最終更新日: 2025年02月13日
鹿の子素材とは?生地の由来や特徴を知ろう!
洋服を買おうと生地をチェックしたとき、「鹿の子」という言葉を目にしたことはありませんか。
「聞いたことはあるけどよく分からない...」という人もいるかもしれませんね。
そこで今回は鹿の子素材の特徴や名前の由来、主に鹿の子素材が使用されているアイテムなどを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
鹿の子素材とは?
鹿の子は「カノコ」と読み、生地の編み方の1つです。
鹿の子素材とは「鹿の子」と呼ばれる編み方で構成されたニット生地を指します。
洋服の生地で編み方といわれると聞き慣れないかもしれませんが、綿やポリエステルなどの素材の種類は聞いたことがあるという人が多いのではないでしょうか。
実は、生地は素材だけではなく編み方にも種類があるんです。
生地の編み方には、鹿の子だけでなく、以下のような種類があります。
- 鹿の子
- 天竺編み
- フライス編み
- スムース編み
- ハニカムメッシュ
- ポリエステルメッシュ
天竺編みはTシャツで最も一般的な編み方なので、服のタグなどで見たことがある人もいるかもしれませんね。
鹿の子という名前の由来
鹿の子編みは和名で、英語では「seed stitch(シード・ステッチ)」や「moss stitch(モス・ステッチ)」と呼ばれています。
では、なぜ鹿の子という和名がつけられたのでしょうか。
実は、名前の由来は鹿の子の編み方からきています。
鹿の子編みは、平編みにタックを応用した編み方で、編地に細かい隆起があります。
この細かい隆起のある編地の模様が、小鹿の背中にある白いまだら模様に似ていることから、「鹿の子(カノコ)」と呼ばれるようになったといわれているんです。
鹿の子素材の特徴
綿素材の生地は肌触りがよく、ポリエステルは着心地が軽いなど、素材によって生地の特徴は異なりますよね。
もちろん、編み方によっても特徴は異なります。
では鹿の子編みで構成された鹿の子素材にはどのような特徴があるのでしょうか。
編み方やメリット、デメリットなどを見ていきましょう。
鹿の子の編み方
鹿の子編みは平編みとタック編みを組み合わせた縫い方で縫われています。
平編みとは、縦糸と横糸を交互に浮き沈みさせながら織る方法です。
一方、タック編みは特定のループに糸を通さずに重ねて次の段を編むときに2~3本まとめて糸を通して織っており、タックした部分には穴が空いたようになります。
鹿の子編みは平編みとタック編みを組み合わせることで、鹿の子編みの特徴である生地表面の凹凸を生んでいるんですよ。
鹿の子素材のメリットとデメリット
鹿の子素材の最大のメリットは通気性の良さです。
生地表面に凹凸があることで肌に触れる面積が少なくなるため、空気の通り道ができてサラっとした着心地となっています。
また、鹿の子編みは装飾性のある編み方なので、無地の生地であってもニュアンスのある見た目になります
横方向への伸縮性がないため、型崩れしにくいのもメリットの1つなのではないでしょうか。
一方、横方向への伸縮性のなさはデメリットにもなります。
伸縮性がないため着脱がしにくい場合や、タイトな服だと動きにくいという場合もあるのはデメリットであるといえるでしょう。
鹿の子素材と似ている素材
鹿の子素材と似ている素材として、「ハニカムメッシュ」があります。
ハチの巣のような形状になっている素材であることから、ハチの巣という意味の「honeycomb」から「ハニカム」と名付けられました。
外側が凸状の立体構造のメッシュで、吸水速乾性があるため、夏用の寝具にも活用されていますよ。
また、鹿の子素材と同様に、洋服にも利用されています。
今回は鹿の子素材をピックアップしていますが、以下のコラムではさまざまな編み方の特徴を詳しくまとめています。
鹿の子以外の編み方の特徴もぜひチェックしてみてくださいね。
鹿の子素材を使用した主なアイテム
鹿の子素材は通気性の良さとサラっとした着心地から、夏用のアパレルアイテムに使用されることが多いです。
では、鹿の子素材は具体的にどのようなアイテムに使用されているのでしょうか。
ポロシャツ
鹿の子素材はポロシャツの定番といっても過言ではありません。
大半のポロシャツ商品は、鹿の子素材を使用しています。
ポロシャツとは、襟がついたニット製の半袖シャツのことを指します。
胸元の中央にボタンが数個ついているのが特徴です。
Tシャツのようなカジュアルさとシャツのようなフォーマルさを持ち合わせているため、スポーツシーンやビジネスシーンだけでなく、定番のファッションアイテムとして人気を集めています。
ポロシャツはポケットの有無やボタンのデザインなど、型によって印象が異なります。
以下のコラムではポロシャツについて詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
鹿の子ニット
鹿の子素材のニットは鹿の子ニットとも呼ばれており、上品な印象にしてくれます。
通気性の良さから、サマーニットに使われていることが多いです。
また、地肌が透けない目の詰まった細かい編み方の鹿の子素材のニットであれば、保温性が高くなるので、秋冬用のニットの素材としても活用されていますよ。
Tシャツ
Tシャツには、ほどよく伸縮性のある天竺編みの素材が使われていることが多いですが、天竺編みには生地が薄いというデメリットもあります。
鹿の子編みのTシャツには薄い雰囲気がなく、凸凹した生地感で厚みがあるため、快適ながら1枚でもさまになりますよ。
UP-Tで鹿の子素材のオリジナルアイテムを作ろう
鹿の子素材は通気性や着心地を活かして、さまざまなアイテムに活用されています。
市販アイテムでも鹿の子素材はありますが、せっかくならオリジナルアイテムの鹿の子素材を手に入れてみましょう。
オリジナルアイテムのメリット
オリジナルアイテムの最大のメリットは、自分好みにデザインできることです。
ネットや店頭でアイテムを探しているとき、「生地の色はいいけど、デザインがちょっと...」「デザインは好きだけど、サイズがないなあ」と感じた経験はありませんか。
市販のアイテムの場合、なかなか自分の好みにぴったり合うアイテムに巡り合えないケースもありますよね。
ですが、オリジナルアイテムであれば生地の素材や色、デザインまで自分で選べます。
オリジナルアイテムと聞くと、「高そう」「難しそう」というイメージがあるかもしれませんが、例えばオリジナルTシャツの場合の相場は2,000~3,000円となっており、意外と市販のアイテムの価格と大差はありません。
オリジナルアイテムの相場については、以下のコラムで詳しく紹介しています。
料金の内訳もまとめているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
オリジナルTシャツにも価格の相場あり!詳しく知ってお得に作ろう!
UP-Tをおすすめする理由
【UP-Tのおすすめ理由】
- 1枚から送料無料で作成できる
- 通常は3営業日以内の発送
- 世界基準の高いクオリティ
- デザインツールが無料で使える
- 作ったアイテムは販売できる
UP-Tは国内最大数の注文数と実績を誇る、創業80年以上の老舗プリント業者です。
デザイン作成からオーダーまでワンストップで行えるシステムを導入して、仲介業者を挟まないことで、高品質ながら低価格・短納期を可能としています。
また、web上で使える無料のデザインツールで簡単にデザインできるので、デザインのためのアプリをダウンロードする必要がありません。
1枚からでも低価格で簡単に作れるので、気軽に挑戦してみてくださいね。
さらに、デザインがうまくできた場合は、UP-Tで販売することもできます。
顧客対応や在庫管理、発送作業まで全てUP-Tが行うので、誰でも簡単に自分のネットショップを開設できますよ。
UP-Tでオリジナルアイテムを作る手順については、以下のコラムで詳しくまとめています。
「依頼する場合はどうやって進めていくんだろう?」と気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
UP-Tでおすすめの鹿の子素材アイテム
Tシャツやパーカー、スマホアイテムなどUP-Tではさまざまなジャンルのオリジナルアイテムを取りそろえています。
その中でもおすすめの鹿の子素材アイテムは、ポケット付きの「鹿の子ドライポロシャツ」です。
着たときのシルエットにこだわっており、オールシーズンで着回しも楽しめるベーシックなタイプとなっています。
鹿の子素材の通気性や着心地に加え、吸水性が高く、洗濯に強い快適素材「ボルテックス」を使用しているため、機能性の高い1着となっていますよ。
16色展開で全10サイズとなっているので、好みに合う1着が見つかるはずです。
フルカラープリントでアパレル品のような風合いとなっているので、ぜひオリジナルアイテムにチャレンジしてみてくださいね。
まとめ:鹿の子素材はポロシャツの定番生地で機能性も高い
今回は鹿の子素材の特徴や名前の由来、主に使用されているアイテムなどを紹介しました。
鹿の子素材はポロシャツの定番生地なのですが、ニットやTシャツなどさまざまなアイテムに活用されています。
生地は素材だけでなく編み方によっても特徴が異なるため、生地に対する理解を深めることで、よりファッションを楽しんでいきましょう。
鹿の子素材のアイテムはUP-Tでも取り扱っており、高品質・低価格で作成できます。
自分好みの鹿の子素材アイテムをぜひ楽しんでみてくださいね。
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