最終更新日: 2024年07月04日
【初心者でも超簡単!】トートバッグの作り方を徹底解説!
サイズによって色々な使い方ができるトートバッグは、ランチバッグから一泊旅行の荷物が入るサイズまで豊富に揃っています。
ビジネスで使えるレザーや化繊素材まで、私たちの生活に馴染み深くなりました。
本記事では「自分でトートバッグを作ってみたい」人のために、詳しい作り方はもちろんですが「ここがわからない」「知りたい」ことをまとめてご紹介します。
作り方は、動画を交えて解説するので、ソーイングに自信がない人でも安心です。
トートバッグの作り方は難しい?
無地の既製品にプリントしたり、スタンプなどでデコレーションするオリジナルトートバッグはもちろんですが、自分で選んだ生地を使って手作りする人も増えています。
お子さんのいる家庭では、キャラクターデザインのトートバッグは必須アイテムですよね。
既製品でも「生地がしっかりして自立するタイプ」から「畳んでカバンに入れられる」コンパクトなものまで色々です。
既製品によって作り方が違いますので、「自分で本当に作れるのか」不安になる人もいるでしょう。
トートバッグはデザインの数だけ色々な作り方があります。
シンプルなデザインなら、難しく考えなくても簡単に作れますし、こだわったデザインは複雑ですが仕上がった時の満足感があります。
まずは、ソーイングを楽しむこと・シンプルなデザインから作ることで腕をあげていきましょう。
トートバッグはミシンがあれば簡単です
トートバッグの大きさにもよりますが、手縫いではかなり時間がかかりますし、底の部分や持ち手などを手縫いするのは大変です。
生地が重なる部分はミシンの力が必要ですし、針が折れたり通らなくなることを考えると、仕上がりの美しさだけでなく丈夫さにも差が出ます。
手作り=手縫いではありませんので、トートバッグを作るのであればミシンを使いましょう。
大手の手芸店ではミシンのレンタルも行っていますので、トートバッグ作りを終えた後にミシンを使うかどうかはわからないのであれば、レンタルミシンを利用しましょう。
簡単に作るなら既製品を利用する
ミシンがないので生地からは作れないのであれば、市販の無地トートバッグをベースに作りましょう。
100円ショップや手芸店に行けば、シンプルな無地デザインのトートバッグが手に入ります。
ワッペンやアイロンプリントを使ったり、ビーズやラインストーンなどを使って自分好みのトートバッグを作ることができます。
市販の無地トートバッグをリメイクする方法は、手軽なので手芸初心者の方にもおすすめ!
こちらの記事では100円ショップの無地トートバッグをリメイクする方法について詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね♪
【100均トートバッグが大変身! 】簡単プリントで自作リメイクしちゃいました
トートバッグに使用する生地について
トートバッグ作りに適した生地はどんなものでしょうか。
手芸店に行くと、いろんな生地がたくさん揃っています。
トートバッグにとって生地の厚さは重要なポイントになりますから、触り心地などを確認してから購入することをおすすめします。
もちろん、ソーイング経験のある人や生地の厚みがわかるのであれば、ネット通販でも良いですよ。
しっかりとした仕上がりのトートバッグと、折りたたんでカバンに入れられるトートバッグでは、選ぶ生地が違います。
それぞれの違いを理解して、自分が作りたいトートバッグにぴったりの生地を選びましょう。
帆布(キャンバス)
平織りで強度の高い帆布は、海風に負けない帆を張るための生地なので丈夫で水に強い特徴があります。
綿や麻などのナチュラル素材で、コンバースなどのスニーカーにも使われていますので馴染み深いですね。
生地の厚みを号数で表示しており、数字が小さいほど生地が厚くなります。
トートバッグは11〜8号を使うことが多く、8号帆布は張りもあり自立したトートになります。
ただし、家庭用のミシンの場合、パワーが足りずに縫えないこともあるので、どれぐらいの生地が縫えるのか説明書で確認しましょう。
持ち手の部分は重ねると分厚くなるので、ミシンに問題がなくても作業は慎重に行います。
オックス生地
帆布にも似た風合いを持っていて、生地の厚みも様々です。
北欧デザインやプリント生地も多く、おしゃれでファッション性の高いトートバッグが作れます。
通常の平織りよりも少し目が粗く、通気性が良いのが特徴です。
ふっくらしていますが、軽くて柔らかいのでトートバッグに向いている生地です。
ミシンもかけやすいですし、マチなしのシンプルなデザインを作りたい人におすすめです。
キルティング
入園グッズなどで使用されることも多い生地で、裏地がなくても丈夫な仕上がりとなります。
生地をステッチで押さえて作るため、さまざまな角度から負荷がかかっても破れにくいのが特徴です。
ただし、厚みのある生地ですので、初心者には縫いにくくずれが起きやすい生地でもあります。
冬用のバッグや重いものを入れるトートバッグに向いています。
デニム
デニムは使い込むことで、どんどん柔らかくなるので味のあるトートバッグになるでしょう。
生地を購入してもいいですし、ジーンズをリメイクすることもできます。
デニムは染色した生地ですので、雨に濡れると色移りしてしまうことがあります。
リメイクにしても、一度洗濯して色落ちしないかを確認してから使いましょう。
中身に色が移ることが気になる場合は、裏地をデニム以外の素材にしておくと安心です。
ラミネート加工生地
表面にラミネートフィルムが貼られた生地は、雨に強く濡れても拭くだけで簡単です。
雨雪の多い季節には、ラミネート加工生地のトートバッグが活躍します。
生地もやわらかいものから張りのあるものまで様々ですので、トートバッグの大きさやデザインに合わせて選びましょう。
ただし、ラミネート加工生地を縫うにはコツが必要なので、慣れていないとミシンの押えや送り歯に張り付き進まなくなります。
トレーシングペーパーやクッキングシートなどを生地と押さえの間に挟むなどの工夫が必要でしょう。
ナイロン
ノベルティなどに使われることが多いナイロンのトートバッグ。
薄手でも破れにくい丈夫な生地ですが、ミシンをかけると滑りやすくズレが起きやすい生地です。
最近ではエコバッグに使用されることが多いですね。
軽くて折り畳むことができる素材であり、相性がよいのでエコバッグなどに使用するのがおすすめです
シーチング
布団カバーなどに使われている、サラッとした手触りの薄手の生地です。
ミシンもかけやすいので、初心者向けのぺたんこトートバッグにおすすめです。
無地はもちろんですが、リバティプリントなど華やかな柄も多いので、サブバックとして作るのもおすすめします。
トートバッグ作りに必要な糸とミシン針や糸について
ミシン針と糸は、使用する生地に合わせた物を用意します。
生地に合ったものを使わないと、上手く縫えないだけでなく生地に穴が空いてしまうトラブルにもなるので注意してください。
ミシン針と糸の番号
ミシン針の番号が大きいほどに針は太くなり、厚手の生地に対応しています。
糸は針とは逆に、番号が小さいほど糸が太くなっていきます。
針と糸は正反対の番号となるので注意して選んでください。
【厚手の生地】帆布やデニムなど
- 針 → #14〜#16
- 糸 → 60~30番
基本的には、#14の針に30番の糸を使用するといいでしょう。
糸を目立たせたくない場合には、60番の糸をおすすめします。
一般的な家庭用ミシンは、ジーンズのような厚みのある生地を縫えるほどのパワーがありません。
どれくらいの生地に対応しているのかは、ミシンの性能によって違います。
説明書にどれくらいの生地まで縫えるかなどの説明がありますので、しっかり読んでおきましょう。
【普通生地】シーチング他
- 針 → #11
- 糸 → 60番
基本的な縫物では、この組み合わせがメインとなります。
シーチングやオックス生地も、厚みがなければこのサイズで十分です。
初心者でもできる超簡単なトートバッグの作り方
トートバッグはマチ付き・マチなし、ポケット付きなど色んなデザインがあります。
初心者は、「袋縫い」ができるシンプルなトートバッグを作るのがおすすめです。
こちらはシンプルで作りやすく、使いやすいサイズのトートバッグです。
こちらは裏地付きのトートバッグ。
裏地をつけることで丈夫になるだけでなく、見た目にもおしゃれで華やかになります。
こちらはキルティング生地を使ったミニトートバッグ。
ちょっとしたお出かけスタイルにおすすめです。
トートバック作りに関するQ&A
ここからは、トートバッグの作り方でよくある疑問や質問をまとめました。
Q:トートバッグの持ち手の位置は?
A:トートバッグをひじ掛けするか、肩から掛けるかによっても長さを変えなければいけません。
女性はひじ掛けタイプのトートが多くなるので、30cm〜40cmが目安になります。
縦長のトートバッグは35cm〜40cmくらいにするとバランスが良いようです。
肩掛けの場合には、男性・女性又は薄着かアウター着用かで長さを決めます。
どちらにも使いたいのであれば、やや長めにしておくと間違いないでしょう。
女性は50cm〜60cmが目安になります。
男性向けの商品は57cm前後が多いので、肩掛けするなら63cm程度に作れば十分な長さになります。
持ち手の位置は、袋口の長さ四分の一を目安に持ち手を付けると、バランスよく見えます。
これは目安なので多少前後しても問題はありません。
Q:底マチの作り方は?
A:底マチはいくつかの作り方がありますが、基本的にはマチ幅を縫って作るので型紙などは必要ありません。
こちらも動画で解説していますのでご覧ください。
簡単に底マチを作る場合、袋状にした左右の一辺がマチ幅半部の正方形になるように印をつけます。
角をつまみ、脇と底のラインを合わせるように折りたたみます。
マチ幅を縫ったら余分は必要に応じてカットするか織り込みます。
カットした場合は、そこをミシンで縫いほつれがないようにします。
大きな底マチは、底の部分をマチ幅の半分の長さで折り上げます。
そのまま、両サイドをミシンで縫いこんで表に返せばマチが現れます。
張りのある素材はこの方法がおすすめです。
こちらは外に三角マチを作るトートバッグです。
Q:裏地付きトートバックは難しい?
A:お子さんのレッスンバッグなどは、裏地付きでしっかりするだけでなく見た目にもおしゃれですね。
生地によっては、裏地を張ったトートバッグを作りたい人もいるでしょう。
コツさえつかめば簡単ですが、初めて作る場合には少々手こずるかもしれません。
最初は1枚仕立ての簡単なものから作ることをおすすめします。
Q:薄い薄い生地でトートバックは作れますか
A:シーチング生地のように薄手でもトートバッグは作れますが、1枚仕立てのシンプルなデザインになります。
張りのあるデザインにするのであれば、キルト芯や接着芯を使いましょう。
こうすることで生地にハリが生まれ自立しやすくなります。
裏地をつければ見た目にもスッキリしておしゃれですよ。
まとめ
今回はトートバッグの作り方、生地の選び方から、よくある質問までをまとめました。
作り方は、動画を参考にしていただければわかりやすく進められるでしょう。
自分には難しすぎる、ミシンが使えないなどであれば、業者に依頼する方法があります。
既製品にプリントしたり、デザインする方法もありますが、作るのとは別に時間や手間がかかりますね。
既製品のような仕上がりやシンプルなデザイン、オリジナルトートバッグを作るのであればUp-Tをおすすめします。
1枚から作れて送料込みですから注文しやすく、仕上がりが美しいのが特徴です。
デザインツールを使えば、オリジナルトートバッグが簡単に作れますよ。
いろんなデザインのトートバッグにチャレンジして、あなただけのお気に入りを見つけましょう。
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