最終更新日: 2025年02月05日
【何が違うの?】インクジェットプリンターとレーザープリンター
コンパクトで使いやすく、年賀状や仕事の資料に学生のレポートなどに大活躍するプリンターを持っている人も多いと思います。
メーカーや種類も多く、どれを選べば良いのか迷うことも多いのではないでしょうか。
本記事では、2種類のプリンターについて解説します。
インクジェットプリンターとレーザープリンター
どちらも正確に美しくプリントできますが、得意とする素材が違います。
家庭用・事務所やオフィスで使っているプリンター、同じように見えて実はインクの種類や印刷の仕上りが違います。
インクジェットプリンターとレーザープリンターは、印刷したいものによって使いわけするといいでしょう。
ここでは、それぞれにどのようなものに印刷するのが適しているかを考えていきます。
カラー印刷ならインクジェットプリンター
オリジナルTシャツのプリントでもお馴染みのインクジェットプリンターは、写真やカラー印刷に向いています。
細かく噴射されたインクを、素材に吹きかけて印刷する方法です。
カラフルな色をそのまま表現したい時に向いて、細部まで完璧に再現できます。
家庭用のプリンターの多くはこのタイプで、年賀状やポストカードなどを自宅で作れます。
専用のアイロンプリントシートを使うと、自宅でオリジナルプリントアイテムが作成可能ですね。
作品作りをしたいのであれば、インクジェットプリンターがいいでしょう。
印刷スピードが速い!レーザープリンター
会社や事務所で使われることが多いのがレーザープリンターです。
自宅でもレポートなどをまとめるために、インクジェットプリンターではなくレーザープリンターを購入した人もいるかもしれませんね。
インクジェットプリンターとの違いは、インクではなく「トナー」という粉末を熱で定着させるため印刷スピードが速いのです。
最近では、リモートワークや在宅勤務が増えたため、コンパクトなものが人気です。
文章作成にプリンターを使うのであれば、インクジェットプリンターよりも優れているのは間違いないでしょう。
インクジェットプリンターとレーザープリンターを比較
インクやスピードが違うことが理解できても、印刷の品質はどうなのか気になりますよね。
また、自宅で使うために購入を検討しているのであればランニングコストやメンテナンスについても抑えておかなかければいけません。
ここでは、インクジェットプリンターとレーザープリンターを比較しながら、それぞれの特徴やメリットデメリットを解説していきます。
インクジェットプリンター |
レーザープリンター |
|
価格相場 |
15,000円~50,000円 |
20,000円~90,000円 |
印刷方式 |
液体インクを吹きつけ |
粉末トナーで焼き付け |
速度 |
普通 |
速い |
品質 |
カラー印刷向け |
高品質 |
メンテナンス |
インク交換にコストがかかる |
トナー交換頻度は低め |
インクジェットプリンターのメリット
オリジナルTシャツプリントでも馴染みがあるインクジェットプリンターは、繊細な印刷が得意です。
カラー印刷では、そのポテンシャルの高さを感じることができ、写真もイラストも鮮明に印刷します。
液体インクによって再現されるため細部まで美しく、高画質であるほどに有効性が高くなります。
年賀状やイラスト印刷はもちろんですが、アイロンプリントシートに印刷すれば、Tシャツやトートバッグ・エプロンなどが自作可能です。
カラーインクによる色彩表現が得意ですから、趣味と実益を兼ねてプリンターを使いたい人におすすめです。
高品質プリントを自宅でやりたいならば、インクジェットプリンターが使いやすいと言えるでしょう。
インクジェットプリンターのデメリット
インクジェットプリントによるアイテムを業者で作成すると、高品質なアイテムがリーズナブルな価格で手に入れられます。
そのため、「インクジェットプリンターはコスパは良い」イメージもあるかと思います。
業者の場合、専用機械を使って1日に何百枚とプリントするため、コストダウンは可能です。
しかしながら、自宅で利用するインクジェットプリンターの場合、インクのカートリッジ交換が必要です。
頻繁に利用すると、インクの消耗が早くなりランニングコストが高くなります。
特にカラープリントを利用する人は、インク交換を頻繁に行う必要があるので注意しましょう。
年賀状印刷くらいしかプリンターを使用しない人も注意が必要です。
インクジェットプリンターにインクは液体のため、長期間使用せずに放置してしまうと、インクが乾燥してプリントできなくなります。
ノズル詰まりを起こすとクリーニング機能で解消できますが、クリーニングにもインクを使うため消費コストが高くなります。
頻繁に印刷する人には便利ですが、そうでない場合にはインクが乾かないように定期的なプリントが必要です。
レーザープリンターのメリット
レーザープリンターは、どんなに大量であっても高速スピードで印刷できるのが魅力です。
最近ではビジネスシーンでも、ペーパーレス化が進み、大量に印刷することは少なくはなりました。
それでも、短時間で印刷する必要がある場合には、インクジェットプリンターよりもレーザープリンターが便利です。
同じものを大量に印刷する、多くのページを印刷する必要がある場合にも有効になります。
文字印刷の品質が高く、論文やレポートなど読みやすさが求められる文書の印刷に向いています。
レーザープリンターのデメリット
インクジェットプリンターと比較すると、長期的な印刷コストは低いですが初期コストが高額でになります。
高速で高品質な印刷を考えると、趣味で使うというよりもビジネス向けであるといえるでしょう。
レーザープリンターは文字印刷に優れていますが、カラー印刷についてはインクジェットプリンターが上です。
カラー印刷を中心に使う場合には、レーザープリンターよりもインクジェットプリンターが便利になります。
インクジェットプリンターとレーザープリンターで使える用紙
レーザープリンターとインクジェットでは、使える用紙が違います。
適したものを使わないと、プリンターが詰まってしまいますから注意しましょう。
インクジェットプリンター |
レーザープリンター |
普通紙 上質紙 再生紙 インクジェットプリンター用の紙 |
普通紙 上質紙 再生紙 レーザープリンター用紙(非加工紙類) マット紙 |
インクジェットプリンター
解像度の高い印刷物に適してたプリンターのため、発色に優れた紙を使います。
一般的には、美しい発色や再現性が特徴の光沢紙を使いますが、年賀状やポストカードなどインクジェット用の紙も使用可能です。
説明書や表書きに「インクジェットプリンター使用可能」とあれば、プリントできます。
自作でアイロンプリントする場合には、インクジェットプリンター専用のアイロンプリント用紙を使ってください。
レーザープリンター
コンビニで利用でき「コピー機」はレーザープリンターになります。
一般的に使用されているのはコピー紙と呼ばれる「普通紙」です。
最近では、環境に配慮した再生紙が使われることが多くなり、やや黄味のある紙になっています。
年賀状を印刷する場合は、普通紙のはがきを使ってください。
インクジェット用を使うと、滲んだり文字などがズレてしまい仕上りが美しくありません。
インクジェットプリントについて詳しく知りたいなら、こちらの記事からどうぞ!
オリジナルTシャツやグッズ作るのに向いているのはどっち?
自宅でオリジナルTシャツやトートバッグを作る場合、イラストや写真をアイロンプリント用紙に印刷する必要があります。
パソコンだけでなく、スマホからプリンターにデータを送信すれば、簡単にプリントができるため購入する人も増えています。
数枚程度を趣味で作るのであれば家庭用のプリンターで十分機能しますが、販売目的で使う場合には、専用もプリンターが必要です。
イベントやハンドメイドサイトへの出品数を増やしたい、納品スピード上げるために内製化するとなるとプリンターの導入を検討していく必要があるでしょう。
家庭用のコンパクトなプリンターであれば、比較的手ごろな価格で手に入れられますが、商売と導入する場合は、「枚数を多くプリントできる」「スピード感がある」ことが前提です。
販売アイテムで人気があるのは、美しいプリントデザインですから、インクジェットプリンターを選択することになるでしょう。ただし、1枚について5~10分程度の時間が必要になりますし、手作業でのプリントですからコストを考えると良いとは言えません。
小ロットであっても、オリジナルグッズを作って在庫を持ち、発送までを行うのは時間も手間もかかります。
すべて完璧にできる確証はありませんから、販売目的でプリンター購入を検討しているのであればプリント業者の利用がおすすめです。
下記の記事で、レーザー転写プリントについて詳しく解説しています。
インクジェットプリントと比較するとわかりやすいですよ!
DTF (フルカラー転写) プリントで 高品質フルカラープリント!
UP-Tなら高品質なオリジナルアイテムが作成できます
趣味程度で、月に1~2枚程度オリジナルTシャツやトートバッグなどを作るのであれば、家庭用のプリンターで十分機能します。
しかしながら、コミケやイベントに出品したい・枚数が多いような場合には、ランニングコストがかかるだけでなく不要な在庫を抱えることになります。
無駄な出費を抑えて効率よくオリジナルアイテムを作成し、販売するのであればUP-Tがおすすめです。
デジタルデーターがそのままプリント!インクジェットプリント
インクジェットプリンターを使って自作する場合、必要なデータを「アイロンプリント用紙」に印刷し、アイロンを使って圧着プリントします。
1枚や2枚程度であれば、休日に楽しみながら作成できますが、枚数分のアイロンプリント用紙用意して印刷し、アイロンで圧着するのは大変です。
UP-Tのインクジェットプリントは、有名アパレルの受注をがあることからも、最高品質で美しいのが特徴です。
どんなにカラフルなデザインでも、価格が変動することなく1枚から送料無料で作成します。
DTFプリントで熱転写もお任せください!
レーザー転写・熱転写と呼ばれるプリント方法で、転写紙にプリントたデザインを熱転写で仕上げていきます。
インクジェットプリントは、アイテムに直接インクを吹きつけて印刷するため、黒やネイビーなどの濃色にカラープリントが難しくなります。
転写紙に一度プリントすることによって、素材や色に関係なく、細部までこだわったプリントが可能になりました。
転写シートに印刷したものをプリントするので、表面に艶がありひび割れや色褪せもしにくくなっています。
摩擦にも強いので、洗濯機でガンガン洗ってもプリントが剥げてしまうこともありません。
インクジェットプリントと比較すると、コストが高いのがデメリットでしたがUP-Tでは小ロットからローコストで印刷が可能になりました。
UP-Tなら自分でデザインしたものを作って売れる!
UP-Tはオリジナルアイテムが作れるだけでなく、自分がデザインしたアイテムを販売することもできます。
会員になることで「UP-Tマーケット」に出店が可能になるだけでなく、アイテム作成から発送までをUP-Tが代行してくれるのです。
自宅で作って大量の在庫を抱える必要がないので、デザインに集中することができます。
大手サイトの「BASE」との連携も可能なので、販売ルートを拡大しクリエーターとして活動することも夢ではないんです。
もちろん、会員の作成したアイテムを購入することもできますので、いろいろな楽しみ方を自由に選ぶこともできます。
まとめ:インクジェットプリンター・レーザープリンター
それぞれに得意・不得意はありますから、使用目的をはっきりさせて選ぶのがポイントです。
また、コスト面はもちろんですがランニングコストも考えた上で、どちらにするのかを決めるといいでしょう。
年賀状や暑中見舞いなど、自分の身近なことでプリンターを使うのであれば、コスト面に優れたインクジェットプリンターがおすすめです。
趣味が高じて、本格的にオリジナルTシャツなどのアイテム作りを始めたい、販売目的で作成したいのあれば、UP-Tに相談しましょう。
インクジェットプリント、レーザー転写プリントに対応していますので、用途に合わせてプリントを提案します。
販売マーケットもありますから、気軽に会員登録してみましょう。