最終更新日: 2024年05月01日

【ファスナーが壊れた!?】修理をしたいときの見極め4選まとめ

「ファスナーが壊れたかもしれない」
「直せるのなら自分で修理したい」
など、ファスナーに悩みを抱えてはいませんか?
壊れや外れの症状にもよりますが、自分で修理することが可能です。

今回は、ファスナーの修理できる症状と直し方をご紹介します。
諦めていたファスナー付きアイテムを復活させるチャンスですよ!

 

まずは理解しよう!ファスナーのパーツ別の名前

ファスナーを、ジッパーやチャックと呼ぶ人もいるでしょう。
正式な名前はファスナー
日本ではジッパーやチャックで通じることがほとんどですが、「ファスナー」と覚えておくことでアイテムを選びやすくなりますよ。

ファスナーには、3つのパーツがあります。
・スライダー
・エレメント
・テープ

この3つにはそれぞれの役割があるのです。
なにが、どのような働きをしているのか知りましょう。

スライダー

スライダーは、ファスナーを開閉するときに持つ、つまみのついたパーツです。
ダイヤモンドのような形に細長いつまみがついています。

このダイヤモンドのような形のなかにはY字型の空洞があります。
これからご紹介するエレメントとテープの通り道です。
歯車の原理で、スライダーを上下することで通り道に入ったエレメントが開閉します。

スライダーの大まかな種類は3つです。
・オートロックスライダー:スライダーのつまみから手を離すとロックされる。
一般的なアパレルアイテムに多い。
・セミオートスライダー:スライダーのつまみを倒すとロックし、起こすとロックが解除される。
一般的なボトムスに多い。
・リバーシブルスライダー:表と裏にスライダーがあり、どちらからも開閉できる。
リバーシブルタイプのアパレルアイテムに多い。

エレメント

エレメントは、ジグザグとした歯がかみあうパーツのことです。
それぞれの歯が交互に取り付けられているので、スライダーの動きに合わせて歯がかみあいます。

エレメントの一つひとつはとても繊細で、欠けたり潰れたりしてしまうと修理することができません。
ファスナーそのものを取り替えることになります。
壊れた部分が端である、列からはみ出て歪んでいるという症状の場合には直せることも。

エレメントの材質によって、ファスナーの種類が分けられます。
どのファスナーも構造や開閉の仕組みは同じです。
・金属ファスナー:エレメントが金属でてきている。
デニムやジャンパーといった厚めのアイテムに多い。
大人っぽいアイテムと相性が良い。
・ビスロン(デルリン)ファスナー:エレメントが樹脂でできている。
金属ファスナーと比べて軽く、さまざまなアイテムで使われる。
・樹脂(コイル)ファスナー:エレメントが樹脂製でコイル状になっている。
柔軟性と軽さがあり、ワンピースやスカートといったアイテムに多い。

テープ

テープは、エレメントのまわりに縫い付けられた布のパーツです。
ファスナーを生地に接続するときに活躍します。
テープの生地はファスナー専用。
破れや裂けが起きないよう、頑丈な生地が選ばれています。

さらに、カラーバリエーションも豊富です。
ファスナーをつけたいアイテムと色を合わせやすいよう工夫されています。

 

症状別!こんなときは自分で修理できるorプロに頼む

ファスナーが壊れたり外れたりしたとき、すべて自分で修理できるわけではありません。
症状によって自分で修理できるのか、プロに頼むべきなのか変わります。
直し方も変わりますよ。

多く見られるファスナーの不調をまとめました。
ファスナーを直したいときの参考にしてみてくださいね。

 

自分で修理できる壊れ方

自分でファスナーを修理するときには、まずはなにが原因なのか調べましょう。
多く見られるファスナーの不調は4つです。
ご紹介するパターンに当てはまる場合には、自分で直すことができますよ。
原因を調べるときに、無理に開閉することはNG。
自分で直せたはずが不調が悪化してしまうことも。

できるだけファスナーに無理な力をかけないことがポイントです。

ファスナーを閉めても開いてしまう

スライダーはスムーズに動くけれど、閉まったところが勝手に開いてしまうというときには、自分で修理することができます。

スライダーから、エレメントがX型に広がってはいませんか?
スライダーの下部分の隙間が大きく開いているのかもしれません。
ラジオペンチを使って隙間を狭めてあげましょう。

隙間が大きく開いていると、エレメントのかみ合わせがずれてしまいます。
ずれたことによりファスナーを上げても勝手に開いてしまうのです。
スライダーはとても繊細なので、少しずつ直してくださいね。

ラジオペンチでうまく動かないときには、ドライヤーで温めると動かしやすくなります。

スライダーに生地が挟まった

ファスナーを使っていて、一度は経験あることが生地の挟まりでしょう。
とっさに生地を引っ張って直してはいませんか?
直し方としては合ってはいますが、長く着続けるためには力加減と引っ張り方に気をつけましょう。

まず、力まかせに引っ張ってはいけません。
ファスナーに対して水平に生地を優しく引っ張ります。
スライダーの下にある隙間に挟まっているだけなので、多くの場合が引っ張り出せるでしょう。

軽い力で引っ張り出せないときには、ドライヤーで温めます。
熱を加えて柔らかくなると、生地の挟まりを解消しやすくなりますよ。
それでも指の力で難しいときには、マイナスドライバーで隙間を広げましょう。

生地を引っ張り出したら、ラジオペンチで隙間を戻してくださいね。

スライダーが外れた

スライダーのつまみを引き上げたときに、そのままファスナーから外れてしまうことも。
この場合も自分で修理することができます。
ファスナーが劣化してしまうことが原因で見られる壊れ方です。
スライダーの隙間にエレメントとテープを戻してあげましょう。

まずは、ドライヤーでスライダーを温めます。
十分に温まったらラジオペンチで下部分の隙間を広げてください。
そして隙間にエレメントとテープを差し込んで、隙間をもとに戻します。
ファスナーを開閉して、引っかかりがないか確認しましょう。

引っかかってしまうときには、隙間を少し広げてくださいね。

スライダーの滑りが悪い

スライダーの動きが悪くなったときにも自分で修理することができます。
長年使うことにより、気づかないうちに錆びたりゴミが挟まったりします。
これが引っかかりの原因です。
エレメントに油分を含ませましょう。

手軽な方法は、ワセリンやリップクリームです。
綿棒に適量取り、少しずつ塗り込みます。
エレメントの中に入り込むようにすることで、滑りがスムーズに戻りますよ。

ほかにも、鉛筆の芯を使って同じように直すこともできます。
ただし、削れた芯で手が黒く汚れてしまう可能性も。
気をつけて着脱しましょう。

修理後にベタつきが気になるときには、ティッシュや綿棒などで余分な油分を取り除いてくださいね。

 

プロに頼むべき壊れ方

大体の壊れ・外れは自分で修理できるでしょう。
自分では不安、絶対に失敗したくないというときには、自分で修理せずにプロを頼ってくださいね。

つぎに、自分では直すことのできない壊れ方についてご紹介します。
ご紹介するパターンに当てはまり、直したいときにはプロにお願いしましょう。

エレメントが欠けた

エレメントが欠けたり、壊れたりしたときには自分で修理することができません。
プロにお願いしてファスナーそのものを取り替えてもらいましょう。

エレメントが欠けたり壊れたりしたまま洗濯してしまうと、ほかの衣類や洗濯槽を傷つけてしまいます。
気づいたときに、衣類が混ざらないよう分けて保管してくださいね。

スライダーが売ってない

スライダーの劣化の場合、スライダー単体を付け替えることで自分で修理することができます。
手芸用品店で購入できますが、お店によっては取り扱いがないことも。
スライダーが見つかるまで修理することができなくなってしまいます。

なるべく早く直したいというときにはプロにお願いしましょう。
オーソドックスなカラーは取り揃えているはずです。
また、不調に合わせてスライダーだけ変えるべきか、ファスナーごと変えるべきか提案してくれるでしょう。

テープが裂けた

本来、テープはとても頑丈です。
ですが、尖ったものに引っかけたり無理に力を加えたりすると裂けてしまうことも。
テープが裂けてしまうと自分で修理することはできません。
プロにお願いしてファスナーそのものを取り替えましょう。

応急処置として裂けた部分を縫い合わせる人もいますが、テープに接続されているエレメントは意外と負荷がかかっています。
開閉を繰り返すうちに裂けた部分がどんどんひどくなってしまうので、早めにプロを頼りましょう。


ファスナーが壊れてしまったとき、自分で手を加えたりプロに依頼したりして直すことができれば、お気に入りの一枚を長く愛用できて嬉しいですよね。
こちらの記事ではファスナーの修理方法についてさらに詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【ファスナー】修理したいときの説明書◎状況別の直し方のまとめ


 

ファスナーを自分で修理できれば、オリジナルも挑戦しやすい!

UP-T 定番ジップパーカー

定番ジップパーカー|00189-NNZ |Printstar

ファスナーについて知っておくと、いざというときに安心ですよね。
オリジナルでとっておきの一枚を作ったときにも大切に長く愛用することができるでしょう。

Tシャツプリント業者のUP-Tでは、ファスナー付きのアイテムとして「定番ジップパーカー」をおすすめしています。
9.7オンスのしっかりとした厚みで、アウターとしてもぴったり◎
デイリー使いから近場への外出まで、大活躍してくれるでしょう。
フードを二重にして、頑丈な作りにしているところもポイントです。

カラーバリエーションは全部で15色、サイズはXS〜4XLのなかから自由に選ぶことができますよ。


UP-Tでは、定番ジップパーカーにもさまざまなパーカーを取り扱っています。
こちらのコラムで詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。
オリジナルパーカーはUP-Tがおすすめ!作成するときの流れも詳しく解説|オリジナルTシャツのUP-T


 

まとめ:ファスナーの修理は見極めが大切!

オリジナルTシャツ作成ならUP-T

ファスナーを直したいときに役立つ、見極め方法と直し方をご紹介しました。
複雑そうに見えるファスナーも、自分で修理することができますよ。
どれも方法は簡単なので、困ったときには試してみてくださいね。

UP-Tがご用意するファスナー付きアイテムも、同じ方法で修理が可能です。
自分だけのオリジナルアイテムを作ってみませんか?

ファスナーを自分で修理しよう!UP-Tならアイテムたくさん◎

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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。