最終更新日: 2024年06月28日
実際どうなの?新規出店数No.1のBASEの販売手数料を徹底解説!
現在ではECモールやフリマアプリをはじめとしたサービスを利用することで、誰でも簡単に自分のお店を持つことができるようになりました。
その中でも現在急速に登録店舗数を伸ばしているのが「BASE」です。
今回は「ネットショップを開設したいけど費用面が気になる…」そんな風にお考えの方に向けて、現在人気のサービスBASEの販売手数料について解説します。
本記事をお読みいただくことで出店前にBASEの手数料について理解でき、他のサービスの利用と比較検討できます。
ぜひ最後までお付き合いください。
BASEの販売手数料
まず、BASEには以下の2つの出店プランがあります。
- スタンダードプラン
- グロースプラン
BASEには様々な機能がありますが、これらどちらを選んでも利用できるサービスの内容に違いはありません。
2つのプランの違いは料金体系のみなので、月ごとに見込まれる売上金額に応じてプランを決めていくと良いでしょう。
ここでは2つのプランの手数料を一覧として表で見てみます。
スタンダードプラン |
グロースプラン |
|
月額手数料 |
0円 |
5980円/月 |
決済手数料 |
3.6%+ 40円 |
2.9% |
サービス手数料 |
3.0% |
0円 |
振込手数料 |
250円(振込1回につき) |
250円(振込1回につき) |
事務手数料 |
500円(一度の振込が2万円未満の場合) |
500円(一度の振込が2万円未満の場合) |
月額手数料
月額手数料はグロースプランを選択した際に発生する費用で、売上金額に関わらずひと月5980円必要です。
スタンダードプランでは月額手数料はかかりませんので、「とりあえず試しに出店してみる」といったこともできますし、早めに出店登録を済ませ操作に慣れてから実際に出品するといったこともできます。
決済手数料
決済手数料は一件の注文ごとに発生する手数料です。
スタンダードプランでは売上の3.6%+40円、グロースプランでは売上の2.9%を支払います。
スタンダードプラン・決済手数料=(売上×3.6%) +40円
グロースプラン・決済手数料=売上×2.9%
サービス手数料
サービス手数料も決済手数料と同様、一件の注文ごとに発生する手数料です。
これはスタンダードプランでは3.0%、グロースプランを利用の場合にはかかりません。
スタンダードプラン・サービス利用料=売上×3.0%
グロースプランサービス利用料=0円
振込手数料
振込手数料はBASEから出店者の口座にお金を振り込む際に必要となる手数料で、どちらのプランを利用しても振り込み1回につき一律250円が必要です。
BASEでは商品が売れた際に購入者が支払った代金は一度BASEの口座に振り込まれます。
出店者がその代金を受け取るには出店者からBASEへの振り込み依頼申請が必要です。
振り込み依頼は商品が売れた日から180日以内であればいつでも申請することができます。
180日を超えた場合には売上金が失効するため、くれぐれも注意が必要です。
振込手数料=1度の振り込みにつき250円
事務手数料
一度の振込金額が2万円未満の場合には、振り込み手数料とは別に事務手数料が必要となります。
上でも紹介したように商品の販売から180日以内であれば振り込みのタイミングは出店者が決められるので、不要な手数料がかからないようにするとよいでしょう。
事務手数料=500円(一度の振込金額が2万円未満の場合)
スタンダードプランとグロースプラン、どっちがお得?
ここまででBASEで展開する2つのプラン「スタンダードプラン」と「グロースプラン」の料金体系について紹介しましたが、一体どちらがお得なんでしょうか?
これについては販売する商品の個数にもよりますが、月の売上おおよそ17万円あたりが分岐点になりそうです。
スタンダードプラン販売手数料
=(17万円×3.6%)+(注文数×40円)+(17万円×3.0%)
=11220円+(注文数×40円)
グロースプラン
=(17万円×2.9%)+5980円
=10910円
ですので初めての出店の際にはまずスタンダードプランで登録し、売上が安定して17万円を越えられそうな見込みがたてばグロースプランに変更しましょう。
競合サービス「STORE」との比較
BASEの料金体系やプランの決め方については理解いただけたと思います。
ただ実際これが安いのか高いのかについては、比較検討がないと分かりませんよね。
そこで今回は「BASE」と同じく個人や企業が簡単にオンラインショップを出店できるサービス「STORE」と比較してみましょう。
「STORE」にもフリープラン(月額利用料なし)スタンダードプラン(月額利用料あり)の2つのプランがありますので、ここでは計4つのプランを比較します。
|
BASE |
STORE |
||
プラン |
スタンダードプラン |
グロースプラン |
フリープラン |
スタンダードプラン |
月額利用料 |
0円 |
5980円 |
0円 |
2178円 |
決済手数料 |
3.6%+40円 |
2.9% |
5.0% |
3.6% |
サービス利用料 |
3.0% |
0円 |
0円 |
0円 |
振り込み手数料 |
250円 |
250円 |
275円 |
275円 |
事務手数料 |
500円 (2万円未満の場合) |
500円 (2万円未満の場合) |
275円 (1万円未満の場合) |
275円 (1万円未満の場合) |
BASEとSTOREどっちを選べばいい?
では実際にBASEとSTOREの違いを項目ごとに、細かく見ていきます。
それぞれの強みを比較することであなたのショップに最適なサービス選びにお役立てください!
BASEとSTOREの共通ポイント
まずBASEとSTOREの共通点をみていきます。
2つはどちらも初心者でも使いやすく特別な知識やスキルを必要としないサービスです。
また、どちらも月額手数料無料のプランが用意されているためリスクなくショップ開設できるサービスとも言えるでしょう。
まとめるとBASEとSTOREの共通点は以下の2つです。
- どちらも特別な知識不要
- どちらもフリープランがあるためリスクなく始められる
決済手数料を徹底比較してみよう
次に決済手数料の比較をしてみましょう。
|
BASE |
STORE |
||
プラン |
スタンダードプラン |
グロースプラン |
フリープラン |
スタンダードプラン |
月額利用料 |
0円 |
5980円 |
0円 |
2178円 |
決済手数料 |
3.6%+40円 |
2.9% |
5.0% |
3.6% |
サービス利用料 |
3.0% |
0円 |
0円 |
0円 |
BASEのスタンダードプランでは決済手数料+サービス手数料が発生するため、売上の6.6%+ 40円が手数料となります。
そのため月額手数料無料のプラン同士を比較した場合は、STOREの方が手数料が安いことになります。
フリープランからスタンダードプランへの切替は売上15万5000円
STOREのフリープランからスタンダードプランへの切替えのタイミングは売上が15万5000円です。
STOREフリープラン手数料
=売上×決済手数料
=15万5000円×5.0%=7750円
STOREスタンダードプラン手数料
=(売上×決済手数料)+月額手数料
=15万5000円×3.6%+2178円=7758円
有料プラン同士の比較なら分岐点は54万5000円
また、月額手数料有料プラン同士を比較した場合54万5000円以下ならSTOREがお得、54万5000円以上ならBASEがお得です。
STORE有料プラン手数料
=売上×決済手数料+月額利用料
=54万5000円×3.6%+2178円=21798円
BASE有料プラン手数料
=売上×決済手数料+月額利用料
=54万5000円×2.9%+5980円=21785円
STOREフリープランとBASEグロースプランの分岐点は28万5000円
ではSTOREフリープランとBASEグロースプランの比較はどうでしょうか?
ここでの分岐点は約28万5000円です。
STOREフリープラン手数料
=売上×決済手数料+月額利用料
=28万5000円×5.0%=14250円
BASE有料プラン手数料
=売上×決済手数料+月額利用料
=28万5000円×2.9%+5980円=14245円
要するに、手数料の金額がお得なのは以下のようにまとめられます。
- 月売上1円〜28万5000円の場合は「STOREフリープラン」が最もお得
- 月売上28万5000円~54万5000円の場合は「STOREスタンダードプラン」が最もお得
- 月売上54万5000円以上の場合は「BASEグロースプラン」が最もお得
なぜBASEが出店登録数ナンバー1なのか?
こうしてみると、初めてネットショップを持つ初心者が売上54万5000円に到達するまでは「STORE」の手数料の方が安いようです。
ではなぜBASEの店舗開設数は5年連続1位を達成することができたのでしょうか?
ここからは両サービスの販売手数料以外の部分に着目します。
BASEは振込サイクルが早い
通常BASEでは振込申請の約10日後には振り込みを行ってくれます。
対してSTOREでは月末締め、翌月払いが基本となるため売上金の発生から入金まで最長2ヶ月近くもかかることになります。
このようにキャッシュフローの回転の速さがBASEを利用する一つ目のメリットです。
尚、BASEでは「お急ぎ振込」(最短翌営業日、手数料1.5%)STOREでは「スピードキャッシュ」(最短翌営業日、フリープラン手数料3.5%、スタンダードプラン手数料1.5%)を利用することですぐに売上金を引き出すこともできます。
BASEはクレジットカード決済導入までがスピーディー
BASEのサービスの強みの2つ目はクレジット決済導入までの早さにあります。
BASEを利用した場合、クレジット決済導入はその申し込み後すぐに利用可能です。
一方、STOREではクレジット決済の導入まで4営業日〜最長2ヶ月の時間がかかります。
クレジット決済の利用が一般的であるネットショッピングでは、この差は大きいのではないでしょうか?
BASEの強みは販促・集客サポート
BASEではブラウザを利用してのショッピングはもちろん、専用アプリを使用してのショッピングが可能です。
つまりBASEでは外出先や移動中でも手軽にショッピングを楽しむことができます。
このアプリは現在すでに800万ダウンロードを超えており、店舗にとっては販売促進、集客面において大きなアドバンテージとなります。
このようにBASEには売上を伸ばす、また資金繰りを良くするためのサービス体制が整っているようです。
言い換えると、やや多く販売手数料を支払うことで売上を伸ばす機会を買っているといったところでしょうか。
BASEはUP-Tと連携して販売することも可能なので、在庫を抱えるリスクもなく、発送や梱包といった面倒な作業はUP-Tが対応するので気軽に始められます。
以下のコラムではUP-TとBASEを連携させて販売するメリットについてまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【誰でも超簡単!】BASEでオリジナルTシャツを販売する方法
おわりに
今回は初めてのネットショップ開設の際に気になるBASE、STOREの手数料について解説しました。
ショップ開設から月売上54万5000円までは、STOREの方が販売手数料が安いものの、BASEには売上アップやお金の回転を早くするためのサービスが充実していることが分かりました。
あなたのショップの目指す姿に合わせて2つのサービスの利用を検討してみてくださいね。
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