最終更新日: 2025年02月17日

ポリエステルは冬でも快適?防寒着としてのメリット・デメリットを徹底解説!

速乾性に優れ、夏場でもさらりと着られるポリエステル
機能的な化学繊維として人気ですが、冬場でも快適に使えるのでしょうか。
この記事では、ポリエステルを冬の防寒着として使う場合のメリットやデメリットについて詳しく解説します。

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冬にポリエステルの服を着るメリット

夏場やスポーツシーンに活用されるイメージが強いポリエステルですが、冬場のアウターなどにもよく使われています。
冬にポリエステルの素材を使うメリットについて、素材の特徴を踏まえながらみていきましょう。

軽量性

ポリエステルの特徴のひとつに軽量性があります。
ポリエステルは天然素材と比べると非常に軽く、登山用のアウターなどにも使われます。
天然素材の服をたくさん着込むとかなり重く、疲れやすさを感じてしまう場合もありますが、ポリエステルを組み合わせることで重さを感じにくくなります。
登山など体を動かすシーンでは衣類の軽さは快適さを左右する大きなポイントです。
身に付けるものをできるだけ軽くしたい場合は、ポリエステルの軽量性を活用するとよいでしょう。

乾きやすい

ポリエステルは水を含みにくい素材ですので、冬でも素早く乾きます
冬は1年の中でも気温が最も低いため水分が蒸発しにくく、洗濯物が乾きにくい季節です。
しかし、ポリエステルは公定水分率が0.4%と吸水性が低く速乾性の高い繊維ですので洗濯物がたまりがちな冬場でもすぐにカラッと乾きます。

害虫が発生しにくい

ポリエステルには、害虫が発生しにくいという特徴があります。
綿や絹といった天然素材のアウターは夏場の保管時に虫に食われてしまいがち。
ポリエステルの原料は石油ですので虫に狙われにくく、安心して保管できるので長く使えます。

 

冬にポリエステルの服を着るデメリット

ポリエステルには軽量性や速乾性、虫害を受けにくいなどのメリットがある一方で、冬場の使用には向いていない性質もあります。
冬にポリエステル素材を使うデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

保温性が低い

ポリエステルの保温性は、綿やウールといった天然素材と比べるとあまり高くありません。
ポリエステルには風を通さないというイメージがあるので冬のアウターに向いていると思ってしまいがちですが、素材自体の保温性は低いです。
ただし、ポリエステルの中には保温加工が施されたものや機能性ポリエステルといった保温性を向上させた製品も多く存在します。
冬場にポリエステル製のアウターを使う場合は保温機能の高いものを選ぶとよいでしょう。
また、ポリエステルのアウターを使う際は綿などの素材が組み合わせてあるものを使ったり、発熱素材のインナーを着ておくことで快適に過ごせます。

火に弱い

アウトドアウェアなどにもよく使われるポリエステルですが、実は火に弱いという特徴があります。
ポリエステルの原料は石油ですので、万が一火に触れてしまうとすぐに燃えてしまうことも。
キャンプやバーベキューといった火を使う場面や溶接などの作業着には、耐火性のある衣服を着用することが大切です。

静電気が発生しやすい

ポリエステルに限らず、合成繊維を着ていると静電気が発生しやすくなります。
特にナイロンやウールなどと重ね着していると強い静電気が起こりやすいので注意が必要です。
静電気を発生させないためには綿や麻などの天然素材を組み合わせるとよいでしょう。
日常生活の中で静電気が発生したとしても多少バチッとするだけですが、万一作業現場で静電気が発生してしまうと火災や爆発といった深刻な事故につながってしまう可能性もあります。
作業着の素材選びには十分注意しましょう。

 

冬のポリエステルの代表格「フリース」とは?

冬に使うポリエステル素材の代表格であるフリース
フリースの語源は、羊の毛が絡みあって毛皮状になったものを指す言葉であると言われています。
言葉自体は印欧祖語という古い言語の「pleus(引き抜く)」という単語が由来ともされています。
ここでは、フリースの特徴やメリット・デメリット、お手入れ方法などについてもお伝えします。

フリースの特徴

フリースは、ポリエステルの起毛素材です。
基本的には石油を原料とする素材ですが、近年は環境への配慮のためペットボトルをリサイクルして作られたフリースも増えてきています。
ポリエステルではなくアクリルを使用したフリースもありますが、アクリルは強度や保温性などの機能を後付けで向上させることが難しいので、より機能的な服を選びたい場合はポリエステル製のフリースを選んだ方がよいでしょう。

フリースのメリット

フリースの最も大きな特徴は高い保温性です。
ポリエステル自体の保温性はあまり高くありませんが、起毛処理によって繊維と繊維の間にたくさんの空気を含み、外気を遮断して熱を保持することができます。

また、起毛処理によって肌触りが柔らかく、刺激の少ない生地になるのもポイントです。
フリースにはその他のポリエステル生地と同様に乾きやすさや軽さといった特徴があるため、アウトドアシーンで使われることが多いです。
強度にも優れているため、屋外で活動するときでも安心して着用できます。

フリースのデメリット

アウトドアシーンで人気のフリースですが、その他のポリエステル素材と同様に火に弱いという特徴があります。
主に石油などが材料となっているため、火花が散っただけでも穴が開いてしまうことも。
重大な事故や火災につながりかねないので、コンロや焚き火などの火気には絶対に近づけないでください。

これに加え、フリースのデメリットには摩擦への弱さが挙げられます。
フリースを何度も着用して摩擦を繰り返すと毛玉ができやすく、見た目が劣化しやすいです。
使用頻度の高いフリース素材の衣服には、毛玉ができにくい加工が施されたものを選ぶとよいでしょう。

フリースのお手入れ方法

フリースのお手入れで最も気をつけるべきポイントは、摩擦です。
フリースは摩擦に弱く、何のケアもせずに洗濯してしまうとあっという間に毛玉ができてしまいます。
また、縮みなども起こりやすいので注意が必要です。
お気に入りのフリースの服を長く使うためにも、フリースのお手入れ方法のポイントを押さえておきましょう。

洗濯時の摩擦を抑えるためには、洗濯ネットの活用とドライコースを選ぶことが大切です。
ファスナーやボタンなどをすべて閉め、裏返して畳み洗濯ネットに入れます。
ドライコースを洗濯すれば通常の洗濯より摩擦を抑えて服をきれいにすることができます。
静電気が気になる場合は静電気を抑える機能がついているおしゃれ着用洗剤や柔軟剤を使うのもおすすめです。
洗い終わったら、ハンガーなどにかけて陰干しをします。
フリースは熱に弱いため乾燥機の使用は厳禁です。
正しいお手入れをマスターし、フリースの風合いを保ちましょう。

 

ポリエステルを使った冬服ならUP-Tにおまかせ!

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ここでは、冬の重ね着に便利なポリエステル素材を使ったおすすめのパーカー・スウェットをご紹介します。

10.0オンス ドライ裏フリースパーカー|00347-AFH |Printstar

ドライ裏フリースパーカー

ポリエステル85% 綿15%の混紡素材のドライ裏フリースパーカーは、冬場でも温かく着られるおすすめの一着。
裏の肌ざわりがよく温かいので、寒い日のカジュアルウェアにぴったりです。
また、主成分がポリエステルなので洗濯物が乾きにくい冬場でも素早く乾燥できます。
カラーバリエーションは全部で12色。
使いやすいモノトーンから推し活にも使えるカラフルなものまでラインナップされているので、欲しい色がきっと見つかるはず。

ドライ裏フリースジップパーカー|00348-AFZ |glimmer

ドライ裏フリースジップパーカー

ドライ素材のパーカー なら、こちらのジップタイプもおすすめです。
寒いときにぱっと羽織れるので寒い季節に重宝すること間違いなし!
厚手の裏起毛はドライ素材なので冬場も乾きやすく便利です。
カラーバリエーションはジップなしのタイプと同様の全12種類。
イベントごとにもおすすめです。

T/Cビッグシルエットクルーネックスウェット|562701 |UnitedAthle

ビッグシルエットクルーネックスウェット

ベーシックなものではなくトレンド感溢れるシルエットのオリジナルスウェットが欲しい方におすすめなのが、ビッグシルエットクルーネックスウェットです。
ここ数年のトレンドであるビッグシルエットは単に身幅が大きいだけでなく、バランスやアームホールのディテールなども計算しつくしたこだわりの逸品です。
素材はポリエステルと綿の混紡。
軽さや乾きやすさと暖かさを両立した冬にぴったりのアイテムです。
カラーバリエーションは日頃のファッションに組み込みやすいホワイト・ブラック・グレー・ネイビーの4色となっています。


冬に重宝するパーカー。
気温に合った着こなし方についての記事もぜひご覧ください!

パーカーに適した気温とは?気温別の着こなしを解説!


 

まとめ:冬のポリエステルは異素材との組み合わせで温かく!

この記事では、冬にポリエステルの服を着るメリットやデメリット、フリースの特徴、UP-Tのおすすめ冬アイテムなどについてお伝えしました。
ポリエステルは機能的な素材ですが、冬に安全・快適に着るためには天然素材との組み合わせがおすすめです。

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監修:丸井織物プリント品質管理部門 宮本智行
監修者情報:丸井織物株式会社プリント品質管理部門
オリジナルプリント業界初のISO9001取得企業
弊社、丸井織物株式会社は、オリジナルTシャツプリント会社としては初の品質管理マネジメント・ システムISO 9001、環境マネジメント・システム ISO 14001の取得企業です。
また、継続的な品質管理と人体・環境への配慮を重視したマネジメントシステムにてPDCAサイクルを回しています。技術として最高峰の TPM優秀賞も受賞。
一般社団法人オリジナルTシャツ協会にも加入しております。