最終更新日: 2024年08月07日
Tシャツ素材で涼しいのはどれ?知っておきたい着心地の違いとは?
Tシャツは1年の中でもとにかく活躍の幅が広いアイテム。
半袖でも、夏の時期はもちろん、蒸し暑さを感じる5〜6月、残暑のある9〜10月まで着ることができます。
ですが、素材によっては「半袖なのになぜか暑い」「特定のTシャツだけ汗をかきやすい気がする」など、着心地の悪さを感じる場合があります。
そこで今回は、暑い時期でも涼しく着られるTシャツ素材を紹介。
素材それぞれの着心地の違いを合わせて詳しく解説していきます。
Tシャツの良さは素材で決まるって本当?
そもそもTシャツにおける「良い素材」とは、どういうことなのでしょうか。
これまであまり気にせず、柄や色、形だけでTシャツを選んできたという人も多いかもしれません。
非常に汎用性が高く身近なイメージのTシャツですが、実は奥が深いファッションアイテムなんです。
まずはTシャツを素材で選ぶ2つのメリットから見ていきましょう。
素材で選んだTシャツは使い分けしやすい
Tシャツを素材で選ぶメリット1つ目は、使い分けのしやすさです。
普段着、ちょっとしたお出かけ、仕事、スポーツ、アウトドアなど、とにかく活躍シーンが多いのがTシャツの魅力ですが、これらのシーン全てを、1枚のTシャツでまかなうのは実はとても難しいこと。
例えばスポーツを始めるとき、普段着として着ていたTシャツを使ったら、とても着心地が悪かったという経験はありませんか?
一口にTシャツと言っても、素材にはそれぞれ向き不向きがあります。
購入前にきちんと素材を確認してから選ぶことで使い分けがしやすくなり、いかなるシーンでもTシャツを心地よく快適に着ることができますよ。
素材で選んだTシャツは長持ちする
Tシャツを素材で選ぶメリット2つ目は、長持ちすることです。
使用シーンによって、素材できちんと使い分けしたTシャツは、使用・洗濯頻度が減ります。
それにより、
・シワがつきにくくなる
・シワが残りにくくなる
・型崩れしにくくなる
・毛玉がつきにくくなる
などの劣化も自ずと減り、Tシャツ1枚1枚の寿命を延ばすことに繋がります。
さらにTシャツの持ちは、素材に合わせた洗濯方法や保管方法によっても変わります。
Tシャツに限らず、衣類には必ず洗濯表示がついていますよね。
購入時から素材で選び、それを自分がきちんと認識しておくことで、それぞれの素材に適した洗濯・保管方法を守ることができます。
さらにこだわるならオンスもチェック!
Tシャツ選びにおいて素材と同様に外せないポイントが「oz(オンス)」です。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、これは生地の重さを表す単位のこと。
生地の重さは厚みに比例し、着心地や耐久性にも影響しますので、実はとても重要なポイントなんです。
●〜4.9オンス
薄いので涼しさを求めるなら、4.9オンス以下を選びましょう。厚みのない薄手のTシャツで、楽チンさが欲しい部屋着にもピッタリ。アンダーウェアとしてもおすすめできる厚みです。
●5.0~5.9オンス
量産されているTシャツは5.0~5.9オンスであることが多いです。5.0オンス以上なら耐久性も期待できます。
●6.0オンス以上
耐久性重視の目的・人なら6.0オンス以上を選びましょう。やや重さも出てしまいますが、生地の目が詰まっており、白Tシャツでも透けにくいしっかりした厚みになります。
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Tシャツ素材、生地ごとにおすすめのアイテムを見たい方にはこちらの記事がおすすめ!
オリジナルTシャツ作成時におすすめのTシャツ素材
涼しく着られるTシャツ素材はどれ?
ここまでTシャツを素材で選ぶメリットについて紹介してきましたが、実際に涼しく着れるTシャツとは具体的にどんな素材なのでしょうか。
ここからは、夏場のような暑い時期におすすめの素材とそれぞれの特徴について解説していきます。
<涼しく着れるTシャツ素材>
- 綿(コットン)
- リネン
- リヨセル・レーヨン
- 合成繊維ポリエステル
- 混合素材(混紡素材)
涼しく着られる素材で、汗をかいたときのシミや臭い、ペタッとする不快感を防ぎ、清潔感のある快適な時間を過ごしましょう。
素材①:綿(コットン)
綿(コットン)はワタという植物を加工して作られた天然素材です。
通気性と吸水性が良いのが特徴で、汗をかいてもすぐに吸い取ってくれるのが特徴。
さらに、なめらかな肌触りの良さも兼ね備えているので、暑い夏でも不快感を感じず長時間涼しく着ることができます。
その他にも、静電気が起こりにくい、漂白しやすい、耐熱性があるというメリットがあります。
一方で、厚手だと乾きにくい、洗濯すると縮みやすい・シワになりやすいというデメリットがあるため、洗濯後の乾燥方法には工夫が必要。
特にジメジメとした梅雨のような高温多湿になりやすい時期は、雑菌の繁殖により匂いや黄ばみの原因になりますので注意しましょう。
<綿素材に向いているシーン・人>
・室内で仕事をするとき
・冷房設備のある室内でのイベント
・気の利いたプレゼントとして
・赤ちゃんや小さな子どもに
・敏感肌、アレルギーがある人に
素材②:リネン
リネンは、亜麻科の植物を加工して作られた天然素材です。
汗をかいてもすぐに吸い取ってくれる吸水性に加え、抜群の通気性を持ち合わせているため、綿と比べるとすぐに乾くのが魅力です。
暑い季節になると、リネン素材の服や寝具がお店によく並ぶようになるので、無意識にこの素材を買っているという人も多いかもしれません。
しかし、リネン素材を使用したTシャツは元々シワ感があるものが多いため、ビシッと決めたい仕事用やフォーマルシーンでの着用に不向きです。
洗ったり、畳まずに放置しておくとさらにシワシワになりますので、アイロン掛けをしてからハンガーにかける、畳んでからしまうなどして、きちんとした保管を心がけましょう。
<リネン素材に向いているシーン・人>
・友人や家族とカジュアルなお出かけ
・敏感肌、アレルギーがある人
素材③:リヨセル・レーヨン
リヨセルやレーヨンは、木材パルプから作った再生繊維です。
どちらも速乾性と吸湿性に優れているので、汗をかいてもベタつきにくいのが特徴。
天然素材の綿(コットン)には劣りますが、どちらも程よい柔らかさを持つ肌触りの良さも魅力です。
さらにレーヨンは、吸水性・消臭効果のある素材で、汗の匂いを軽減してくれる優れもの。
そんなリヨセルとレーヨンのデメリットは、他の素材に比べてややデリケートな点です。
リヨセルはシワになりやすく、レーヨンは縮みやすいという特徴がありますので、Tシャツについている洗濯表示に合わせたお手入れを心がけましょう。
<リヨセル・レーヨンに向いているシーン・人>
・おしゃれ着として
・セミフォーマルな仕事着として
・汗をかきやすい人
素材④:合成繊維ポリエステル
合成繊維ポリエステルは、石油や天然ガスを由来として作られた素材です。
一般的には比べて価格も安く、Tシャツ全体の生産量の中でも合成繊維ポリエステルは多く作られています。
綿に比べると肌触りや吸水性こそ劣りますが、とにかく速乾性が高いのが特徴。
特に汗をかきやすいシーンでの着用には、合成繊維ポリエステル素材のTシャツが最適です。
さらに乾くのが早いので、雨が多い時期の部屋干しや洗い替えがないときでも、洗ってまたすぐに使えるのも嬉しいポイントです。
また、光を通しにくいという特徴も合わせ持っているため、UVカット効果も期待できます。
その一方で、汚れが落ちにくい、静電気が起きやすい、毛玉ができやすい、漂白しにくいなどのデメリットが挙げられます。
<合成繊維ポリエステルに向いているシーン・人>
・体育祭や部活動用として
・プライベートのスポーツウェアとして
・アウトドア用として
・屋外イベント用として
・外仕事用として
・敏感肌ではない人
・汗をかきやすい人
素材⑤:混合素材
混合素材は、これまで紹介した天然素材綿や合成繊維ポリエステルを含む複数の素材を組み合わせて作った素材です。
デザインによってあえて混合素材が使われることも多く、この複数の素材の割合を調整することで、Tシャツそれぞれの着心地の良さや乾きやすさが変わります。
つまり素材のブレンド次第で、綿の持つ肌触りや吸水性の良さと合成繊維ポリエステルの耐久性や速乾性の良さなど、両方の良さが生かされています。
「肌触りの良さも捨てきれない…でも早く乾いた方が良い…」そんな悩める人の助けになる素材とも言えます。
<混合素材ブレンド例>
着心地重視なら・・・綿80%:ポリエステル20%
吸汗速乾性重視なら・・・綿20%:ポリエステル80%
着心地・吸汗速乾性どちらも・・・綿45%:ポリエステル55%
混合素材のブレンド具合は、触っただけでは分かりません。購入前にはTシャツのタグを確認し、用途や好みに合わせたものを選ぶようにしましょう。
せっかくオリジナルTシャツを作るのですから、生地選びにもこだわって快適に着こなしたいですよね。
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『生地がいい』オリジナルTシャツを選ぶためのポイントを詳しくご紹介しています。
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生地がいいオリジナルTシャツを作ろう!あなたにピッタリなTシャツの見つけ方を解説!
まとめ|Tシャツは素材で選んで快適に!
暑い時期でも涼しく着られるTシャツ素材とそれぞれの特徴について紹介してきましたが、いかがでしたか?
既述のように、素材の特徴を覚えておくことは、Tシャツの寿命を延ばすことにも繋がります。
仕事用のTシャツを探していた人も、汗をかきやすく悩んでいた人も、これからスポーツを始めようと思っている人も、素材に注目してTシャツを選ぶようにしましょう。
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