最終更新日: 2025年08月10日
個人で家庭用3Dプリンターを買うときの選び方は?注意点も解説
「個人でも買える、低価格の3Dプリンターってあるの?」
「家庭用3Dプリンターを買いたいけど、選び方がわからない」
3Dデータから3Dの造形物を作る3Dプリンターは、業務用だけでなく家庭用もあり、個人でも購入できます。
この記事では、個人で購入する家庭用3Dプリンターでできることを紹介し、あわせて購入するときの選び方や注意点、買わずに3Dプリントする方法を解説します。
個人向け3Dプリンターで作れるもの
個人でも購入しやすい、安価な家庭用3Dプリンターで作れるものの例を、4つ紹介します。
フィギュア
使う3Dプリンターや材料、フィギュアの構造によっては20cm弱程度の組み立て式の戦闘ロボットを作ることもできます。
細部にこだわって、装備の付け替えやハッチの開閉なども造形することが可能です。
スマホケース
形がシンプルなスマホケースは、家庭用3Dプリンターで作りやすいアイテムです。
オリジナルなイラストやロゴマークを入れた、他にはないスマホケースを作って楽しめます。
アクセサリー
リング・ピアス・イヤリング・ネックレス・ブローチ・ヘアアクセサリーなど、さまざまなアクセサリーを家庭用3Dプリンターで制作できます。
サイズがコンパクトなので、個人向けの3Dプリンターでも作りやすいアイテムです。
アクセサリーを作るには、3Dプリンターならではのデザインをあらかじめ情報収集し、イメージを固めると、造形しやすいアクセサリーのデザインができあがります。
小さな雑貨
テーブルやサイドボードなどに置くランプシェードや、ペット用のフードボウル、花瓶、小さな植物用のプランター、壁掛けグッズなどさまざまなアイテムを作れます。
家庭用なので大きなアイテムは作れませんが、ちょっとしたインテリア雑貨を自由にデザインして造形を楽しめます。
グッズの表面に柄を入れたい場合は、柄をイメージした写真やイラストを用意して専用ソフトを使うと、簡単にできあがりますよ。
個人向けと業務用3Dプリンターの違い
3Dプリンターは、個人で使いやすい家庭用と企業向けの業務用があります。
家庭用と業務用の違いを解説します。
個人向け3Dプリンターは安価
家庭用3Dプリンターは、業務用と比べて価格が安く手が届きやすい製品です。
業務用ほどの高い性能はありませんが、誰でも買えるオンラインショップなどから自由に注文できます。
業務用3Dプリンターは精密な造形
業務用3Dプリンターは家庭用に比べて価格は高いものの、使える材料が幅広いことが特徴です。
精密で安定した造形ができるほか、微調整も可能で便利な機能もついています。
ただし、いつでも自由に買えるわけではなく、法人窓口から購入の相談をする必要があります。
3Dプリンターは初心者でも使いやすい
家庭用プリンターは日々進化しており、組み立て家具のように簡単に組み立てられる製品が増えています。
以前の3Dプリンターは組み立てや設定が難しく、機械工作が得意な方でなければ始めづらい印象がありました。
しかし現在では、簡単な組み立てと設定で3Dモデルがきれいに仕上がるものが増えたため、個人でも3Dプリンターを楽しみやすくなりました。
個人で使う家庭用3Dプリンターの選び方
自宅で楽しめる家庭用3Dプリンターを購入したい方のために、選び方のポイントを解説します。
作りたいモデルや使う時間帯などを考えて選ぶと、自分にぴったりの製品が見つかります。
初めて購入するなら熱溶解積層方式
個人向けの3Dプリンターは、主に熱溶解積層方式と光造形方式の2種類です。
初めて購入する場合は、材料の扱いやすさとスピードに長けた熱溶解積層方式がおすすめです。
仕上がりは光造形方式の方が優れていますが、UVレジンを使うためにおいが強く、素手で触れません。
また固める時間がかかるなどデメリットがあります。 1台目は熱溶解積層方式を選び、2台目以降で光造形方式を選ぶと扱いやすいです。
使えるソフトが多くパネルがわかりやすい
3Dプリンターの操作に不安がある場合は、対応したソフト(スライサー)の多い製品を選びましょう。
複数のソフトがあれば、ひとつのソフトではエラーに対処できなかったとしても、別のソフトで解決しやすくなるからです。
パネルは、イラストありのタイプを選ぶと直感的に理解でき、工程をイメージしやすいメリットがあります。
説明書を読みながらの操作は、専門用語が多いため、初めての方はスムーズに操作できるまで時間がかかるでしょう。
材料切れを感知して一時停止する
1日中3Dプリンターを稼働させたい場合は、材料が切れたときに一時停止できるタイプがおすすめです。
一時停止機能のない3Dプリンターは、材料がなくなったあとも動き続けるため、不完全なモデルができあがってしまいます。
一時停止できれば外出中や夜間に稼働しても、材料切れを感知して止まり、材料を補給したあとで再開できるため、やり直しの手間がかかりません。
音が45dBなら夜中も稼働できる
パーツの多いモデル、または大型のものを作る場合、休日の稼働だけでは時間が足りず、平日の夜間の稼働も必要です。
夜間にも使える3Dプリンターを選ぶときは、稼働音が45dB未満がおすすめです。
ちなみに45dBは空調と同じくらいの音なので、就寝中もそれほど気にならない大きさです。
家庭用3Dプリンターを購入するときの注意点
個人で使う家庭用3Dプリンターを購入するにあたって、事前に知っておくとよい注意事項を解説します。
安全でスムーズに使えるよう、確認しましょう。
使うとき安全を確保できるか
3Dプリンターを稼働すると熱や紫外線が発生します。
小さな子供やペットのいる家庭では、安全を確保して使いましょう。
また、3Dプリンターは振動の影響を受けるので、設置した場所の周りで走り回るなどして振動が起きると、造形中で形の定まっていない部分は歪む可能性があります。
余裕のある設置場所が必要
光造形方式の3Dプリンターを選んだ場合、設置場所の上部に余裕が必要です。
透明なカバーが本体にかぶせてあり、取り外す際に上へ持ち上げるからです。
そのため、高い場所などへ設置するとカバーを取り外しにくく、高さ方向に余裕がなくなりやすいので注意しましょう。
アレルギーが心配な材料もある
光造形方式の材料であるUVレジンは、においがあり、人によってアレルギー反応を起こす場合があります。
熱溶解積層方式の材料であるフィラメントはにおいは少ないものの、全くしないわけではありません。
自宅で3Dプリンターを使う際は、空気の通りをよくし、十分な換気を心がけましょう。
3Dプリンターを買わずに業者へ頼む方法もある
「どんなものかわからないので、買いづらい」「個人で3Dプリンターを買いたいものの、難しい」などお悩みの方は、3Dプリントを扱う業者へ依頼する方法を試してみましょう。
業者へ3Dプリントを頼む、おすすめのタイミングを紹介します。
3Dモデルの出来を見てみたいとき
3Dプリンターを買う前に、どのような3Dモデルができあがるかを知りたいときは、プリント業者へ依頼して制作してもらう方法があります。
実際の仕上がりを見て、「自分でも作ってみたい」と思えば購入するという選び方もあります。
自宅に3Dプリンターを設置する場所がないとき
家族の安全面の確保が難しい、また3Dプリンターの設置に必要な条件を満たす環境がない場合、デザインだけをして業者へ3Dプリントを頼みます。
自分で造形はできませんが、材料を用意したり造形にかかる時間や場所を確保する必要がない点はメリットです。
プリント制作「UP-T」でオリジナル3Dグッズを作ろう!
オリジナルTシャツなど、幅広いアイテムを扱うプリント制作の「UP-T」では、オリジナル3Dグッズも作れます。
UP-Tが提供する、サービスの特徴を紹介します。
オリジナル3Dアイテムを5,000円~作れる
UP-Tではコンパクトな大きさのフィギュアや模型、クッキー型、指輪、ペン立てなどの3Dアイテムを注文できます。
公式サイトの「3Dアイテムを作ってみる」のバナーをクリックすると、デザインツールが立ち上がるので、作りたい3Dアイテムのデザインを行いましょう。
1点5,000円~で自分だけのオリジナル3Dアイテムが完成します。
画像をアップロードするだけでできる
UP-Tのサイト内にあるデザインツールへ、3Dデザインデータ、または3D化したいデータをアップロードすると、3Dアイテムの完成イメージを見られます。
3D化が必要なデータの場合は、別途100ポイント(100円)かかりますが、アイテムを購入するとポイントは返還されます。
3営業日発送でスピーディに完成
UP-TはTシャツなどのオリジナルアイテムを、基本3営業日で発送しています。
Tシャツなど一部のアイテムは、即日発送可能なものもあります。
今日注文するといつ発送されるかを、公式サイトで確認できるので、事前にチェックすると安心です。
「3Dプリンターを個人で買うにはハードルが高い」と感じる方も、写真をプリントしたオリジナルグッズ制作は手軽にできます。
自分で撮った写真を使って作れる、オリジナルグッズに関する記事はこちらです。
写真からオリジナルグッズを作ろう!UP-T人気グッズ7選
まとめ:個人向け3Dプリンターは初心者も始めやすい
個人で使える家庭用3Dプリンターは、価格が手頃で自宅でも設置しやすいサイズです。
コンパクトなフィギュアやインテリア雑貨、アクセサリーなどを自由に楽しく作れます。
3Dプリンターを置く場所に困った場合は、デザインデータを用意して業者へ3Dプリントを依頼する方法もあります。
「UP-T」では、5,000円~オリジナル3Dアイテムを簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
オリジナルTシャツが安くて簡単に作れる!業界最安値の「UP-T」
「UP-T」に頼めるオリジナル3Dアイテムはこちらで詳しくご紹介しています