最終更新日: 2024年05月02日

【デザインの作り方を知りたい】デザイナーの考え方を覗いてみよう

【作り方の基本】オリジナルTシャツデザインを作るときに必要な考え方

「自分でデザインを考えてオリジナルTシャツを作りたい!」
「世界でひとつだけのTシャツが欲しい!」
そう考えてオリジナルTシャツ作りに挑戦する方は多いのではないでしょうか。

でも、いざ作業に取りかかると、
「デザインについてよく知らないからどんなデザインが良いかわからない」「どんなデザインもダサく見えちゃう」
「おしゃれに見えるデザインがどんなものか分からない」
など、「デザインを作ること」が難しく苦手意識を持ってしまうことも少なくありません。

そこで本記事では、自作でデザインを作るときのコツや、Tシャツを作るときに気を付けておきたいことをまとめています。

これからTシャツを作る方必見ですよ。

オリジナルTシャツをデザインする

 

【作り方の基本】オリジナルTシャツデザインを作るときに必要な考え方

オリジナルTシャツを作るときに必要となる考え方はしっていますか?

実際に何度か作ったことがある方は、この考え方もご存じかもしれません。
でも、初めての場合は難しい場合もあるでしょう。

デザインを作る際にどんな考え方が必要か、本項ではどこよりも詳しく解説します。

気を付けて!デザインを脳内で組み立てることがミスするきっかけ

オリジナルTシャツ作成には、「デザインを考える工程」と「オリジナルTシャツの生地を考える工程」があります。

このとき、Tシャツづくりの初心者がやってしまいがちのミスが「脳内ですべて組み立ててしまうこと」です。

思い通りのデザインに仕上げるために、「アウトプット(何かに書き出す)」ということをするようにしましょう。
この考え方は、どんな物事にも応用ができます。

脳内で考えていたことと、外に出して視覚化したものが「実は違った…」
「違和感を感じる」ということは誰にでもよくあることです。

しかし、Tシャツデザインを作った後や、Tシャツそのものが手元に届いたときに「なんか違う」と感じてしまうと、「失敗した」ということになってしまいますよね。

手元に届いたとき「すぐに着たい!」と思えば成功ですが、作っても着たいと思えない、もしくは「なんか違う」という違和感をおぼえてしまったら、タンスの肥しになってしまう可能性もあるのです。

つまり、外に出して物事を視覚化するということは、失敗を避けるために大変役立つ工程と言っても良いでしょう。

オリジナルTシャツ作りとデザイン作りにはアウトプットが必要不可欠

しかしながら、このアウトプットが苦手という方もいますよね。
学んだことをアウトプットするという一連の行動に苦手意識を持っている場合に、アウトプットをしなくなることがあります。

そういった場合は、「難しく考えない」ことが大切です。

アイデアをとにかく書き出して視覚化してみましょう。
箇条書きで書き出す際には最初に□や◯などを書くのがおすすめ。
□や◯があることで、なにかしら書いてみるという行動を取るきっかけにもつながります。

また、文章で書き出そうとするとハードルが上がってしまいますので、「単語」で書いていくといいでしょう。
「単語」で書くことによって、次の言葉を考えるきっかけにもなりますよね。

そして最後に「現状と理想」をとりあえず書いてみることもおすすめです。
現状は、今考えていることを単語で。
そして理想は「こうなりたい」という希望を書きます。
理想を考えることによって、現状や自分自身が思っていることなどと向き合うきっかけにもなるのです。

ここまで「きっかけ」を多用してきましたが、このきっかけこそがアウトプットには必要です。
難しく考えずに、自分の中のアイデアと向かい合ってみて下さい。

これであなたもデザイナー!デザイナーがデザインを作るときに気を付けていること

オリジナルTシャツを作るとなると、デザインは言わずもがな「オリジナル」です。
デザインを考えるとなったら、あなたはどんなことを考えながらTシャツづくりを行いますか?

少なくとも「どんな」デザインがおしゃれか、ほしいか、ださくないかを考えますよね。
実はデザイナーも私たちと同じで「考えながら」作っているのです。

デザインを作るときに、デザイナーが考えていることは、主に次の3つです。

  • 対象商品のコンセプト、テーマ
  • 情報収集をしながらどんな情報をデザインに取り入れるのか
  • デザインを簡単に書き出しながらどんなロゴにするか

以上の方法は、特にグラフィックデザイナーが扱っている工程でもあります。
1つずつ解説しましょう。

1.コンセプトとテーマを決めること
まずはデザインのコンセプト・テーマを決めましょう。
オリジナルTシャツを作る・着るとなったらどんな服装に合わせて、どんなスタイルで着て、どんなデザインで着こなしたいでしょうか。

例えば、化学が好きであれば、ボトルにランプを入れて発明するようなデザインはシンプルなスタイルにぴったりといえますよね。
もう少し派手に作りたいとなれば、デザインよりもTシャツの生地色を変えてみたり、ワンポイントではなく全柄にしても素敵ですね。

それらのデザインには全て「テーマ」があらかじめ決まっていて、「作るテイスト」や「コンセプト」があります。

デザイナーは、デザインを作る最初の段階で、コンセプトとテーマについてまずは大まかに考えるのです。

2 .どんな情報をデザインに取り入れるのか(情報収集)
コンセプト、テーマが決まったら次に行うことはデザインに「どんな情報を入れるか」です。

デザインはただ絵を描いて終わりというわけでもなく、ただきれいな出来だからOKというわけでもありません。

例えば、テーマが「ひな祭り」のデザインを作るとしましょう。
「ひな祭り」を漢字で表現しても良いのですが、ひらがなで表現することによって「子供向けのイベント」の雰囲気が出せます。
また、おひな様の絵を白黒にして文字に色付けをするなど、色使いも工夫するとおしゃれになりますね。

このように、「ただ存在するデザイン」ではなく、さまざまな思惑、考え、意味を含めるために、情報収集が必要なのです。

また、デザイン作成には法律にある「著作権」や「肖像権」にも充分に気を付けなくてはいけません。

気に入ったデザインだからといってすでにあるデザインを真似すると「著作権」「肖像権」を侵害することにもなりかねません。
ただの「真似」にならないために、たくさんのインスピレーションを得てオリジナルデザインを作るためにも「情報収集」は大切なのです。

3 .ラフ画を書き出しながら、頭の中のイメージを図にする(考えながらロゴ作成)
ラフ画を書くことも先ほど解説したように「ただイラストを書く」という工程ではありません。

決めたコンテンツやテーマを元に、
「どんなデザインを作る前提なのか」
「デザインの中にどんな意味や考え、思惑を含めるのか」
などを全て1つの絵の中に込めていくのです。

ケーキでいえば盛り付けの段階です。
つまり、最も神経を使う工程と言っても良いでしょう。

デザイナーがデザインを作るときは、illustratorやPhotoshopといわれるデザイン作成ツールを使い、専門的な用語を多用して作成していきます。

デザインが仕上がったら、次は提案をして盛り付け第2段階です。
必要な情報をロゴの周りに情報として書き込んでいき、顧客に渡します。

こうしてデザイナーの仕事を想像してみると、本当にいろんなことを考えているのがわかりますよね。

オリジナルデザインの作成にも、このデザイン作成の考え方を存分に活用できるのです。


著作権についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
デザインを考える際、著作権は必ず注意しなければならない事項です。
ぜひ一度目を通してみてください。

【保存版】オリジナルTシャツを安全に作成するための著作権ガイド!|オリジナルTシャツのUP-T


 

【作り方の応用】オリジナルデザインならほしいデザインを書き出してみよう

デザイナーの考え方を参考にオリジナルデザインを作ってみよう

ザイナーがデザインを考える時の手順を理解したあなたなら作れます!
まずは、どんなデザインを描きたいかを書き出してみましょう。
上記で説明したように、箇条書きにアウトプットしてみて下さい。

  • 今欲しいTシャツはどんなTシャツか
  • Tシャツに合わせたい服はどんな服なのか

最初はこの考えだけでも良いでしょう。
大まかに決まってきたら、次に考えることはデザインです。

  • デザインはワンポイントか全面か一か所に大きいタイプか
  • 色、形、デザインの大きさ

ここでデザインが大まかに決まったら、実際にTシャツを描いたりして、イメージを固めていって下さいね。

デザインは人それぞれ!どんなデザインならおしゃれに見える?

Tシャツをデザインするとき、オリジナルデザインを考える方は多いでしょう。
でも、テンプレートを用いたり、英文をそのまま使ってしまうという方法もあります。
「テンプレートを使えば”変なデザイン”にはならないから安心」
と考える方もいるかもしれません。

しかし、その英文のスペルがおかしかったら?
実はテンプレートではなく、「版権持ちのロゴ」だったら?
と考えると心配事も絶えません。

スペルのミスは大真面目に作っていた場合には恥ずかしいかもしれませんが「デザイン」です。
ここは笑いに変えても良いんです。

つまるところ、考え方を転換できるだけデザインはこの世の中にあふれていて、考え方も十人十色。
中には英文字スペルも面白いと感じてくれる方もいますし、恥ずかしいと考えることもあるのです。

どんなTシャツが「おしゃれ」かという問いは、そう考えると、なかなかに難しいといえますね。

トレンドを意識して流行りのデザインを選べば「おしゃれ」と思ってもらえる可能性は高くなるかもしれません。
でも、おしゃれの基準は人それぞれで、正解はありません。
「その服を着ている自分が好きか」
という自分の気持ちを大切にしてデザインを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

 

まとめ|Tシャツデザインの作り方は人それぞれ!

UP-Tなら1枚からオリジナルアイテムが作れる

今回は、オリジナルTシャツを作る際のデザインの考え方についてご紹介しました。

プロの考え方を真似すれば、もっと素敵なオリジナルデザインを作ることができそうですね!
たくさんの意味を込めたオリジナルデザインをプリントしたTシャツは、大切な一枚になること間違いなしです。

どんなデザインが良くて、おしゃれに見えて、素敵なのかも人によって変わってきます。
合わせる服や小物にも左右されますよね。UP-T

まずは1度、アイデアを書き出してみると良いデザインが思い浮かぶかもしれません。

オリジナルTシャツを作るなら、はじめての方でも簡単、高品質&リーズナブルなUP-Tが断然おすすめ!
皆さんもUP-Tで世界にひとつだけのオリジナルTシャツを作成してみませんか?

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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。