最終更新日: 2024年07月23日
Tシャツの臭いの元は1つじゃない?洗っても取れないときの対処法6選
普段何気なく過ごしているとき「なんだか自分が臭い?」といった経験はありませんか?
もしかして体臭かもしれないと思うと落ち込んでしまいますが、実はそれ「洗っても取れないTシャツの臭い」かもしれません。
そこで今回は、私たちを悩ませるTシャツの臭いの原因を徹底解明!
臭くなってしまったときの対処法も合わせて解説していきます。
Tシャツの臭いが洗っても取れない理由
洗剤や柔軟剤を入れて、洗い、できるだけ太陽の光に当てて干す…。
ほとんどの人が同じように洗濯をしていることでしょう。
目で見る分にはしっかり汚れが取れているのに、なぜ洗っても取れない臭いが生まれてしまうのでしょうか。
まずは、そもそもなぜTシャツが臭くなってしまうのか、その原因を解説していきます。
雑菌・細菌が残っているから
Tシャツの臭いが洗っても取れない場合、それはTシャツに雑菌や細菌が残っているからと考えられます。
「普通に着ていただけなのに何がいけないの?」と不安に思ってしまいますが、雑菌や細菌の原因はとても身近なところにあるのです。
その主な原因となるのは、次の3つです。
●汗や皮脂
夏場の暑い時期に汗の臭いを気にしている人も多いのですが、実は汗自体は無臭です!
汗や皮脂には、人の目には見えないたんぱく質などの汚れが含まれており、それらがTシャツに付着することで細菌や雑菌が繁殖し、クサイ臭いが発生します。
これらの細菌や雑菌は一度染み付いてしまうと簡単に取ることはできません。
残ったまま再びTシャツを着ることにより、慢性的なものになってしまうのです。
汗をあまりかかなかったからと言って、何日も洗わないまま放置したり普段から繰り返し着る習慣がある人は注意しましょう。
●生乾き
細菌や雑菌が繁殖するのは、「生乾き」つまりTシャツが湿っていることにも原因があります。
外に干したとしても思ったより太陽の光が当たらなかった日、雨が多く湿気の多い梅雨の時期の部屋干しなど、生乾きが原因で嫌な臭いを感じた経験は誰にでもあると思います。
最初は臭いがなかった場合でも、繊維の奥までしっかり乾いていない場合、後から臭いが現れることもあります。
表面上は乾いているように見えても油断は禁物です。
●洗濯槽の汚れ
Tシャツに残った嫌な臭いは、洗濯槽の汚れ・カビが原因でも起こります。
Tシャツの汚れ同様に、洗濯槽の汚れも目に見えると限らず、たくさんの汚れを洗い落としている洗濯槽は、雑菌・細菌が蓄積されています。
また、カビの繁殖を促すのは湿度と水分と小さなゴミ(皮脂、埃、泥、石鹸カスなど)の3つであり、まさに洗濯槽には三拍子揃っていのです。
溜め込まずにこまめに洗濯していたり、しっかり乾かせているのにTシャツから臭いがするという人は、洗濯槽の汚れが原因である可能性が高いでしょう。
衣類をキレイにする洗濯機こそ、定期的に市販の洗浄剤を活用するなどして、洗濯槽の洗浄を念頭におくことが臭い対策として重要です。
臭いがつく前に予防を
さまざまなことが原因となるTシャツの臭いですが、事前に予防することが可能です。
たとえば、生乾きにならないための予防法として、以下のポイントが挙げられます。
・常に肌を清潔に保つ
・肌着を着て汗や皮脂をTシャツに残さない
・溜め込まずにすぐ洗う
・洗濯洗剤や柔軟剤を過剰に使わない
・洗濯後はできるだけ時間をかけずに乾かす
・収納前にアイロンをかける
・一度の洗濯量を減らし1枚ずつしっかり洗う
・部屋干しでも風通しの良い場所に干す
部屋干しに限らず外に干した場合でも、どうしても乾きが甘いときがあります。
その際に「扇風機で風を当てる」「乾燥機にかける」「除湿機で部屋の湿度を下げる」といった対応を取らない場合、臭いが発生する可能性が高まるでしょう。
洗濯の仕方が良くない
洗濯をおこなう際に次のような方法を取っている場合、臭いが取れない可能性があります。
- 風呂の残り湯を使用している
- 安価な洗剤を洗濯している
- 汚れやシミなどをそのままにしている
お風呂の残り湯を活用することは、エコの観点において効果的です。
しかし、洗濯物については雑菌の温床となり、臭いの原因になるリスクがあります。
また、安すぎる洗剤は汚れをきちんと落とせず、雑菌や汚れが残りやすくなるかもしれません。
汚れが付いてしまった場合、応急処置をしたり洗剤を使い分けて洗ったりすればシミが残ることがありませんが、そのままにしておけば雑菌を増やすことになるでしょう。
はじめに紹介したように、臭いの原因は雑菌や細菌によるものが大きいと考えられます。
洗濯の仕方を改善することで、臭いの改善が期待できます。
Tシャツの寿命が近づいている
Tシャツも経年劣化を免れないアイテムです。
長期間着用したTシャツは、洗濯や消臭対策でも完全に取り除けない臭いが染み付いてしまうことがあります。
特に汗をかきやすい部位には臭いが残りやすいため、数年程度の着用が限界かもしれません。
また、お気に入りの服を毎日着ることで皮脂が移ったり、摩擦による繊維の劣化が汚れを付着させたりする可能性があります。
Tシャツの正しい洗濯方法についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
洗濯方法を工夫して、臭いが気にならないTシャツライフを送りましょう。
プリントTシャツの洗濯方法は?長持ちさせるコツをご紹介!|オリジナルTシャツのUP-T
Tシャツが臭いときの対処法6選
残念ながら予防に失敗してしまった場合でも、まだまだ救済措置はあります。
最後におすすめの対処法を紹介していきますので、お気に入りのTシャツが臭くなってしまった人はもちろん、捨てる時期に悩んでいる人も参考にしてみてください。
煮沸(熱湯)消毒する
臭くなってしまったTシャツには、まずは煮沸消毒を試してみましょう。
煮沸消毒とは、ぐつぐつ煮たたせる方法を指します。
大きめの鍋に水を入れ沸騰させたらTシャツを入れて10分煮沸し、最後に洗濯機で洗濯したら完了です。
雑菌や細菌は熱に弱いため、煮沸消毒によって臭いを低減できます。
ちなみに、煮沸消毒と熱湯消毒の違いは以下のとおりです。
<煮沸消毒と熱湯消毒の違い>
煮沸消毒:80度以上のお湯で10分以上煮る
熱湯消毒:80度以上のお湯を10秒以上かける
ただし、高温で消毒する際はTシャツの素材を必ずチェックしましょう。
ポリエステルなどの化繊素材などのデリケートな素材は熱で傷みやすく、シワシワになる恐れがあります。
酸素系漂白剤で浸け置き
消臭・除菌効果を持つ酸素系漂白剤は、生乾きの臭いに対して特に効果を発揮します。
酸素系漂白剤による浸け置きは、煮沸消毒に比べてヤケドの心配もなく、市販で気軽に購入できるのも嬉しいポイントです。
酸素系漂白剤での浸け置きは次の手順でおこないましょう。
- 洗面器や洗面台にお湯を張る(鍋やボウルでもOK)
- そこに酸素系漂白剤を約1回分溶かす
- Tシャツを入れ30分~1時間程度浸け置きする
- 最後に洗濯機で洗濯したら完了
ただし、金属・毛・絹を用いたものやデリケートな衣類は色落ちする可能性があるので、この方法は向いていません。
事前に、Tシャツの目立たない部分漂白剤を染み込ませた綿棒でこすってみて、色落ちしないかを確認してからおこないましょう。
次亜塩素酸水で除菌
次亜塩素酸水にも殺菌・除菌効果があります。
一般家庭ではあまり馴染みのないものですが、医療現場では除菌用として使用されています。
使い方はとても簡単で、洗濯し干し終わったTシャツに次亜塩素酸を吹きかけるだけでOK。
比較的どの素材にも適しているため、スプレーボトルに入れておくだけで、一般的な消臭剤と同じように普段から気軽に使えます。
さらに先ほど紹介したように、Tシャツの臭いは洗濯槽の汚れにも原因があるため、定期的な掃除が必要です。
次亜塩素酸水を用意しておけば、洗濯槽のお手入れにも活用できます。
Tシャツと同じように、スプレーボトルに入れた次亜塩素酸水を洗濯槽にかけたら、洗濯槽に繁殖している雑菌や細菌を取り除くことが可能です。
最後に清潔な布で水分を拭き取ることを忘れないようにしましょう。
弱アルカリ性の洗剤で洗濯する
臭い対策にはどんな洗剤で洗濯するかも重要なポイントです。
あまり気にしたことがないという人も多いかと思います。
しかし、洗剤には「弱酸性」や「中性」「弱アルカリ性」などさまざまな種類が存在します。
洗剤を選ぶ基準は家庭や個人の好みによって変わりますが、もし今「弱酸性」や「中性」を使っていてTシャツの臭いに悩まされている人は、弱アルカリ性の洗剤に変えてみましょう。
弱アルカリ性の洗剤は、臭いの元となる弱酸性の皮脂や汗を中和してくれる効果があります。
洗濯する洗剤の種類を変えるだけですので、もっとも手軽にできる対処法ともいえます。
ただし、ほかの洗剤に比べると繊維を傷つけやすいため、シルクなどデリケートな素材の衣類には使わないようにしましょう。
<その他の洗剤の特徴>
- 弱酸性洗剤:デリケートな衣類を傷めずインクなどの汚れを落とせるが、タンパク質や油脂を落とす力がやや弱い
- 中性洗剤:弱アルカリ性に比べると洗浄力は弱いが、アルカリ性・酸性のどちらの汚れにも軽度であれば対応できる
素材や汚れ具合に応じて適切な洗剤を使うことが、除菌や臭い防止につながります。
重曹に浸してから洗濯する
家庭に一本あるとなにかと使える重曹はアルカリ性です。
消臭効果・皮脂の溶解に加え、Tシャツに染み付いてしまう黄ばみを抑える効果が期待できます。
重曹に浸けてからの洗濯は、次の手順で行いましょう。
- 洗面器や洗面台に水を張る(鍋やボウルでもOK)
- 水:重曹=1ℓ:小さじ5の割合で溶かす
- そこにTシャツを入れ30分程度浸け置きする
- 最後に洗濯機で洗濯したら完了
若い世代にはあまり馴染みのないアイテムですが、重曹はお値打ちに手に入ることも魅力の一つ。
薬局やホームセンター、100円ショップなどでも購入できます。
さらに重曹は、次亜塩素酸水と同じように洗濯槽の掃除にも使えます。
掃除のあと、重曹を溶かした水をもう一度作り、その水を絞ったきれいな布で洗濯槽を優しく拭いておきましょう。
2〜3年着たら捨てる
どんなにお気に入りのTシャツにも寿命はあり、それは安価なものでも高価なものでも同じです。
よく着るTシャツであれば半年〜1年、着用頻度が少ないものでも2〜3年が目安。
これまで紹介した対処法が効かず、どうしても臭いが取れないときは、残念ですが思い切って捨ててしまいましょう。
さらに、ほつれやヨレが目立たずまだ着れそうと思っても油断はできません。
気づかぬうちに染みついた臭いに自分が慣れてしまったり、購入当初とはやや色味が変わったりする場合もあります。
「いつ買ったものか分からないTシャツ」がある人は、家族や信頼できる友人に聞いてみるのも良いかもしれません。
また、できるだけ厳選したお気に入りのTシャツだけを持ちたいという人は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
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まとめ|Tシャツの臭いは防げる!
Tシャツの臭いの原因や洗っても取れないときの対処法について紹介してきましたが、いかがでしたか?
Tシャツの臭いは、誰にでも起こりうる問題です。
きちんと洗濯をしているつもりなのに、なぜかいつも臭いがしてくるという人は、まずは予防から始めてみましょう。
ちょっとした工夫から、Tシャツの寿命を伸ばすことにもつながります。
また、Up-TではオリジナルのTシャツが1枚から製作可能です。
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