最終更新日: 2025年02月04日
DTFプリントのメリット・デメリットは?他のプリントとの違いも一緒に紹介!
有識者であれば簡単な選択肢も、初めての人にとってはハテナだらけなのは当たり前。
例えば初めてオリジナルグッズを作ることになったとき、「プリント(印刷)方法を何にするか」という疑問もその1つではないでしょうか。
そこで今回は、今注目されているプリント方法「DTFプリント」のメリット・デメリットを詳しく解説!
基本の仕組みから他のプリントとの違いも合わせて紹介していきますので、自分の希望に合ったプリント方法を見つける参考にしてくださいね。
DTFプリントとは?
専門サイトで何かアイテムを注文をしようとしたとき、プリント方法が選べる場合があります。
まずは、DTFプリントの基本的な仕組みと他のプリント方法との違いについて理解しましょう。
DTFプリントの仕組み
DTFプリントとは、水性顔料インクを専用のフィルムにプリントし、それに熱プレスをかけて転写させる印刷方法のことです。
転写に使用するフィルムの作成には、専用のプリンターを使用。
転写プリントの中でも最新の技術が使われており、フルカラー転写プリントとも呼ばれることもあります。
専用のフィルムに直接印刷しているので、デザインの大きさに合わせた原版を作る必要がないのが特徴。
グラデーションなどの階調のあるデザインもプリント可能なので、細かいイラストや複雑な写真も表現でき、Tシャツのような衣類やトートバッグのようなグッズ、ノベルティの印刷に採用されています。
※DTF:Direct To Filmの略
DTFプリントの詳しい仕組みについては、こちらの解説も参考にしてください。
DTF (フルカラー転写) プリントで 高品質フルカラープリント!
また、誰でも気軽にオリジナルアイテムが作れるサイトUP–Tでも、オリジナルTシャツを初めとするさまざまなアイテムにDTFプリントを採用。
オリジナルTシャツに作りに興味がある人は、ぜひコチラの記事も合わせてチェックしてみてください
【永久保存版】オリジナルTシャツの作り方を手書き・プリントに分けて解説。おしゃれなデザイン例も紹介!
他のプリント方法との違い
プリント方法には、DTFプリントの他にもインクジェットプリントやシルクスクリーンなどいくつか種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
簡単な仕組みと特徴の違いは以下の通りです。
●インクジェットプリント
インクを生地(プリントしたいアイテム)に直接吹き付けるプリント方法。
家庭や会社で使われているような一般的なプリンターと基本的な仕組みは同じで、原版を作る必要がなく、デジタルデータ化されたデザインを専用のインクジェットプリンターを使って印刷する。
色数の制限がなく表現が多彩で、仕上がり後の触り心地が良い。綿(コットン)100%の生地に印刷可能。
●シルクスクリーン
最大2色にして、1色ごとに版を作成してインクで刷る版画のような仕組みで、Tシャツプリントでは現在最も定番のプリント方法。
同じ大きさ・同じデザインであれば、一度作成した版は何度でも使えるのが特徴。
堅牢度が高く洗濯にも強く色数が少ないデザインに向いている一方で、少量のプリントには不向き。
作成の際にはプリント代の他に、版代が別途発生する場合がある。
DTFプリントのメリット
DTFプリントは2020年の春頃にヨーロッパなどの海外で普及し、急速に注目され始めました。
ここからは、そんな最新技術であるDTFプリントを選んだときの5つのメリットについて解説していきます。
メリット①ポリエステル・ナイロンにもプリント可能
DTFプリントのメリット1つ目は、ポリエステルやナイロンのような合成繊維にもプリントできるという点です。
DTFプリントとよく比較されるプリント方法として、同じく版が不要なインクジェットプリントがありますが、インクを弾いてしまうため実は綿以外の素材にはプリントできないという弱点があります。
これに対しDTFプリントは、綿素材はもちろんのこと、合成繊維であるポリエステルやナイロンにもプリントできるので、素材を気にする必要がないのが嬉しいポイントです。
メリット②フルカラー対応
DTFプリントのメリット2つ目は、フルカラー対応でくっきり仕上がるところです。
既述のように、DTFプリントは素材を気にせずに専用フィルムにプリントしたものを熱転写させるので、下地の影響を受けずに、フルカラー対応で鮮やかな発色が期待できます。
また、境界線がはっきりとしたデザインの表現にも長けており、複雑な色味もくっきりと仕上がるので、鮮やかさにこだわりを持つ人におすすめのプリント方法です。
メリット③小ロットでも低価格
DTFプリントのメリット3つ目は、低コストな点です。
業者にオリジナルアイテムを発注する場合「大量発注でないと1枚単価が高くなる」というイメージを持っている人も多いようですが、実はこれは大きな誤解。
DTFプリントはデザインの大きさに合わせた原版を作る必要がないので、版代が不要。
枚数・個数の量に応じてプリント料金に変動がないので、1枚(個)でも安く作成することができるので、小ロットでもこだわったデザインのアイテムを作りたい人に向いていると言えます。
UP-Tでも、Tシャツを初めとするオリジナルアイテムは1枚(個)から注文することができます。
メリット④フチがなく自然に仕上がる
DTFプリントのメリット4つ目は、フチがなく自然に仕上がるという点です。
最新技術を使ったDTFプリントでは、これまでの転写プリントにあったデザインの周りにフチがついてしまう場合があるデメリットが解消されています。
フチがなく自然な仕上がりになるので、絶対に崩したくないロゴのようなデザインも、元に忠実に表現できるようになりました。
メリット⑤耐久性がある
DTFプリントのメリット5つ目は、耐久性があるという点です。
Tシャツのような衣類をオリジナルグッズとして作った場合、心配なのが洗濯による劣化ですよね。
DTFプリントで作成したTシャツは、摩擦堅牢度(乾摩擦、湿摩擦)・洗濯堅牢度が高いのが特徴。
色落ちや伸びによるプリント部分の割れも少ないので、気にせずに着用を繰り返せます。
また、お気に入りのTシャツをできるだけ長く着続けていきたいのなら、さらに以下の方法で洗濯・保管しておきましょう。
<DTFプリントTシャツの洗濯・保管の手順>
- プリント部分を裏返し洗濯ネットに入れて洗濯する
- 干すときは日陰で干す
- あて布をしてアイロンをかける
洗濯後は濡れたまま放置せず、乾燥機やドライクリーニングは使わずに日陰で干すことが大切。
また、プリント部分に直接アイロンをかけてしまうと、プリント部分が溶けてしまう場合がありますので、注意が必要です。
DTFプリントのデメリット
メリットの多いDTFプリントですが、もちろん多少のデメリットも持ち合わせています。
次にDTFプリントのデメリットを3つ紹介しますので、長所も短所もどちらも理解した上で、自分の希望に合ったプリント方法を選びましょう。
デメリット①金・銀・ラメ・蛍光色はNG
DTFプリントのデメリット1つ目は、金・銀・ラメ・蛍光色はプリントNGという点です。
フルカラー対応でくっきり鮮やかな発色になるメリットがあるDTFプリントですが、金・銀・ラメ・蛍光色のプリントはできません。
DTFプリントに使用するインクは、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)というカラーと白色で構成されており、この5成分で表現できないカラーだけはプリントがNG。
写真やイラストを使用する場合には、その中に金・銀・ラメ・蛍光色がないかどうか、また仕上がりが変わっても問題がないかどうかを事前に確認しておく必要があります。
デメリット②ゆがんだ面にはプリントNG
DTFプリントのデメリット2つ目は、ゆがんだ面にはプリントNGという点です。
DTFプリントは熱による転写が必要なため、ムラができてしまうようなゆがんだ面にはプリントができません。
ゆがんだ面とは、例えば衣類でいうと縫い目部分やジッパー部分のこと。
それらの上からは熱による圧着ができないので、ジッパーのあるパーカーのような形状の服へのプリントを検討しているときは注意が必要です。
デメリット③不向きなデザインがある
DTFプリントのデメリット3つ目は、不向きなデザインがある点です。
DTFプリントの良さは鮮やかでくっきりとした発色なので、ふわっとした雰囲気を重視するようなぼかしのあるデザインには向いていません。
また熱で圧着しているので、いわゆる「貼り付けた感」が出てしまうのもデメリットの1つ。
デザインの仕上がりもプリント後の風合いも自然な柔らかさを希望するのであれば、DTFプリントではないプリント方法を選ぶべきです。
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ここまで読んでみて、DTFプリントでオリジナルグッズを作ってみたいと思った人は、ぜひUP-Tを活用してみませんか?
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まとめ:くっきりで鮮やかにしたいならDTFプリント
代表的なプリント方法の1つであるDTFプリントの特徴について紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回紹介した仕組みを正しく理解し、メリット・デメリットを知っておけば、理想のオリジナルグッズに大きく近付きます。
なんだか複雑に思えていた人も難しく考えずに、ぜひ気軽にオリジナルグッズ作成にチャレンジしてみましょう。
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