最終更新日: 2025年02月19日

ポリエステルの油染みを落とすには?外出先で汚れた時の対処法もご紹介

日常生活で突然遭遇することのあるポリエステル衣類への油染み。
料理中のちょっとした油はねや、外食時の思わぬハプニングで、お気に入りの服が台無しになってしまうこともあります。
しかし、適切な対応をすれば、これらの油染みもきれいに落とすことが可能です。

本記事ではポリエステルの油染みを落とす方法から、外出先での応急処置方法まで、具体的な対処法を解説していきます!
ぜひ最後までご覧ください。

UP-TでオリジナルTシャツをデザインする!

 

ポリエステルの油染みを落とす方法を解説

ポリエステル衣類の油染みは、適切な方法を知っていれば家庭で簡単に取り除くことが可能です。

ここでは、油染みを落とすための二つの方法として、「オキシクリーンを使用する方法」と「クレンジングオイルを使用する方法」を紹介します。
どちらも簡単で効果的ですので、ぜひ参考にしてみてください!

ポリエステルの油染みをオキシクリーンで落とす方法

油染みの対処法として、オキシクリーンを使うのがおすすめです。
オキシクリーンを使うことで、活性酵素が油汚れを分解し、繊維の奥まで浸透して汚れを根こそぎ落とすことができます。
適切に使用すれば、ポリエステルの繊維を傷めることなく、油染みを落とすことができますよ。

ここからは具体的な方法を紹介します。
まず、必要なのはオキシクリーンと40~60℃の温水です。

適量のオキシクリーンを温水に溶かし、この溶液に油染みがついた衣類を浸します。
ここで重要なのは、オキシクリーンの溶解度が高まる40~60℃を保つこと。
これによってオキシクリーンの活性酵素が最大限に発揮され、油汚れに効果的に作用します。

衣類を溶液に30分から1時間ほど漬けることで、油汚れが分解され始めます。
このとき衣類を軽く揉むことで、汚れを除去する効果を高めることができますが、ポリエステルの繊維を傷めないよう、力加減には注意しましょう。

漬け置きの後は、衣類を取り出して洗濯機で洗い流します。
すると、分解された油汚れが衣類から取り除かれ、きれいになります。

オキシクリーンでの油染みの除去は、ポリエステル衣類のみならず、様々な素材の衣類にも適用可能です。
ただし、色落ちの可能性があるため、使用前に目立たない部分でテストすることをお勧めします。
また、温水の使用は衣類の素材によっては避けるべき場合もありますので、注意しましょう。

ポリエステルの油染みをクレンジングオイルで落とす技

クレンジングオイルといえば、メイクを優しく落とすために重宝されているアイテムですが、これがポリエステル衣類の油染みに対しても効果を発揮します。
油性の汚れに特化したクレンジングオイルの化学構造が、ポリエステルの繊維に染み付いた油分を分解し、浮かび上がらせることで、根本的な清浄をすることができるということです。

ここからは具体的な方法の紹介です。
まず油染み部分にクレンジングオイルを数滴ほど塗布します。
ここでのポイントは、オイルを衣類に均一に広げるため、指の腹を使用し、円を描くように優しくなじませること。
こうすることで、油汚れが繊維から浮き上がりやすくなります。

オイルをなじませた後は、40℃前後のぬるま湯を用いて、汚れを洗い流します。
この温度設定が重要で、熱すぎる水はポリエステル繊維を傷める可能性があり、また冷たすぎる水では油分が十分に落ちにくくなります。
40℃前後がおすすめです。

洗い流した後、衣類を洗濯機にかければOKです!油染みは消えているはずですよ。

 

ポリエステルについた古い油染みを落とすテクニック

古い油染みは、難易度が高い汚れの一つです。
特にポリエステルのような合成繊維では、油分が繊維の奥深くに入り込むため、通常の洗濯方法では除去が困難となります。
しかし、次の方法で対応すれば、頑固な汚れもきれいに落とすことができます。

ポリエステル衣類に古くからついた油染みを対処する場合、まずやるべきことは、汚れがさらに繊維内部に浸透するのを防ぐための前処理です。
衣類を冷水で湿らせた後、中性洗剤を直接油染み部分に塗布し、柔らかい歯ブラシで軽くブラッシングしましょう。
これで前処理はOKです。

次に、油染みがついた衣類をオキシクリーン溶液に浸けます。
繰り返しになりますが、40~60℃のぬるま湯に溶かしたオキシクリーンを使用し、油染み部分を完全に浸しましょう。
こうすることで、酸素の力で油分を分解し始めます。

一般的には、30分から1時間程度浸け置きますが、油染みの程度に応じて時間を調整することが重要です。
浸け置きの後、汚れが浮き上がってきたことを確認したら、洗濯機で衣類を洗えばOK。

古い油染みを落とす際のコツは、洗剤が汚れにしっかりと作用するようにすることです。
汚れ部分を湿らせ、洗剤を塗布した後、数分間そのままにして洗剤の浸透を促すこと。
これが、とても重要です。

また、洗濯後に油染みが完全に消えていない場合は、乾燥させる前にもう一度同じ工程を繰り返してみましょう。
徐々に油染みが落ちていきますよ。

 

外出先でポリエステルの油染みがついたときの対処法

油の汚れは、放置すればするほど衣服の繊維深くに浸透してしまいます。
外出先で直ちに洗濯できない状況では、どのように対処すべきでしょうか?

ここでは外出時に衣服に油が付着してしまった場合に行うべき応急処置を3STEPで紹介します。

Step1.ティッシュで油を吸い取る

ポリエステルに油染みが生じた直後は、ティッシュペーパーを使って、穏やかに油分を吸収させましょう。
この瞬間、力を入れて擦ることなく、油の広がりを抑えるためにも、ティッシュを軽く押し当てるだけに留めるのがコツです。
油分は外側に広がりやすいので、中心から外側に向かってゆっくりと圧力を加えることがポイントです。

Step2.布を水に濡らして叩く

次に、清潔な布を少量の水で湿らせた後、油染み部分を軽くたたきながら拭き取りましょう。
ここでのポイントは、布を使って油分をさらに表面に浮かせ、後の洗濯で落としやすくすることです。
布は柔らかい素材を選び、油染みを優しくたたくことで、油分を効果的に浮かせましょう。

Step3.水で流して乾燥させる

油染み部分に直接水をかけ、軽く揉みほぐすようにして油分を洗い流しましょう。
その後、空気が通る場所で衣類を乾かすことで、油染みが再び固着するのを防ぐことができます。

応急処置後の家での洗濯方法

外出先での応急処置を経て家に帰ったら、油染み部分の洗濯を行いましょう。
まず、油染みがある部分に洗濯用の中性洗剤を直接塗り、柔らかいブラシや指でゆっくりと円を描くようにして洗剤を油染みに浸透させます
洗剤をなじませた後は、冷水またはぬるま湯で手洗いし、最後に衣類を洗濯機で通常通り洗いましょう。

油染みが新しいものであれば、この方法で落とすことができます。
逆に時間が経ってしまうと落としづらくなります。
とにかく素早く、洗濯をしましょう。時間との勝負です!


また、白のTシャツを汚してしまった時の対処法も紹介しています!
ぜひ参考にしてみてください!

白Tシャツの黒ずみをあっという間に綺麗にする方法!原因や予防法も解説


 

【原因別】ポリエステル衣類の油染み対応策

油染みの原因は、食品、化粧品、皮脂、そして機械油など多岐にわたります。
それぞれの原因に適した対応策を知ることで、ポリエステル衣類を長期間、美しい状態で保つことが可能です。

ここでは、油染みの原因別に最適な対処法を具体的に紹介します。

食品からの油染み対応策

食品由来の油染みは、キッチンや食卓から生じます。
特に揚げ物やドレッシングなど、油分を豊富に含む料理が原因で、衣類にしみ込んだ際の除去は難しくなることもあります。

このような汚れに対しては、50℃程度の温水に溶かした中性洗剤を用いることが、ポイントです。
温水の使用は油分の粘性を低下させ、洗剤の浸透を促進させます。

具体的な方法として、油染み部分に洗剤を直接塗布後、柔らかい歯ブラシで軽くたたきながら洗剤を浸透させ、その後、温水に10〜15分ほど浸けておきましょう。
こうすることで、油分が繊維から解放され、通常の洗濯で油染みが落ちやすくなります。

化粧品からの油染み対応策

化粧品による油染みは、ファンデーションやリップクリームといった、油基盤の製品から発生します。
化粧品は、皮脂と混ざり合い、衣類の繊維に深く定着する特性があります。
対応策として、化粧品の成分に対応したクレンジングオイルの使用が効果的です。

具体的には、クレンジングオイルを少量油染みに直接塗布し、指先で軽くマッサージするようにして油分を浮かせます。
この際、オイルが繊維の奥まで浸透するよう、数分間放置し、その後ぬるま湯で優しく洗い流すことが重要です。

最終的には、中性洗剤を使用して洗濯を行うことで、化粧品由来の油染みを効率良く取り除くことができます。

皮脂による油染み対応策

皮脂による油染みは、特に襟や袖口に発生します。
皮脂や汗による汚れは日々の生活の中で蓄積し、放置すると衣類の黄ばみや臭いの原因となります。

対策としては、定期的な洗濯が基本ですが、酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。
酵素系漂白剤には、皮脂の分子を分解し、繊維からの除去を促進するはたらきがあるからです。

洗濯前に汚れ部分に酸素系漂白剤を直接塗布し、少しの時間放置することで、洗剤の浸透と作用を高めることができます。
その後、ぬるま湯での手洗いや、洗濯機で洗濯をすることで、皮脂による油染みを根本から落とすことができます。

機械油汚れによる油染み対応策

機械油による油染みは、高い粘度と固着性があるため、取り除きが特に難しい汚れです。
作業服や日常着が機械油で汚れた場合、前処理が必要になります。

前処理として、汚れ部分にクリーナーや専用洗剤を直接塗布し、軽くブラッシングすることで、油分を繊維から浮き上がらせます。
その後、40℃程度のぬるま湯に衣類を浸け、汚れが十分に浮き上がるまで待機します。
浸け置きの後は、汚れが浮き上がった部分を再度ブラッシングし、ぬるま湯で丁寧に洗い流します。
最後に、衣類を洗濯機で通常通り洗えばOKです。

 

オリジナルTシャツを作るならUP-Tがおすすめ!

UP-Tなら1枚からオリジナルTシャツが作成できる!

UP-Tでは、ポリエステル素材を含む様々なTシャツを取り揃えています!
オリジナルTシャツと聞くと、「数が多くなければ注文できない」「価格が高め」といった印象をお持ちの方も少なくないでしょう。

しかし、UP-Tであれば心配無用です!
なぜなら、リーズナブルな価格で自分だけのTシャツを作れるからです!

たった1枚からの注文も受け付けており、送料無料でお届けします。
デザインツールを使って簡単にデザインできますし、24時間365日のサポート体制もあります。
Tシャツ製作が初めての方も安心してご利用いただけますよ。

あなたのお気に入りのTシャツを作ってみませんか?

 

まとめ:ポリエステルの油染みはできるだけ早く落とす!

今回は、ポリエステルの油染みを効果的に落とす方法についてご紹介しました。

油染みを取り除く際は、オキシクリーンやクレンジングオイルの使用がおすすめです。
これらを使って処理した後、温水に約30分浸すことで、油汚れをより効果的に分解し、洗濯機での洗濯できれいに落とすことができます。

また、外出先で油染みがついた際の応急処置としては、ティッシュで油分を拭き取り、濡らした布で軽く叩いた後、水で洗い流して乾かす方法が有効です。

油染みは、時間が経てば経つほど汚れが固着してしまいます。
時間との戦いですので、できるだけ早く洗濯することがポイントです。

即日!格安に1枚からオリジナルTシャツを作成するならUP-Tがおすすめ!

Tシャツをオリジナルで!UP-Tがおすすめ!1枚から注文可能

UP-Tなら1枚からでもオリジナルTシャツが作成できます

監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。
おすすめ記事ランキング
1
2024年12月18日
2
2025年03月15日
3
2025年01月01日
4
2024年03月12日
5
2024年07月17日