最終更新日: 2025年02月13日
ポロシャツは正装?ビジネスシーンでの着こなし方も解説!
ビジネスウェアとしても使えるシーンが増えてきたポロシャツですが、正装としてどこまで使えるのかは気になるところですよね。
この記事では、ポロシャツは正装として使えるのかという疑問にお答えします。
また、ビジネスウェアとして着るときに気を付けるべきポイントなどについても併せて解説します。
ポロシャツは正装?
結論からお伝えしますと、ポロシャツは正装ではありません。
そのため、大人が冠婚葬祭でポロシャツを着用するのはマナーに反する場合がほとんどです。
正装とは、「フォーマル」と呼ばれる最も格式が高い服装を指すドレスコードです。
男性のフォーマルウェアにはシーン別にさまざまな形式がありますが、シャツはすべていわゆるワイシャツと定められています。
ポロシャツはワイシャツとは異なる衣服であるため、ポロシャツを正装として扱うことはできません。
例外として子どもは結婚式や葬儀などで、正装としてポロシャツを着ても問題ありませんが、大人が冠婚葬祭でポロシャツを着用するのは、マナーに反します。
結婚披露パーティーなどで主催者側から「ポロシャツなどでも可」など特別な指定があった場合を除き、着用は避けましょう。
ビジネスウェアとしてのポロシャツの位置づけ
比較的かしこまった場面でも着られるポロシャツですが、正装として使うことはできません。
ポロシャツを活用できるのは、夏場のビジネスシーンです。
最近では、クールビズの普及の他、テレワークの増加なども影響してビジネスカジュアルを取り入れる企業が増えてきました。
数十年前の企業での服装は上下スーツが当たり前でしたが、今ではポロシャツなどを用いた軽装がすっかり定着していますよね。
ここでは、ビジネスウェアとしてのポロシャツの現在の位置づけについてみていきます。
クールビズとして環境省がポロシャツを推奨
ポロシャツがビジネスシーンに広く取り入れられるようになったきっかけは、2012年に始まった「スーパークールビズ」です。
スーパークールビズとは、節電や地球温暖化の防止を目的とした環境省主導の取り組みのことです。
クールビズの取り組み自体は2005年頃から実施されていましたが、2011年の東日本大震災で福島第一原子力発電所が大規模な事故を起こしたことによって予想された電力不足に対応するため、より強力な節電対策としてスーパークールビズが実施されました。
スーパークールビズの内容は、「冷房を28℃にする」「勤務シフトを朝方にする」「グリーンカーテンで窓からの熱を遮る」など、企業がすぐに取り組める具体的な省エネ対策でした。
その中に含まれていたのが、「さらなる軽装の奨励」です。
官民合同で運営されているスーパークールビズの公式サイトによると、「ノー上着」「ポロシャツやかりゆしウェアの活用」といった記載があります。
こうして、各企業もさらなる軽装をすすめていくために夏場のビジネスウェアとしてポロシャツの着用を認める動きがでてきたというわけです。
クールビズのポロシャツ、世間の反応は?
ビジネスカジュアルやスーパークールビズの一環として広く利用されるようになったポロシャツですが、ビジネスウェアとしてポロシャツを着用することに未だ抵抗のある方も少なからずいるのではないでしょうか。
環境省が認めているというお墨付きがあるとはいえ、だらしなく見られないか、取引先に悪印象を抱かれないかが気になるという方も珍しくありません。
ある調査によると、約75%の人はクールビズの服装としてポロシャツを認めてもよいと回答したそうです。
およそ4分の3の人が夏場のポロシャツ着用を肯定的に受け止めているということは、ポロシャツがビジネスウェアとして認識されてきたことの現れであるといえるでしょう。
とはいえ、大切な交渉の場や社外の人と接する場面などでは従来通りのスーツが適切であるとされるケースも多いので、時と場合に適した服装をその都度選んでいくことが大切です。
ビジネスシーンのポロシャツの選びかた
ビジネスシーンで着用するポロシャツを選ぶ際は、普段着としてのポロシャツを選ぶときとは違うポイントを押さえる必要があります。
ビジネスシーンで人を不快にさせないポロシャツの選び方のコツを覚えておきましょう。
ビジネスシーンにふさわしい色やデザインを選ぶ
普段着のポロシャツを選ぶ際はどんな色を選んでも問題ありませんが、ビジネスシーンで使うポロシャツを選ぶ場合はオフィスカジュアルとして浮かないカラーを選択することが大切です。
おすすめなのは白や黒、紺、グレーなどのベーシックカラーです。
着る人を選ばず、ビジネスにふさわしい落ち着いた印象を与えることができます。
軽やかな印象にしたい場合は、淡いブルーやピンク、イエローなどもおすすめです。
柄は無地か細い控えめなストライプで、装飾なども小さなワンポイントなどに留めたほうが無難です。
社会人としての最低限のマナーを押さえた、シンプルなスタイルを心がけましょう。
台襟付きのポロシャツを選ぶ
ビジネスウェアとしてポロシャツを選ぶ場合は、クリーンな印象を与えるためにも襟元が台襟で立体的になっているポロシャツを選びましょう。
台襟とは、シャツの襟の土台になっている部分を指します。
ポロシャツの中には、台襟がなく襟周りが平坦になっているものもありますが、襟元に立体感がないと首周りのフォーマル感が損なわれてしまいがちです。
立体感のある、オフィスカジュアルにふさわしいデザインのポロシャツを選ぶとよいでしょう。
ビズポロを選ぶ
ポロシャツで出社するのに抵抗がある人や、自分でビジネス用のポロシャツを選ぶ自信がないという方におすすめなのが、「ビズポロ」です。
ビズポロは、ポロシャツと同様の素材で作られたワイシャツに近いデザインの服です。
中にはネクタイを締められるタイプのものもあり、快適さや消臭・速乾機能を備えつつもワイシャツを着るのと同じ感覚で着用できます。
ビズポロには、プルオーバータイプと前開きタイプがあります。
プルオーバータイプはポロシャツと同様に開きが胸元までになっているタイプです。
前開きタイプはワイシャツと同じように前が全て開くようになっており、ワイシャツ派でも着用しやすいデザインとなっています。
職場の慣習や自分の好みに合わせてビズポロを取り入れてみてはいかがでしょうか。
自分に合ったサイズを選ぶ
ビジネス用のポロシャツを選ぶ場合は、大きめサイズよりはジャストサイズのものを選ぶとよいでしょう。
大きすぎるサイズ感のものはだらしない印象を与えてしまいやすくなります。
裾はヒップにかかるくらいで、袖は長すぎないものを選びます。
ポロシャツを購入する前に実際に試着し、腕を上げてみて裾がパンツから出ないか、つっぱる感じがないかなどを確認するのもポイントです。
ビジネスカジュアルでのポロシャツ着こなし術
実際にオフィスでポロシャツを着るとき、どのように着こなせばスマートか、好印象を与えられるかという点が気になる方も多いでしょう。
ここでは、ビジネスカジュアルでのポロシャツの基本的な着こなし術についてみていきましょう。
お客様と会うときはジャケットをはおる
社外の人と会う予定がある場合は、さっとはおれるテーラードジャケットなどを準備しておきましょう。
ポロシャツがビジネスシーンで使えるようになってきたとはいえ、あまりくだけた印象にするべきでないときはポロシャツの上からジャケットをはおってフォーマル感を上げた着こなしにするのが無難です。
ジャケットのカラーは黒や紺、茶色などを選ぶのがおすすめです。
基本的にはスラックスやチノパンを合わせる
オフィスカジュアルとはいえ、ポロシャツの下に合わせるものまでカジュアルすぎるものにしてしまうと、オフィススタイルとしては不適切な着こなしになってしまいます。
ポロシャツに合わせるボトムスは、スラックスかチノパンにしましょう。
チノパンよりはスラックスの方がフォーマル感が強くなります。
場面によって合わせるボトムスも選べるようにいくつか揃えておくとよいでしょう。
開けるボタンは第一ボタンのみ
ポロシャツのボタンは、全て留めると清潔感のある着こなしになります。
もしボタンを開けたい場合は、第一ボタンまでにするのがおすすめです。
第二ボタン以降を開けると襟回りが崩れてだらしない印象を与えてしまいます。
ポロシャツの裾、タックインする?しない?
ポロシャツの裾のタックインに関しては、企業によって対応が分かれます。
ある程度カジュアルなファッションが認められる企業では裾をインしなくても問題ありませんが、マナーとしてタックインが推奨される企業も多くあります。
裾のタックインについては周囲の様子を見て判断するのが無難です。
ポロシャツ以外のビジネスウェアの種類や着こなしが知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!
シャツの種類は社会人なら常識!基本の種類を柄や襟、デザイン別に紹介!
ビジネスシーンでも使えるオリジナルポロシャツを作るならUP-T!
クールビズの普及により、オフィス制服ポロシャツを取り入れる企業が増えてきています。
オフィス制服ポロシャツとは、企業イメージの統一や連帯感を高めるために制服として使われるポロシャツのことです。
多くの場合、胸や腕に会社のロゴなどが刺繍されます。
オフィス制服ポロシャツがあれば、ビジネス用のポロシャツを従業員が自分で選ぶ必要もなく気楽ですよね。
UP-Tでは、オフィス制服にもぴったりなオリジナルポロシャツが作れます!
UP-Tのオリジナルポロシャツの特徴は、なんといっても土台となるポロシャツの選択肢が豊富であることです。
ロゴ刺繍に対応しているタイプのものや夏場に嬉しいドライタイプのものなど、オフィス制服ポロシャツにぴったりのポロシャツが見つかるはずです。
オフィス制服ポロシャツの製作を考えている方は、ぜひUP-Tをご検討ください!
まとめ:ポロシャツは正装ではなく夏のビジネスウェアとして使おう
ポロシャツは清潔感のある着こなしをかなえてくれる便利アイテムですが、正装として冠婚葬祭などに使うことはできません。
それぞれのシーンに合ったファッションを準備することが大切です。
ポロシャツが活躍するのは、夏場のビジネスシーンです。
人を不快にさせないよう、マナーに沿った着こなしをマスターして快適なポロシャツライフを送りましょう。
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