最終更新日: 2024年04月03日

【ナイキ風】オリジナルTシャツを作るなら!知っておくべき『著作権』のこと

Tシャツオリジナル ナイキ

ナイキ風やアディダス風…。おしゃれなブランドのTシャツを「自分でも作ってみたい♪」と思いますよね。
またアニメや芸能人の写真などをTシャツデザインに盛り込んで、“推し”を応援したい!という方も多いはず。

けれども、そのとき「肖像権」「著作権」を考えておかなければならいことを知っていますか?
今回はオリジナルTシャツ作りをもっと楽しむために、知っておきたい著作権・肖像権について解説します。

「このデザインって大丈夫?」と疑問に思った方は、この記事を読んで解消しておきましょう♪

 

「こんなTシャツが作りたい!」と思ったことありませんか?

Tシャツオリジナル ナイキ

オリジナルTシャツとは、自分で作ったデザインをそのままプリントアウトできるTシャツ。
世界でたったひとつの理想のTシャツを作れるため、今注目されているアイテムのひとつなんです♪

また、安いものだと1枚1,000円で作成することも可能。
さらに、自分用に作るときに便利な1枚からの最小ロットでも作れるので、いろいろなニーズに応えられる万能アイテムです。

すると「格安料金でTシャツが作れるなら、欲しいTシャツを真似して作ったらお得なんじゃない?」と思った方もいるかもしれません。

■ナイキ・アディダスなどのスポーツブランドTシャツ
Tシャツといえばスポーツシーンで使うウェア。
デザインも洗練されたスタイリッシュなものが多く、あこがれる方もたくさんいるでしょう。

けれども、「ナイキ風Tシャツ」を作ってみると「ロゴのデザインをそのまま真似してしまう」という事態にもなりかねません。

このとき、Tシャツを売り物として制作しデザインを「商用として利用」するのは絶対にNG。
違反すると多額の罰金を支払うケースもあり得ます。

■アパレルブランドなどのTシャツ
「インスタで見た素敵なデザインのTシャツ。真似してオリジナルで作りたい!」という方もいるかもしれませんね。
こちらもネットや雑誌で見かけたデザインをそのまま真似すると、法律に抵触する恐れも。

ただし、参考にして自己流にアレンジしたり、デザインアイデアの元にしたりという使い方はOKです。

■芸能人やモデルの写真入りTシャツ
ライブや観劇で着ていきたい、好きな俳優の写真入りTシャツ。
これは著作権ではなく肖像権を侵害する恐れがあるため、注意しておきたいところです。

芸能人の写真にかかわらず、肖像権は一般の方にも存在します。
勝手に自分の知らないところでTシャツのデザインに使われてしまうと、プライバシーの侵害や名誉が傷つくことも考えられますよね。

もっと気を付けたいのがアーティストやグループなどのロゴ。
こちらも勝手に使うことは許されていません。

ただ、ライブのために私的に着ていく芸能人の写真入りTシャツなどは、アーティストによってはオリジナルTシャツが許可されていることもあります。

この場合は所属する事務所に問い合わせてみて、許可が下りれば安心してオリジナルTシャツを作ることができます。

 

デザインするとき考えたい著作権・肖像権とは?

先ほどの説明でも何度か登場した「著作権」「肖像権」。
オリジナルTシャツを作るときに、ぜひ知っておきたい知識です。

知らないままTシャツ作りを続けていると、違反し罰金を支払う結果になることも…。
この二つについて詳しく解説していきますね。

著作権とは

著作権とは「著作物(デザインやロゴ、キャラクターなど)を創作した人に与えられた権利」を言います。
少し難しいため例を挙げてみると

・ブランドデザイン(ナイキのマークはこれに当てはまります)
・アーティストや芸能人のロゴ
・アニメなどの映像やキャラクターそのもの

これを加工もアレンジもせず、そのままオリジナルTシャツに使ってしまうと「著作権の侵害」に当たる恐れがあるのです。

このとき著作権が及ぶ範囲は、作者本人が独占的に決めることができます。
作った本人であればオリジナルTシャツを作っても、雑誌や書籍・動画に投稿してもかまいません。

つまり、「著作権を持っているキャラクターやブランドロゴ」をそのまま使うともちろん著作権違反。

また、マンガキャラクターやイラストを改変したものであれば著作権の侵害とみなされます。

少し難しいのですが、既存商品のカラーやテイストを参考にしてオリジナルなデザインをあなたが作れば、そのデザインの著作権は自分自身となり違反することはありません。

この著作権は作った人の権利を守るためにあります。
もし、「販売するために」と作ったTシャツのデザインをそのままコピーし、格安Tシャツを作られてしまうと売り上げに影響が出ますよね。

「やってはならないこと」だと分かっていただけるはずです。
私たちは普段、好きなデザインの服を選んで着て、アニメや漫画などを楽しみます。

そのどれもに作った人の意図や思いが込められていることを、よく覚えておきましょう!

肖像権とは

肖像権は「個人の肖像に対して発生する権利」を言います。さきほどの著作権だと、

・文章や絵
・ロゴ
・キャラクター

など、創作物に対しての権利を指していましたが、肖像権は『人』に対して発生する権利だと考えておきましょう。

肖像権は
・芸能人
・歌手
・有名人、著名人
・一般人

とすべての人が所有している権利。
よく有名人の肖像権に関してはニュースでも取り上げられますが、実はこれを読んでいるあなたも持っています。

オリジナルTシャツを作るときに気を付けたいのは、つい応援する気持ちから「アイドルの写真をデザインに取り込む」「海外のモデル写真を使ってTシャツにする」というもの。

おしゃれな仕上がりになるとは思いますが、芸能人だと所属事務所に許可なく写真を使うと、肖像権の侵害とみなされてしまいます。

さらに、写真だけでなく勝手に似顔絵を描いた場合も注意しておきましょう。
芸能人などは「自分の価値」が高い職業であるため、肖像権を保護する「パブリシティ権」を持っています。

このとき、似顔絵を勝手に制作するとパブリシティ権を侵害してしまう恐れがあるのです。

芸能人を応援したい、ライブに着ていきたい!という方は、名前や応援するメッセージを盛り込んだシンプルな文字だけTシャツを作ってみるのもおすすめです。

また友達とお揃いデザインにしたり本人のイメージカラーを使ってみたりすると、普段使いもできるオリジナルなデザインながら、応援したい芸能人にも届く「推しTシャツ」に仕上がりますよ♪


オリジナルTシャツは著作権・肖像権に注意してデザインし、安心して堂々と使いたいですよね!
著作権についてはこちらのコラムでも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてチェックしておきましょう。
【保存版】オリジナルTシャツを安全に作成するための著作権ガイド!


 

Tシャツにするなら!OK例とNG例

「著作権」「肖像権」を侵害せずに安心してオリジナルTシャツを作るために、OK例とNG例をまとめてみました。

作成するときは参考にしてみてくださいね♪

NG例

■有名人の顔写真を使ったTシャツ
これは肖像権に触れる恐れがあるTシャツデザイン。
勝手に使うことができないため、所属事務所の許可が必要です。

また、有名人の顔写真は「雑誌」や「ネット」から無断でダウンロードしたものではないでしょうか?

このとき、その写真には著作権があるため個人で使う範囲でTシャツを作成するのだとしても、違反となる可能性が高いです。

■好きなキャラクターを使ったTシャツ
キャラクターをそのままプリントするのは、著作権違反。
文字入れや加工などをしてアレンジを加えたとしても、著作権の侵害にあたる可能性があります。

■企業のロゴやブランドロゴを改変したTシャツ
例えば会社で使う制服やノベルティなどに「自社の企業ロゴを入れたい」というときはどうでしょうか。

このとき、著作権が自身の会社にあればもちろんTシャツ作成は可能です。

しかし、関係のない他社のロゴやアーティストのロゴ、ナイキやアディダスなどのロゴを改変したものは著作権の侵害にあたります。

中にはチェックせずに注文されたデザインをそのまま印刷するオリジナルTシャツショップもありますが、ほとんどの業者では「これは著作権の侵害がある」と分かれば注意されます。

しかし、注文の段階で「注文者の責任」とされることが多いため、著作権・肖像権についてよく知った上でオリジナルTシャツ作りを始めましょう。

■本・小説の一文や歌詞の一部をデザインしたTシャツ
著作権はロゴやイラスト、キャラクターのみならず、小説や本、歌詞にもあります。
曲にも著作権があり、人気アーティストが作詞した歌詞や、自分のお気に入りの歌詞を勝手にTシャツにプリントすることも著作権の侵害にあたります。

ただし、無断で使用するのではなく、写真やイラストレーターの本人や著作権管理者に許可が取れれば、Tシャツにプリントして使う事は可能です。

OK例

■自分で考えたロゴやキャラクターを使ったTシャツ
何かを参考にしたとしても、自作のロゴ・キャラクターであれば著作権の侵害にはなりません。

ただし類似している個所がたくさんある、トレースして作ったものであれば、「著作物の真似」に当たるため注意が必要です。

また、先ほどもご紹介しましたが「自社のロゴ」「自分のブランドロゴ」であればもちろん自由に使えます。

■家族や友人の写真を使ったTシャツ
家族や友達とお揃いにするTシャツに、お気に入りの写真を盛り込むと思い出にも残りますよね♪

このとき、本人の許可があり私的利用(売り物として作るのではなく、個人で使う範囲で作るもの)であれば肖像権の侵害にはあたりません。

風景や街並みの写真も、自分が撮影した写真であればOK。
ネットでダウンロードしたものやSNSで見つけた写真には著作権があるため、勝手に利用しないようにしましょう。

■子供が描いたイラスト
例えば、自分の子供が絵を描くのが好きで、イラストを模写したり、何か落書きをしたものをプリントするのは著作権の侵害にはあたりません。

ただし、模写したイラストを業者に依頼してプリントしてしまった場合は、法律上の私的な範囲外になり、著作権法違反のため注意が必要です。

 

オリジナルデザインがおすすめ♪

著作権・肖像権。考えてみると「やってはならない」と分かるのですが、それだと自分の理想のTシャツをどう作ってよいのか分からない!という方もいますよね。

そこでイメージ通りのデザインを叶えるなら、オリジナルTシャツショップが用意しているデザインサポートサービスを利用しましょう♪

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このサービスを利用すれば、自分の希望に合わせて専属のデザイナーがTシャツデザインを代行してくれます。

「こんなTシャツにしたい」「こんなイメージで」と写真やテキストで伝えることもできるため、著作権・肖像権を侵害せずにあなただけのオリジナルTシャツができますよ♪

 

まとめ

ナイキ・アディダスなどの人気ブランドデザインTシャツを作りたい!そう思う方は多いですが、著作権と肖像権の侵害には注意しておきましょう。

せっかくのオリジナルTシャツなので、おすすめはオリジナルなプリントを施すことです。

オリジナルTシャツUp-Tなら、1枚から格安料金で作成可能。
デザインに役立てられるサービスやツールも充実しているため、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!

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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。