最終更新日: 2024年04月12日
【デザイナーの考え方】Tシャツデザインのイメージの作り方
Tシャツデザインをするにあたって、イラストを描くこともありますよね。
ですが、どんな絵が「デザインとして良いのか」ということや、画力が遠くて今一歩、惜しい!ということはありませんか?
本記事では、イラストをデザインにするときに考えると良いことやデザイナーの考え方などをまとめています。
これからTシャツのデザインをイラストにしたい方や、このデザインは良いデザインなのかわからない!
という方は本記事を読むことで着たいと思うようなTシャツ作りができるようになりますよ。
Tシャツのデザインをイラストで作りたい!どうやって作る?
デザインをイラストで作るとなると、さまざまな作り方があることはご存じでしょうか。
中には、描いたものを写真にとってPDF化したあとにTシャツ作成会社および、Tシャツやさんにお渡しすることもありますよね。
しかし、画像をPDFしたときの「画質の悪さ」や、「解像度の低さ」が浮き彫りになって印刷された場合に「もう少し綺麗になってほしかった!」と思うことはありませんか?
今まで探してもよくわからなかった方は、まずは本項を読んでみましょう。
良いデザインを作るために、デザイナーが考えることとは何でしょうか。
デザインは人によって好みや評価が異なりますが、一般的には美しさや効果的な伝達が評価されます。
しかし、良いデザインを生み出すためには、ある「基本」を考える必要があります。
デザイナーは、基本的な考え方を共有しながら、独自の個性やアイデアを取り入れてデザインを作り上げます。
デザイン思考という考え方があります。
これは、理解、探索、具現化の3つの段階を経て、問題を解決するために使われる方法です。
デザイナーもこの考え方を取り入れています。
例えば、面白いイラストを作りたいと思った場合、まずは何が面白いかを理解し、その後、探索し、具現化していくことになります。
デザインをする場合、一般的には以下のような流れになります。
まずは、何のためにデザインをするのかを整理し、目的を明確にします。
次に、アイディアをたくさん出します。
アイディアを出すときは、定型的な発想から脱却し、自由な発想を行うことが大切です。
その後、試しに作り、テストを行い、ブラッシュアップを繰り返して完成させます。
このように、多くのプロセスを経て、個性的かつ効果的なデザインが生まれます。
また、デザイナーが考えることとして、視覚的なバランスや色彩の使い方があります。
バランスを取るためには、文字やグラフィックスの配置を考慮する必要があります。
また、色彩の使い方には、色の意味や効果について理解し、適切に配色することが必要です。
さらに、デザインのコンセプトを考え、それに合わせたデザインを作り上げることも重要です。
良いデザインを作るためには、デザイン思考を取り入れ、整理・アイディエイト・プロトタイプ・ブラッシュアップ・リリースの流れを経て、個性的で効果的なデザインを生み出す必要があります。
Illustrator(イラストレーター・イラレ)を用いてデザイン作成は難しい!
現在手元にスマホがあり、スマホで絵を描く手順を熟知していたり、アプリの操作が苦ではない場合は、Illustratorと呼ばれるソフトやアプリケーションはおすすめです。
Illustratorは、文字が長いところや、「同名の職業」があることから、ソフトを安易に想像できるように「イラレ」と略されています。
本項でも、「イラストレーター」と「Illustrator」を区別しやすいように、「イラレ」で統一しますね。
イラレは、もともとパソコンのソフトでした。
ペンタブレットと呼ばれる、ペンとペンを用いて図や絵を描くためにタブレット(タッチパネルのIpadのようなものではない板)で描くために用意されたソフトです。
これらが日本で流通しだしたのは2012年よりも前ということで口々に「画期的!」「パソコンの中でリアルで描くものと同じようなものが描ける」と、好評でした。
一方で操作に慣れる必要があり、唯一の難しいところは「ペンの操作」です。
つまり、「スマホで絵を描く手順を熟知している」方や、「アプリの操作が苦ではない」方が、向いているというのは、この「ペンの操作が問題ない」ということになります。
慣れている方や、ペンタブレットやスマホを用いて描く方法の理論を理解している方は、ペンを使わなくても自然に文字や紙に描くような線を描くことができます。
しかし、練習をしたことがない方や、今まで使ったことがない人がリアルで描くことと同じようにペンを用いて描くと「思うように上手くいかない」ということになり、練習が必要となるのです。
また、ペンを用いることが何ら問題ないようにするための練習時間は、人によって異なります。
- 1週間でOKな方
- 1年かかる方
- 何年もかかる方
など、かかる時間はさまざまなのです。
3番目の「何年もかかる」という方はもはや練習ではなく修行となるため、「できるようになった」というゴールも、他の人より目指しているところが上となっていることもあるでしょう。
画像を用いて作る場合の注意点は主に2つ
絵を描いたことがない方や、紙に描いたものをパソコンに取り込みたい!
という場合に、特におすすめとなるこの方法は、WEB上に用意されているものであったり、アプリの場合は調べると出てきます。
リアルで描いたものをパソコンに取り込むということは、「画像をツールにアップロードする」ということであり、ツールの中で描くことではないため、絵を描いたことがない方や、ツールを用いることが難しいと感じるときに、大変画期的な方法ともいえるのです。
一方で取り込むときの条件としては次のことに留意しておきましょう。
- 画像サイズを規定の範囲内にする
- 画像の大きさ(A3からA4など)によって解像度が変わること
画像サイズは企業によって規定の範囲というものが存在します。
UP-Tであれば、20mb以内の画像であればアップロードが可能ですが、他のサイトやアプリでは10mb以内であったりするため、全て同じ画像で作れるとは限りません。
もしサイトによって画像のサイズが変わっているのであれば、そのときは「画像編集ツール」を用いて画像のサイズダウンを図りましょう。
また、「解像度」といわれる、画像にモザイクがかかった状態になってしまうこともあります。
解像度は、画像の大きさが小さければ小さいほど拡大した画像に現れるものです。
ドット絵はご存じでしょうか。
ドット絵とは、点をつなげて描く絵のことでもありますが、画像の絵はドット絵の中でも「8bit」と呼ばれるものです。
8bitの絵とは、色数が少ない中で表現されているということでもあるため、dpiとはあまり関係はないのですが、それでも写真を拡大表示をすると、このように「ドット絵」のような表示となります。
次の図を見てみましょう。
この図は、iphoneSEのカメラを使って撮った写真です。
通常は、黄色の枠外の表示となりますが、ケーキの部分を拡大すると8bit絵と同じようなドット、もしくは画像が「荒れている」という表示になっていますよね。
これは、黄色い枠外が「解像度が良い」ということであり、逆に中は「解像度が悪い」ということなのです。
特に、緑色で囲った丸い枠の中の写真は、鮮明とは程遠い「荒れ具合」といえるでしょう。
鮮明な写真や画像を用いるためには、「規定以内」でありながら、「画像が大きい(A3ポスターもできるくらいのもの)」であると、好ましいと言われています。
こういった条件下での「解像度もサイズも問題がない」とされる写真を取るために、まずはスマホを準備して下さい。
最近のスマホは、ほぼ全ての端末で「画質が良い」と言われているため、お手元にあるもので問題ありません。
次の図をみて下さい。
iPhoneに標準で入っているシステムのカメラで撮影した写真です。
こうしてみて見ると、荒れ無しの写真は、カメラとの距離も一定であり、より鮮明となっていますが、一方で不鮮明な方は、背景もぼやけていて、「鮮明」とは言えない写真ですよね。
以上が、画像は規定の範囲内のサイズと、画像の大きさはとても重要であり、画質の良いTシャツを作るための重要な工程でもあるのです。
また、これらの写真をもしスマホで鮮明に撮ったとしても、サイズは次のようになるため、問題はありません。
スマホのカメラで問題ないということですね。
不鮮明な方のほうがサイズは少ないのですが、周りの写っているものが少ない分、対象となる部分が不鮮明となってしまうため要注意です。
写真をオリジナルTシャツのデザインに組み込み際、「解像度」がキーワードになりますが、聞き慣れない人もいるのではないでしょうか。
以下のコラムでは解像度についてさらに詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
写真入りオリジナルTシャツは「解像度」が決め手!キレイにプリントする方法
織物会社が運営するアプリやWEBだと配送まで時間がかからない!
イラレのツールを用いてデザインすることをお話しましたが、それが少々難しいというときは、「Tシャツ作成会社が用意しているWEB上のツール」を用いてみましょう。
WEB上のツールとは、次の図のものです。
これは、さまざまなサイトによって多種多様のツールが用意されているため、使い心地や、送料、配送期間などを考慮して決めていきます。
中でも弊社のツールUP-Tは「専門的な用語」も必要がないものとなるため、直感的な感覚で操作も可能です。
このように、左側はデザインをするときに必要となる操作であり、右側はデザインをするときに必要となるツールです。
1つだけ、専門的な用語はあるものの、この「レイヤー」そのものはデザイン時に多く使うことはないため、知識がなくても問題ありません。
つまり直感的に筆という部分で、マウスを用いて描いたり、スタンプを貼ったり、シェイプで図形を好きなように作り、テキストで縦書き横書きを自由自在に付け足すこともできるのです。
ここまで直感的に操作ができるツールはUP-Tの他にはないと言っても良いでしょう。
加えて、画像を用いてイラストをデザインにするのであれば、まずはツールが必要となります。
ファイルの形式はPDFや、Tシャツ作成ツールの規定に沿ったものを用いると良いでしょう。
もちろん、JPEGなどの画像形式でも、画像の荒れがなく、アップロードはできるのですが、JPEGやPNGの扱いに慣れていない方は、PDFという形で自分のパソコンで見たものをそのままファイルに忠実に表現してくれるファイル形式をおすすめします。
※PDFでファイルを作成に用いる場合はツールよりも直接会社にメールなどでファイルを送るため、要注意です。
また、UP-Tは「織物会社」が運営をしているツールでもあります。
織物会社だからこその独自の販路があり、社内で一貫した作成、デザイン、配送もできるという優れたツールでもあるため、他の企業でかかってしまう送料や手数料は0円なのです。
つまり、Tシャツの作成費用とデザインの作成費用および印刷費用のみで作成ができるため、経済的でもあり、配送も一括で行えるからこそ、「2週間もかからない」のです。
UP-Tでは3日で届くことが通常となるため、とても早く手元に作ったものが届くと言えますね。
このことからも、「織物会社」でTシャツを作ることは、利用者側に大きな得があることがわかるでしょう。
まとめ|デザインのイメージはなんとなく描くところから始まる!
Tシャツのデザインイメージは、なんとなく描くというところから始まるものです。
最初からパッと思いついて描くものではありません。
誰でも何度も描いては消してを繰り返して、デザインは完成するのです。
描いたデザインが、作ったデザインが、果たして良いものなのかは、自分自身にしかわかりません。
自信を持ってTシャツにし、堂々と着ましょう。
デザインの基本がわかっていなくてもUP-Tなら簡単にデザイン作成できる!
即日!格安に1枚からオリジナルTシャツを作成するならUP-Tがおすすめ!