最終更新日: 2024年11月30日

タイダイ染めの基本って知ってる?種類や簡単なやり方を紹介

タイダイ染めはTシャツのデザインとしても人気の染め方ですよね。
しかし、「タイダイ染めの種類は?」「どうやって染めるの?」と聞かれると分からないという方も少なくありません。

そこで今回はタイダイ染めの種類や簡単なやり方など、タイダイ染めの基本について紹介していきます。
自分でタイダイ染めをやってみたいという方もぜひ参考にしてみてくださいね。

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タイダイ染めとは

そもそもタイダイ染めの「タイダイ」とはどういう意味があるのでしょうか。

タイダイの由来は、縛るを意味する「Tie(タイ)」と染めるを意味する「Dye(ダイ)」を組み合わせたといわれています。
日本語に訳すと、「絞り染め」という意味ですね。

タイダイ染めはその名の通り、タコ糸や輪ゴムで生地を縛った状態で専用の染料をかけて染色する染色技法です。
縛り方や色使いによってさまざまな模様を表現できるので、オリジナルのデザインを作るのにぴったりな染色方法といえるでしょう。

一般的な染め方の場合、染料と生地を煮込んで染めるため、生地全体が均一に染まります。
一方、タイダイ染めは部分的に染めたりグラデーションにしたりといった表現ができるのも魅力の1つではないでしょうか。

 

タイダイ染めのはじまり


タイダイ染めのはじまりは、1960〜1970年代のヒッピー文化といわれています。

当時の社会制度や戦争に対して反対思想を持った若者を中心としてヒッピー文化が広まり、世界的なブームとなって大流行しました。
タイダイ染めのカラフルな色合いは、平和をモチーフとしているのですね。

それから現代になり、1990年代のアメカジやストリートスタイルと共にアメリカアイテムが再注目され始め、セレブ層がタイダイ染めアイテムを身に着けたことで人気に火がついたのです。

 

タイダイ染めの種類

タイダイ染めは縛り方によってさまざまな模様ができる手法となっています。
出したい模様によってタイダイ染めのやり方は異なるので、まずはどのように染めるのかを決めましょう。

タイダイ染めの種類はさまざまで、主に7種類があります。
では、それぞれの種類の特徴と染め方について見ていきましょう。

マーブル模様

タイダイ染めの代表格であるマーブル模様は、大理石のような模様となっています。

マーブル模様の場合、生地をタコ糸や輪ゴムで縛る必要がありません。
白い部分を少し残すようにしてメインの色をかけ、ポイントとなる染料をさらに加えるだけです。

Tシャツなどは前面と背面の両方を染める必要がありますが、染料をかけるだけで簡単に染められるので初めてのタイダイ染めにおすすめです。

まだら模様

まだら模様はランダムに染めムラが出る模様です。
染めたい生地を丸めて数か所を輪ゴムなどで縛り、外側に染料をかけたら完成です。

マーブル模様と同様に比較的簡単に染められるので、初心者向けの模様といえるでしょう。
しかし、縛る場所や丸め方で模様の出方が変わるので、タイダイ染めの楽しさも味わえますよ。

豆縛り模様

円形の模様の豆縛り模様も、比較的簡単に作れます。
染めたい生地の好きな場所をつまんで縛り、好きな場所に染料をかけるだけです。

縛った数の分だけ円形ができますし、つまんだ部分の大きさによって円形のサイズも異なります。
初心者におすすめの模様ですが、個性もしっかり出せるでしょう。

じゃばら模様

じゃばら模様は、異なる色が交互に出て直線的な模様になるという特徴があります。

その名の通り、生地を山折りと谷折りを繰り返したじゃばら状にしてから崩れないように縛り、奥までしっかり染料を染み込ませる必要があるのです。

Tシャツをじゃばら模様にする場合は、袖の端までしっかりとじゃばら折りにしましょう。

難易度は少し高くなりますが、生地の表面と裏面を違う色にすると色が交互に入るので、きれいなグラデーションを楽しめますよ。

サークル模様

いわゆる渦巻き模様であるサークル模様は、難易度が高めの模様です。

サークル模様を作る際は、まず円の中心を決めたら中心の部分をつまみ、生地を引っ張りながらねじって丸い渦状にします。
生地が円形になったら崩れないように複数個所を縛って、好きな色で染めていきましょう。

表面と裏面は別の色にしてもいいですし、円の中心から外側に向かって三角を作るように染めるとよく見るサークル模様ができますよ。
染めたい生地全体を巻き込んで模様を作るので、インパクトがほしいときにおすすめです。

幾何学模様

幾何学模様は、四角形や円形といったさまざまな図形を組み合わせた模様です。
染めたい生地を重ねた状態でじゃばら折りをするなど、折り方が複雑なので初心者には難しいでしょう。

生地を重ねてじゃばら折りにしていく必要があるので、生地が厚くなりすぎないように折るのがポイントです。
タイダイ染めの縛り方に慣れてきてから、挑戦してみましょう。

イラスト模様

イラスト模様は、星やハートなどイラストを入れたタイダイ染めです。
染めたい生地を半分に折り、左右対称のイラストをチャコペンで描いてから染めていきます。

イラストを描いたらあらめのなみ縫いをして、糸を引っ張りながらじゃばらに状にしましょう。
あとは崩れないように縛り、好きな場所に染料を入れたら完成です。
タイダイ染めに一工夫したい場合におすすめですよ。

 

意外と簡単!タイダイ染めのやり方

実は、タイダイ染めは意外と簡単に自分で染められます。
具体的に必要な材料や染料の作り方、染める手順を見ていきましょう。

必要な材料

染料など必要な材料がありますが、染料以外は100円均一でそろえられるものもあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

そろえるのが手間という場合は、タイダイ染めキットなどもおすすめです。
タイダイ染めに必要な材料は以下の通りです。

  • 染めたい生地
  • タイダイ染め用、もしくは水染め用の染料
  • ドレッシングボトル(口が細くとがっているもの)
  • タコ糸やゴムなどの縛るもの
  • ワイヤーネットなど網状のもの
  • トレー
  • ビニール袋
  • バケツ
  • 40~50℃ぐらいのお湯
  • 中性洗剤
  • ゴム手袋

染めたい生地は、染料が入りやすく縛りやすい薄手で柔らかい素材にしましょう。
綿100%や麻、レーヨンなどがおすすめです。

また、白や淡色で無地のものがきれいに染まります。
ナイロンやポリエステル素材のものは染まらないので気を付けてください。

染料の作り方

タイダイ染めでは、染料を原液のまま使用せずにお湯で薄めます。
染料を薄める目安は染料によって異なるため、分量は染料に付属の説明書の通りに作りましょう。

色を濃く出したい場合はお湯を少なめ、薄く出したい場合はお湯を多めにするなど、好きな色を作ってみるのもいいですね。
染料が作れたら、ドレッシングボトルに移しておきましょう。

ただし、染料が溶け残ると生地を染める際にムラができたり、斑点状に染まる可能性があるので、しっかりと溶かすことが大切です。

特に染め粉タイプは、まず染料を少量のお湯で溶かしてから、残りのお湯を足して混ぜると溶け残りにくくなりますよ。

染める手順

必要な材料と染料の準備ができたら、さっそく以下の手順で染めていきましょう。

  1. 染料を浸透させるために、染めたい生地を洗濯して汚れやノリを落とします。
    漂白剤や柔軟剤は使わないようにしましょう。
  2. 染めたい生地をお好みの形で絞り、輪ゴムやタコ糸で崩れないように縛ります。
  3. 塩250gにお湯1Lを加えて定着液を作り、染めたい生地を縛ったまま10〜30分漬けます。
  4. トレーの上にワイヤーネットをセットしたら、染めたい生地をワイヤーネットの上に置きます。
  5. ドレッシングボトルに入れた染料をお好みでかけていきます。
  6. 染めた生地をビニール袋に入れ、日の当たらない場所で24時間ほど放置します。
  7. 色が混ざらないように、縛ったまま生地を水洗いをして余分な染料を落とします。
  8. 色が出にくくなったら、輪ゴムやタコ糸をほどいて中性洗剤で洗います。
  9. 定着液を3と同じ要領で作り、染めた生地をもう一度定着液に10〜30分ほど漬けます。
  10. 水が透明になるまですすいで脱水し、陰干ししたら完成です。

染料で手が染まらないように、手袋を使用して行いましょう。
何色か使ったり、いろいろな縛り方を試したりと、いろいろなパターンで楽しんでみてくださいね。

 

おすすめのタイダイ染めアイテム

タイダイ染めというとTシャツやパーカーなどをイメージする方も多いかもしれませんが、「少し派手かも」と感じる場合は小物類から挑戦するのもおすすめです。

たとえば靴下やバッグはコーデのワンポイントになりますし、さりげなく目立ってくれるので取り入れやすいアイテムといえるでしょう。

「いきなり大きいものを染めるのは不安」という場合は、ハンカチやシュシュといった小物類からはじめてみるのもいいですね。

 

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また、Tシャツやパーカーといった衣類だけでなく、バッグやスマホケースなどのアイテムを取りそろえています。
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初めて業者でオリジナルアイテムを作る場合、「デザインツールと聞いてもイメージがわかない」という方もいるのではないでしょうか。
以下のコラムではUP-Tで実際にデザインツールを使用して注文する流れをまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Tシャツデザインはたったの3ステップ!簡単作成方法をご紹介


 

まとめ:タイダイ染めの基本をおさえてデザインの幅を広げよう

オリジナルアイテム製作ならUP-T

今回はタイダイ染めの種類や簡単なやり方など、タイダイ染めの基本について紹介しました。
タイダイ染めの種類ややり方などをおさえておくことで、デザインの幅がぐっと広がりますよ。

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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。