最終更新日: 2025年08月10日
【初心者向け】3Dプリンターのデータ5つの作り方を紹介!
「オリジナル3Dアイテムを作りたいけど、3Dプリンターを使ったことがない」
「3Dプリンター用のデータの作成方法がわからない」
画像やイラストをもとに、立体感のあるアイテムを作り出す3Dプリンターですが、どのようなデータを作成すれば、思いどおりの3Dモデルを作れるかかわからない方もいるでしょう。
この記事では、3Dプリンターのデータの作り方を5つ紹介し、ファイル形式や素材も解説します。
3Dプリンターとは何ができるの?
立体的な造形物を出力できる3Dプリンターは、どのような仕組みがあるのでしょうか?
3Dプリンターを使うメリットも簡単に紹介します。
2次元層を積み重ねて立体を作る
3Dプリンターは、3DCADの設計したデータをもとに、薄切りにした2次元層を1枚1枚積み重ねていき、立体的なモデルを作る機械です。
基本的には、薄い層を積み重ねる積層方式をとりますが、液状の樹脂に紫外線をあてて硬化させて作る「光造形方式」や、熱で溶かした樹脂を積み重ねて立体を作る「FDM方式」などの3Dプリンターも登場しています。
試作や金型作りを低コストでできる
さまざまなタイプの3Dプリンターが登場し、性能が高まり素材も進歩しました。
現在では、3Dプリンターで工業製品の試作品を作って内部の構造や動作業況の確認に活用したり、プレス成型に使う金型を作成したりして、期間の短縮と低コストを実現しています。
また、商品企画の場面では3Dプリンターで立体モデルを作ると、完成イメージを共有しやすい点がメリットです。
仕様書やデザイン画だけでなく立体模型もあると、訴求力が大きくアップします。
【自分で】3Dプリンター用データの作り方
自分で3Dプリンター用のデータを作るには、どのような方法があるのでしょうか?
データの作り方を3種類解説します。
3DCADソフト
3DCADソフトは、「スケッチ」という線画へ高さ・奥行きを定義し、立体データを作ります。
数値で細かく形成できるので、より正確な3Dデータ作成が可能なソフトです。
3DCADはソフトウェアのため、初めにインストールが必要です。
インストール後、ワイヤーフレーム・サーフェス・ソリッドの3種類の表現方法を使い、データを作ります。
ワイヤーフレームとは点と線でモデルの輪郭を作成する方法、サーフェスは点・線・面を使って紙の箱のような立体形状を作る方法、ソリッドは点と線を使って内部の詰まった立体を作る方法です。
3DCGツール
3DCGツールは、CGを作るツールを使って3Dプリンター用のデータを作成する方法です。
ポリゴンベースとスプラインベースの2種類の作り方から、立体モデルを造形できます。
ポリゴンベースとは三角形や四角形を組み合わせたデータの作り方で、スプラインベースは曲線によるデータの作り方です。
なめらかな曲線を使った表現ができるため、フィギュア作成に向いています。
3Dスキャナー
3DCADや3DCGのように初めからモデリングするのではなく、実物を3Dスキャナーで読み取ってデータ化する方法です。
接触型と非接触型(さらに光投影法とレーザー切断方式に分かれる)の2種類があります。
3Dスキャナーの使い方は、対象物をターンテーブルへのせて回転させたり角度を変えたりして、あらゆる角度からスキャンします。
スキャン完了後はソフトウェアへ移動し、後処理を行うことが必要です。
実物をスキャンした点群データからポリゴンデータへ変換したあと、ノイズ除去やエッジの修復などを行って、穴のないデータになれば完成です。
【サービスを利用】3Dプリンター用データの作り方
「イチから3Dプリンターデータを作ることは難しい」という場合は、データ作成サービスを利用する方法がおすすめです。
配布された3Dデータを使う方法と、3Dデータ作成代行サービスについて解説します。
3Dデータ配布サイトでダウンロード
自分で3Dデータの作成が難しい場合は、無料配布サイトでデータファイルをダウンロードする方法があります。
ただし、無料配布していても3Dデータには著作権があるため、商業利用の可否や使用可能な範囲などを十分確認した上で利用しましょう。
アレンジを加えた3Dデータを作ったとしても、自分で作ったオリジナルデータと同様には扱えないので、注意が必要です。
3Dデータ作成代行サービスを利用
3Dプリンターで出力したいデータや写真などを送ると、あなたに代わって3Dデータ化してくれるサービスです。
プロに依頼すると高品質の3Dデータを期待でき、中には出力まで行ってくれるサービスもあります。
自分で描いたキャラクターイラストをフィギュア化したい、ハザードマップの模型を作りたいなどの場合におすすめです。
3Dプリンターのデータのファイル形式
107字 3Dプリンターによって扱えるデータの種類はさまざまで、1~2種類限定のタイプもあれば幅広い種類に対応したタイプもあります。
ここでは、基本的な2種類のファイル形式を紹介します。
STLファイル(.stl)
STLファイルは大半の3Dプリンターが対応している標準的な形式で、ユーザー間での共有もしやすい種類です。
形状のみを表現したデータのため、色・材料・テクスチャーなどの情報はありません。
初めて作る3Dデータや特別な理由のない3Dデータは、STLファイルで保存すれば問題ありません。
OBJファイル(.obj)
STLファイルと同じく3Dプリンターに対応したファイル形式ですが、同時にMTL形式のファイルも持っており、色・材料・テクスチャーなどの表現データも定義できます。
プリントする3Dモデルに色やテクスチャーの情報を加えたいときに、おすすめの形式です。
ただし出力する場合も、OBJファイルに対応した3Dプリンターを使うことが必要です。
3Dプリンターデータに関するよくある質問
3Dプリンターで3Dアイテムを作る場合、よくある疑問について回答を紹介します。
わからない点を解決して、3Dプリンター用のデータを作成しましょう。
スマホで3Dプリンターデータを作れる?
スマホでも、3Dプリンターデータを作ることができます。
スマホで撮った画像データを、フォトグラメトリーなどを使って3D化が可能です。
ちなみにプリント制作「UP-T」では、スマホで撮った写真をアップロードして3Dモデル化できるツールを提供しています。
3Dプリンターのランニングコストは?
3Dプリンターの機種や使う素材によって異なるため、3Dプリンターの提供業者との相談がおすすめです。
初めに3Dプリンターでしたいことや課題を伝え、専門の技術者と担当者にランニングコストを含めたトータルコストを出してもらうと、わかりやすいです。
3Dプリンターの設置に必要な特別な設備はある?
3Dプリンターの中には、換気や温度調整などの設備も必要になるケースがあります。
専門業者と相談して、導入したい3Dプリンターに必要な設備を紹介してもらいましょう。
UP-Tの3Dプリントサービスの特徴
オリジナルアイテムを制作する「UP-T」では、3Dプリントサービスも行っています。
UP-Tが提供する、3Dプリントサービスの特徴を解説します。
「UP-T」はオリジナルグッズをお得で迅速に作れるサービス
UP-Tはオリジナルシャツをはじめ、各種ウェアやトートバッグなどの雑貨、スマホ関連グッズなどをプリント制作しているサービスです。
少量から大量注文まで受け付けており、「まとめて割」という割引サービスも充実しています。
最短3営業日発送で、できあがりがスピーディーなことも特徴です。
画像をアップロードするだけでデータを作成
UP-Tの公式サイトにある無料デザインツールでは、画像をアップロードするだけで3Dモデリングデータが完成します。
アップロードの方法は簡単で、ツールの「画像をアップロードする」ボタンをクリックして、画像を選ぶだけです。
3D化1回ごとに100ポイント(100円)かかりますが、3Dアイテムを購入するとポイント分は戻ってくるのでお得です。
UP-Tで3Dプリントを注文する方法
UP-Tでは、消しゴムサイズの3Dアイテムを3Dプリントで手軽に作成できます。
例えば、フィギュアや模型、ペン立て、クッキー型などを作れます。
UP-Tで3Dモデルを作るには、初めに無料デザインツールで画像データをアップロードしましょう。
次にポイントを消費して3Dモデリングをスタートすると、3Dデータが完成します。
そのまま購入手続きに進めるので、初めての方もスムーズに利用できます。
オリジナル3Dプリント料金
UP-Tの3Dプリント料金は、データ量に関わらず5,000円です。
専門的なソフトやツールを購入することなく、3Dデータ化の技術も不要で、3Dモデルをお得に購入できます。
アップロードする画像の画質がよいほど、できあがった3Dモデルに反映されるので、画質の良い画像を用意することがポイントです。
スマホケースそのものの3Dプリント制作は難しいですが、既製品のスマホケースへ自由なデザインをプリントすることはできます。
オリジナルデータでスマホケースを作りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
プリンターを使ってスマホケースを作る方法!好きな画像を印刷しよう!
まとめ:3Dプリンターで使うデータの作り方を覚えよう
3Dプリンターで使うデータは、自分でイチから作る方法や、無料配布されたデータをアレンジして作る方法、代行サービスを利用する方法があります。
無理なく取り組める作り方で3Dデータを作成し、立体モデルを完成させましょう。
「難しくてデータの作り方がわからない」という方は、UP-T公式サイトにあるデザインツールを使うと簡単です。
素材にする写真やイラストのアップロードをその場でできるほか、直感的な操作で、作りたい3Dアイテムのデータ作成ができます。
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