最終更新日: 2025年02月13日
ポロシャツの由来は?名前とデザインの由来を徹底解説!
幅広いシーンで着用されるポロシャツ。
カジュアルすぎるスタイルになりがちなTシャツとは異なり、比較的フォーマルな場や相手へのリスペクトが必要なスポーツの試合でも着用できるポロシャツは、蒸し暑い時期の頼れるアイテムといえるでしょう。
夏に欠かせないファッションアイテムであるポロシャツですが、なぜ「ポロシャツ」という名前が付いているのか、由来をご存じですか?
今回は、ポロシャツの名前とデザインの由来について詳しく解説します。
ポロシャツの名前とデザインの由来
ポロシャツの名前とデザインの由来を深掘りするためには、テニスとポロという2つのスポーツ、そしてワニのマークでお馴染みのブランド「ラコステ」について触れる必要があります。
早速ポロシャツが誕生したとされる1930年代のスポーツウェア事情とその歴史について紐解き、名前とデザインの由来についてみていきましょう。
新しいテニスウェアを求めて
時代は1920年代後半から30年代。当時のテニスウェアは現在のような伸縮性のある半袖の服ではなく、ワイシャツのような硬い素材の長袖の服でした。
当時のテニスプレイヤーにとってもワイシャツのような服は動きにくく、もっとスポーツに適した動きやすいウェアはないだろうかと考える人も多かったようです。
ルネ・ラコステがテニスウェア作りに乗り出す
諸説ありますが、ポロシャツの誕生にはフランスのテニスプレイヤー、ルネ・ラコステが大きく関わっていると言われています。
ラコステは1920年代半ばのテニス界を彩ったスター選手の一人で、当時の強豪国であるアメリカを破った「フランス四銃士」と呼ばれるフランス代表チームの一員でした。
そんなラコステも、1929年に体調不良を理由に引退。現役の頃から風邪を引きやすく、健康状態に悩まされることが多かったというのです。
ラコステは「汗を吸わず動きにくい素材のウェアを着ていたせいで体調を崩していたのではないか?」と考え、新しいテニスウェア作りに乗り出しました。
「ポロ」のユニフォームからポロシャツの原型が生まれる
そこでラコステが目を付けたのが、「ポロ」というスポーツのユニフォームでした。
ポロとは、馬に乗ってマレットと呼ばれるスティックでボールを打ち合い、相手ゴールへ運ぶスポーツです。
イギリスでは上流階級の伝統的なスポーツとして今でも親しまれています。
馬に乗りながら激しいゲームを行う特性から、ポロでは伸縮性・吸水性に富んだ丸首のシャツが使われていました。
ウェアの動きにくさに悩んでいたテニスプレイヤーたちは、ポロのユニフォームの素材を採用。
丸首だった首元には紳士のスポーツであるテニスのウェアにふさわしくなるよう、襟を付けました。
これが、ポロシャツの原型であると言われています。
吸水性と伸縮性のある快適な着心地とフォーマル感を両立した新しいファッションアイテムであるラコステのシャツはたちまち大人気になり、多くのテニスプレイヤーが着用するようになりました。
その後、ルネ・ラコステは新しいテニスウェアをビジネスにして、ファッションブランドを創設。
ちなみに、ラコステのブランドマークである愛らしいワニはラコステの粘り強いプレイスタイルからつけられた「ワニ」というニックネームにちなんだものです。
ポロシャツがポロのユニフォームに
1930年代以降、多くのテニスプレイヤーがポロシャツを着用するようになりました。
しかし、この時点でポロシャツは「ポロシャツ」と呼ばれていたわけではなく、開発者名から「ラコステ・シャツ」と呼ばれることが多かったそうです。
ポロシャツが「ポロシャツ」と呼ばれるようになったのは、ラコステシャツがテニス界を席巻した少し後のこと。
当時決まったユニフォームがなかったポロ競技が、快適かつ紳士的なデザインのラコステシャツを公式ユニフォームとして採用したことが「ポロシャツ」という呼び名のきっかけになっています。
つまり、ラコステが新しいユニフォームを生み出すきっかけとなったポロのウェアが、襟を付けられてから逆輸入のような形でポロの公式ユニフォームとして採用されたというわけです。
現代においてもポロシャツはポロだけでなくテニスやゴルフのウェアとしても使われるため、海外では「テニスシャツ」「ゴルフシャツ」と呼ばれることもあります。
スポーツの競技名が名前についているファッションアイテムであるがゆえに、こうした呼び方のバリエーションが生まれやすいのかもしれませんね。
「ポロシャツ」命名ミズノ説
ポロシャツの誕生と名前の由来についてみてきましたが、これらには諸説あり、正確な情報や出典は今のところありません。
この記事では最も有名なルネ・ラコステを起源とする説についてお伝えしてきましたが、なんととある企業の公式ブログに驚きの情報が記載されていました。
「実は"ポロシャツ"もミズノがつけたネーミングなんですよ。」
この一文は、スポーツユニフォームでお馴染みの会社、ミズノの公式サイト内「ミズノマガジン」2015年の記事に記載されたものです。
ミズノといえば、1906年創業の老舗スポーツ用品メーカー。創業当初は洋品雑貨や野球ボールを取り扱っていたそうです。そして、大正時代にワイシャツを「勝ったシャツ」から転じて「カッターシャツ」と名付け、関西地方を中心に広めた実績もあります。
ミズノが日本で「ポロのユニフォームだからポロシャツと名付けて売り出そう!」としたのか、はたまた全く別の方法でポロシャツのネーミングに関わったのか、詳しい情報はありませんでした。
しかし、今から120年以上も前からスポーツにまつわる道具を手掛けてきたミズノであれば、ポロシャツのネーミングに関わっていたとしても不自然ではありません。真相が気になるところです。
ラルフローレンとポロシャツの関係
ポロシャツの名前は「ポロ」という競技が由来になっていると聞いて、ポロシャツで有名な老舗ブランドであるラルフローレンを連想した方も多いでしょう。
ラルフローレンというブランドの中には「ポロ」というラインがあり、ロゴマークがポロのプレイヤーとなっています。
結論からお伝えしますと、ラルフローレンはポロシャツの成り立ちには関わっていません。
ブランドの設立が1967年と、ポロシャツが生まれるよりもずっと後の年代であるからです。
最初はポロシャツメーカーではなく、ネクタイを専門とするブランドでした。
ラルフローレンがポロプレイヤーのロゴマークを採用したのが1971年、ポロシャツを発売したのが1972年となっています。
ポロシャツの成り立ちにこそ関わりはないものの、紳士のスポーツであるポロとネクタイというアイテムの親和性の高さやポロ競技への高いリスペクトが感じられますね。
ポロシャツの由来を知ったらTシャツの由来や起源も気になってしまった方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください!
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まとめ:ポロシャツの由来はテニスウェアだった!
諸説ありますが、ポロシャツの成り立ちは下記の流れだったのではないかと言われています。
- 1920年代後半、フランスのテニスプレイヤー、ルネ・ラコステがポロのユニフォームの素材をテニスウェアに採用しポロシャツの原型「ラコステシャツ」が生まれる
- 機能性・デザイン性に優れたラコステシャツをポロが公式ユニフォームに採用
- ポロのユニフォームを「ポロシャツ」と呼ぶようになる
元々はテニスプレイヤーがより健康的で快適なユニフォームを求めたことから生まれた衣服がポロシャツの原型となった、という説が有力です。
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