルが起きてしまう可能性があります。
肌の敏感な赤ちゃんや肌が荒れやすい体質の人は、綿を選ぶ方が安心です。
見た目
綿はテカリのないマットな印象なのに比べ、ポリエステルは少し光沢感のある見た目であることが特徴として挙げられます。
また、綿の方が染色しやすい傾向にあり、綿素材の方がデザイン性に富んでいる場合が多いです。
ポリエステルへのプリント技術も日々進歩しているので、ポリエステルにも多彩なデザインを施せるようになっていますが、綿に比べるとプリント部分の色味が薄く感じられることがあります。
耐久性
天然素材である綿はよれたり傷みやすかったりするのに対し、ポリエステルはプラスチックが原料のため、丈夫で耐久性に優れています。
綿は洗濯によって縮んでしまったりよれてしまったりすることがあるので、洗濯の際に注意しなくてはなりませんが、ポリエステルの場合は洗濯機で何回洗ってもすぐに傷んでしまう心配はありません。
ポリエステルは、度重なる洗濯にも耐えうる強度があるため、夏場やスポーツシーンで多く活躍しています。
ポリエステルのメリット
化学繊維と聞くと、よくない印象を持つ方もいると思いますが、ポリエステルにはさまざまなメリットがあります。
- 速乾性がある
- 形状記憶に優れシワになりにくい
- 丈夫
- 劣化しにくい
以上のようなメリットがあり、特に速乾性はポリエステルの最大のメリットとも言えます。
紫外線にも強く、日差しの強い夏場などに着ても、日光による劣化がしにくいことが特徴です。
天気のいい夏の日は、外で思いっきり洗濯物を干したい!という人も多いと思います。
そんな時でも、ポリエステルなら気兼ねなく干すことができるので、夏を爽やかに過ごせるアイテムとして一枚は持っておきたい素材です。
サッと洗って干すだけでシワも残らないので、ケアも楽なことも人気の理由です。
ポリエステルのデメリット
では、ポリエステルにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 汚れやにおいを吸収しやすい
- 静電気が起こりやすい
- 火に弱い
とにかく強い印象のポリエステルですが、実は火が弱点です。
火の粉などが飛んでくるとじゅわっと溶けるように燃えてしまうので、キャンプやBBQなど火を使うレジャーに着ていくことは避けましょう。
また、汚れやにおいを吸収しやすいため、洗濯をこまめにしたり洗剤を工夫したりして、爽やかに使えるようにすることが大切です。
においが気になる時は、酸素系の漂白剤に漬けてからいつも通り洗濯すると気にならなくなりますよ。
洗濯後はすぐに干すことを心がけてくださいね。
綿のメリット
綿素材のメリットは以下の通りです。
- 吸水性に優れている
- 通気性抜群
- 耐熱性がある
- 肌に優しい
風通しがよく吸水性に富んでいるのが綿の天然素材ならではのメリットです。
肌に優しく比較的安価で購入できる点も、多くの人に親しまれている理由と言えるでしょう。
また、アイロンなどの熱にも強いことも特徴です。
シワが気になる時はクリーニングに出さなくても、アイロンがけなどのホームケアで簡単にシワを伸ばせます。
綿のデメリット
実は綿にもデメリットがあります。
- シワになりやすい
- 日光に弱い
- 縮みやすい
デメリットを総合的に見て傷みやすい印象があります。
Tシャツによく使われている素材というイメージがありますが、紫外線に弱いので、実は直射日光に長時間当たる使用は不向きです。
外出時にはもちろん、夏場に洗濯物を干す際にも、陰干しにするなどの対策が必要です。
また、シワになりやすく縮みやすいので、干し方やお手入れには手間がかかることもあります。
場面に合わせて素材を選ぼう!
この2つの素材をどのような場面で使用すれば良いでしょうか。
- 普段着にぴったりの綿
- スポーツシーンと相性のいいポリエステル
綿とポリエステルの最適な使用シーンを解説します。
普段着にぴったりの綿
通気性もよく、季節を問わず身近な素材として活躍する綿は、普段着にぴったりの素材です。
夏には涼しく、冬には暖かく着られるため、一年を通して店頭に並んでいます。
素材自体も天然繊維の中では比較的安価で流通しているものも多いので、衣類としてもお手頃な価格で手に入る点も普段着として重宝する理由です。
また、衣類だけでなく、吸水性の良さからタオルやバスローブなど、身体に触れる製品の素材としても使われています。
どんな場面でも活躍する万能選手として、私たちの生活を支えてくれています。
スポーツシーンと相性のいいポリエステル
速乾性に優れて、洗濯に強いポリエステルは、スポーツシーンとの相性が抜群です。
多くのスポーツウェアやグッズにはポリエステルが採用されており、スポーツをする人たちの間では定番の素材となっています。
現在は、機能性を高めたポリエステルも開発されており、弱点だったにおい移りをカットする素材や抗菌素材を混ぜ込んであるものなど、さまざまなポリエステルが誕生しています。
さらにスポーツシーンを最適にするだけでなく、日常使いにもちょうど良い素材になることが見込めます。
UP-TならポリエステルTシャツも綿Tシャツもオリジナルデザインで作れる!
オリジナルTシャツ作りで有名なUP-Tなら、ポリエステルTシャツも綿Tシャツも簡単に作れちゃいます!
ここでは、UP-Tで人気のTシャツを紹介します。
- 定番Tシャツ
- ドライTシャツ
定番Tシャツは綿素材(一部のカラーは混紡素材)、ドライTシャツはポリエステルでできています♪
定番Tシャツ
一番人気の定番Tシャツは、なんと52色ものカラーを取り揃えています!
欲しいデザインに合った色は必ず見つかると言っても過言ではありません。
まるでグラデーションのようなカラーラインナップなので、微妙なカラーの違いにもこだわって選べます。
サイズもジュニアの120からメンズのXXXLまで豊富に取り揃えているので、親子でおそろいのTシャツコーデも楽しめちゃいますよ♪
ドライTシャツ
ポリエステルの機能をさらに高めたポリエステルメッシュ素材を使用しているドライTシャツは、従来吸水性がなかったポリエステルに吸汗機能を加えてさらに快適に着用できるようになっています。
カラーも全部で50色と豊富で、アクティブなシーンにぴったりのバリエーションが揃っています。
このオリジナルTシャツでスポーツをすれば、目立つこと間違いなしです!
まとめ:自分に合った素材を見つけよう!
綿もポリエステルも、それぞれに良さや魅力があり、それと同時に欠点もあります。
使い方によって欠点を感じない場合もあるので、自分の使い方に合わせてベストな素材を選べるといいですね。
UP-Tでは、いろいろな種類のTシャツや衣類、布製品を取り扱っています。
どれも自分で考えたデザインを施してオリジナルグッズとして利用できちゃうんです。
人気の定番TシャツやスポーツにぴったりのドライTシャツなど、Tシャツだけでもバリエーション豊かに取り揃えているので、ぜひ一度見てみてくださいね♪
UP-Tで綿やポリエステルのオリジナルグッズを作ってみよう!