最終更新日: 2024年06月22日
タオルの臭いを解消しよう!消臭&予防法を徹底解説
朝の洗顔や夜の入浴後に肌を拭く際、いい香りのするタオルであれば幸せに感じますよね。
しかし、あるとき「洗濯したのに何だか臭い」と気になることがあるかもしれません。
臭いが消えないタオルを使うのは、やっぱり躊躇してしまいますよね。
この記事では洗濯機で洗っても日光に干しても、タオルに臭いが残ってしまう原因について解説します。
臭いを消す方法や臭いを付けない工夫も紹介しますので、ぜひご確認ください。
タオルが臭うのはどうして?
タオルの臭いがついてしまうのは、洗いきれなかった皮脂やたんぱく質の汚れが残っていることが、そもそもの原因です。
タオルに残る汚れは細菌の栄養源となり、部屋干しや湿度の高い環境下で増殖していく過程で不快なにおいを発生させます。
代表的な細菌として、部屋干し臭を引き起こすモラクセラ菌や、汗臭い臭いを出すマイクロコッカス菌などが知られています。
これらの細菌は洗濯しても完全に死滅しません。
湿った状態や栄養分のある環境で増殖するため、タオルの臭いが残ってしまうのです。
タオルを捨てる前に臭いを消す方法を試そう
お気に入りのタオルであってもイヤな臭いがすれば、泣く泣く捨てることもあるでしょう。
しかし、タオルを捨てる前に、ここで紹介する消臭法を試してみることをおすすめします。
ここでは、臭いの消し方について6つ紹介します。
電子レンジで加熱
臭いがそこまで強くない場合は、手軽な方法として電子レンジを使用した消臭法があります。雑菌は熱に弱いため、電子レンジの熱によって除菌が可能です。
手順は以下のとおりです。
- 綿100%のタオルを水で湿らせ、水が滴らない程度に絞る
- 湿ったタオルをラップで包む
- 500Wの電子レンジで1分間加熱
- 熱いため、注意して取り出す
- 熱を冷ましてから、洗濯機で洗う
- その後、風通しの良いところで干す
など、電子レンジで消臭する場合は、タオルハンカチやフェイスタオルなどが適しています。
大きめのタオルはあまり適していないため、ほかの方法を活用しましょう。
アイロン(高温)をかける
やはり臭いが弱めの場合は、高温でアイロンをかけることも有効です。
その場合は以下の手順を参考にしてください。
- 洗濯機でバスタオルを洗濯&脱水(標準コースでOK)
- 高温設定でバスタオル全体にアイロンをかける(1ヶ所につき数秒押し当てる)
- バスタオルを干す
アイロンによる加熱で雑菌が死滅するため、臭い消しに役立つでしょう。
ただし、ポリエステル素材は熱に弱く、アイロンによって生地を傷める可能性があります。
アイロンをかける前に洗濯表示を確認して、タオル生地を傷めないように注意しましょう。
お湯に浸ける
タオル地は天然素材である綿(コットン)で作られている場合が多く、熱に強い綿は殺菌効果のある60℃以上のお湯に浸けるだけでも効果があります。
洗面器などにお湯を溜め、タオルを入れて20分ほど浸けておきましょう。
殺菌効果を高めるためには、お湯が冷めてしまわないよう、差し湯することをおすすめします。
酸素系漂白剤で浸け置き
タオルの除菌をおこなう場合は、酸素系漂白剤を使うことも効果的です。
白物のタオルの場合は塩素系漂白剤も除菌効果があります。
しかし、生地に対する刺激が強いため、酸素系漂白剤のほうがおすすめです。
酸素系漂白剤には粉末タイプと液体タイプがありますが、粉末タイプのほうが洗浄力が高めです。
シルクなどデリケートな素材が混紡されたタオルの場合は、液体タイプを選びましょう。
酸素系漂白剤で除菌する方法は以下のとおりです。
- 適量の酸素系漂白剤をお湯(40~50℃)に溶かす
- タオルを入れて30分~1時間程度浸け置きする
- 浸け置き後に洗濯機に入れて通常の洗濯をおこなう
お湯を使ったほうが、滅菌効果が高まります。
なお、1時間以上の浸け置きは生地にダメージを与えます。
うっかりそのままにしておかないように注意してくださいね。
酸素系漂白剤で煮沸消毒
赤カビや黒カビがポツポツ目立ち、臭いが強いタオルの場合は、酸素系漂白剤で煮沸消毒します。
- 鍋のなかにタオルの重さの10倍の水を入れ沸騰させる
- タオルと少しの酸素系漂白剤をお湯に入れる
- 軽めの沸騰状態で3~10分ほど煮沸させる
このあとは、普段どおりの方法で洗濯します。
ただし、酸素系漂白剤と煮沸消毒のダブル除菌は、生地によっては色落ちや変色が生じる可能性があります。
そのため、最終手段として活用することをおすすめします。
コインランドリーを利用する
高温除菌といえば、コインランドリーの乾燥機を使うことも考えられます。
家庭で使う一般的なドラム乾燥機は60℃前後であるのが一般的です。
その温度でも除菌ができないわけではありませんが、コインランドリーの乾燥機は約80~120℃の熱風乾燥をおこないます。
家庭の乾燥機よりも効果を期待でき、大型タオルにも活用できることがメリットです。
ただし、タオル素材によっては縮む可能性があるため、洗濯表示を必ず確認してからおこないましょう。
タオルだけでなくTシャツやポロシャツなどの衣服も臭いが気になるアイテムです。こちらの記事では、Tシャツの臭いを消すための方法について詳しく解説しています。本記事で紹介した方法以外の対処法もお伝えしていますので、ぜひご確認ください。
Tシャツの臭いの元は1つじゃない?洗っても取れないときの対処法6選
タオルの臭いを予防する方法6選
ここまでタオルの消臭法についてお伝えしましたが、臭いがつかない方法を知って予防することも重要です。
たとえば、以下の方法が挙げられます。
- 洗濯物をためない
- 洗剤や柔軟剤に配慮する
- 洗剤の量は適量で
- 洗ったらすぐに乾かす
- 洗濯機のふたを開けておく
- 定期的に洗濯槽を掃除する
6つの方法について詳しく解説します。
洗濯物をためない
読者の方々のなかには、さまざまな理由で洗濯物を週末にまとめておこなう方がいるかもしれません。
ただし、そうであってもその日に使ったタオルはすぐに洗うようにしましょう。
濡れたり汗を拭いたりしたタオルを放置しておくと、雑菌が繁殖する可能性があります。
また、まとめ洗いの場合、洗濯物の容量が過度になるリスクがあります。
洗濯機の機能を十分発揮させるためには、洗濯物の容量を7割程度に抑えることが重要です。
その理由は、詰め込みすぎると洗濯機がしっかり回らず、汚れが落ちにくくなるためです。
臭いのもととなる雑菌や汚れをタオルに付着させたままにならないよう、洗濯物をためないことを心がけましょう。
洗剤や柔軟剤に配慮する
近年では洗濯物の除菌効果が高い洗剤や、洗濯槽の防カビ効果のある洗剤が増えてきました。
部屋干し専用の洗剤も市販されているため、ライフスタイルに合わせて洗剤を選ぶことが可能です。
消臭効果のある柔軟剤を使うことも、タオルの臭い消しに役立ちます。
香りがタオルに強く残るのが苦手な方は、無香料タイプを選びましょう。
洗剤の量は適量で
洗濯用洗剤を多めに入れたほうが、除菌にもなると思っている方がいるかもしれません。
しかし、洗剤の入れ過ぎは衣類にダメージを与え、洗濯槽のカビを増やす原因になるといわれています。
洗剤は容器に表示されている規定量を守るようにしましょう。
洗ったらすぐに乾かす
タオルの臭いを予防するには、洗濯物をすぐに干すことが重要です。
干すときは、タオルの間隔を空けるようにしましょう。
タオルどうしがくっついた状態で干すと風通しが悪くなります。
晴天のもとでタオルが湿っている時間が長くなると、雑菌にとって適した湿度と温度を与えてしまい、かえってその繁殖につながる可能性があります。
タオルの臭いを防ぐためにも、洗濯物は素早くしっかり乾かしましょう。
室内で干す場合は、エアコンの除湿設定で干したり、扇風機やサーキュレーターなどを活用する方法もあります。
洗濯機のふたを開けておく
洗濯機のなかは湿気が多く、汚れや洗剤の残りカスなどが残っています。
そのため、雑菌やカビが繁殖しやすい環境下にあるとされます。
タオルを洗う本体である洗濯機に雑菌やカビなどを繁殖させないためにも、洗濯後は必ずふたを開けておきましょう。
定期的に洗濯槽を掃除する
タオル自体に雑菌がなくても、洗濯槽が汚れていれば洗いながらタオルに雑菌を付着させることになります。
それを避けるために1ヶ月に1回を目安に、洗濯槽の掃除をおこないましょう。
塩素系の洗濯槽クリーナーを使えば手軽に掃除ができます。
タオルは消耗品!最長1年で買い替えを
「洗っても洗ってもタオルの臭いがとれない……」
その場合は、タオルの替えどきと捉えて、買い替えをおすすめします。
タオルは毎日使うものですから、臭いやごわつきなどが気になってくるでしょう。
一般的に、タオルの寿命は約1年だといわれています。
有名なタオル職人たちも1年に一度タオルを買い替えているとか。
消臭法を試してもなかなか臭いがとれない場合は、買い替えのタイミングと思われます。
推し活として応援グッズを購入する方も少なくないでしょう。こちらの記事ではお気に入りのアーティストを応援するためのタオル制作について紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
まとめ:UP-Tでオリジナルタオルを制作して快適に
タオルの臭いが気になる方には、この記事で紹介した消臭法を試してみてください。
「あ、臭いが消えた!」と感じる瞬間が訪れるかもしれません!
さらに、臭いの予防法6選は、タオルだけでなく他の洗濯物にも適用できます。
日頃あまり気に留めていなかったポイントについては、今後注意して臭いの元を取り除いていきましょう。
また、UP-Tではタオルの販売もおこなっています。
タオルを買い替える際は、UP-Tでオリジナルタオルの制作も検討してみてくださいね。