最終更新日: 2024年10月16日
推し活にも!缶バッジの作り方と知っておきたい注意ポイント
推し活アイテムの定番である缶バッジ。
アニメやアイドルの公式で販売されているものだけでなく、世界に一つだけのオリジナル推し缶バッジを作りたい!という方もいるでしょう。
この記事では、オリジナル缶バッジの作り方やグッズ制作の注意点などについて詳しく解説します。
缶バッジの作り方1|自作してみる
オリジナル缶バッジを手軽に作る方法には、自作と業者依頼の2つがあります。
まずは思い立ったらすぐにチャレンジできる、缶バッジの自作方法についてご紹介します。
缶バッジの自作方法
ダイソーなどの100円ショップで販売されている「オリジナル缶バッジ作成キット」を使えば、誰でも簡単にオリジナル缶バッジを作成できます。
さまざまなタイプのものがありますが、缶バッジの台座と専用のパーツがセットになっているものがほとんどです。
作り方はとても簡単。
缶バッジにしたいイラストや写真が印刷された紙や布をバッジに接着してフチを巻き込み、圧着すれば完成です。
作成キットによっては表面をコーティングできるフィルムが付属しており、表面を加工することで見栄えを良くすることもできます。
缶バッジを量産する予定のある方には、缶バッジマシンを導入するのもおすすめです。
缶バッジに絵柄をきれいに付ける際にはある程度の力をかけて圧着する作業が必要になります。
缶バッジマシンがあれば力の弱い方でもしっかり圧着でき、クオリティの高い缶バッジを作ることが可能です。
簡易的なものであれば3,000円ほど、プロ仕様のものであれば5万円ほどの費用がかかります。
予算に余裕のある方は検討してみてはいかがでしょうか。
缶バッジを自作するメリット
缶バッジを自作する最も大きなメリットは、安く作れることです。
缶バッジマシンを導入する場合は費用が跳ね上がりますが、100円ショップのキットを作って作成するならたったの100円でオリジナル缶バッジが作れます。
また、自作の場合はマスキングテープやレース、ビーズなどを使ったアレンジがしやすく、クラフト感満載のオリジナルアイテムを作れるのも魅力のひとつです。
缶バッジを自作するデメリット
缶バッジを自作するデメリットは、やはりなんといってもクオリティがつくる人の手先の器用さに左右されてしまうところでしょう。
細かい作業が得意な手先の器用な方にとっては台紙の接着やフチの巻き込み作業も難なくこなせるかもしれませんが、不器用な方にとっては至難の業です。
また、キットによっては表面のフィルムが付属していないこともあり、水や汚れ対策のために別途フィルムを用意しなければならないことも。
使用するキットの付属内容はしっかりとチェックしておきましょう。
缶バッジの作り方2|業者に依頼する
自作缶バッジのメリットは費用の安さと手軽さですが、市販品とクオリティを比較してしまうとその差は歴然です。
市販のものと比べても見劣りしない、クオリティの高い缶バッジを作りたい方は、印刷業者に依頼しましょう。
缶バッジを業者に発注する流れ
同人グッズ制作の盛り上がりや推し活の流れを受け、缶バッジ制作を取り扱う印刷業者は近年増加しています。
ここでは、発注作業のほぼすべてをWeb上で完結できるWeb印刷業者を例に、缶バッジを業者に発注する流れについて解説します。
まずは、印刷業者を探します。
予算や納品までの日程、印刷データの扱いやホログラムなどの特殊加工の有無などを加味して自分にあった業者を見つけましょう。
業者が見つかったら実際の発注作業に入ります。
業者によっては発注前に見積をとり、数量や納期などを改めて確認します。
見積が完了したら、あとはデザインソフトなどで作成した印刷データを入稿するだけです。
缶バッジ制作を業者に依頼するメリット
缶バッジ制作を業者に依頼するメリットは、プロ品質の缶バッジを制作できることです。
自分がデザインしたオリジナルグッズが、市販品のようなクオリティで手元に届くのは嬉しいもの。
手作り感よりもクオリティを重視したい方には業者依頼がおすすめです。
缶バッジの制作を業者に依頼するデメリット
缶バッジの制作を業者に依頼するデメリットは、自作よりも費用が多くかかることです。
同じ絵柄を大量に制作する場合は料金が安くなる場合もありますが、個人で推しグッズを作って楽しみたいなど、作る量が少ない場合は1つあたりの料金が跳ね上がります。
また、デザインデータを入稿する際にはIllustratorやPhotoshopといったデザインソフトが必要になるケースも多く、そうしたソフトの操作に不慣れな方にとってはややハードルが高いと言えるでしょう。
推しの缶バッジを作る際に注意しておきたいポイント
推し活の現場へ行くと、推しのグッズで身を固めた人も多く見られます。
中でも缶バッジは痛バッグ(通称:痛バ)と呼ばれる推しグッズで全面を飾ったバッグを作る材料として使われることも多く、推し活には欠かせないアイテムであると言っても過言ではありません。
「推しのオリジナル缶バッジを作って推しへの愛をアピールしたい!」「他のファンと差をつけたい!」という方もいるのではないでしょうか。
しかし、アニメキャラクターやアイドルなどの推しグッズを作る際には、あらかじめ確認しておかなければいけないポイントがあります。
大きなトラブルを避けるため、そして何より推しや推しの事務所に迷惑をかけないためにも、最低限の知識を身につけておきましょう。
著作権や肖像権について知っておく
推しのグッズを作る際に知っておきたいのが、著作権と肖像権です。
アニメや漫画、アイドルグループのロゴやCDジャケットのデザインなど、すべての著作物には著作権があります。
こうしたものを勝手に使用してグッズを作成・販売すると、著作権侵害となり法律によって罰せられる可能性があります。
また、アイドルなどの芸能人の写真を勝手に使用したグッズの作成・販売は肖像権の侵害にあたります。
オリジナルの推しグッズを作る際は、本当にこの画像を使っても大丈夫か、権利侵害にあたるデザインになっていないか、慎重に検討することが大切です。
作ったグッズは私的利用にとどめる
アイドルやアニメキャラクターなどの画像を使った推し活グッズは、あくまでも私的利用にとどめましょう。
私的利用とは、自分自身や自分の家族、ごく親しい友人などごく少ない人数で楽しむことです。
推しの画像を使ったグッズを勝手に販売すると著作権や肖像権の侵害になりますが、販売でなくても大勢の人にグッズを配布した場合などは私的利用の域を出ていると見なされます。
作ったオリジナルグッズは販売・大量配布せず、仲間内でひっそりと楽しみましょう。
推しの事務所が公表しているガイドラインをチェックする
推し文化・ファンダム文化の発展により、アニメ・漫画の権利元やアイドルが所属する芸能事務所が画像の取り扱いや自作グッズの制作の可否について声明を出すケースも増加しています。
アニメ・漫画・小説などの権利元が二次創作禁止とはっきり表明している場合は、いかなるオリジナルグッズ制作もNGです。
また、近年K-POPが日本国内でも人気ですが、日本のアイドルと韓国のアイドルとでは著作権や肖像権に対するスタンスが大きく異なると言われています。
そのため、一概に何がセーフで何がアウトかを明確にするのが難しいのが現状です。
グッズ作りの際には、推しの権利元、推しの事務所の方針を事前に調べ、トラブルが起こらないようにしましょう。
業者に制作を依頼する際は利用規約をチェックする
業者に推しグッズの制作を依頼する際は、利用規約をきちんとチェックしておきましょう。
多くの業者では、肖像権や著作権を侵害するグッズの制作を受け付けていません。
ここでは、Web印刷サービス「UP-T」のQ&Aより、著作権に関する記載を例としてみていきましょう。
「明らかな商標権違反・著作権違反・倫理的に問題があると判断いたしました場合は、お客様へご連絡し、著作権や商標権の有無、私的利用かどうかの確認、私的利用の内訳認識などの確認などをさせていただくことがございます。さらに、悪質なだと弊社が判断する場合は連絡なく、印刷自体をお断りさせていただいたり、ユーザーの凍結を行うがございますこと、ご理解いただきますようお願いいたします。」
(よくある質問:著作権に関わるデザインについてhttps://up-t.jp/page.php?p=faq)
業者側に迷惑をかけないためにも、著作権・肖像権への認識を正しく持っておくことが大切です。
著作権・肖像権については、こちらの記事もぜひご覧ください。
オリジナルTシャツを作るなら知っておきたい著作権と肖像権
推しの缶バッジを作るなら「概念グッズ」がおすすめ!
缶バッジなどオリジナルのグッズを作る際、推しの写真やロゴを使うのであれば最新の注意を払う必要があります。
「もっと気軽に、自分らしい推しグッズを作りたい!」という方におすすめなのが、「概念グッズ」です。
ここでは、近年様々なファン文化の中でも注目されている概念グッズとは何か、そのメリットについても解説します。
概念グッズとは?
概念グッズとは、直接的に推しの姿やロゴ・名前を配置したデザインではない推し活アイテムのことを指します。
アニメやアイドルのグッズというと大きく顔が配置されたもののイメージが強いですが、概念グッズにはそうした「推しそのもの」はデザインされません。
推しのイメージカラーや推しの愛用品、アニメなどであれば作中のキーアイテムなどを「推しを形作る概念」として愛でることを「概念推し」といいます。
こうした「推しの概念」をモチーフにオリジナルグッズを作成し、身につける方が増えています。
概念グッズのメリット
概念グッズには、あからさまな推し活アイテムにはないメリットがたくさんあります。
まず一番に挙げられるメリットは、日常使いのしやすさです。
推しの顔や名前が大きく配置されたデザインのグッズは日常の中で使うにははばかられる、という方も多いでしょう。
そうした要素のない概念グッズであれば悪目立ちしにくく、会社や学校でも使えます。
また、公式のグッズにはないようなよりマニアックなモチーフを取り入れることで、オリジナリティの高い推し活グッズを作れるのも大きな魅力のひとつです。
さらに、グッズに推しの顔やロゴを使わないことで著作権や肖像権への抵触を避けることもできます。
業者に発注する際にもトラブルになりにくく、安心して推し活を楽しめるでしょう。
UP-Tでオリジナル缶バッジを作ろう!
UP-Tでは、オリジナル缶バッジをお得な料金で制作できます!
UP-Tは、デザインから発注までほぼすべての作業をWeb上で完結できる、オンライン印刷サービスです。
思い立ったらすぐ始められるので、オリジナルグッズ制作が初めての方でも気軽にチャレンジできます。
自分の個性を十二分に表現した、世界にひとつだけのオリジナル缶バッジを作ってみてはいかがでしょう。
まとめ:推し活用の缶バッジ作りは権利関係にも注意しよう
この記事では、推し活用の缶バッジの作り方とオリジナルグッズを作る際の注意点について解説しました。
誰かを心から応援することはとても楽しく、人生を充実させてくれます。
推しを応援し続けるためにも、著作権や肖像権といった権利関係には十分注意しましょう。
概念グッズなども利用しながら、推し活をエンジョイしてくださいね。
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