最終更新日: 2025年04月02日
キーホルダーを手作りしよう!プラ板を使った簡単ハンドメイドについて解説
キーホルダーは手作りすることができるアイテムの一つです。
さまざまな素材で作ることができますが、プラ板を使うと簡単かつきれいに仕上がります。
特別な材料や難しい工程はほとんどありませんので、おうちでできるハンドメイドとして、子どもと一緒に取り組んでみるのもおすすめです。
また、慣れてきたら凝ったデザインや繊細な形に挑戦しても◎
この記事では、プラ板キーホルダー作りに必要な材料や道具、作り方、アレンジをご紹介します。
プラ板キーホルダーとは
プラ板とは透明のプラスチック製の板のことです。
プラ板キーホルダーは、油性ペンやポスターカラー、色鉛筆など好きな画材でプラ板にイラストを描き、オーブントースターなどで熱して作ります。
プラ板は透明なものが主流なので、イラストが得意でなくてもお手本を転写すれば誰でも簡単にきれいなイラストで作ることができます。
もちろん、工夫やアレンジ次第では一見プラ板とは思えない繊細な作品も作れます。
子どもから大人まで気軽にできるハンドメイドの一つとして、ぜひ挑戦してみてください。
プラ板の種類
プラ板には大きく5つの種類があります。
以下で1つずつご紹介していますので、キーホルダー作りに挑戦してみたい人は、気になるプラ板をチェックしてみてください。
透明タイプ
スタンダードで、手に入りやすいプラ板です。
透明なので、油性ペンで裏から着色すれば簡単に奥行きのある仕上がりにすることができます。
また、下絵が見やすく、細かいデザインやカラフルなもの、透明感を出したい作品など、さまざまなパターンに向いています。
初めてプラ板キーホルダーを手作りするときは、透明タイプから挑戦してみるといいでしょう。
フロストタイプ
表面がざらっとしていて、半透明になっているタイプです。
焼くとすりガラス風のマットな質感になります。
透明タイプのプラ板を紙やすりでこすることで同じような質感にすることができますが、少し手間がかかるので、フロストタイプのプラ板を使うと便利です。
透明タイプのプラ板とは異なり、紙やすりを使わなくても色鉛筆やクレヨンでもきれいに着色ができます。
また、グラデーションもきれいに作ることができます。
色付きタイプ
基本的に透明タイプと同じように使えます。
透明タイプに比べると、ツヤがなくマットな質感のものが多いです。
そのため、画材の色が鮮やかに仕上がるというメリットがあります。
また、色が付いている分あまり透けないので、下絵を写し取りづらいという特徴もあります。
もしライトテーブルがあれば、下から光を当てると下絵が見やすくなります。
白い部分が多いモチーフの場合、透明タイプのプラ板で白く塗るとムラができてしまいやすいですが、あらかじめ白色のプラ板を使えばその心配はありません。
最近では、黒色や金色といったカラーバリエーションもあるので、モチーフに合わせて選んでみてください。
畜光タイプ
畜光プラ板は暗いところで光る機能を持っています。
夜道を歩くことが多い人や子ども用に、安全対策を兼ねたオリジナルキーホルダーを作りたいときにぴったりです。
特殊なプラ板のように思われますが、意外と100均でも手に入ります。
手軽に楽しく安全対策グッズ作りを楽しんでみてください。
インクジェットタイプ
写真を使いたい時に便利なのはインクジェットタイプです。
プリンターで好きなデザインをプラ板に印刷するだけなので、写真はもちろん、複雑なデザインにも気軽に挑戦できます。
絵を描くのが苦手だったり、思い出の風景や子どもの写真を使ったキーホルダーを作成したいときにはおすすめです。
インクジェットタイプのプラ板を購入するさいには、手持ちのプリンターが対応しているかどうかしっかりチェックしてくださいね。
プラ板キーホルダーを作るための材料と道具
キーホルダーをプラ板で作るさいの基本的な材料と道具をご紹介します。
プラ板の種類によっては必要な道具が異なる場合がありますので、この記事を参考にしつつ、実際のプラ板の取り扱い説明などを読みながら準備してくださいね。
基本の材料
- プラ板
- キーホルダーパーツ
- 紙
- マスキングテープ
- アルミホイル
- クッキングシート
キーホルダーを作るさいに使うプラ板は10×10㎝のものがあれば十分です。
紙は、下絵を描いたり作業のさいの汚れ防止に使ったりするので、プラ板よりも大きめのものを用意することをおすすめします。
また、マスキングテープはプラ板を固定したり、表面についたゴミを取ったりする時に使います。
なくても支障はありませんが、あると作業がスムーズです。
いずれの材料もネット通販や100均、手芸用品店などで購入できます。
基本の道具
- 油性ペン
- ポスターカラー
- 色鉛筆
- クレヨン
- マスキングテープ
- 紙やすり(200番~400番台)※必要に応じて準備する
- ハサミ
- カッターもしくは穴あけパンチ
- オーブントースター
- 手袋または割箸
プラ板の着色には油性ペン、ポスターカラー、色鉛筆、クレヨンなどが使えます。
油性ペンは、黒を除いてプラ板に塗ると透明に見えます。
塗りつぶしたい場合はポスターカラーを使いましょう。
ポスターカラーは乾くと耐水性があり、きれいに発色します。
また、色鉛筆やクレヨンは、重ね塗りをすることができます。
色を混ぜたり、グラデーションや濃淡をつけたりすれば、表現の幅が広がります。
なお、紙やすりは透明タイプのプラ板に色鉛筆やクレヨンで着色するときに必要です。
詳しくは、作り方の項目で紹介します。
オーブントースターは代用できる
オーブントースターがない場合は、オーブン機能付きの電子レンジでもOKです。
オーブン機能で200℃に予熱し、クッキングシートを敷いて焼きましょう。
ただし、電子レンジの温め機能ではプラ板は焼けませんので注意してください。
また、オーブントースターの代わりにドライヤーでもプラ板を加熱することができます。
そのさいは、ドライヤーの風でプラ板が吹き飛んでしまうので、箱の中にプラ板を入れて風を当てるようにしてください。
プラ板キーホルダーの作り方
さっそく、プラ板キーホルダーを手作りしてみましょう。
材料も手に入りやすく、簡単な工程と家にある道具でできるので、子どもと一緒におうち遊びとしてやってみるのもおすすめです。
1.下絵を書く
はじめに紙にキーホルダーにしたいモチーフを描きます。
直接プラ板に描き始めてもいいですが、下絵を書くことで失敗が少なくなり、きれいに仕上げることができます。
プラ板は、オーブントースターで加熱すると4分の1~6分の1程度に縮みます。
それを踏まえて、下絵は大きめに描くようにしましょう。
イラストが得意でなかったり、アイデアが浮かばなかったりするときは、イラスト集を参考にするといいです。
また、子どもと一緒に作る場合は、子どもが書いたお気に入りの絵を使うと思い出や成長を振り返るアイテムにもなります。
2.プラ板の表面に紙やすりをかける(色鉛筆・クレヨンを使用する場合)
色鉛筆やクレヨンを使用する場合、プラ板の表面がツルツルしていると色が塗れません。
着色をする前に、プラ板に紙やすりをかけざらざらとした質感にする必要があります。
ただし、フロストタイプのプラ板で色鉛筆が使える場合や、ポスターカラーやサインペンのみを使用する場合は不要ですので、この工程を飛ばしてください。
やすりがけする時は、削った粉が飛び散るため大きめの紙を1枚プラ板の下に敷いておきます。
円を描くように、プラ板全体を均等にやすりがけし、終わったら濡らしたティッシュペーパーなどで削り粉をふき取ります。
両面を使いたい場合は、裏側も忘れずにやすりがけをしましょう。
3.プラ板に写して色を塗る
下絵の上にプラ板を置き、絵をサインペンでなぞります。
このとき、マスキングテープを使ってプラ板を固定すると描くことに集中できます。
下絵をなぞり終わったら、着色はプラ板を裏返して行います。
裏側から色を塗ることで、下絵のラインが消えない・できあがったイラストに奥行きが出て見た目がおもしろいといったメリットがあります。
4.切り抜いたり穴をあけたりする
色を塗り終わったら、書いた線から外側3mm ほどを残しながら、ハサミで不要な部分をカットします。
また、カッターか穴あけパンチを使って、キーホルダーパーツを通す穴を開けておきます。
使用するキーホルダーバーツによりますが、穴は約5~6mm 程度の大きさを目安に開けます。
穴を開けるさいは、あまり縁に近すぎる位置だとプラ板が割れてしまう可能性があります。
ハサミでプラ板を切る前に穴の位置を決めて、余裕を残しておくと安心です。
5.オーブントースターで焼く
オーブントースターは予熱しておき、プラ板を焼くときは160~180℃、600 ~ 800 W ほどに設定します。
焼く温度は機種や外気温によっても変わってきます。
設定温度が高すぎるとプラ板が一気に加熱されて歪みやすくなってしまいます。
焼いている間は目を離さず、プラ板の様子をチェックしながら調節することが大切です。
また、プラ板の下にはアルミホイルを敷きます。
アルミホイルは、一度くしゃくしゃにしてから広げることで、プラ板が張り付くのを防げます。
アルミホイルとプラ板の間にクッキングシートを使うこともできますが、燃えてしまうことがあるため、注意が必要です。
1回に焼くプラ板は1、2枚程度にすると、プラ板同士がくっ付きにくく、きれいに焼き上げることができます。
オーブントースターに入れて数秒ほどで、プラ板がぐにゃぐにゃと丸まり出し、あっという間に縮んでいきます。
端同士がくっ付いてしまいそうですが、加熱するうちにだんだんと落ち着くので、焦って取り出さないようにしてください。
プラ板が平たくなったら、取り出すタイミングです。
取り出すさいは、熱いのでやけどに注意してください。
子どもと一緒に作業する場合は、オーブントースターの工程は大人が行いましょう。
6.取り出して平らにする
熱いうちにプラ板の形を整えます。
重しになる本にクッキングシートをセットします。
そのシートの間にまだ熱いうちのプラ板を挟みます。
本の重さを利用してプラ板に圧力をかけ、平らにします。
7.キーホルダーパーツを付ける
プラ板が冷めて固まったら、用意しておいた好きなキーホルダーパーツを付けます。
キーホルダーパーツには、ボールチェーンやナスカンなどの種類があります。
100均のハンドメイド用品の売り場で手に入れることができるので、プラ板と合わせて購入しておくといいでしょう。
金具を使い慣れない小さな子どもなら、紐やリボンを通してあげてもかわいく仕上がります。
プラ板キーホルダー作りのコツ
プラ板でキーホルダーをきれいに作るにはコツがあります。
作り方と同じくどれも難しいことはなく、すぐにできることばかりなので、ぜひチェックして実践してみてください。
10×10㎝のプラ板で作る
焼く工程で一瞬端が反り上がるため、大きなサイズのプラ板だと、反り上がったさいに端同士がくっついてしまうことがあります。
最後の工程での失敗を防ぐためには、元のプラ板は10×10cm 以内の物がおすすめです。
焼くと約3×3cmほどとなり、キーホルダーとしても手ごろな大きさになります。
色は薄めに塗っておく
ポスターカラーや油性ペン、色鉛筆、クレヨンなどであらかじめ色を付けてからプラ板を焼くと、焼く前に比べて色が濃くなります。
いずれの画材を使う場合でも、この点をふまえて薄めに塗っておくときれいに仕上げることができます。
なお、焼いてからアクリル絵の具などで色を付ける方法もあります。
プラ板が縮むので塗る面積が小さくなり、若干塗りづらさを感じるかもしれませんが、見たままの色合いで着色することができます。
オーブントースターを予熱しておく
オーブントースターが冷めた状態からいきなりプラ板を焼くのはおすすめしません。
温度が急激に変化することにより、プラ板が歪みやすくなってしまうためです。
あらかじめ温めておくことでプラ板に熱が均一に加えられ、ゆがんだり丸まったりしにくくなります。
うまくできるか心配な場合は、余っているプラ板の端材で試し焼きをすると安心です。
プラ板キーホルダーのアレンジアイデア
キーホルダーをプラ板で手作りする方法についてご紹介してきました。
以下では、プラ板キーホルダーをもっと楽しむためのアレンジアイデアを3つまとめています。
少し凝ったキーホルダーを作りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
立体的にする
プラ板を焼いた後は冷めるまでは、固まり切っていません。
この状態を利用して立体的な作品を作ることができます。
オーブントースターから取り出した直後は高温になっているので、必ず手袋を付けて作業しましょう。
手袋の代わりに軍手を使う場合は、滑り止め部分がプラ板とくっついてしまうことがあるので、滑り止めがない方が手のひら側になるようにはめます。
手袋もしくは軍手をはめた手でそっとプラ板を曲げていきます。
急に力を加えるとひびが入ってしまうことがあります。
少しずつ曲げ、理想の形になったらそのまま冷まして固めてください。
手で曲げる以外にも、ボタンの上に乗せて波立たせたり、太めのペンに巻きつけてリング状にしたりすることもできます。
しなやかな形が美しい花びらやちょうちょなどのモチーフは、より本物らしい形にすることができます。
レジンを使う
仕上げにレジン液でコーティングすると、ぷっくりとした厚みをつけられてかわいさが増します。
また、色剝げ防止の効果もあります。
ポスターカラーやアクリル絵の具といった色剥げしやすい画材を使うときは、ぜひこのアレンジを試してみてください。
なお、油性ペンはレジンで滲んでしまうことがあるので、合わせて使うのは避けましょう。
また、レジンを一気に垂らすと気泡が入りやすいです。
気泡が入らないようにするには、レジン液を2~3回に分けて少しずつ垂らし、徐々に厚みをつけていくのがポイントです。
レジン液は、手芸店などの他100円ショップで手に入ります。
硬化するにはUVライトがあると便利です。
ネイルカラーを使う
プラ板をネイルカラーで着色するのもおすすめです。
あらかじめプラ板をやすりがけをしておき、焼いた後にネイルカラーを塗ります。
焼いた後の縮んだプラ板に色を塗るので、細かい作業になります。
集中して作成する時間をとるなど、大人の趣味に向いているでしょう。
見たとおりの発色ができ、手軽に大人っぽいカラーやラメ入りのおしゃれな仕上がりにすることができます。
キーホルダーの手作りにもっと興味が湧いた人は、100均で手に入る材料を使った作り方を紹介しているこちらも見てみてください!
【手作り】キーホルダーが100均アイテムで自作できる!簡単な作り方をご紹介!
まとめ:プラ板キーホルダーを気軽に手作りしてみよう!
キーホルダーを手作りしたいときは、プラ板で手軽にできることをご紹介してきました。
材料も手に入りやすく、道具も家の中にあるものばかりなので、思い立ったらすぐに取り組むことができます。
好きなイラストやモチーフで作るキーホルダーは、より一層愛着がわきますよね。
UP-Tでは、オリジナルデザインでキーホルダーを作成することができます。
デザインの知識がなくても、誰でも簡単にプロ並みの仕上がりになるので、自分用にはもちろん、プレゼントとしてもおすすめです。
ぜひ、世界に一つだけのオリジナルキーホルダーを作ってみてくださいね!
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