最終更新日: 2024年09月21日
のぼりの歴史は古代に始まる⁈活用方法や作成時のポイントもご紹介
のぼりは、商店や飲食店、スポーツなどのイベント会場など幅広い業種や場面で利用されている広告手段の一つです。
看板やチラシといった他の広告手段と比べて安価に作成でき、持ち運びがしやすく販促効果も期待できます。
ここでは、のぼりの歴史や活用方法、作成するときのポイントについてまとめています。
のぼりの持つ役割や特徴を知り、効果的なのぼりを作成するための参考にしてみてくださいね!
のぼりとは
のぼりとは、縦長の形状で、ポールに通すための「チチ」と呼ばれる輪っかが上辺と長辺に付いている旗のことです。
漢字で書くと「幟」や「幟旗」と表記されます。
日本では、古くから「存在を示す」または「何かを主張する」ため、現代では主に店舗の広告やイベントの周知などのために広く使用されています。
のぼりの歴史と語源
実は、日本において800年あまりの歴史があるのぼり。
例えば万葉集には「波太(はた)」という表現があったり、大和朝廷時代には行事において「四神旗」を掲げていたという記録が残っています。
のぼりの役割が認識され始めたのは平安時代~戦国時代の頃、主に戦場で活用されたといわれています。
例えば、平安時代末期の源氏と平氏の決戦として知られる壇ノ浦の戦いでは、それぞれが旗を掲げて敵味方の区別をつけていました。
この頃はのぼりではなく「流れ旗」と呼ばれていましたが、縦長の長い布を使用しており、ほぼ「のぼり」に近い形だったといえます。
また、戦国時代ではのぼりに自軍の家紋を入れ、陣に立たせたり背中に挿したりして戦いました。
そして江戸時代に入ると、商家や店舗ではのぼりを使って店の目印や商品を宣伝するようになり、庶民の間でものぼりが広まりました。
ちなみに、両国国技館前の相撲のぼりもこの時代から登場したといわれています。
さらに、明治時代では商売だけでなく、政治的なメッセージを宣伝する手段としても使われるようになりました。
のぼりの語源は、竿やポールの上に昇っていく様子が元となったという説がありますが、実ははっきりと分かっていません。
のぼりの種類
のぼりには、宣伝・広告から行事に活用されるものまで、さまざまな種類があります。
「大売出し」などと書かれたのぼりを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
宣伝したい内容に合わせてさまざまな色やデザインが施された広告のぼりは、業種を問わず広く利用されています。
特に接客業では、店内のテーブルやカウンターの上に小さなサイズののぼりが置いてあることも。
注目を集めやすいので、高い宣伝効果が期待できます。
また、イベント会場などで立てられる役者のぼりや歌舞伎のぼり、相撲のぼりなどは興業のぼりと呼ばれます。
宣伝効果はもちろん、華やかなデザインで会場の雰囲気を盛り上げてくれます。
華やかなデザインといえば、大漁旗のぼりも挙げられます。
大胆な色づかいや勢いのあるデザインが特徴の大漁旗を模したのぼりで、新造船のお祝い、大漁を祝うお祭りなどで活躍します。
より身近なお祭りごとでは、男の子が生まれたときに成長や出世を願って掲げる節句のぼりや、神事のときに神様が降りてくるための目印となる神社のぼりなどがあります。
のぼりと旗の違い
のぼりとよく似たものとして旗があります。
学校で国旗や校旗が掲げられていたり、大会で優勝したさいに優勝旗をもらう場面を見たりすることはよくありますよね。
ここでは、のぼりと旗のそれぞれの特徴と役割をまとめて比較してご紹介します。
のぼりの特徴と役割
一般的なのぼりの生地には、「テトロンポンジ」と呼ばれるポリエステル素材が使われます。
テトロンポンジは薄い生地で安定して風になびき、ほかの素材と比べて文字が読みやすいことが特徴です。
また、のぼりは、注水タンク型の台やコンクリート製のスタンドに立てられます。土台がない場合は、ポールやフェンスに縛る場合もあります。
のぼりの役割は、一目で情報を知らせることです。例えば、戦国時代などでは、家紋の書かれたのぼりを見て敵味方を見分けていました。
現代では、のぼりは注目を集めてお客さんを呼ぶ宣伝広告の一つと捉えられています。
のぼりが活用されるのは、主に商品の販促や店舗の飾り、またイベントの宣伝やスポーツチームなどの応援です。
旗の特徴と役割
旗は正方形や横長の長方形が一般的ですが、三角形など形のバリエーションがあります。
また、使われる素材もテトロンツイルや塩瀬(しおぜ)、天竺やエクスランなどあり、のぼりに比べて厚めの生地感で丈夫に作られることも多いです。
さらに、旗を固定する部分は一辺のみで、風の影響を受けやすくなっている点がのぼりとは異なります。
手に持って使用することもあり、その場合は生地の一辺に持ち手がつけられます。
旗は、何かの象徴として用いられることが一般的で、遠くからでも目に留まるように高いところに飾られます。
旗として馴染みがあるのは国旗や応援団旗、手旗などが挙げられるでしょう。
また、スポーツなどの応援では、メッセージを込めた旗を掲げて仲間を鼓舞したり、共通の旗で一致団結を図りチームの士気を高めたりすることができます。
のぼりを活用するシーン
現代でも宣伝の手段として使われているのぼり。
以下では、高い視認性を生かしつつ、内容や設置場所に合わせた活用方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
お店の呼び込み
目にする機会の多いのぼりといえば、飲食店や商店、スーパーなどの装飾が挙げられます。
いずれも商品の販促を目的に、飲食店であればおすすめのメニューや値段、商店やスーパーでは「特売日」などの内容をアピールし、お客さんの目を引くことを狙いとしています。
のぼりは1本よりも、道路脇などに一定の間隔を置いて複数設置するなど工夫をすることで、通りがかりの人の注意をひくことができます。
イベントの宣伝
会場付近に立ち並ぶのぼりは、アピールと装飾の役割を兼ね備えます。
複数設置されたのぼりは大変目立つので、多くの人にイベントの存在を知ってもらうことができます。
また、カラフルなデザインは見る人の気持ちを自然と高揚させるので、イベントを盛り上げるための装飾としてぴったりです。
スポーツの応援
強力なアピールツールであるのぼりは、試合会場を盛り上げる効果のほか、一体感を生んだり士気を向上させたりすることも期待できます。
場所を取らず、すぐに設置できる使い勝手の良さもあるため、部活動の応援からプロの大会まで、幅広く活躍します。
スポーツの応援グッズについてもっと知りたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
スポーツ観戦はオリジナルTシャツで!気分を上げて応援を盛り上げよう
注意喚起・啓発運動
風でなびくのぼりは、人の多い場所や道幅の広い通りなどにおいても高い視認性で注意喚起や啓発に役立ちます。
例えば、見通しの悪い場所や事故の多発地点に目立つのぼりを立てれば、運転手や通行者の注意を促すことができます。
のぼりを作るときのポイント
のぼりは手軽に設置できて、注目を集めやすいアイテムであることをみてきました。
実際に作成するさいには、設置場所やアピールする内容によって、素材や大きさを決めることが必要です。
ここでは、より効果的なのぼりを作るために、おさえておくべきポイント3つについてご紹介します。
サイズと枚数をあらかじめ決めておく
のぼりのサイズと枚数をあらかじめ決めておけば、正確な見積が早めに入手できます。
ちなみに、のぼりの標準サイズは「W600×H1800㎜」が目安です。
ほかにも、「W900×H2700mm」のジャンボサイズや「W90×H270mm」のミニサイズ等、さまざまな大きさがあります。
設置場所や内容によっては、スリムな形にしたり予備が必要だったりと検討しなくてはいけない事項が出てきます。
決めなくてはいけないことを早い段階で確定してしまえば、あとは加工やデザインの検討に時間をかけることができ、効率よくのぼりを作成することができます。
デザインとコストのバランスをとる
のぼりには遠くからでもわかりやすく、短時間で内容を理解してもらえるデザインは必須ですよね。
目立つデザインというと色数を増やしてしまいがちですが、業者によっては色数によって金額が変わることもあるため、デザインにかけられるコストについては慎重に検討しましょう。
色を増やさなくとも、大きな文字でアイキャッチを意識したり、コーポレートマークなどがある場合は全面に押し出したりすることで、目立つデザインを作ることができます。
必要に応じて加工を追加する
のぼりを設置する目的や環境によっては、加工を追加するといいでしょう。
長期間屋外に置いておく場合には撥水加工をしたり、チチの取付位置を変更して強度を上げたりすると安心です。
場合によっては、防炎加工や抗菌加工が必要なときもあるかもしれません。
また、対策としての加工のみならず、より目立たせるための加工も可能です。
刺繍や特殊な形にカットするだけで、凝ったデザインののぼりを作ることができます。
オリジナルののぼりをUP-Tで作ろう!
UP-Tのオリジナルアイテム作成サービスでは、自由なデザインで高品質なのぼりを作成することができます。
「そもそものぼりを作ったことがない」という人でも、UP-Tのサービスを利用すれば手軽にきれいなのぼりを作ることができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ショートからジャンボまでのサイズが展開
豊富なアイテム数を誇るUP-Tでは、のぼりに関しても定番サイズから、ショート、ジャンボまで多様なサイズを取り揃えています。
例えば、人気の「レギュラーのぼり (600mm x 1800mm)」より、一回り小さい「スリムショートのぼり (450mm x 1500mm)」など、かゆいところに手が届くラインアップが魅力。
設置したい場所や環境の条件に合ったのぼりを使うことで、効果的な宣伝を狙えます。
仕様オプションで細かな調整が可能
高いプリント技術に加え、きめ細やかな対応ができるのもUP-Tならでは。
オリジナルのぼりの作成では、ポールを通すための「チチ」が標準で付いてくるうえ、左右どちらにも取付対応可能です。
また、追加料金で「チチ」の色を標準の白色から黒色へ変更できたり、のぼりの下の部分を変形カットできたりとデザインに合わせた加工ができます。
1枚から注文・全国発送
オリジナルのぼりは、1点からでも注文でき、全国どこでも無料で発送してもらえます。
手数料や追加コストは一切かかりません。
小ロット・ローコストの秘密は自社工場生産。
中間業者を挟まず、注文から生産まで一気貫通で行うため、柔軟な対応が可能となっています。
さらに、有名アパレルブランドからの発注も請け負うほどの高い技術力があるので、高品質な仕上がりが期待できます、
あらゆるデザインに対応
ホームページ内の専用デザインツールでは、専門知識は不要で誰でも直感的に操作でき、オリジナルデザインを作成できます。
デザインに迷ったら、過去の豊富な作成事例を参考にしてみてください。
また、プロにラフ画を見せてデザインをお願いできるサービスも利用可能です。
自分でデザインしても、プロに依頼しても、デザイン料は無料なのもうれしいポイントです。
できあがったオリジナルデザインは、工場内の専用の機械によって鮮明なカラーきれいに仕上げられます。
まとめ:のぼりの歴史や役割を知って効果的なデザインと活用をしよう!
実は古代にまでさかのぼるのぼりの歴史。現代でも情報を伝え、注目を集めるという役割はさまざまな場面で広く活用されています。
視認性の高いデザインで作成することがのぼりの効果を最大限に活用するコツ。
UP-Tでは、誰でも簡単・無料で使えるデザインツールやプロによるデザイン作成サービスを提供しています。
ぜひ、宣伝効果の高いのぼりを作って大いに活用してみてくださいね!
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