最終更新日: 2024年06月03日
オリジナルスマホケースを作るときは肖像権や著作権に気を付けよう!
スマートフォンの普及率が70%を超え、ほとんどの方がスマホを使うようになりました。
スマホを持っている人に欠かせないアイテムのひとつである「スマホケース」。
多くの人が持っているものだからこそ、スマホケースで個性を出したいという方が増えています。
そんな方におすすめなのが、オリジナルスマホケース。
おしゃれさんの間では、人と被らない世界にひとつだけのオリジナルスマホケースが流行っています。
しかし、オリジナルスマホケースを作るときには、肖像権や著作権、商標権に注意して作らなければいけません。
今回は、オリジナルスマホケースを作りたい方に向け、注意しておきたい肖像権や著作権、商標権について解説します。
また、おすすめのオリジナルスマホケース作成サイトも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
オリジナルスマホケースを作るときに注意しておきたい権利
まずは、オリジナルスマホケースを作るときに注意しておきたい権利を解説します。
肖像権と著作権、商標権について1つずつ詳しく解説するので、オリジナルスマホケースを作ろうと思っている方は参考にしてみてください。
著作権について
著作権とは、著作物を創作したことにより著作者に発生する権利のこと。
「著作物」とは、小説・音楽・絵画・ロゴ・イラストなど、人によって新しく作られたもののことを指し、「著作者」とは、この著作物を創作したその本人のことを指します。
「著作権」とは、著作物を著作者だけが独占的に利用できる権利のことです。
したがって、著作者の許可を得ずに、著作物を使って第三者が勝手に創作物を使用することや、著作物を使って利益を得ることは「著作権侵害」とみなされ、禁止されています。
著作権は、作品が生み出された瞬間に発生することが特徴。
特別な申請や登録などの手続きがいりません。
オリジナルの作品が生み出されたその瞬間に、自動的に発生するのです。
著作権の侵害は、故意でなければ罪に問われることはありません。
しかし、故意に他人の著作権を侵害したり、販売目的や利益目的で利用したりした場合は、犯罪になってしまうことがあります。
著作権侵害とみなされてしまうと刑事罰があり、罰則は「10年以下の懲役または1000万円以下の罰金」。
著作権の保護は「著作権法」に守られているため、侵害すると違法行為となるのです。
したがって、オリジナルスマホケースを作るときは、著作権を侵害しないように注意する必要があります。
オリジナルスマホケースを作るときは、著作権を侵害しないように、「完全オリジナルデザイン」が望ましいです。
完全オリジナルなデザインの場合、著作者はそのデザインを作ったあなた自身ということになります。
しかし、自分は完全オリジナルだと思っていても、実は誰かの著作物だったということも。
せっかくオリジナルスマホケースを作ったのに、著作権を侵害してしまっていたというケースは避けたいですよね。
オリジナルスマホケースを作るときは、同じデザインや似ているデザインは世に出ていないかをしっかりチェックしてから作りましょう。
肖像権について
肖像権とは、プライバシー権の一部として位置づけられる、自分の顔や姿を勝手に他人に使わせない権利のこと。
日本には肖像権について定めた法律はありませんが、肖像権を侵害してしまうと、訴えられてしまったり、損害賠償を請求されてしまったりする可能性があります。
肖像権は誰にでも発生します。
したがって、芸能人や有名人、一般人に関わらず、どんな人にも発生する権利です。
「一般人だから、写真を勝手に使って良い」というのは間違いなので、気を付けましょう。
オリジナルスマホケースを作るときに肖像権を侵害しないためには、「本人の許可なく撮影した写真を使って作ってはいけない」ということになります。
また、推しアイドルの顔写真を使用して作ると、肖像権の侵害にあたってしまうことがあるので注意しましょう。
商標権について
商標権とは、商品やサービスの目印(商標)を独占できる権利のことで、著作権と混同されがちな権利です。
著作権との違いとして挙げられるのは、商標権は著作者が自ら登録の申請を行わなければ発生しない権利だということ。
特許庁にて出願と登録の手続きを行い、受理されたら権利が発生します。
商品を登録すると、「®️(トレードマーク)」が付き、特許庁に出願を検討しているものや、出願中の場合には「™」が付きます。
しかし、出願や登録をしないまま「®️(トレードマーク)」や「™」を付けてしまうと、虚偽表示となってしまうので注意してください。
まとめると…
著作権、肖像権、商標権は、オリジナルスマホケースを作るときに知っておかなければいけません。
この記事を参考に、権利をしっかり守ったオリジナルスマホケースを作りましょう。
また、私的利用や個人利用なら著作権は関係なく、著作権法第30条に「著作物は、個人的または家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下、私的利用)を目的とするときは、使用する者が複製することができる」とあります。
しかし、ここでの私的利用とは、他人に見られない場所での使用ということです。
例えばスマホケースの場合、家の中のみで使用する分にはOKですが、外で使用したり、SNSに写真をアップしたりしてはいけないということになります。
スマホケースを家の中のみで使用するというのは、現実的ではないですよね。
しっかりと権利を守り、オリジナルスマホケースを作成しましょう。
著作権について詳しくはこちらのコラムでも解説しています。
オリジナルデザインを考案するときは、さまざまな権利をきちんと理解して作成に挑むと良いでしょう。
【保存版】オリジナルTシャツを安全に作成するための著作権ガイド!|オリジナルTシャツのUP-T
肖像権や著作権を侵害しないためには…
どうしても既存のデザインを使いたい方や、デザインが決まってしまっている方に向け、権利を侵害することなく利用する方法を紹介します。
パブリックドメインを利用する
著作権は、著作者の死後70年間に渡り保護されます。
著作者の死後70年間が経過し、保護期間が終了したものを「パブリックドメイン」と呼びます。
パブリックドメインと呼ばれる作品は、原則誰でも自由に利用することが可能です。
キャラクターものなどでスマホケースを作りたいときは、パブリックドメインの作品を使用するというのも、ひとつの手です。
ただし、著作物の種類によって必ずしも70年と決まっているわけではありません。
また、著作者の死後70年が経っていても、親族などに著作権を譲渡しているということもあります。
利用する際は、パブリックドメインになっているのかをしっかりと確認しましょう。
また、パブリックドメインを使用するときは、大幅な改変は避けましょう。
著作者に許可を取る
著作権が発生しているものをオリジナルスマホケースのデザインとして使いたい場合は、著作者の許可が必要です。
反対に、許可さえ取ってしまえば、使用して良いということになります。
許可をもらう時には、その著作物の使用目的について詳しく説明しなければいけません。
利用許可をもらうには、利用料が発生することも多いので覚えておきましょう。
また、どれだけ熱意をもって説明しても、許可がもらえなかった場合は、絶対に使用してはいけません。
利用を伝えたからといって使って良いわけではないので、気を付けてください。
肖像権も許可が必要
肖像権が発生しているものも、許可があれば使用することができます。
例えば、スマホケースに芸能人や有名人の写真を使用したい場合は、本人や所属事務所に利用の許可をもらいましょう。
この場合も、使用目的について詳しく説明する必要があります。
また、芸能人がSNSにアップしている写真や、所属事務所から出されている写真には、肖像権の他に著作権も発生しています。
たとえ似顔絵だとしても勝手に使ってはいけません。
どんな写真を使うにしても、必ず許可を取るようにしましょう。
オリジナルスマホケース作成ならUP-T
肖像権や著作権、商標権について分かったところで、オリジナルスマホケースを作成してみましょう。
オリジナルスマホケースは自作することも出来ますが、業者に依頼することで本格的な仕上がりになります。
オリジナルスマホケースを作るならUP-Tがおすすめ。
簡単にお手ごろな価格で、かわいいおしゃれなスマホケースを作ることができます。
ここからは、UP-Tで作れるスマホケースの種類を紹介します。
iPhone 12/ 12 Pro|1101565|オリジナル
丈夫で重量も軽い、人気のあるプラスチックハードカバーケース。
1番人気はiPhone12/12Pro用ですが、androidも含め様々な機種に合う形をご用意しております。
また、スマホケースへの印刷は側面のフチ部分まで行うことが可能。
シンプルなハードカバーをお探しの方に、ぴったりの商品です。
手帳型ベルト付きアンドロイド L|IT292 |オリジナル
PUレザー(合成皮革)を使用した手帳型ケース。
ケースのカバーを留めるベルト部分にはマグネット使用し、素早い開閉を可能にしました。
お化粧直しや身だしなみチェックに便利なガラスミラー付きで便利。
UVインクジェット印刷でオリジナルのデザインをケースの表面にプリント可能です。
こちらも、様々な機種に合う形をご用意しております。
iPhone8 ウッドケース|1101195|オリジナル
背面のウッドが個性的なスマホケース。
UVインクジェット印刷を使って、アップロードしたオリジナルの画像を、スマホケースの表面(装着後スマホの背面になる部分)に印刷することができます。
カラーは、ナチュラル・ブラウン・ダークブラウンの3色をご用意。
個性的なスマホケースをお探しの方に、ぴったりです。
まとめ
今回は、オリジナルスマホケースを作りたい方に向け、注意しておきたい権利について解説しました。
この記事を参考に、権利を侵害しないオリジナルスマホケースを作りましょう。
オリジナルスマホケースを作るなら、UP-Tにお任せください。
UP-Tなら、どんな機種の方でもぴったりのスマホケースを簡単に作ることができます。
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