最終更新日: 2024年07月06日
Tシャツが生まれ変わる便利なリメイク術!いらないからって捨てないで!
どんなに気に入ったTシャツも、長く着用していれば首が伸びてきたり裾が広がったりと不具合が起こります。
最終的には「雑巾にして捨てる」人もいるようですが、愛着のあるTシャツは有効に活用したいですよね。
着れなくなったから捨てるのではなく、着れなくなったらTシャツ以外のものに生まれ変わらせませんか?
本記事では、着れなくなった・着なくなったTシャツのリメイク術についてご紹介します。
「そろそろ断捨離したい」と考えているのなら、この記事を参考にTシャツに新しい命を吹き込んでみましょう。
捨てられているTシャツたち
日本の衣料廃棄物は、年間で50万t以上と言われています。
50万tと聞いてもピンとこないかもしれませんが、高級車が約25台分ですからかなりの量であることがわかりました。
全体の9割近くが「埋め立て処分」されているというのですから驚きです。
SDGsが推奨されている2022年にも、多くのTシャツが廃棄されています。
リサイクルという方法があるにも関わらず、多くが廃棄されているのはどうしてなのでしょうか。
ファストファッションにおける低価格化
トレンドスタイルを低価格に抑えたファストファッションは、短期間で大量生産・販売することでローコスト商品を提供しています。
年々、品質もアップしていますので以前よりも「長持ちする」ようにはなりましたが、消費者意識の問題もあり「飽きたら捨てる」はいまだに繰り返されています。
トレンドの細分化
年々変化するトレンドですが、年齢層やターゲットによって好みが細かく分かれてきました。
ところが、各ブランドのターゲットが曖昧になったことで「同じようなデザインなのに価格が異なる」現象が起きています。
極端な事を言えば、20代も50代も、同じブランドを選んでファッションを楽しめるようになったということです。
同じようなデザインなら、リーズナブルな価格の方が売れていきます。
これに対して「ブランド性を求める顧客」のために、クオリティの高い商品を提案することで「売れ残り」が増えていきます。
ハイブランドにもなると、簡単にセール品にはできず過剰在庫→廃棄処分の流れになるケースもすくなくありません。
売れ残り・返品在庫の処分
シーズンオフや試着商品は、値段を下げても売れ残ってしまうのが現実です。
新品として再販はできませんし、セールで売れ残ってしまうものが過剰在庫として膨れ上がれば「廃棄処分」するしかありません。
リユース・リサイクルは美品のみで行われる
アパレルでは、廃棄された衣類の一部でリサイクルも行われています。
繊維や、断熱材や他の衣類にリサイクルされることが多いです。
中には、美品を古着として販売する「リウェア」や「リユース」されるケースもありますが、あくまでも美品であることが基本なので、着古した服は廃棄処分にしかなりません。
形を変えれば、まだまだ活躍するTシャツ
多くの人は、着なくなったTシャツを「燃えないゴミ」として処分しているのではないでしょうか。
今までのTシャツは、綿100%が主流でしたが「ドライTシャツ」のように化繊素材も増えてきました。
ナイロンやアクリル、ポリエステルや絹などは、繊維に窒素を含んでいますので、燃やしてしまうと不完全燃焼を起こします。
これらの繊維の不完全燃焼では、シアン化水素や一酸化炭素・アルデヒド類も発生します。
このことからも、Tシャツを含む衣類は「埋め立て」による処分が行われているのです。
環境を考えると、「少しでもゴミにしない」 「リサイクルできるものはリサイクルする」もしくはリメイクで新しいものへと生まれ変わらせることが大切と言えるでしょう。
Tシャツとしての役目は終わっても、普段使うアイテムとして変身させれば、まだまだ活躍できます。
時間を有効に使うためにも
コロナ禍において、自宅で時間を有意義に過ごす方法が模索されています。
自宅のリフォームや趣味での日曜大工など、DIYのために工具を購入する人も増えています。
最近では、アクセサリーなどのハンドメイドをはじめる人も増え、同時にリメイクにも関心を持つ人が増えています。
時間を有効に使いながら、自分が大切にしてきたTシャツに新しい息吹を吹き込むことは、「使わなくなったものをそうするのか」の意識改革にもなります。
また、「ものを大切にする」気持ちを忘れないためにも、Tシャツのリメイクにチャレンジしてみてはどうでしょうか。
誰だって簡単にリメイク!アイデア集
リメイクはミシンがないとできないのでは?と思うかもしれませんが、簡単な道具があればTシャツが色々なものに生まれ変わります。
ここからは、誰でも出来るTシャツのリメイクをご紹介します。
今回はミシンを使わない方法として、エコバッグの作り方を紹介していきますが、バッグ以外にもマスクなどにもリメイクできます。
また、ミシンがなくても裁縫のりなどがあれば、もっとアレンジ幅が広がりますよ!
ハサミがあれば簡単!Tシャツをエコバッグに
Tシャツのリメイクで有名なのが「エコバッグ」です。
ミシンがあれば本格的なエコバッグも作れますが、簡単で手早く作るならハサミがあればすぐに仕上がります。
着古したTシャツは、丸めるとコンパクトになるのでバッグの中やポケットにサッと入ります。
汚れたら気軽に洗濯すればいいですし、Tシャツのサイズによっていろんな大きさのエコバッグにできるのもポイント。
時間がある・ミシンがあるなら、つなぎ合わせて個性的なエコバッグにも変身させられます。
【切って結ぶだけ。エコバッグの作り方】
- ハサミ
- 鍋ふたやお皿
1:Tシャツの袖と首をハサミで切る
首の部分が持ち手になるので、カーブを描くようにカットします。
カーブの深さは、持つ人の好みなので、鍋の蓋や皿のカーブで調整しましょう。
深くカットすれば、肩掛けに、浅くカットすれば腕にかけるようなエコバッグになります。
Tシャツの袖もカットしてタンクトップ状態にします。袖の縫い目を残して切ると、持ち手が安定するのでおすすめです。
※ドライTシャツのように、化繊が入った生地はものをいれると伸びてしまうので、綿100%のTシャツがおすすめです。
2:裾をカットします
Tシャツを裏返します。
裾の折り返し部分はそのままでも使えますが、底がごろつきやすいのでまっすぐ切ってしまいましょう。
真っ直ぐにカットできたら、裾から約5~6cmの場所にラインを引いておきます。
そのラインに向かって短冊切りに裾を切っていきましょう。
前身頃と後ろ身頃がずれなければ、特に均等にカットしなくても大丈夫です。
フリンジのようにするのが目的なので、幅が細くならないように注意してください。
気を付けて欲しいのが、フリンジ本数が偶数になるようにすること。面倒ですが、印をつけた方が失敗がありません。
3:フリンジをかた結びする
結んだフリンジは底の部分になるので、結び目同士に隙間がないように結びましょう。
固く結べば、底が細くなります。
力加減は自由ですが、隙間はない方が重量のある荷物に耐えやすくなります。
「はた結び」なら、一般的なつなぎ方より結び目が小さく、ほどけにくいですし底が滑らかで安定感があります。
表に返せば、エコバッグの完成です。
Tシャツをリメイクする方法をもっと知りたい!という方はこちらの記事もチェック!
超簡単なTシャツリメイク方法をたっぷりご紹介しています。
着られなくなったお気に入りのTシャツはリメイクで変身させて、これからも活躍してもらいましょう♪
もう迷わない!カットするだけ!Tシャツの簡単リメイク術
ミシンを使って簡単!小物から服にもリメイクできる
カットするだけとなると、作れるものが限られてきます。
ミシンがあれば、切って塗っておしゃれな小物に変身させましょう!
トートバッグにデコパージュ
お気に入りのプリントTシャツは、できれば捨てたくないなーと思う人の方が多いのではないでしょうか。
そんな時には、プリント部分をカットして無地のトートバッグにデコパージュしてみませんか?
デコパージュ専用液は、100円ショップで購入できるので初期経費もローコスト。
貼るだけで、誰でも簡単ですのでやってみてください。
【必要なもの】
- トートバッグ
- デコパージュ専用液 布製品用
- デコパージュ専用液 トップコート
- 筆
- はさみ
【作り方】
Tシャツからプリントしたい部分をカットし、トートバッグもどこに配置するのか決めましょう。
レイアウトが決まったら、ざっくりと印をつけましょう。
デコパージュ専用液を、プリントを貼り付けたい場所に塗っていきます。
布専用デコパージュ液を塗った上に、カットしたTシャツを置きます。
液がついていない部分には、デコパージュ液をつけて、剥がれないようにしましょう。
Tシャツに塗るよりも、貼り付けたい側に塗る方がきれいに仕上がります。
しっかり乾いたら、仕上げ液を塗って乾かすだけと簡単です。
気に入っているTシャツのプリントが小さめサイズであれば、いくつかのプリントを組み合わせてレイアウトするのもいいですね。
自分が気に入っていたTシャツのプリント入りのトートバッグで、どんどんお出かけしてみましょう!
ポーチや巾着
化粧品を入れたり、サニタリー用品を入れたりできるポーチや巾着はいかがでしょうか。
生地の薄いTシャツなら、キルト芯を使えばボリュームも出やすいですし形もきれいになります。
巾着バッグは、Tシャツサイズに合わせて作れるので無駄なく可愛く作れますよ。
お子さんのいる家庭なら、お出かけ用の玩具やおやつ入れにも使えます。
スマホバッグ・ペットボトルホルダー
スマホと財布だけ持ってコンビニに出かけたい時、ポケットではなく可愛いスマホバッグに入れて持ち歩きませんか?
また、ペットボトルをサッと入れて持ち歩ける、ペットボトルホルダーにもTシャツ素材はピッタリ。
カバンの中に入れても水滴がつきにくく、汚れても洗うだけで楽ちんです。
ヘアバンド
伸縮性のあるTシャツだからできる、便利グッズへのリメイク。
柄の違うTシャツを重ねたりしてもおしゃれ。
メイクや洗顔で活躍することが多いヘアバンドは、いくつあっても使えます。
鍋つかみ・鍋敷き
こちらも「汚れやすい」「焦げ付きがつきやすい」事から、定期的に取り替えることが多いアイテム。
着なくなったTシャツをリメイクして作っておけば、汚れてもすぐに取り替えができます。
ミシンで簡単にできますので、チャレンジしてみてください。
UP-Tで自分だけのお気に入りTシャツを作ろう
Tシャツは消耗品、わかっていても気に入ったTシャツは処分しにくいですよね。
どうせなら、リメイクも視野に入れたオリジナルTシャツを作りませんか?
UP-TのオリジナルTシャツは品質・プリント共に、業界トップクラス。
1枚から注文できて、送料無料の安心価格です。
Tシャツの種類・色も豊富に揃っているので、欲しいTシャツが必ず見つかります。
専用のデザインツールで簡単にデザイン出来ますし、プロのデザイナーに一からデザインを依頼することも可能です。
オリジナルTシャツを作れるだけでなく、UP-Tマーケットを利用すれば販売もできるんです。
お気に入りのTシャツを作れば、大切に着用しますしリメイクも楽しくなるはず!
まとめ
古くなったTシャツは、ただ捨てるのではなくリメイクで新しいアイテムに生まれ変わらせましょう!
生まれ変わったアイテムは、新しいお気に入りとして愛用することができます。
今回ご紹介した素敵なリメイクアイデアは、ごく一部ですが簡単にできるので、ぜひぜひチャレンジしてみてください。
即日!格安に1枚からオリジナルTシャツを作成するならUP-Tがおすすめ!